東京バスストーリー。

「あのお方だけは許してください。」

神に祈ったのは数週間前。

1月からの展示会ラッシュ。2017年の秋冬物、いわゆるひとつのFWの展示会です。各メーカー様が本気で熱意を込めた商品が並びます。ボクはまだまだ素人なのでボク自身の理解力が低い為奥のまたその奥まで見抜けない物もたくさんあります。

申し訳ありませんです、、、8年ぐらい経てばまともな会話ができると思いますので気長に優しく見守って下さい。

ボクらSUNDAY、ミチガマチームは仕事関係は基本高速バスを使います。とにかく料金も安く寝てれば着いてしまうのが高速バスの良いところ。

ただ、、、ただ1人で乗る場合には隣の人がどんな人か気になります。ボクが言うのも何ですが、普通の方ならそれで万事OKなんです。。

その日ボクは7Aという窓側の座席でした。誰でも思うと思います。隣に誰も座らなければいいな…これはあくまでも1人の方が広く使えるしとにかく気を使わなくて済むというシンプルな理由です。

高速に乗る手前、最後のバス停に停車。ここをクリアすれば快適なバスの旅になります。

窓の外を見る。

1人異様なオーラと大きな体、年齢も不詳な方を発見。

野生の直感と体の奥から来る拒否反応で神に祈ります。

「あのお方だけは許してください。」

彼が車内に入場。

通路をゆっくり歩いてくる。

そう、入場曲はもちろん「ターミネーターのあれ」です。

少しずつ近づく。魚のウロコのようなデザインのスポーツショルダーバッグを持ってる。

横に来た、、、過ぎてくれ、、過ぎて、、、

過ぎたっ!

いや戻った座った!

エンナーーーーイヤーーーー

ホイットニーさんの曲が流れた気がした。

座った瞬間にボクにガツガツ当たってくる!人は見かけによる!想像通りの当たりっぷり、この座席の境のラインを平気で越えてくる完全にオフサイドです。

ボクは身も心も窓側へ追いやられる。それを気にしない彼はハナークーソをほじり始めた。何度鼻にインしたのか分からない。そしてそのハーナクーソ関係が乗ってる指の行先をボクは怖くて見れない。

ボクはそんな意気地なしなんだ。

ただこの彼の素晴らしいところを発見した。

義務化されているシートベルトをしっかりしてるところだ。

なかなか真面目じゃない、、痛っ!痛たたたっ!

彼が急に外したシートベルトが勢いよくボクに当たった。

痛いよっ!言葉に出るくらいの衝撃でした。

あっ、、すみま☆*%¥

語尾が聞こえないぜ!

トイレから帰って来た彼。

それもある意味怖いシチュエーションです。

まー良い。

いや良くない。

眠りに入った彼は更にグイグイ押してくる。いや、、マジで本当に、ちょっ、

思い切ってボクは伝えた。

もう少しそっちに寄ってくれるかな、、

またベルトを外しバチンッ!痛いっ!

だから痛いって!

え?立った。通路に立ってこっち見てる。

いやいやオレ席立たないから、もう少しそっちに寄って欲しいたけだから。

座った。

うんともすんとも言わずに座った。

しかも大して寄ってない。

結構短時間で深い眠りに入れるタイプ。イビキもかいてるかいてる!気持ち良さそーー

しかし本当の恐怖はここからでした。

通路側を向いていた頭が寝返りを打ち、、、

こっちに顔面がゴロン、、、

エンナーーーーイヤーーーー

本日早い段階で2発目のホイットニー先輩の曲が流れた気がした。

うぅぅぅわぁぁぁ〜〜〜

近い、顔が近いーーー、、さっきこの鼻にあの指が、、ぁぁぁ

怖いなー怖いなー怖いなー

稲川淳二先輩も登場します。

広瀬すずなら死んでもいい距離感。

結局彼はバスター新宿まで爆睡。気持ち良さそーー

バスを取ってくれた松井さんにはクレームのメールと現地で待ち合わせたオーナー石川さんには事細かく事件の詳細を伝えました。

この日は夜のグループランもあり日帰りで甲府に戻りまた翌日都内へ。

前日と同じ時間のバスに乗ります。

緊張MAX。

もうすでにボクの隣の方は乗っていた。

良かった。本当に良かった。ここがバーだったらマスターに頼みたいくらいだ。

マスター、隣の人に温かいライスを一杯。

幸せだなーボカー君といる時が1番幸せだなんだ。ユーゾーカヤマ氏の言葉を叫びたかった。

高速前のバス停留所。

昨日あの彼が乗って来た場所だ。

なんか懐かしいや。

ターミネーターのあれがかかる。

あぁぁぁぁ

あいつがまた乗ってきた。。。

東京はやっぱり素晴らしいですね。。


トレイルランニングフォーラム2017。

あけましておめでとうございます!

