KOUMI100に学ぶ。

ということで信越五岳のことではなく10月8日に行われたKOUMI100の事を話そうかと思います。
知られているのか知られてないのかKOUMI100のことを軽く説明いたしますと、32kのコースを5周走るという100mileレースです。かなり軽い説明笑

小海町の松原湖高原スケートセンターがスタート。そして周回のエイドとなり最後にゴールとなる場所。コースは林道、アスファルト、そして登山道が混ざり合ったよく出来たコースです。

ボクは昨年Boomerungの仲間の五味くんが走りペーサーをやらせてもらったことでこのレースに出たいなと思いました。

前日受付なのですがお店を離れるタイミングが掴めず慌てて会場に向かうことに。すでに前夜祭とブリーフィングが行われている中、仲間のポルシェと昨年年代別1位のマンジューと合流。

ポルシェだったりマンジューだったりよく分からないですよね笑

翌日は朝5時スタートなのでとにかく出来る準備はすべて済ますようにしました。ただ、小海に向かう前にボトルが無いだのレインジャケットが無いだのとてもレース前とは思えないバタバタ加減でした、、、

宿泊は車、車中泊です。よくよく考えてみると車中泊からのレースは初めてでした。今まで恵まれていたなー。

その車中泊、ほぼ眠れませんでした笑

自分のミスはここから、いや、その前から始まっていたのかも。

朝3時過ぎに再び準備をし始めて予め買っておいたコンビニおにぎりを2つほど食べました。

俺は寝た。俺は寝た。いや寝すぎたと脳に指令を出します。

そしてスタート前、寝ているだろう妻にメールをしその時を待ちます。

10月8日、朝5時KOUMI100スタート。

1周目は周りの様子を見ながら進むようにします。いろんな人と言葉を交わし進む。調子は良くもなく悪くもなくな感じ。前日の夜も雨が降ったが足下もそんなに悪くない。気温もいい感じ。

コース中間のエイドは2箇所、そこは往復するので4箇所分のエイドとなります。

長い林道を抜け8k地点の本沢温泉エイドに到着。水分もほとんど減ってないのでスルーします。この後アスファルト、往路はあからさまな下りで復路はもちろんあからさまな上り。ある意味このアスファルトが1番キツかったかもしれません。次の稲子湯エイドまで5k。あっ、でも最後の方はちょっと上りだ。

稲子湯エイドで水分を足し皆が不安視する登山道へ。「にゅう」という珍しい名前の山に向かう登山道。ピークは踏みませんが2100mぐらいまで上がります。

にゅうは登りも下りも全体的にテクニカル。個人的には嫌いではないですが、この1周目の下りでコケて岩に着いた指を切り早速の流血です笑

血がドバドバ出ましたが傷はあんつーことなかったです笑

にゅうから脱出しロード区間に入ったところで首が急に痛くなり若干気持ち悪さも感じたり。理由はわからないけど凄い張りを感じました。

更に、、、

お腹が緩くなり復路の稲子湯エイドのトイレ、その後の本沢温泉エイドのトイレに寄り始めます。

完全な〇〇下痢です。

あっ、〇〇がずれちゃった。

本沢温泉エイド後は少し進むと別ルートになり下り基調の林道となります。ここはなんとか走り切る。ロード区間に出て2kほど走るとスケート場へ戻れるわけですがまったく走れなくなってしまいました。力が入らない。ジェルもいつも通りに摂っている。ダラダラ進みスケート場へ。

1周目は4時間30分ほどでした。自分としては急いだ感じはまったくなくて走るところを走った感じです。

スケート場でもとにかくトイレ。だいぶ不安になってきました。ジェルを補充し2周目に突入。

ここまでおもしろい出来事は一切ありません。

2周目のロード区間からほぼ走れない、、、どうしたものか、、、

ロード後の林道もヤバイくらい走れない。あとお腹がヤバイ。ジェルは摂っているけどエネルギーになってるいない感じがする。また本沢温泉エイドのトイレに寄りトイレの中で苦しむ。

次の稲子湯エイドでもトイレ。しかもリターントイレも披露してます。稲子湯のトイレは洋式があって嬉しかった。

最早トイレットブログ。

そして2度目のにゅうへ

このにゅうの登りでジェルがあと2つということに気づく。予想以上に時間がかかりすぎてしまった結果だ。

これと同時に気づいたことが。

この体の脱力感は脱水。そして〇〇下痢のため、あっ、〇〇がずれちゃった、ジェルが吸収されず全部流れてしまってるのではないか、、?

決定的なのはにゅうの下り。

目まいがして進めない、、、焦点が合わなくなってきてる。

フラフラで後ろから来る選手を先に行かせる。マズイというか参ったという感じでフラフラ少しずつ進む。苦しすぎてぶっ倒れそう。にゅうを下り切る前に夜合流する松井さんに電話をした。

もう苦しすぎて厳しい。

やめたい。

すると松井さんは「1周目が速かったから時間はたっぷりあるから少しずつ進んで」と。

レース中に電話なんかしたことないからかなり驚いたと思います。

頭が働かないけどとにかく進まないとどうにもならない。

にゅうを下り切りロード区間を経て稲子湯エイドへ。

もちろんトイレへ笑

もう笑うしかない。笑うしか。

ジェルはあと1つしかなかったので最後の林道を飛ばせるように取っておこうと決めこの稲子湯エイドでお味噌汁を戴きました。

美味い。エイドの物を食べたのっていつぶりだろうかなんてことも思いながら2杯戴きました。

中間のロードをなんとか進み本沢温泉エイドへ。

そうトイレです。もう書かなくてもいいかもしれません。〇〇肛門も、あっ、〇〇がずれちゃった、悲鳴を上げてます。

ここのエイドでも温かいお汁粉を食べ+ジェルをぶち込みます。

この下りの林道を走り切らないと確実にゴールはない。

無心で走りロード区間へ。そして2周目が終了。

スケート場にはMUJIN仲間のマイザックがいてくれた。状況を話す。そしてマイザックがお粥を作ってくれた。

ここまでおもしろい出来事は一切ありません。

マイザックと握手を交わし3周目へ。

なんとかしなきゃの一心で進むとチップの付いたゼッケンを忘れてしまったことに気づく、、

マイザックに電話をしダッシュで持ってきてくれた。

すまんです、、

するとマイザックが「こんな時こそ気持ちを楽に」と言ってくれた。

ありがとう。精神が落ち着いた。

進むしかないからね。やるしかないからね。

ロードから林道に突入。辺りは暗くなりしばらくしてライトを点灯。相変わらず体のキレは悪い。ウ〇ン〇チのキレは更に悪、、あっ〇の位置間違えちゃった。

そう言えば途中で横山峰弘さんが抜いていった。凄い集中力とオーラだった。あんな感じで山やレースに向き合いたいと瞬間的に思った。深いカッコ良さが滲んでいた。こんなことを考えながらオレは何をやってるんだと悔やんだ。情けなさが溢れた。この3周目にして失敗レースの原因を探し始めた。

トイレエイドを2つ越え、最早エイドの名前もトイレエイドに変わってしまったね。

にゅうを登り、そして下る。

また目まいが、、進めない、、、

気温も下がってきたのでレインの上下を着てライトを消しトレイルの脇にうずくまった。

目を瞑るとグルグルする、グルグルしながらまた反省をする。

まだ間に合うと思っても体が動かない。

10分ほど経ちまた進み始める。止まってると冷えて危険だと思ったからだ。

けど、また広い場所を見つけてはうずくまる。

ジェルは摂ってるけどもう時間がよくわからない。ハチャメチャな補給になってしまっている。

なんとかにゅうを下りロード区間へ。

このロードをフラフラ進んでいるとサポートの松井さんとペーサーの五味くんが車で見にきてくれた。

2人を見て力が更に抜け膝をつく。

暗闇だから2人の表情はわからないけど凄く心配をしてるのだろうと思った。

2人に謝る。

「大丈夫だからゆっくり稲子湯まで進んでそれでどうするか考えよう」

松井さんが言う。

フラフラ稲子湯に向かう。

自分自身これで終わっていいのかと思った。間に合わないかもしれないけど時間はまだあるのに終わりにしていいのかと自分に聞く。

時間がかかるかもしれないけどとにかくスケート場まで行くよ。

ペーサーをしてくれる五味くんには用意をして待っててと伝える。

相変わらずのトイレだらけの大運動会ですが軽い開き直りで進んで行く。

スケート場には夜中の1時前に着いた。

そこにはSUNDAY石川さん、まゆ姉さん、Boomerungヒロキにクボヒデが待っていてくれました。

なんか申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。

4週目には関門がありスタートから28時間。朝の9時がその時間です。1時にスタートすれば8時間あるからなんとかなるかもとペーサー五味くんと4週目に突入しました。

しかし最初の林道でなかなか進めない。途中何度も休む。

そしてにゅうの登りでは朝日を浴びた。

何度も何度も休んだ。五味くんも忙しい日々を送っている為2人で山に入るなんていつぶりだろうか。溜まりに溜まった話をした。

座って話して五味くんを見ると寝てたりした笑

ようやくにゅうを下り切り、そこに松井親子がいて手を振っている。

朝8時過ぎ。

リミットまではまだあるから進む。

歩き通した稲子湯エイドで9時となりボクのKOUMI100は終わりました。

悔しい気持ちはもちろんありますが、とにかく周りの皆に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

レースが途中で終わってしまったのは実に6年ぶりのことでした。その時の気持ちとはどこか違う感じがします。

今の自分はトレイルランニングを楽しんでいるのか?あの走り始めた時の気持ちを憶えているか?

物理的なミスやもちろん実力もあるけど、それよりもそこを走る気持ちはどうだったのかと問いたいです。

今年のレースはこれで終了。

来年のことはまったく未定です。

でも、もっと純粋な気持ちでトレイルランニングを楽しみたい。何が正解で何が不正解なのかわからないけど確実に原因は自分だけにしかありません。

しばらくはトレイルをゆっくり走って行きたいと思います。

ちなみに4周してもおもしろい出来事は一切ありませんでした笑


真夏の出来事。

ONTAKEぶりの投稿になってしまいました。皆様お元気でしょうか?

ボクは元気だったり元気ではなかったりしました。そんなことをお話したいと思います。

100mile レースであればどのレースも熱の入れ方は変わりませんが初めて走るレースはちょっとワクワク感が止まりません。ちょうどロマンティックが止まらないのと同じくらいのレベルでしょうか。

信越五岳トレイルレース。

華やかさがある国内でも有数のビッグレースです。過去のブログでもアップしましたがボクはペーサーで2度ほど走ってます。その時は漠然と自分はこのレースはメインランナーとして走ることはないかなと感じてました。それは110kという距離なのか、拘束される時間が長いということなのか理由はハッキリ分かりませんでした。

そこで今年、自分の背中を押すように100mile のカテゴリーが登場。

家族の理解とSUNDAY石川さんの後押し、そして松井さんのサポートにより走らせてもらうことが決まりました。

ONTAKEまで3本の100mile 、約3週ずつのスパンから信越五岳はONTAKEから丸っと2ヶ月空いたのでコンディションもベストで行けると思ってました。

ONTAKE終了後、本格的な暑い夏が訪れいつものようにレースから1日置き体を動かし始めました。100mile 後のダメージの感じはいつもの感じと変わらずゆっくり体を動かしながら日々を送ってました。

自分のプラン的にはONTAKEから1ヶ月は体を動かし続けるだけ。その日の調子に合わせて無理はしないように。とにかく疲労を抜いてくことを目標に、そしてお盆あたりでグイッと強めの走りをして9月初旬までは数回グイッとを続けていこうと思ってました。

8月7日に吉住さんことズーミンが山梨に来るということで急遽一緒に走ることに。この時になんとなく体のダルさを感じていましたがONTAKEの疲れだなぁなんて思いながら走っていました。

8月9日はお店の定休日。息子も夏休みなので海へ行きました。この海の帰りの運転から体が明らかにおかしいのを感じます。そして次の日、朝起きると喉が強烈にに痛い、、、軽く頭も痛い、、

マズイ……

仕事に向かいながら得意の龍角散とミンティアブラックの喉痛セットを購入。このセットで楽になっていけば大したことないという今までの実績があります。

効かない。まったく効かない。マズイよこの感じ、、

そのまま仕事も木曜日から土曜日までなんとか続けたのですが、、

日曜日、お店に着いた瞬間から立っているのがキツくツンドラ気候かと思うよな寒気に襲われます。

外は灼熱。ボクはANSWER4のロングパンツにフーディという出で立ち。頑張って接客してましたが限界が来てしまい松井さんにSOSを出しました。

お盆の為病院がお休み。火曜日なら大きめの病院がやってるらしいという情報を得ましたが地獄だったのはその前日の月曜日。

左耳が死ぬほど痛い、、、寝ることもできない、、、どうなってしまったのか、、とにかく痛すぎる、、

火曜日の朝、ダッシュで病院に向かいました。

体と耳なので内科と耳鼻科へ。大きい病院は便利ーーー

最初内科で待ちます。患者さんも少なめなので 早めに診てもらえるなと期待をします。

が、結構呼ばれない。

どのくらい待ったのだろうか、、

すると、

小山田さーん

呼んでる、キタ!

はいっ!良かった、、

すると看護師さんが、、

小山田さん耳鼻科も受けられますよね?先に耳鼻科に行って下さい。

えーーーーー、けつこう待ちましたけどーーーーー

もうかなり体も弱っているので無駄な抵抗がより無駄になりそうなので耳鼻科に移ります。

待った。ここでまあまあ待ったよ。

小山田さーん

これは来たね、やったー、耳が楽になるー。

診察室に入ると博士のような女医さんが、その向こうとボクの背後には看護師さんがいます。

先生に状況を説明すると、、

「では耳の中をカメラで見てみますね」

細いエイリアンの足のようなカメラを痛くない方の右耳に突っ込まれます。

すると先生がちょい厳しめに

「んーー、耳の中が綺麗過ぎますね」

えっ?どゆこと?耳が綺麗で怒られ気味?えっ?

どうやら掘り過ぎは良くないとのこと。

はい。すみません。

カメラを痛い方の左耳に突っ込みます。

「あーー中耳炎ですね」

モニターが見えますが素人目から見ても分かるぐらい炎症してました。

でも、診てもらってよかった。

と思った瞬間。

「鼻の中も見ましょうね」

鼻!?

鼻かぁ。。ボクは鼻に関しては人生を賭けた目標があります。それは、、

『鼻毛を出さないこと。』

これは他の人様が鼻毛を出していてもそれはボクにとっては関係ないのですがボク自身は鼻毛は絶対出したくないという目標があります。

もしこの先、ボクに会った時に鼻毛が出ていたら人生のいろんなことを諦めたと思って下さい。その時はとことん伸ばしたいと思います。

鼻の中を見られるのも肛門の次の次ぐらいに恥ずかしいですがカメラの挿入を静かに待ちます。

カメラの頭が入った瞬間に先生の表情が曇った。

「んーーー」

な、なによ!?

「んーーー、これはー、、」

怖っ!あんだよ?ウワっ?ウワっ?

「んーー、これ、鼻毛が短過ぎますね」

……

えぇ、、?鼻毛が、、、?

短い?

ちょ、ちょっと待って、、

鼻毛が、、、?

短い、、?

だって、、?

鼻毛が短いことで注意されてる?いや、叱られてる?

「鼻毛伸ばして下さい、これでは埃が入ってしまいます」

えぇ、、?鼻毛を、、、?

伸ばして下さい?

お願いされてる?

ちょ、ちょっと待って、、

鼻毛を、、、?

伸ばして、、?

下さい、、?

だって?

言ってる意味がわからない。今までの自分を否定されてるようだ。今回の病気は鼻毛の寸足らずが理由だと言わんばかりの態度だ。

もちろんボクは返事はしなかった。

約束はできない。これを認めたらすべてが終わってしまう。

熱もまだかなり高い中もんもんしながら内科に移動。

診察の結果は肺炎。

苦しいわけだ。

肺炎から併発した中耳炎。ここに来て痛すぎる衰弱っぷり。

信越五岳が遠のいていく。

というより走ることすら想像出来ないくらいの体調です。

薬局でも結構待ち、耳も体も限界点。処方箋を受け取り車に乗った瞬間に耳に入れる液体の薬を注入。そのまましばらく同じ体勢で待つ。人間動きがないと頭がやたら働く。

情けない気持ちでいっぱい。

でも、耳が楽になって来た。

仕事場にも家族にも迷惑かけてるので今はとにかく早く治すことだけを考えよう。走りはそれからだ。

これが8月15日。このまま18日まで寝込み19日に職場復帰。久々に外に出た最初の仕事はこれ。


HOUDINIタブロイドの撮影。

病み上がりには見えない笑顔を作ります。笑

地に足がついてない感じでしたが久々に外の空気を吸えたり人と話ができて楽しかった。

そしてミチガマにも復帰。体はまだまだイマイチでしたがミチガマに戻れたことが本当に嬉しかった。

翌日20日。走り出した。

しかーーし!全然走れないコレ。散歩以下です、、、

それでもこの日から少しずつ走り始めた。走らなきゃ話にならない。信越はまだ諦めてない。

ただの風邪からの復帰と違い本当に体が戻らない。むしろこのまま戻らないんじゃないかと思うくらい。

継続ということが唯一のバックボーンなのにポキンと折れてしまうと何もできない、、、

苦しさとの戦いの数週間でした。

松井さんをサポートに110kに出るSUNDAY石川さんともトレーニングをした。石川さんは淡々と登るのにボクはいっぱいいっぱいで余裕なし。けど信越前に2度ほど3人でやれたトレーニングは本当に効いたと思います。


追う石川。逃げる小山田。

写真で見るよりも本当に余裕がなかった笑

そしてその日はやってきた。

台風によるコース短縮。

残念だったけど悲観的な部分は1mmもない。むしろ今の自分なら100kが限界かもしれないとも思った。

いずれにせよ全力で走ろうという気持ちだけ。それしかない。

9月16日。PM7:15

信越五岳トレイルレースのスタートラインに立てた。

嬉しかった。

あとは自分との勝負。

PM7:30。

102k先を目指し走り始めた。
つづく。


ONTAKE100物語。

もう無理だ。くそっ、、くそっ、、どうにもならねぇ、、

………

皆様お元気でしょうか?
梅雨らしくない梅雨も明けすっかり夏日和となりましたね。

夏の始まりと言えば、、そう。

ONTAKE100。

一昨年に100k、昨年は100mile と連続で参加させて頂いてるレースです。

と、実は2011年に初めて100kを走ったのがこの大会で当時はまだエントリーもすぐ埋まらず数ヶ月考える時間があった感じでした。たしかこの2011年のレースから100mile 部門ができてたぶんその時は十数人の枠だったと思います。

ボクも初めての100kでどうにもならないくらいフラフラでしたが同じ時間帯に走ってた100mile の選手はボク以上にフラフラで言葉も掛けることすらできない状況でした。

100mileなんて想像がつかない。絶対に無理だ、、、

……

あれから年月が経ち昨年100mileを走った。完全に打ちのめされた。辛さしか残らないレースになってしまった。

準備不足というか実力を越えた何かが足りない気がしました。

ONTAKEを楽しく走り終えたい。

そんな気持ちで今年もエントリーさせて頂きました。

Boomerungの仲間の池ちゃんと2人で王滝村に向かう。池ちゃんは初100k。ボクのわかる範囲でいろんなアドバイスを送る。

スタート会場の松原スポーツ公園に到着してからすぐに受付を済ませ一度車内で仮眠をとる。

スタート3時間前にうどんやおにぎりを食べ準備を進めた。

時間はあっという間に来る。何気に今年初レース。若干の緊張あり。その緊張に気づいたガヤが煽る(笑)

20時。最後尾からスタート。

このONTAKE独特のスタートがシビれます。

MUJIN100から3週間のスパン。100mileの連投が自分にどう響いてくるのかもある意味楽しみではあります。

序盤はいつものダラダラペース(笑)これはしょーがない。

第1ループから本線へ戻る。30k地点ぐらいでお腹が痛くなる。マジか、、、歩きを入れながら少しずつ進むと最初のウォーターステーションに到着。

そこには最近王滝村大使になったsalomonのエース大瀬がいた。

キャップ遅いですね。ごめんね。

キャップ疲れてますね。ごめんね。

いつものノリで声をかけてくれてボクもそれに応える。

ここからは下り基調なので走りやすいから行っちゃって下さい!

おー!ありがとー!

大瀬に元気をもらい出発。

よしっ!気持ちを入れ直し進む。そして進む。進む。進む、、、、結構進んで大変なことに気づく。

登るだけで下りが1mmもない。

大瀬の感覚だとこれは下りなのか、、、いやいや登りだわ、いや、王滝村ではこれが下、、いやいや登りだわ、世界基準の登りだわ。

バカタレ、大瀬のバカタレ。ウンチ。大瀬のウンチ。

そんな独り言を言いながら第1関門大エイドに到着。ここから魔の第2ループが始まります。

魔とはいわゆる真っ暗な恐ろしいトンネルを通らなければならないというミッション付きのルート。

昨年は1人で通って気絶しそうだったので今年は誰かと一緒に行こう。

第1関門までのタイムが昨年より押してしまってる。急ごう。その急ぐ気持ちが空回りして転倒、、、痛ったたたた、、1回転捻り。捻り王子の白井健三さんどうですか?