今言う?

ご無沙汰していてすみませんです。ギリギリもがきながら生きております。

ブログのアップも久々なので何を伝えようかなと思いましたが、初老ということもあり過去の事はほぼ忘れてしまうので最新の出来事をお伝えいたします。

1月8日の日曜日、鏑木さんが委員長を務める日本トレイルランナーズ協会主催のトレイルランニングフォーラム2017に出席してきました。

トレイルランニングの未来ということを個人的にはよく考えますが正直フォーラムに参加することは考えたことがありませんでした。

出席した経緯はフォーラムが終了しても未だによくわからないのですが、数日前に来たお話でなんと、なななんと皆さんの前に立ちプレゼンをすることになってしまいました、、なぜ?

事件です。これは大事件です。

まだまだ競技人口が少ないとは言われてる業界ですがボクがトレイルランニングを始めたころよりは格段に人口は増えてます。

たくさんの人がいる中でボクが?一体何を話したら良いのか?いろんなことを思いましたがこんなことは後にも先にもないので頑張ろうという思いで臨みました。

一緒に舞台に上がるのは九州のレースをいくつも主催しているユニバーサルフィールド代表の高木智史くん。高木くんは昨年スリーピークスを走ってくれたのですが事前の準備なども手伝ってくれて本当に助かりました。

その高木くんとボクのプレゼンの題目は「こんな山で遊んでみない?」というものでした。お互いレース主催には絡んでるものの普段はどんなとこを走っているのか?トレイルランニングに対してのスタンスは?そんなような感じでまとめることになりました。

ボクはもう目をつぶっても行ける地元の山を繋ぎ合わし「35kの通勤トレイルラン」という表現をしようと決めます。これはいろんな条件が満たないと不可能な内容です。ボクが住んでる笛吹市、そして職場がある甲府だからこそ出来る技。

ただ通勤なのに距離が35k、結果的に累積が2600m。

なんかウケますよね笑

でもこのルートは本当に人がいないんです。人にぶつかりたくても相手がいません。現在問題になっている出来事とは無縁の世界、ボクはこんなとこばかりで走っているので世の中で起こっている問題がイマイチぴんと来てないのが実情です。以前もいろんな場面で言ってますが都内の方々も山梨に来て走ればいいのになと心底思います。

ログは日本トレイルランナーズ協会のHPにアップされるそうなので良かったらご覧下さいませ。

そして当日。

協会の理事を務める松井さんと都内へ向かうことに。

早朝の為特急電車はないので各駅停車の旅です。松井さんに6時の電車に乗って下さいと指令が出てます。その電車に先に松井さんが乗っていて途中でボクが乗り一緒に都内へ向かうスタイルです。

このパターンはだいたい先に乗ってる人が何番目の車両に乗ってるからなどのメールをくれるはずな状況。

メール来ない。

電車来る。

メール来ない。

電車近づく

まさかあの人乗ってないのでは、、、

電車到着。

適当にホームに立っていた目の前に松井さんが到着。驚きのピンポイント。

目が合うなりハッとした表情に。

入るなり、そりゃオレの表情だから。

なぜ乗ってる場所の連絡をくれないのか?

「いや、あれだったから、そのパソコンがそのこれが、いや、その」

もう良い。

確かに松井さんは高木くんの資料とボクの資料をまとめてくれていて本番でもパワポの操作をしてくれる予定で大変ではある。

もう良い。

終始、電車の中でも資料の作成であーでもないこーでもないのやり取り。

フォーラムの場所は品川から遠いの?