林道をひたすら下るとアスファルトへ繋がる。このアスファルトもかなり長い、そして例のトンネルが出てくる。

今回は凄くいいペースの方が前を走ってるので時間も削れそうなので歩かずこのペースについて行こうと決める。でも長い、とにかく長い、そして暗い。

しばらくするとその方がペースダウン。

えーーー、何事???いこーよ、いこーーよーーー

心の中で叫びます。

いやーー、抜いちゃった、、

…その前の選手に追いつく作戦にチェンジ。走る。とにかく走る。アドバンテージを作りたいということ以上に複数であのトンネルに臨みたいという気持ちが怖いくらい強い。

過去が遠くなるくらい長いロードを走ると、、

出た。トンネルに着いてしまいましたよ。ボクの前にはだーーれもいません。後ろを振り返ってもだーーれもいません。

…ただ止まりたくもない、、というかもうノンストップでトンネル突入です。

真っ暗なちょっと小ぶりのトンネルは知らなかった昨年よりも数段恐ろしく感じました。

走るボクはちょっとした歌を歌いながら走る。

はーーやくーーでたいよねーー♪ハイハイハイはやーーくーーでたいのさーーーハイハイハイ♪もういいかい?もういいよーーもういいよーーマジいいよーーー

……

抜けた。トンネル抜けた。トンネルだけペーサーつけれる制度を申請いたします。

長いロードを終え少しずつ明るくなってきた。本コースへ戻るための登り返し。相変わらず人との間隔は長い。もうそろそろ合流だなー、なんて思ってたら前方に久々の選手発見。近づいてみると見たことのある身なり。

あっ!マンジューだ!おーーい!

呼ぶと振り返りマンジューも笑顔でそれに応えた。

マンジューこと小林君は昨年のKOUMI100で年代別1位になった猛者。ミチガマにも何度も来てくれてるナイスガイ。いや、この時点でナイスガイという表現をしてますがここから彼のウルトラナイスガイぶりを知ることになる。

その時にマンジューが撮ってくれた写真。すでに疲労感満載。

ここからボクとマンジューの旅が始まる。

第1関門からのループにより同じ場所が第2関門となります。

マンジューと第2関門に到着。

ボクはジェルのみの補給なので水だけをボトルに補充し進み始める。100kの選手もたくさんいてエイドは賑やかです。

この先の84k地点のウォーターステーションまでは普通に進む。

このウォーターステーションで100k出場の池ちゃんに会う。そんな池ちゃんはトイレ渋滞にハマってた、、無事にゴールしようと握手を交わす。

そしてここでマンジューとまたまた合流。第3関門に向かう。

マンジューはボクと同じくサッカー上がり。サッカーの話で盛り上がった。世代は違うけど共通な話題は盛り上がる。そんな話からいろんな事を根こそぎ聞いた。

そんな時第4次低調期がボクを襲う。まだ90kそこそこなのに既に第4次。

マンジューには迷惑をかけられない。

マンジュー、マジで先に行って。俺はゆっくり行くから。

するとマンジューが、、いやいや、僕もいっぱいいっぱいなんで一緒に行きましょう。

って。そして、、

じゃあリュージさん、あそこまで走りましょうか。

ボクを引っ張ろうとしている。

そしてマンジューについて行く。彼の走りは優しく軽い。

目標地点まで来たらまた歩きいろんな話をする。

話をすると気が紛れていいっすね!

明るく彼が言う。

凄いわ。精神力というか他人に凄く気を使う。ボクと会ってから入り混る100kの選手にほぼ声をかけていく。

とんでもない男にボクは出会った。

ようやく第3関門に到着。関門時間を残り45分切ってました。

マンジューとも話す。

ここまで来たら一緒にゴールしよう。

第4関門まで16k、少しでもアドバンテージが作れるよう先を急ぐ。

エイドを出て約1kぐらい来たところ。 

マンジューに異変が起きる。

吐いてしまった…

おい!大丈夫か!!!ボクも必死で背中を摩る。もう1度吐く。背中を摩り続ける。
マンジュー休もう。休んだほうがいい。

すると彼が、、

大丈夫っす、リュージさん先に行ってください。

いや、、大丈夫だよ、とにかく休もう。

マジで行ってください!!!俺絶対追いつくから!!まだ諦めてないから!!!

マンジューの本気の叫びに応える。

わかった。ゆっくり進んで行くから。

今まで引っ張ってもらったのに本当に複雑な気持ちでマンジューと別れた。

少しずつ気持ちを切り替えて前に進む。マンジューが追いついた時にじぶんが潰れていたら話にならない。

カーブを曲がるたび、曲がる前に後ろを振り返る。

来てくれ……

第4関門に到着。別名ソーメンエイド。

ボクはジェルのみで固形は取らないので食べませんが100kも100mile も少しずつゴールが見えてきているので賑やかなエイドです。

この時点で貯金が1時間半。そして地獄の第3ループは今回はなく数年前から用意されていた新ルートを進むことに。ループではないのでメンタル的に楽だというのが事前の情報。

この時は「行けた」そんな気持ちで旅の続きに出た。

新ルートと言えど林道で雰囲気も変わらない。アスファルトと林道の組み合わせをひたすら登る。

実はここの登りの途中からとその後の十数キロの下りの記憶がまったくない。

ただエイドを出た時の「行けた」という思いは目の前の果てしないガレた林道にかき消されたのはなんとなく憶えてる。

そして長い下りを終え平地になった。ここからは記憶はあります。

とにかくキツイ。平地もキツイ。心をえぐり取られる寸前な感じ。

80mileを越え普段はレースには写真なんか撮らないのに無意識、いや意識的に何かを残そうとザックからスマホを取り出す。


橋と滝。

こんな写真撮るのはもう末期です。

ラスボスとの噂がある真弓峠に上がる前のWSに大瀬がいた。

キャップ!残りたったの30kです!

バカタレ。

カメラを向け、王滝村どうっすか?

王滝村に罪はなし。

カメラを向け着いてくる。あれ?走らないんですか?

これ走ってるんだけど。

こんなような会話を大瀬とした。大瀬も人生の岐路に立ちこの王滝村での生活を選んだ。盛り上げる気持ちが全面に出てる。かなりの人が大瀬に元気をもらったのではないかな。

ありがとう。

そしてここからが今年のONTAKE100mile の核心部。

ひたすら登り。ボクも数歩走って、また歩いてを繰り返します。

スタートから続く林道。本気で頭がおかしくなりそう。選手同士も会話はすべて「長いですね」だ。

足全体がガクガクし、前に進まない。

どのくらいカーブを曲がったのだろう。このまま天国に行くのかな。

100mile レースで初めてというくらいネガティヴな事しか思わなくなってきている。

次のカーブを曲がって何も変わらなかったら諦めよう。もう時間も間に合わない。

ただ、みんなになんて言おうかな、、リタイアしたなんて言ったらみんな気を使うよな。明るく伝えよう。レースに出させてくれた家族やSUNDAY石川さんや準備を手伝ってくれた松井さんやいつも応援してくれる仲間、、、引っ張ってくれたマンジュー……

自分の力量に合ってないレースに潰されていく聞いたことない音が聞こえる。

カーブを曲がる……

…また…同じ光景が…

もう無理だ。くそっ、、くそっ、、どうにもならねぇ、、

完全に心が閉じました。

みんなごめん。やめる。無理だった。

この場所ではやめられないのでスタッフがいるとこまで進もう。

景色もだいぶ変わり憔悴しきってるとスタッフらしきおじさんが見えた。

着いた…

話かけようとすると…

次の小エイドまで下りのみ40分、ゴールまで残り15k!!

行けっ!と言わんばかりの元気な声でおじさんが言う。

…40分……

15k…

時計を見る。

まだ終わってない!いける!!

脳が反応する前に走り出す。けど酷い走り、、、でも行くしかない!スイッチが入る音がした。

足の裏から膝やら腿やら尋常じゃないくらい痛い。痛すぎる。

痛みに反応するな、脳みそ騙せ。

痛くない、痛くない。

ポジティブな気持ちが出てきた。ガレた下り坂を半泣きで飛ばす。

すると…

最終エイド到着。

昨年よりもかなり手前に設置されたエイド。

残り10k。来た。走ろう。とにかく走ろう。何も考えるな。もう一度走れること、走らせてもらってることに幸せを感じろ。メンタルから整理を始める。

元々の最終エイド場所を過ぎた。残り約6k。100mile の方々はもちろん100kの方々とも健闘を讃えながら走る。

振り返る。

マンジューは来ない。あの元気な声で呼んでくれる期待をした。

松原スポーツ公園に入る。もう19時を過ぎているのでだいぶ暗い。

ゴールが見えた。

ゴール直前、100kを完走した池ちゃんが迎えてくれた。


ゴール。

着いた…

そしてマンジューの姿が、、

どうやらソーメンエイドでドロップしたと。

相当調子悪かったんだ。

リュージさん、おめでとうございます!!マジ嬉しいです!!

自分がマンジューの立場だったらそんなこと素直に言えるのか。たぶん悔しすぎて無理だ。いや、マンジューも本当に悔しいと思う。だけど彼はハートが強い。本当の強さを感じる。強いから自然に人に優しくできる。

ボクにとっての今回のONTAKE100はこれがすべてでした。ボクもマンジューのようなマインドでこれからは走りたい。

レース自体は本当にすべてがギリギリでしたがいろんな感情が入り乱れ、たくさんの事を教えてもらった特別なものになった。

人間諦めたら終わりではない。諦めてるのは自分の心だけで、終わってしまう条件が揃わないと完全に終わらない。積み重ねがあるとワンチャンスでもう一度スイッチを入れることができる。

諦めたら終わりなんてことは表面的な綺麗事。

試合終了のホイッスルがすべて。

とにかくみなさんのおかげで11本目の100mile コンプリート。

もう気持ちは次へ行ってます。

楽しく12本目の100mile へ臨む。





ありがとうTDT100。

ご無沙汰しております。

気づけば5月も末になってしまいました。来週には5回目になりますスリーピークス八ヶ岳トレイルが開催されます。

早い、、、早すぎる、、時の経つのは早いですね。どのくらい早いかというとですね、

ボクも一応はトレイルランナー。スリーピークスは皆様を迎える側ではありますが基本的には普通に走ります。

今年もレースを中心に決まっているものが4本の100mile。その1本目が以前のブログでも紹介いたしましたTDT100です。

前回のTDTの様子

2017年5月27日午前10時半、羽田空港近くの大鳥居にランナーやサポートの方々が集合した。今回走るのは27名。

レースではないけれど距離が距離なのでいよいよシーズンインしたなという気持ちになります。

午前11時に大鳥居をスタート。TDT史上1番の暑さではないかという気候のもと皆元気に走り始めました。

前回終了後に達成出来なかった「全員完走」の目標を再び掲げてボクもスタート。

前半はいつものように会話をしながら走ります。今回も初めましての方が多くTDTの広がりの凄さを感じます。

15k先の二子玉セブンエイドに到着。

TDTと言えばグラタン、ただグラタンは夜だと決めている。何にしよう、、?

体はこれを求めてた。

半熟玉子の冷たい混ぜうどん。

前回のTDTと同じ物をチョイス。それと炭酸のジュースを美味しく飲む為にセブンのアイスコーヒーの氷入りのコップを購入。コーヒーを入れずジュースを入れる作戦です。


お上品。そしてお腹がいっぱい。走れない。ここまで前回と同じパターンです。

RYU-G、そのうどん美味しそうですね。次はそれにします。tomoさんです。この言葉も一語一句前回と同じです。

36k地点のワイズロードエイドを目指します。

多摩川は本当に賑やか。この風景はいつ来てもどの季節でも変わらない。お子さんのサッカーや野球だけだと思いきや還暦野球大会なんてのもやってたりしてホント活動的です。

後方から少し前の方に行くと新潟から来た大滝さんがいました。大滝さんはあのミスターゲロトピア、またの名をゲロリアン、別名ゲロッグゲロノーラことサトーダイジュの推薦で初参加のランナーです。

少し表情がキツそうです。聞くとどうやら胃腸が調子悪いみたい、、瞬間的に脳裏をよぎりました。明らかにニュースゲロまたの名をビンセントゲロ、別名ガンゲロギャルのサトーダイジュの怨念だと感じました。

大滝さんといっしょにワイズまで行こうと話します。なんとか会話で気を紛らせたり少しでも前に進めるようゆっくりと走ります。しばらくすると道の脇に座り込む人が。

トレイル鳥羽ちゃんのアニキこと秋山さんです。足がガッチリ攣ってしまったようです。大滝さんには先に進んでもらい秋山さんといっしょに行くことにしました。大滝さんが元気に見えるくらい秋山さんは砕けてました。

とにかく歩きでも進ませます。諦めたら本当に終わり。ただの後悔しか残りません。ワイズのエイド設置が出来ず、2kぐらい先の橋の下にエイドが変更。とにかくエイドまで行きましょうと背中を押す。

エイドに到着、サクちゃんをはじめとする鳥羽ちゃんチームが秋山さんに罵声に近い感じで叱咤激励をする笑

愛されてるなー、ほぼ文句だけど愛されてるなーと感じる。

大滝さんも着いていた。胃薬ある?と聞くと、無いですとの答え。よし!と思い松井さんが勧めてくれたレースにはいつも持って行く胃薬をあげた。絶対にゴールまで行こうという気持ちを込めて渡す。

そして秋山さん。

足の攣り具合いが若い。


ヒロキとダブルで攣りを戻しますがこれがかなり手強い笑

離すとつま先、、ピーーーンッなる笑

そんなこんなんを繰り返しようやく落ち着いたのでエイドを出発!

時間はまだまだあるからとにかく止まらないように話をしながら進む。

しばらくすると熱中症気味の後ろ姿のEJO発見。でも足は動いてるぞ!前に進んでる!顔を覗き込むと、あらいやだダレコレ?ドコノジイサンコノヒト?25歳ぐらい老け上がってなんとなくEJOだなということが確認できました。

みんな必死。秋山さんも前に進んでる。

歩きだけど進んでる。進んでる。すす、、あれ?なんか歩き速いな。。ちょっと走ってみよう。あれ?走りのスピードぐらい歩きが速いよ。あれ?もしかして走れるんじゃないのかな?あれ?あれれ?

とにかく元気だから青梅の入口の鉄道公園に制限以内に行けばなんとかなるぞ。その手前でアンさん、EJO、トューフーさんグループと会う。そしていっしょに進み始める。皆走る。

あーーーっ!秋山さんが走ってる!!クララが立った時と同じくらい、いやそれ以上の衝撃と喜びが!

見えた、ゴール見えた。

鉄道公園手前のコンビニへ。そこでtomoさんや数人の方々と久々に会う。

tomoさんが秋山さんを見るなり感激をする。

来ましたねーーー!

よーーしっ!祝いのグラタンだ!グラタンだ!グラタン持ってこーい!

ボクは迷わずグラタンをチョイス。美味い、美味いよ祝いのグラタンは。

そして青梅鉄道公園へ。

秋山さんをサクちゃんに引渡す。ゴールでYONAYONAで乾杯しましょう!と約束をする。

そしてBoomerungの仲間や松井さん達が待つ榎峠を目指す。

昼間と違い夜は涼しい。この区間はこれから使うライトやGPS、ジェルなんかも試しました。

榎峠到着!


こんな様子のBoomerungエイド。


こんな準備をしてくれて。


TRAIL BUTTERならぬ信玄のTRAIL BETTERなんかも作ってくれました。

本当に仲間には感謝です。ありがとう。

常福院を折り返し青梅は終了。ちょっとロストをしましたが問題ない。

いや、問題あり。お腹が痛い、痛いというかマンモスゲリPな感じだ、マズイ。1番近いコンビニは選手でごった返してる。これだとゲリGみたいなあだ名になってしまう。

ここはスルーしてセカンドコンビニにインしてウンしよう。走り方も競歩の選手のようだ。見つけたロウンソンに入る。

間に合った、、、良かった、、

よし!気持ちを入れ直し走るぞ!通りに出るとTDTな人達が前後まったくいない。

もしかしてウン様してただけにケツになってしまったか。どーでもいいわ。

とにかく進もう。夜中の羽村。ベッドタウンな感じがすごく好きです。

無心で進むが体は正直です。またお腹、、が、、

見つけたセブウンイレブウンに入る。

どうやらこの先はこいつと闘うしかないようだ。

多摩川ルートに入る。

残り55kぐらい。まったくTDTな人に合わない。

そしてまたお腹が、、、

ただ前ほどではない。少し考えてみる。

今回はもしかしたらオナラーーさんの可能性があるのでは。

チャレンジする価値はある。そうだチャレンジしよう。

45歳にしてリスキーなチャレンジ。

ブビュブビュブブブブーー

どっち!?さぁどっち!?

あぁぁぁぁ、やった、、、ヲナラーーーが元気よく出て来てらっしゃった。

良かった。。

そしてこれを繰り返すことでひとつ勘違いしてたことに気づく。

レースで前の選手がめちゃめちゃ振り向いてこっちを見るのはボクを意識してるわけではなくフォナラーーをしたかっただけなんだということを。レースのボクの前のランナーの皆様ごめんね、ごめんねーーー!

まだまだ知らないこと多めです。

明け方にウルトラランチのスープーエイド、今回はドミさんが不在の為、サクちゃんやゴリさん、アンディ達がエイドを死守。

スープーウーマーイープースーマーイーウーーー

ありがとう。

和泉多摩川ではユカさんのモヒカンエイド&いつもキヨピーの豚汁エイドだけどキヨピーは走ってるから今回はヨッチマンさんの豚汁エイド。

美味かった。ありがとう。

そして二子玉川。ある意味1番楽しみにしてたエイドでもあります。

トレイル鳥羽ちゃんのノンカロリーエイド。

ノンカロリーコーラや寒天を用意。いくら食べてもエネルギーにならないというもの。水、水といっしょ。


そしていただきました。
ATATODN。

あっついおでん!!怖かった。本当に怖かったけどありがとう。

もう残りも約15k。楽しい時間はあっつー間です。

最後のエイドはお馴染みスーさん、じゅんじゅん、てっぺーモモコのガス橋エイド。ここに来ると終わりがだいぶ近づきます。


豪華!賑やか!

本当にありがとうございます。

ガス橋を出てもう残り10k弱。

終わっちまう、終わっちまうよ。

最後の勝手に呼んでるバサバサ橋が見えて来た。なんかバサバサしてるからそんな名前つけた。

最後のカーブを曲がると、、


見えた。4回目のゴール。

ありがとうTDT。ありがとうTDTを愛する人達。ありがとう。ありがとう。

全員サブ24は出来なかったけど諦めなかったイセキさんもゴールした。

全員完走。

諦めない気持ちが大事。本当に大事。ちゃんと皆戻って来たよ。

今回も猛者の集まり。猛者は笑顔が絶えません。強い人は優しくなければいけません。強い人は不安な人や苦しんでる人に優しくして欲しい。

それが本当の強さだと思います。

ゴール後たくさんの人と話し美味しいビールを飲み苦しかったことも皆忘れてる。それがゴールなんだよな。

ボクもスタートしたら絶対ゴールしたい。鈍足だから順位なんて関係ない。ただゴールを目指したい。ゴールは最高だから。


ゴール後散々飲んだ後、荷物持ってるから帰ろうとしてますが記憶なし!だからなに!楽しかったからよかろーもんずら!

ありがとうTDT。

山梨に帰ります。帰ったらお通夜に参列しなければ。

友人のお父様が亡くなりました。元気や健康は尊い。

家に帰り喪服を出す。いや、出せない。なんか上はあるけどズボンが見当たらない。

困った、、が、、あった!昔のが。

ボクが今より10k近くブーデーのスーブー時代のやつだ。

時間がない。しょーがないからこれを履く。

これ、、ボンタン?狩られないかな?ボンタン狩り。

もうビーバップで行くしかない。


熱い24時間はまたいろんなことを教えてくれた。

ありがとうTDT。

9本目の100mile終了。

次行きます。


東京バスストーリー。

「あのお方だけは許してください。」

神に祈ったのは数週間前。

1月からの展示会ラッシュ。2017年の秋冬物、いわゆるひとつのFWの展示会です。各メーカー様が本気で熱意を込めた商品が並びます。ボクはまだまだ素人なのでボク自身の理解力が低い為奥のまたその奥まで見抜けない物もたくさんあります。

申し訳ありませんです、、、8年ぐらい経てばまともな会話ができると思いますので気長に優しく見守って下さい。

ボクらSUNDAY、ミチガマチームは仕事関係は基本高速バスを使います。とにかく料金も安く寝てれば着いてしまうのが高速バスの良いところ。

ただ、、、ただ1人で乗る場合には隣の人がどんな人か気になります。ボクが言うのも何ですが、普通の方ならそれで万事OKなんです。。

その日ボクは7Aという窓側の座席でした。誰でも思うと思います。隣に誰も座らなければいいな…これはあくまでも1人の方が広く使えるしとにかく気を使わなくて済むというシンプルな理由です。

高速に乗る手前、最後のバス停に停車。ここをクリアすれば快適なバスの旅になります。

窓の外を見る。

1人異様なオーラと大きな体、年齢も不詳な方を発見。

野生の直感と体の奥から来る拒否反応で神に祈ります。

「あのお方だけは許してください。」

彼が車内に入場。

通路をゆっくり歩いてくる。

そう、入場曲はもちろん「ターミネーターのあれ」です。

少しずつ近づく。魚のウロコのようなデザインのスポーツショルダーバッグを持ってる。

横に来た、、、過ぎてくれ、、過ぎて、、、

過ぎたっ!

いや戻った座った!

エンナーーーーイヤーーーー

ホイットニーさんの曲が流れた気がした。

座った瞬間にボクにガツガツ当たってくる!人は見かけによる!想像通りの当たりっぷり、この座席の境のラインを平気で越えてくる完全にオフサイドです。

ボクは身も心も窓側へ追いやられる。それを気にしない彼はハナークーソをほじり始めた。何度鼻にインしたのか分からない。そしてそのハーナクーソ関係が乗ってる指の行先をボクは怖くて見れない。

ボクはそんな意気地なしなんだ。

ただこの彼の素晴らしいところを発見した。

義務化されているシートベルトをしっかりしてるところだ。

なかなか真面目じゃない、、痛っ!痛たたたっ!