京葉線で二駅だから、、、

京葉線、、?ちょ、ちょい待って、京葉線て、品川じゃないの?あなた品川だと。

違うよ、越中島だよ。

来た、変化球来た。まぁ時間的には間に合うだろうから。

もう良い。

資料を作り続けているがだんだん無口になる松井さん。

お腹が空いてきたなコレ。

東京駅までなんとかガンバフンバ。

東京駅に到着しとにかく何か食べようと。昔秋田のレースに行った時の牛タン屋さんがいいということでお店を探しましたがお互いに記憶が曖昧でなかなか見つからず。

時間は大丈夫なの?何時までに行けばいいんだっけ?

大丈夫、大丈夫と松井さん。

結構ぐるぐる回りやっと見つけた。場所が変わっていやがった。もうそんなことはどうでも良く、早く食べたい一心です。

てか時間何時までよ?大丈夫? 

大丈夫、大丈夫と松井さん。

そして相変わらずの食の細さ。驚きの残しっぷり。

時間はだいじょ、、

大丈夫!V

言葉の意味はよくわからないがとにかくすごい自信だ。

お腹もいっぱいになりいざ会場へ。

なんだか松井さんがモゴモゴ言い始めたよ。気のせいか歩くスピードも速くなってきたよ。

ようやく焦り出したようです。

駅からタクシーを使おう。奥の手でしょうか。ワリとお金で物事を解決するタイプです。

越中島到着。

タクシー、タクシー。念仏のようにタクシーを求めてます。

この場所はボクももちろん初めてでしたが駅の出口に海洋大学という出口がある。

タクシー、、使う距離なのか、、?な?

タクシー、タクシー、相変わらず念仏が止まりません。

そしてボクらは地上へ。

タクシーどころの騒ぎではなく通りに面した地下鉄の出入口には何もない。

タクシー、タクシー、松井さんはまだタクシーを諦めません。

周りにはフォーラムに出席する風の方々が多く歩いてるのでとにかくその流れに乗って行きます。

徒歩5分。海洋大学の正門に到着。

駅からタクシーで15分の情報はどこで仕入れたのでしょうか。

それに対してブツブツ言ってますが、、

もう良い。

会場は正門からだと1番奥の場所でした。大学の敷地は広いのでまぁまぁ歩きます。

でも、タクシーは敷地の中走れないもんね。

この人まだタクシーにこだわっている。このこだわりを他の事に使えないものだろうか。

控え室に入り大スターの皆さんが待ち構えておりました。

挨拶もそこそこにとにかく資料をもう一度確認しなければ。

松井さんも高木くんの資料を仕上げてます。

ボクらの出番は11時15分から30分間。

事件は10時55分に起きました。

本番まで約20分。松井さんの様子が明らかに変です。

ヤバイなー、ヤバイなー、ヤバイなー、、稲川淳二氏のように繰り返します。

どうしたの?

ファイルが…消えた…

持ってる!やっぱりこのひと持ってる!何かあることは想定内でしたが内容がヘビーすぎる。

追い討ちをかけるように松井さんのPCも充電切れ。充電コードは持ってこなかったという奇跡。どこまで強気なのでしょうか。

とにかくボクにはわからないので残りの20分を神に祈ります。

本番3分前。なんとかできたらしい。

高校サッカーの監督なら選手に動揺を与え過ぎの刑で速攻クビな出来事です。

もう良い。

そして本番。

紹介をして頂き舞台へ。更に自己紹介。軽くすべりまずは高木くんからプレゼン開始。パワポの動きがおかしいが素晴らしいしゃべりでカバー。さすがの内容と説明です。

そして小山田。

更にパワポの動きがおかしい。写真がなかなか出ない場面に松井さんが、、

なんかしゃべって、なんかしゃべって。

高校サッカーならとにかく勝て!とにかく勝て!のような大味な指示です。

結果的には会場のPCがイマイチだったということでした。

PCうんぬんよりも自分の不甲斐なさに反省です。トレイルランニングにとって山梨、甲府は凄く良いところ、自分にとってトレイルランニングはご飯を食べるのと同じ自然な欲求というようなことを伝えたかったのですが、、

残念、、

でも本当に良い勉強になりました。

午後はトップランナーが催すワークショップ。ボクは上田瑠偉の「山岳耐久レース7時間切りのトレーニング」に参加させて頂きました。

これにはサポートに入った石川弘樹さん、TNFの松永くん、そして高木くんと豪華なメンバーが揃いました。

弘樹さんがアップにブラジル体操やらない?と提案。ブラジル体操とはサッカーのアップで動きの中にストレッチの要素を入れたものです。

ボクも何年かぶりでしたが体は憶えてるものだなぁと。

瑠偉は走り方のベース、言わばドリル的なことを教えてくれました。普段しない動きだったので足がガクガクに、、笑

濃密な時間が終わりました。

この日は山梨も雪が降り慌てて帰りました。

甲府の山は南斜面はもう雪が溶けてます。山をすぐ走ることができる甲府がボクは大好きです。

またいろんな情報を発信しますね。

では皆様今年もよろしくお願いいたします!