彼が急に外したシートベルトが勢いよくボクに当たった。

痛いよっ!言葉に出るくらいの衝撃でした。

あっ、、すみま☆*%¥

語尾が聞こえないぜ!

トイレから帰って来た彼。

それもある意味怖いシチュエーションです。

まー良い。

いや良くない。

眠りに入った彼は更にグイグイ押してくる。いや、、マジで本当に、ちょっ、

思い切ってボクは伝えた。

もう少しそっちに寄ってくれるかな、、

またベルトを外しバチンッ!痛いっ!

だから痛いって!

え?立った。通路に立ってこっち見てる。

いやいやオレ席立たないから、もう少しそっちに寄って欲しいたけだから。

座った。

うんともすんとも言わずに座った。

しかも大して寄ってない。

結構短時間で深い眠りに入れるタイプ。イビキもかいてるかいてる!気持ち良さそーー

しかし本当の恐怖はここからでした。

通路側を向いていた頭が寝返りを打ち、、、

こっちに顔面がゴロン、、、

エンナーーーーイヤーーーー

本日早い段階で2発目のホイットニー先輩の曲が流れた気がした。

うぅぅぅわぁぁぁ〜〜〜

近い、顔が近いーーー、、さっきこの鼻にあの指が、、ぁぁぁ

怖いなー怖いなー怖いなー

稲川淳二先輩も登場します。

広瀬すずなら死んでもいい距離感。

結局彼はバスター新宿まで爆睡。気持ち良さそーー

バスを取ってくれた松井さんにはクレームのメールと現地で待ち合わせたオーナー石川さんには事細かく事件の詳細を伝えました。

この日は夜のグループランもあり日帰りで甲府に戻りまた翌日都内へ。

前日と同じ時間のバスに乗ります。

緊張MAX。

もうすでにボクの隣の方は乗っていた。

良かった。本当に良かった。ここがバーだったらマスターに頼みたいくらいだ。

マスター、隣の人に温かいライスを一杯。

幸せだなーボカー君といる時が1番幸せだなんだ。ユーゾーカヤマ氏の言葉を叫びたかった。

高速前のバス停留所。

昨日あの彼が乗って来た場所だ。

なんか懐かしいや。

ターミネーターのあれがかかる。

あぁぁぁぁ

あいつがまた乗ってきた。。。

東京はやっぱり素晴らしいですね。。


トレイルランニングフォーラム2017。

あけましておめでとうございます!

今言う?

ご無沙汰していてすみませんです。ギリギリもがきながら生きております。

ブログのアップも久々なので何を伝えようかなと思いましたが、初老ということもあり過去の事はほぼ忘れてしまうので最新の出来事をお伝えいたします。

1月8日の日曜日、鏑木さんが委員長を務める日本トレイルランナーズ協会主催のトレイルランニングフォーラム2017に出席してきました。

トレイルランニングの未来ということを個人的にはよく考えますが正直フォーラムに参加することは考えたことがありませんでした。

出席した経緯はフォーラムが終了しても未だによくわからないのですが、数日前に来たお話でなんと、なななんと皆さんの前に立ちプレゼンをすることになってしまいました、、なぜ?

事件です。これは大事件です。

まだまだ競技人口が少ないとは言われてる業界ですがボクがトレイルランニングを始めたころよりは格段に人口は増えてます。

たくさんの人がいる中でボクが?一体何を話したら良いのか?いろんなことを思いましたがこんなことは後にも先にもないので頑張ろうという思いで臨みました。

一緒に舞台に上がるのは九州のレースをいくつも主催しているユニバーサルフィールド代表の高木智史くん。高木くんは昨年スリーピークスを走ってくれたのですが事前の準備なども手伝ってくれて本当に助かりました。

その高木くんとボクのプレゼンの題目は「こんな山で遊んでみない?」というものでした。お互いレース主催には絡んでるものの普段はどんなとこを走っているのか?トレイルランニングに対してのスタンスは?そんなような感じでまとめることになりました。

ボクはもう目をつぶっても行ける地元の山を繋ぎ合わし「35kの通勤トレイルラン」という表現をしようと決めます。これはいろんな条件が満たないと不可能な内容です。ボクが住んでる笛吹市、そして職場がある甲府だからこそ出来る技。

ただ通勤なのに距離が35k、結果的に累積が2600m。

なんかウケますよね笑

でもこのルートは本当に人がいないんです。人にぶつかりたくても相手がいません。現在問題になっている出来事とは無縁の世界、ボクはこんなとこばかりで走っているので世の中で起こっている問題がイマイチぴんと来てないのが実情です。以前もいろんな場面で言ってますが都内の方々も山梨に来て走ればいいのになと心底思います。

ログは日本トレイルランナーズ協会のHPにアップされるそうなので良かったらご覧下さいませ。

そして当日。

協会の理事を務める松井さんと都内へ向かうことに。

早朝の為特急電車はないので各駅停車の旅です。松井さんに6時の電車に乗って下さいと指令が出てます。その電車に先に松井さんが乗っていて途中でボクが乗り一緒に都内へ向かうスタイルです。

このパターンはだいたい先に乗ってる人が何番目の車両に乗ってるからなどのメールをくれるはずな状況。

メール来ない。

電車来る。

メール来ない。

電車近づく

まさかあの人乗ってないのでは、、、

電車到着。

適当にホームに立っていた目の前に松井さんが到着。驚きのピンポイント。

目が合うなりハッとした表情に。

入るなり、そりゃオレの表情だから。

なぜ乗ってる場所の連絡をくれないのか?

「いや、あれだったから、そのパソコンがそのこれが、いや、その」

もう良い。

確かに松井さんは高木くんの資料とボクの資料をまとめてくれていて本番でもパワポの操作をしてくれる予定で大変ではある。

もう良い。

終始、電車の中でも資料の作成であーでもないこーでもないのやり取り。

フォーラムの場所は品川から遠いの?

京葉線で二駅だから、、、

京葉線、、?ちょ、ちょい待って、京葉線て、品川じゃないの?あなた品川だと。

違うよ、越中島だよ。

来た、変化球来た。まぁ時間的には間に合うだろうから。

もう良い。

資料を作り続けているがだんだん無口になる松井さん。

お腹が空いてきたなコレ。

東京駅までなんとかガンバフンバ。

東京駅に到着しとにかく何か食べようと。昔秋田のレースに行った時の牛タン屋さんがいいということでお店を探しましたがお互いに記憶が曖昧でなかなか見つからず。

時間は大丈夫なの?何時までに行けばいいんだっけ?

大丈夫、大丈夫と松井さん。

結構ぐるぐる回りやっと見つけた。場所が変わっていやがった。もうそんなことはどうでも良く、早く食べたい一心です。

てか時間何時までよ?大丈夫? 

大丈夫、大丈夫と松井さん。

そして相変わらずの食の細さ。驚きの残しっぷり。

時間はだいじょ、、

大丈夫!V

言葉の意味はよくわからないがとにかくすごい自信だ。

お腹もいっぱいになりいざ会場へ。

なんだか松井さんがモゴモゴ言い始めたよ。気のせいか歩くスピードも速くなってきたよ。

ようやく焦り出したようです。

駅からタクシーを使おう。奥の手でしょうか。ワリとお金で物事を解決するタイプです。

越中島到着。

タクシー、タクシー。念仏のようにタクシーを求めてます。

この場所はボクももちろん初めてでしたが駅の出口に海洋大学という出口がある。

タクシー、、使う距離なのか、、?な?

タクシー、タクシー、相変わらず念仏が止まりません。

そしてボクらは地上へ。

タクシーどころの騒ぎではなく通りに面した地下鉄の出入口には何もない。

タクシー、タクシー、松井さんはまだタクシーを諦めません。

周りにはフォーラムに出席する風の方々が多く歩いてるのでとにかくその流れに乗って行きます。

徒歩5分。海洋大学の正門に到着。

駅からタクシーで15分の情報はどこで仕入れたのでしょうか。

それに対してブツブツ言ってますが、、

もう良い。

会場は正門からだと1番奥の場所でした。大学の敷地は広いのでまぁまぁ歩きます。

でも、タクシーは敷地の中走れないもんね。

この人まだタクシーにこだわっている。このこだわりを他の事に使えないものだろうか。

控え室に入り大スターの皆さんが待ち構えておりました。

挨拶もそこそこにとにかく資料をもう一度確認しなければ。

松井さんも高木くんの資料を仕上げてます。

ボクらの出番は11時15分から30分間。

事件は10時55分に起きました。

本番まで約20分。松井さんの様子が明らかに変です。

ヤバイなー、ヤバイなー、ヤバイなー、、稲川淳二氏のように繰り返します。

どうしたの?

ファイルが…消えた…

持ってる!やっぱりこのひと持ってる!何かあることは想定内でしたが内容がヘビーすぎる。

追い討ちをかけるように松井さんのPCも充電切れ。充電コードは持ってこなかったという奇跡。どこまで強気なのでしょうか。

とにかくボクにはわからないので残りの20分を神に祈ります。

本番3分前。なんとかできたらしい。

高校サッカーの監督なら選手に動揺を与え過ぎの刑で速攻クビな出来事です。

もう良い。

そして本番。

紹介をして頂き舞台へ。更に自己紹介。軽くすべりまずは高木くんからプレゼン開始。パワポの動きがおかしいが素晴らしいしゃべりでカバー。さすがの内容と説明です。

そして小山田。

更にパワポの動きがおかしい。写真がなかなか出ない場面に松井さんが、、

なんかしゃべって、なんかしゃべって。

高校サッカーならとにかく勝て!とにかく勝て!のような大味な指示です。

結果的には会場のPCがイマイチだったということでした。

PCうんぬんよりも自分の不甲斐なさに反省です。トレイルランニングにとって山梨、甲府は凄く良いところ、自分にとってトレイルランニングはご飯を食べるのと同じ自然な欲求というようなことを伝えたかったのですが、、

残念、、

でも本当に良い勉強になりました。

午後はトップランナーが催すワークショップ。ボクは上田瑠偉の「山岳耐久レース7時間切りのトレーニング」に参加させて頂きました。

これにはサポートに入った石川弘樹さん、TNFの松永くん、そして高木くんと豪華なメンバーが揃いました。

弘樹さんがアップにブラジル体操やらない?と提案。ブラジル体操とはサッカーのアップで動きの中にストレッチの要素を入れたものです。

ボクも何年かぶりでしたが体は憶えてるものだなぁと。

瑠偉は走り方のベース、言わばドリル的なことを教えてくれました。普段しない動きだったので足がガクガクに、、笑

濃密な時間が終わりました。

この日は山梨も雪が降り慌てて帰りました。

甲府の山は南斜面はもう雪が溶けてます。山をすぐ走ることができる甲府がボクは大好きです。

またいろんな情報を発信しますね。

では皆様今年もよろしくお願いいたします!

最後はダブル石川弘樹でお別れです。


beautiful mind。

ここは何処のバーミヤンだっけ。

TDT2016FWが10月29日、30日に行われました。

TDTとは…ちょうど1年前にこの道を通った夜のブログがありますのでこちらをチェックして頂けるとマンモス嬉しいです。

TDTそれは愛

ボクは今回で3回目、運良く3回も走る事が出来た。正直トレイルランニングを始めてこれだけパッとしない1年があっただろうか。そんな気持ちで過ごしていました。

TDTにはウェイティングシステムがあります。出走が確定してる人がなんらかの理由で走る事が出来なくなった場合、すでに抽選で順番待ちが決まってる人が繰り上がってくる方式です。

ボクもその筋の人で開催2週間前に繰り上がりました。

普段からRDトモさんと「いつどんな時でも100マイルを走る事が出来る人間が真の100マイラーだ。」

こんなやり取りがありますが最近は「走るなと言われても100マイルを走る人間が真の100マイラーだ。」

深過ぎて理解が出来なくなってきてます。

まー、いつでも100mileを走る準備はしときなさいってことです。なのでボクは2週間前でもなんの問題はなかった。終わったから言いますけど(笑)

TDTを走るチャンスが回ってきた事で渋った日々にサヨナラできる。暖かい光が照らしてくれたようでした。

10月29日、羽田平和の大鳥居、通称「サロ門」に濃密な24時間を共有する仲間が集まりました。


TDTの誓いを叫び、個人的にもTDTは3本目、100mileとしては8本目となる旅がスタートした。

走る前から考えていたことがあります。初めてのTDT、初めての100mileの方々が多い中で3回も走る自分が普通に走っていいものか。走る事で何か役に立てることはないか。

ひとつの答えを出しました。

全員完走。

全員完走を目指す。

時間の許す限り後ろから押していく。

TDTはすべて自業自得。けどピンチな人に手を差し伸べるのもTDTの理念。偉そうな事を言えるほど実力はないけどなんとか全員があの最後の左カーブを曲がった後に見えてくるサロ門の雄大な姿を見てもらいたいという気持ちでいっぱいでした。

前半は様子を見ながら、そしていろんな方々と会話をしながら楽しく淡々と進んで行きます。

36k付近の多摩川沿いワイズロードでのドロップバッグ受け取り地点。みんなまだまだ元気。軽い休憩を取りそれぞれが進みます。

多摩川後半。普段からお世話になっているニューハレ竹谷さんが足が痛んできてる。竹谷さんはTDTサブ24hチャレンジは初めてです。かなり痛そうだったけどなんらかの復活を期待して一緒に走ります。ボクら2人はこの時点で最後尾でしたが進み続ければまだまだ間に合うという気持ちが強かった。青梅高水入口の鉄道公園まで行けばTDTでスイーパーの役目をしてくれるKUGISANがついてくれる。だから鉄道公園まではなんとしても引っ張り続ける。

竹谷さんもまったく諦めてない。足は痛そうだけどバカ話も出来るぐらい余裕もある。

多摩川も残り少なくなってきた。すると前方に暗闇の中に人が見える。ワラーチでTDT挑戦の泉田さんだ。更に多摩川出口手前ではガーソくんとも会う。

そして4人で多摩川脱出!いざ羽村の町へ。

個人的な感覚としては羽村に入ると安心する。青梅高水はもう目の前だ。いつも立寄る羽村のセブンイレブンでは休むと時間がヤバイから食べながら進みましょうとサッサッと買い物を終わらせ青梅高水鉄道公園を再び目指す。

竹谷さんもかなり痛そうだけどここまで来たらと背中を押しまくります。

そして青梅高水手前のファミマに到着。

トモさんをはじめとする数人の方々がいた。

おー!!来たねーー!

ここまで1人も欠けず辿り着いたことが純粋に嬉しかった。

よし!みんなでゴールに向かえる!と思ったのも束の間。。先に進んでた新潟の大樹が持病の胃腸の不調によりドロップしてました。

マジかーーー

おーーーい

青梅高水鉄道公園。ここからは最後尾にはKUGISANがついてくれるし女子にはほぼペーサーがついてくれる。

青梅高水は楽しみな区間。ある程度自由に走ろう。

青梅高水と言えば青梅ターキー。

青梅ターキーとはなんぞや。

そんです。青梅高水を3往復するアレです。

そして青梅高水は途中の榎峠にクボヒデ率いるBoomerung foodserviceによるTDTオフィシャルエイドが待ち構えてくれます。ワクワクしながら気持ち良く進むとライトが数個こちらへ向かってくる。

ん??

あっ!月岡さんだ!月岡さんはTDT2016SSにて完走したお方…

えっ?完走ったってみんなしてるじゃんテキなツッコミが大至急来そうですがただの完走ではありません。

月岡さんは79歳。皆様のおじいさまよりも年上だったりします。やはり24時間は厳しいと思うので月岡さんは33時間以内で100mileをゴールしました。じゅうぶん凄すぎます。てか33時間の方がキツイ気がする、、、

どーですか皆さん。世の中にはとんでもない方々がたくさんいるんですよね。

月岡さんに闘魂を注入して頂き進み続けます。

雷電山を過ぎるともうすぐ榎峠。


キターーー

榎峠Boomerungエイド!

豚汁ならぬトモ汁とキノコパスタをガッチリ食しいざ出発!

Boomerungありがとう!

青梅高水往路最後の区間。この区間にロケット三段という急登があるのですが過去2回トモさんと一緒になった。今回も何故かトモさんと一緒になりました。

縁ですね。

相変わらずのジョーダンの言い合いの中にお互いの人生観や奥さんとどうやって出会ったかとかいろんな話がこの時間と空間は楽しい。

あっつー間に常福院到着。時間も押しているのでタッチ&ゴーで復路へ。

復路のBoomerungエイドも後にし高水トレイルを走り続ける。ここで本格的な雨が。走ることには影響はない。今年は雨が多かったせいかなんとも思わない。

復路の鉄道公園に到着。

ここから先は多摩川区間も夜危ないので女子の護衛をという話。

みんなそれぞれ自然に男子がサポートしてく中、1グループだけ男子がつかない。

KOUMI100の女子チャンピオンのジュンジュンと2位になった女王のパック。

KOUMIシスターズだ。

おそらくみんなこの豪脚コンビが恐ろしかったのだろう。怖かったのだろう。

ボクも怖かった。引きづり回されるのではないか。この2人なら多摩川で何かあってもあっさり犯人を置き去りに出来るのではないか。

そんなことを考えてると、、、TDTクルーから、、

リューG、そこの2人頼むね!

はいよっ!

奇跡のふたつ返事!

そーだよ、役に立つようにと決めたんだ。役に立てオレ。

少し走ると往路で寄ったファミマがある。軽くみんな立ち寄る。ボクはウンスティになりトイレへ。

よし!やってやる!やってやるさ!

気合いを入れトイレから出てくるとKOUMIシスターズはとっくに出ていったとの情報が入る。

だよねーいらないよねーーだよねー

ピュ〜〜〜

なんか隙間風が吹いた気がしたんだ。


青梅の街から羽村の街へ続く道。この真夜中のベッドタウンの雰囲気が好きで、ただ好きではなく終わりに近づく淋しさもあったり、なんだろな100k近い地点なのでよく来たなーって思ったり、なんだろな、んーなんだろ。

そしていよいよ復路の多摩川。ここで多くの人達に追いついた。

まずは128k地点のULTRA LUNCHエイドを目指す。いつも楽しみにしているドミさんのTDTスープが待ってくれてる。

真っ暗な多摩川をワリと多めの人達が走ってるのは異様な光景です(笑)

雨が降ってる為、ワイズロード128k地点よりも少し手前の橋の下でドミンゴさん達が待っていてくれた。

ヴィーガンスープなのにコクがあるこのスープは本当にパワーが出ます。毎回ありがとうございます!

残り20mile。

明け方に眠気がキターーでも耐えたーーこの浮き沈みがあるから100mileはやめられないのかも。

多摩川と言えばボクの中ではやはり登戸、正確に言えば和泉多摩川になるのかな。思い出の場所。そこまで来ると本当によく来たなーって思う事と本当の100mileはここからだと強く思う。

この場所に今回もナイスガイきよぴーさんが豚汁エイドを出してくれた。今朝の東京は気温が低く走るにもちょっと寒いくらい。時間的にも朝食風味の温かい豚汁とオニギリが沁みる沁みる。

きよぴーさんありがとう!

きよぴーエイドから残り約13mile。

眠気も一切なくなった。

二子玉のビル群は近くに見えるけど中々近づかない(笑)

河川敷のグランドでは野球やサッカーが盛り上がっている。ボクらがまさか140kぐらい走ってきてるとは思わないだろうな…(笑)

二子玉に到着。鳥羽ちゃんの皆さんがうまい棒エイドを出してくれてる。

なかなか食べれないボクにrush7フロントの上部ポケットに1本ずつ入れてくれた。

何かあるといけないから持っていきなさい。

ありがとう。

嬉しいな。本当に感謝です。

気温は上がらずシェルを来たまま走り続けます。

シェルでザックごと覆うのはボクのスタイルですがシェルの下から何かがアゴの下の辺に当たる。痛い。ノコギリのような鋭い刃物のようだ。

犯人はうまい棒のギザギザです。

手を振るたびにギザギザがやってくる。しかし疲労や面倒臭さもあり直すこともしない。

1.2.ギザギザ 1.2ギザギザ。ペースとしてはこんな感じです。

ウザいな。本当にウザいです。

ギザギザに耐えながら走っていると往路でも娘さんと自転車で併走してくれた日高くんがタコスエイドを出して待ってくれた。

「タコベルはたいしたことないんで。」

タクワンばかり食べている日本人がなかなか言えることではありません。

凄い自信から来る日高タコスは確かに絶品でした。たくさん食べたかったけど先に進まなければならない。てか日高くんは家が近いから応援したかったと言いますが、TDTの為にタコスを作るという行為が無条件で凄い。

日高くんありがとう!

ピリッとタコスパワーが効いてきた。しかしギザギザの斬れ味も上がる一方。直さないよ、ここまで来たらギザギザと戦い続けるよ。最悪刺し違えるよ。

いつも弱い自分が敵だったけどギザギザが敵というのは初めての経験だ。

ギザランを続けると豊島さん発見。

豊島さんはいつもTDTをサポートしてくれる。いつもの豊島リポDを注入。

いつも豊島さん元気をありがとう!