最後はダブル石川弘樹でお別れです。


beautiful mind。

ここは何処のバーミヤンだっけ。

TDT2016FWが10月29日、30日に行われました。

TDTとは…ちょうど1年前にこの道を通った夜のブログがありますのでこちらをチェックして頂けるとマンモス嬉しいです。

TDTそれは愛

ボクは今回で3回目、運良く3回も走る事が出来た。正直トレイルランニングを始めてこれだけパッとしない1年があっただろうか。そんな気持ちで過ごしていました。

TDTにはウェイティングシステムがあります。出走が確定してる人がなんらかの理由で走る事が出来なくなった場合、すでに抽選で順番待ちが決まってる人が繰り上がってくる方式です。

ボクもその筋の人で開催2週間前に繰り上がりました。

普段からRDトモさんと「いつどんな時でも100マイルを走る事が出来る人間が真の100マイラーだ。」

こんなやり取りがありますが最近は「走るなと言われても100マイルを走る人間が真の100マイラーだ。」

深過ぎて理解が出来なくなってきてます。

まー、いつでも100mileを走る準備はしときなさいってことです。なのでボクは2週間前でもなんの問題はなかった。終わったから言いますけど(笑)

TDTを走るチャンスが回ってきた事で渋った日々にサヨナラできる。暖かい光が照らしてくれたようでした。

10月29日、羽田平和の大鳥居、通称「サロ門」に濃密な24時間を共有する仲間が集まりました。


TDTの誓いを叫び、個人的にもTDTは3本目、100mileとしては8本目となる旅がスタートした。

走る前から考えていたことがあります。初めてのTDT、初めての100mileの方々が多い中で3回も走る自分が普通に走っていいものか。走る事で何か役に立てることはないか。

ひとつの答えを出しました。

全員完走。

全員完走を目指す。

時間の許す限り後ろから押していく。

TDTはすべて自業自得。けどピンチな人に手を差し伸べるのもTDTの理念。偉そうな事を言えるほど実力はないけどなんとか全員があの最後の左カーブを曲がった後に見えてくるサロ門の雄大な姿を見てもらいたいという気持ちでいっぱいでした。

前半は様子を見ながら、そしていろんな方々と会話をしながら楽しく淡々と進んで行きます。

36k付近の多摩川沿いワイズロードでのドロップバッグ受け取り地点。みんなまだまだ元気。軽い休憩を取りそれぞれが進みます。

多摩川後半。普段からお世話になっているニューハレ竹谷さんが足が痛んできてる。竹谷さんはTDTサブ24hチャレンジは初めてです。かなり痛そうだったけどなんらかの復活を期待して一緒に走ります。ボクら2人はこの時点で最後尾でしたが進み続ければまだまだ間に合うという気持ちが強かった。青梅高水入口の鉄道公園まで行けばTDTでスイーパーの役目をしてくれるKUGISANがついてくれる。だから鉄道公園まではなんとしても引っ張り続ける。

竹谷さんもまったく諦めてない。足は痛そうだけどバカ話も出来るぐらい余裕もある。

多摩川も残り少なくなってきた。すると前方に暗闇の中に人が見える。ワラーチでTDT挑戦の泉田さんだ。更に多摩川出口手前ではガーソくんとも会う。

そして4人で多摩川脱出!いざ羽村の町へ。

個人的な感覚としては羽村に入ると安心する。青梅高水はもう目の前だ。いつも立寄る羽村のセブンイレブンでは休むと時間がヤバイから食べながら進みましょうとサッサッと買い物を終わらせ青梅高水鉄道公園を再び目指す。

竹谷さんもかなり痛そうだけどここまで来たらと背中を押しまくります。

そして青梅高水手前のファミマに到着。

トモさんをはじめとする数人の方々がいた。

おー!!来たねーー!