リポDで気持ちも体温も上がったボクはシェルを脱ぐ。ザックから2本のギザギザが丸見えになる。もううまい棒とは呼ばない。

ブラブラしてしまうギザギザとはここでサヨナラです。ザックの中に眠らせました。

足にもダメージはあるけどなんか集中して走ることができる。

最後の最後力を出し切る場面ガス橋からサロ門。残り約10k。そして最終エイドになるであろうガス橋にはジュンジュンの旦那様スーさんがいてくれた。スーさんも忙しそうだったので今回はいないだろうな、、なんて思ってたのでスーさん発見は本当にメンタルが支えられた感じでした。

必殺の温かいココアを飲み気づいたらKOUMIシスターズと再スタート。

スーさんありがとう!

あとはサロ門に向けて爆走あるのみ。

途中1人になる。息子の事を考えた。週末遊んであげれてないな。早く家に帰って息子と遊ぼう。

家族に感謝。走らせてくれてありがとう。

海が見えてきた。あの左カーブを曲がりきると…

見えた、、サロ門だ。

TDTクルーをはじめいろんな人達が待ってくれてます。

キツさも弾け飛びサロ門へ飛び込んだ。


ゴール!

目が腫れてる(笑)

3つ目のバックルの購入権利獲得。過去2回ゴール後にトモさんと握手をするとその手の中にバックルが潜んでた。今回ボクはバックル代7000円を手の中に忍ばせトモさんと握手。

トモさんが慌ててバックルを取りにいく(笑)

TDT2016FWが終わった。

今回凄く感じたことは走る人もサポートする人もこんな物の持主ばかり。

beautiful mind

人に対しても自分に対しても本当にbeautifulなmindを持っている人達ばかりでくすぶっていた自分が恥ずかしくなりました。

とても気持ちよく晴々した気持ちでサロ門を後にし帰路に立ちました。

蒲田駅のロッカーに寄り京浜東北線から川崎駅で南武線に乗り換える。

終点の立川までは時間があるなー、、、

寝てしまった、、、しかも隣の人に寄り掛かってたかも、、、すみません、、正面に視線を移すと、、

あれ?見たことある佇まいの方が。

Answer4コバだ。コバも今回TDTクルーとしていろんな場面でサポートしてくれてた。

寝ぼけてるボクにコバは「寝てていいよ起こすから。」なかなか優しいやつじゃないか。

そしたら、、、


写真撮ってた。更にばら撒きやがった(笑)

この後結局眠れなくなりコバと話しながら帰ることに。その流れからちょっとご飯食べてくか。な話に。

立川駅で降りた。いいよ何処でも。中華専門チェーン店の日高屋へ。

ビールも軽く飲みながら濃い話もした。

そしてボクがトイレから帰ってくると、、、


見事な寝落ち。もう帰ろうと起こす。

滑舌も悪くなり何言ってるかわからない中で唯一聞こえたのが、、

「ここ何処のバーミヤンだっけ?」

とりあえずここは日高屋だ。立川の日高屋だ。

頑張ったコバもbeautiful mindの持主。

動画もあるけどAnswer4が売れなくなったら困るから伏せとくよ。

TDT2016FWは本当にこれで終了。

濃密な時間を皆様ありがとうございました。


ゴールの向こう側。

心残りは仲間が用意してくれたメッセージ付きのジェルが使えなかったこと。そして綿密に打ち合わせたサポートを受けれなかったこと。

UTMF2016が終了いたしました。 

もう説明は不要だと思います。

スタート20分前に鏑木さんの涙ながらのコース短縮の発表があり会場は騒然となりました。

ボクは、、ボクは今その時の記憶が、自分がどうなってしまったか記憶がないぐらい衝撃を受け呆然としてしまった。発表の直前に離れたサポートの松井さんを呼び戻し相談をしました。

完全に心が砕けました。

誰が悪いわけでもなく、誰のせいでもないことはもちろん分かっていて。大会側や誰かを怨む気持ちなんてもちろん1mmもなくて。

1番大変な思いをしてるのは大会側だと瞬発的に思っている自分もいた。

100mileが30mileになってしまった。

心の中で「なんでだよ、、」と叫び続ける、いや、たぶん言葉に出ていたと思います。

松井さんはボクの判断に任せると。走るならゴールのA3麓で待ってるからと言ってくれた。

ただ正直まったくどうしていいのかわからなかった。わからないままスタートに立ちました。スタートの場所も後ろの方になり訳のわからないままスタートした。

何のために走る?どこに向かって走る?

押し競饅頭。人にぶつかりながら揉みくちゃになりながらスタートした。

しばらくして人との間隔が空き少しずつ走れるように。

沿道の方々に名前を呼ばれてるような呼ばれてないような。

ボーッとしながら進むと

「リュージ走れーー!!!」

松井さんです。

ここでハッと目が覚めたという話ではなくとにかく足和田山入口の渋滞に巻き込まれたら体が冷えちゃうからとにかくスピードを上げなければ、、、

その思いだけで走り続けます。

しかし足和田山入口では渋滞に巻き込まれてしまいました。

んーー、何を考えていたか憶えてない、、

人の列に沿って登りを歩き続ける。

麓がゴール。それを思うとまったく気持ちが上がらない。ボクのメンタルの弱い部分でもあります。

足和田山の下り。

今回シューズをギリギリまで悩んでましたが1番履き慣れているALTRAパラダイム1.5で行きました。パラダイムを知ってる方はあの悪路でパラダイム?!と思う方も多いかと思いますが誰よりも飛ばした下りは1度も転ぶこともなく快適に下れました。唯一の収穫です。

足和田山を下り、鳴沢エイドはスルーしました。松井さんはここにもいてくれて「大丈夫?」と声をかけてくれた。ボクは「うん」と返事をしたかも憶えてない。

精進湖エイドまでの長いロード。

淡々と走らなければならないロードで1年間やってきたことを思い出す。

涙が止まらなくなりました。

まったく気持ちを立て直すことが出来ない。

UTMFは本当にボクを成長させてくれた。死ぬまでずっと出たい、走りたい大会です。来年はUTMFの日程がずれない限りもう出れなくなってしまう。

最後だと思いこれだけに力を注いできた。

体にはまったく力が入らずただ走ってるだけの状態。

精進湖エイドに到着。

MMA渋井さんが声をかけてくれた。

ボクは気持ちが追いつかないと愚痴ってしまう。

渋井さんごめんなさい。

そして六花先生にも会い「リュージ走ってくれてありがとう。」と言葉をかけてくれた。

ボクはそんな言葉を裏切るような走りを続けます。

烏帽子入口とパノラマ台はスリーピークスが担当する誘導場所。貴重な時間を割いて協力して頂いて本当に感謝です。

本栖湖の外輪ルートに入り雨が強くなりました。久々にレインを着用。雨脚がどんどん強くなる。

ボクは雨は嫌じゃない。本来なら夜間の雨は集中力を高めてくれるのですが、むしろ本栖湖エイドでやめようという気持ちが強まります。

もう本栖湖でやめよう。

やめたい。

途中でやめることを思ったのは初めてかもしれない。

本栖湖に到着。

気持ち的に整理がつかないままエイドに入る。

完全に悲観的になっている自分には判断がつきませんでした。

ただでさえ怠慢な走りなのに途中でやめたら大会に対しても本当の怠慢になってしまうのは頭の中ではわかっていて。

とにかくエイドに入って決めようと建屋に入りました。

こんな状態でも何か落とし所を探したい。エイドのスタッフの皆さんはずぶ濡れの選手達を必死に盛り上げフォローをしてくれてる。なんだかパッとしないのは自分だけのような気がしてしょうがない。

吹っ切らなければ。

30mileのレースになっても100mileのプランと同じくジェルだけで進むことを守る。何かに繋げたいと思う。

ゴールを目指せ。スタートからゴールまで行くことがそのレースの全貌を知ることができると普段から人に言ってるくせに途中でやめようとしてるオレは最悪だな、、、

あと一区間。

行かなければもっと酷いことになりそうだ。

行こうゴールまで行こう。

ゴールもコースの状況が一段と悪くなり麓から朝霧道の駅に変更になったことを聞く。

土砂降りの本栖湖畔を走り東海自然歩道へ。国道沿いのトレイルを走りしばらくすると正にその国道に出されることに。ここから変更ルートか。

ガードマンさんの誘導で道路を横断し左側の歩道を走り始める。いくつもの点滅器のついたカラーコーンが歩道沿いに並んでいる。

変更の変更でこの大量のカラーコーンを並べたのか、、、凄いな、、

このイレギュラーな出来事への対応は本当に凄かった。

道の駅まであと2kのところで国道から裏道へ。どこを走っているのか分からない。

水溜りもまったく気にならずトレイルのど真ん中を駆け抜ける。

朝霧特有の牧場のような広い場所に出た。道の駅らしきものは何もないけど遠くに薄っすら灯りが見える。

終わっちまう。本当に終わっちまうよ。

なんとなく人が増えてきてその先にハッキリと照明の灯りが見える。

国道を横断。

その先には選手を待つ応援の方々がたくさんいた。

緊急に移動したにも関わらずゴールゲートもしっかりある。労力は計り知れないと改めて感じた。

本当にスタッフ、関係者の方々には頭が下がります。

ありがとうございます。

それとはまったく別にゴールゲートを潜ったボクはなんにも楽しい気持ちはありませんでした。言ってみればこれがボク自身の弱さだと思います。いつまでも煮え切らない、切り替えも全然出来ず悲観的にただ走ってるだけだった。

ただ、ただもっと走りたかった。後半の浮き沈みを感じたかった。帰ってきたぞ!と山梨の地を思う存分楽しみたかった。松井さんともエイドワークをスムーズにするシュミレーションもした。ずっとUTMFをイメージして走って来た。

仲間がくれたメッセージ付きのジェルもスタート前にひとつ摂っただけ。

残念。

このゴールの向こう側に行きたかった。

すぐ車に乗り計測チップを外す。

松井さんが返しに行ってくれた。と思いきやダッシュで帰ってきた。

チップはスタートの大池公園で返すらしい、、

マジかーー!!

車で、松井さんの運転で大池公園に向かいながらまだまだ走っている選手達を見た。ずぶ濡れになりながら必死にゴールを目指してます。

頑張れ。もう少しだ。

ボクらは大池公園を目指す。運転は相変わらず松井さん。

松井さんの運転は急に曲がることがある。

大池公園は国道をひたすら進めば着く。

来た。曲がった。急に曲がった。西湖方面に曲がった。

どうした?なぜ曲がった?

え?と松井さん。

青木ヶ原樹海も近いことからいよいよ憑かれたかとボクは思った。普通の人間のハンドルさばきではなかったからだ。

大池公園に行くから。と。

こちらは西湖方面になります。

あーでもないこーでもない言いながら、いいよUターンするから。と。

Uターンする場所がまったくなくやっとあったと思ったら全然スルー。

なぜ?

西湖経由で大池公園を目指します。

ボクらのUTMFは終わりません。

ようやく大池公園に到着。チップを返します。

松井さんが返しに行ってくれた。と思いきやダッシュで帰ってきた。

ゼッケンが必要らしい、、、

返せない。なかなか返せない。

シャトルランを繰り返す松井さん。

なんとか返すことが出来たらしい。フィニッシャーズベストを片手に帰ってきた。

よしご飯を食べて帰ろう。

何を食べたいか松井さんに聞くと、、、

ラーメン!ぜーーーったいラーメン!ラーメン食べなければ死ぬ!

松井さんはお腹が空くと電池の切れたエボルタ君以下の動きになり態度はそこらへんのチンピラより悪くなります。

急がなきゃ。

運転は相変わらず松井さん。

松井さんは信号が赤でも行こうとする事があるのでボクはよく色を伝えます。

今回は信号関係は大丈夫。

ようやくボクの家の近くのバーミヤンに着きました。時間的にバーミヤンしかやっていません。

ラーメン!ラーメン!

ラーメンの大合唱。1人、たった1人で大合唱。空腹なのに凄いパワーを感じます。

ボクらのUTMFはまだ終わりません。

ボクがトイレに行ってる間に注文をお願いしました。

しばらくして注文した料理が運ばれてきました。

野菜炒めのご飯セットの方。

はーい。松井さんが手を挙げる。

野菜炒めか。なるほど。

更に料理が運ばれてくる。

小龍包の方。

はーい。松井さんが手を挙げる。

小龍包か。なるほど。

御注文は以上でお揃いですか?

はい。

彼女は食が細いのに料理をたくさん頼む癖があります。そんなに食べれないだろ…

いや、問題はそこじゃない。

ラーメンの姿が1mmもない。あれだけ熱望してたラーメンが。

松井さんは何かの病気なのかなと心配になった。

ボクらのUTMFはここで終わりました。

仲間がくれたメッセージ付きのジェル。

いつか何処かで使えますように。

UTMFに絡んだ皆様本当におつかれやまでございました。


あと10日。

あと10日。

皆様ご無沙汰しております。山崎賢人です。

いよいよUTMFまで10日となりました。

の前に、の前に信越五岳や木曽駒ヶ岳がありますね。先週は上州武尊に多摩川源流などがあったり。

今では毎週行われてるような勢いのトレイルレースも今月は特に色濃いレースばかりです。

ボクは今回4回目のUTMFに出場します。

今年4月から「道がまっすぐ」で働き始めて今までの生活のリズムが変わり日々勉強の毎日が始まりました。

今までの仕事と比べて1番変わったところは「楽しい」というところです。接客はまだまだですが自分が走ることでいろんなことを伝えられる。それがカタチになると本当に嬉しくそして楽しさを感じます。

そんな中で昨年のUTMF後に最大の目標に決めた今年のUTMF。

家族はもちろん、オーナー石川さん、サポート松井さんには自由に使える時間を頂きました。

本当に感謝しております。

もうやることはやりました。

後は昨年の自分を越えるだけ。

来年のUTMFは自分のスケジュールと合わなくなるのでこれが最後となります。

後悔のないようすべてに感謝し全力疾走いたします。

そして終わったら死ぬほどアイス食べます。プリンも。


UTMF実行委員長と。

相変わらず靴下履いていませんでした。


ボンチという名のもとに。

暑中お見舞い申し上げます。

THEナツな日々が続いております。

夏と言えば浴衣、花火、ボンチ。夏と言えば海、山、ボンチ。カレーと言えば肉、ジャガイモ、ニンジン、ボンチ、タマネギ。カレーに至ってはタマネギの前にボンチが来てしまうぐらい世間ではボンチが定着してきております。

今年も走りました。2016Bomtic ultra50mile!

通称「ボンチ」

一昨年の2月に大雪が降り山を走れなくなりました。ならば、なーらーば、ロードで甲府盆地を1周してみようかね。Boomerung五味くんと2人きりで走ったのがボンチの始まりでした。

昨年の9月のゴールデンレース期間にBoomerungメンバーが多くエントリーしたことから足固めとしてボンチを皆で走ろうということになりました。

昨年は37度ぐらいになり走った全員が本当に疲労の向こう側を見ることになり、ボンチは4年に1度オリンピックやワールドカップと同じぐらいのスパンでやろう。満場一致で決定した、、、と思いきや、、、

今年はボンチいつにする?

何処からともなく夏が近づくにつれそんな質問が増えてきました。

結局開催(笑)

8月6日の土曜日、朝5時にスタート。

道がまっすぐの前にある門、ポケ門前に不安いっぱいに仲間が集まりました。


気のせいなのかすでに疲労感が漂ってます。

奥に見えるのがポケ門。

ブリーフィングはとにかく具合い悪くなる前に辞めましょう。なかなか伝わりづらい小難しい説明です。


スペシャルサンクスの小野くんと村田くんを交え気合いの1枚。

そしてスタート。85kの灼熱の旅の始まりです。

今回は経験者ばかりなので下手に想像してしまい気が遠くなる距離、そして暑さにすでにメンタルをやられ始めます。

しかしながら明るく素晴らしい走りでメンバーを引っ張る男がいました。


Boomerung新メンバーのデーイーこと井出選手。ご覧の通り素晴らしい肉体の持ち主です。

ポケ門をスタートし武田通りから北バイを双葉方面にひたすら走り中部横断道下の国道52号をこれまたひたすら走り田富方面に曲がり浅原橋を渡ったローソンで23kぐらい。


浅原橋ローソン。なんとなくまだ元気です。

ボクは体温が上がった状態で冷たいものを食べたり飲んだりすると心拍が乱れ脈が上がってしまう時があります。昨年このローソンで食べたガリガリ君が見事にハマり心拍が200ぐらいまで上がってしまい本当に苦しい思いをしました。

今年は冷たいものに気をつけて鬼門のローソンをクリア!本当に良かった。

次は中道のセブンイレブンを目指します。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

東花輪の駅を抜け中道の川沿いを走ります。ここらへんから暑さが本格的になってきました。中道セブンイレブンに着き併設されてるスタンドでご覧の通り、、、


水道を貸して頂きとにかくかぶります。かぶりまくります。

そしてこの日道がまっすぐに入って頂くオーナー石川さんとはここでサヨナラ。この中道セブンイレブンまでのコースをボンチの登竜門的な存在として「イシカワ30k」として申請いたします。


私が店番します。 

何を言ってるでー、ユミさんは最後まで走るだよ。

いやいや私が店番を、、

何を言ってるでー、ゆっくり楽しんでこーし。

な会話の図。

石川さんにミチガマをお任せしボクらは先へ進みます。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

大エイドのセルバも過ぎヒロキ、ゴミール居住区に入っていきます。

そのヒロキのご両親がエイドをだしてくれました。約42k地点。


ぶどう園エイド!

桃やぶどう、朝摘みのプチトマトに寒天ゼリーなどなどたくさんの食べ物を出して頂きました。このルートは何もなかっただけに本当に有難かった。

心からありがとうございました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

次のエイド、御坂ファミマを過ぎると当分コンビニめいたものはありません。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

難関の勝沼フルーツラインが待ってます。なかなかのアップ&ダウンの持ち主です。


フルーツライン手前、チームメイトのタッツン親子が極冷えのキュウリを持って応援に来てくれました。タッツンは翌日の登山駅伝の選手の為ボンチは欠場。タッツンが青木くんに襷を渡す大役です。

タッツンありがとう!

さーー、本当のボンチはここからだよ!

そして勝沼フルーツラインへ。

いきなりアスファルトらしからぬグィーンな登りが始まります。しかしながらこのフルーツライン、景色は最高でこれぞボンチというような景色が見れるルートでもあります。

すると昨年と同じ場所にゴミールワイフとボクの家族がいてくれました。

有難いね。有難い。


仲間を待ちます。今回はある程度の場所まで皆で進みます。地獄のフルーツラインではありますが丁度真ん中ぐらいに昨年も助けられた沢があります。今年は少し風があり時折気持ち良さも感じたので沢はスルーしようと決めます。


スルーをスルー。大至急予定変更、気づいたら沢に入っておりました。

昨年の沢とは違い雨が降ったあとなのか水がアマゾン川のように濁ってます。見なきゃいいんだよ、見なきゃさ。

それーーーーっ


上を向いて素早く対処。泥水を視野に入れない高い技術です。オアシスを感じることが出来ました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

アマゾン沢に元気をもらい走り続けます。

フルーツラインは勝沼から塩山にかけるルートです。塩山と言えば小川壮太くんのシマ。壮太くんも海外でレースにチャレンジ中、、、そう言えば、、この日の前後に富士登山駅伝があったりTJARがスタートスタンバイ状態だったりAC100を走ってる最中だったり、、、

いろんな場所でたくさんの方々が頑張ってる、頑張ろうとしてることを想像するとボクも負けてられないという気持ちになる。 ただのファンランですが意味のあるファンランにする為には走りきる、そしてそれぞれが自分自身のテーマをこなすこと。ただ楽しくワイワイガヤガヤだけではなくウルトラなこのファンランをどうやったら自分の血や肉になるのか。考えながら走るのはとても意味のあるものだと感じます。

楽しいということの意味合いが凄く大事。

ボンチも終盤。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

最終エイドの恵林寺ファミマからはそれぞれで進みます。最後のバックストレート残り18kぐらい。

途中、毎回お世話になっている藤木さんエイドでパワーを頂き一人旅が続きます。藤木さんには本当に頭が上がりません。図々しいですがこれからもボンチが続く限りお願いしたいです。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

この体感50kの北バイをそれぞれがそれぞれのペースで進みます。

T.D.Tもそう。街を走るには誘惑があり過ぎてやめようと思えばすぐやめられる状況下にあります。その状況を乗り越えるメンタルタフネスが必要かなと。しかも灼熱。夜も熱帯夜。ボクは部活で水を飲むな世代です。今のご時世かなりヤバイ考え方です。現代なら父兄が物申すやり方だと思いますが、ボクにとってはあの経験が自分のバックボーンになってたりします。この苦しみから逃れるなら水を我慢することの方が楽だと思ったこともありました。

「耐える心。」

特に今トレイルランをやる上で最も重要な事な気がします。 

弱い自分がガンガン現れる中、耐える心で自分を支える。

走り切れよ。走り切れ。最後の愛宕トンネルは暑く息苦しい。愛宕トンネルを抜け3つ目の信号を左折すればあとはウイニングラン。

ポケ門手前で石川さんが待っていてくれた。


ゴーール!

身体能力は人一倍低く走らせればどの世代のサッカーチームでも真ん中からうしろ。本当に走ることが苦手でした。

そんなヤツでもガッツがあれば真夏に85k走れるんです。

世間の中年男性に勇気を与える走りができたと思います。

そして今回皆が頑張れたのは間違いなくこの方のおかげ。


マツポンこと松井久氏。そうあの松井さんの旦那様です。ボクらは彼の事をこう呼びます。

「神」

最初から最後までみんなのサポートをしてくれました。嫌な顔ひとつ見せずポジティブな言葉で皆を励ましてくれました。

マツポン、あなたには絶対に勝てない自信があります。

本当にありがとう!

熱い夏がひとつ終わりました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!