ここまで1人も欠けず辿り着いたことが純粋に嬉しかった。

よし!みんなでゴールに向かえる!と思ったのも束の間。。先に進んでた新潟の大樹が持病の胃腸の不調によりドロップしてました。

マジかーーー

おーーーい

青梅高水鉄道公園。ここからは最後尾にはKUGISANがついてくれるし女子にはほぼペーサーがついてくれる。

青梅高水は楽しみな区間。ある程度自由に走ろう。

青梅高水と言えば青梅ターキー。

青梅ターキーとはなんぞや。

そんです。青梅高水を3往復するアレです。

そして青梅高水は途中の榎峠にクボヒデ率いるBoomerung foodserviceによるTDTオフィシャルエイドが待ち構えてくれます。ワクワクしながら気持ち良く進むとライトが数個こちらへ向かってくる。

ん??

あっ!月岡さんだ!月岡さんはTDT2016SSにて完走したお方…

えっ?完走ったってみんなしてるじゃんテキなツッコミが大至急来そうですがただの完走ではありません。

月岡さんは79歳。皆様のおじいさまよりも年上だったりします。やはり24時間は厳しいと思うので月岡さんは33時間以内で100mileをゴールしました。じゅうぶん凄すぎます。てか33時間の方がキツイ気がする、、、

どーですか皆さん。世の中にはとんでもない方々がたくさんいるんですよね。

月岡さんに闘魂を注入して頂き進み続けます。

雷電山を過ぎるともうすぐ榎峠。


キターーー

榎峠Boomerungエイド!

豚汁ならぬトモ汁とキノコパスタをガッチリ食しいざ出発!

Boomerungありがとう!

青梅高水往路最後の区間。この区間にロケット三段という急登があるのですが過去2回トモさんと一緒になった。今回も何故かトモさんと一緒になりました。

縁ですね。

相変わらずのジョーダンの言い合いの中にお互いの人生観や奥さんとどうやって出会ったかとかいろんな話がこの時間と空間は楽しい。

あっつー間に常福院到着。時間も押しているのでタッチ&ゴーで復路へ。

復路のBoomerungエイドも後にし高水トレイルを走り続ける。ここで本格的な雨が。走ることには影響はない。今年は雨が多かったせいかなんとも思わない。

復路の鉄道公園に到着。

ここから先は多摩川区間も夜危ないので女子の護衛をという話。

みんなそれぞれ自然に男子がサポートしてく中、1グループだけ男子がつかない。

KOUMI100の女子チャンピオンのジュンジュンと2位になった女王のパック。

KOUMIシスターズだ。

おそらくみんなこの豪脚コンビが恐ろしかったのだろう。怖かったのだろう。

ボクも怖かった。引きづり回されるのではないか。この2人なら多摩川で何かあってもあっさり犯人を置き去りに出来るのではないか。

そんなことを考えてると、、、TDTクルーから、、

リューG、そこの2人頼むね!

はいよっ!

奇跡のふたつ返事!

そーだよ、役に立つようにと決めたんだ。役に立てオレ。

少し走ると往路で寄ったファミマがある。軽くみんな立ち寄る。ボクはウンスティになりトイレへ。

よし!やってやる!やってやるさ!

気合いを入れトイレから出てくるとKOUMIシスターズはとっくに出ていったとの情報が入る。

だよねーいらないよねーーだよねー

ピュ〜〜〜

なんか隙間風が吹いた気がしたんだ。


青梅の街から羽村の街へ続く道。この真夜中のベッドタウンの雰囲気が好きで、ただ好きではなく終わりに近づく淋しさもあったり、なんだろな100k近い地点なのでよく来たなーって思ったり、なんだろな、んーなんだろ。

そしていよいよ復路の多摩川。ここで多くの人達に追いついた。

まずは128k地点のULTRA LUNCHエイドを目指す。いつも楽しみにしているドミさんのTDTスープが待ってくれてる。

真っ暗な多摩川をワリと多めの人達が走ってるのは異様な光景です(笑)

雨が降ってる為、ワイズロード128k地点よりも少し手前の橋の下でドミンゴさん達が待っていてくれた。

ヴィーガンスープなのにコクがあるこのスープは本当にパワーが出ます。毎回ありがとうございます!

残り20mile。

明け方に眠気がキターーでも耐えたーーこの浮き沈みがあるから100mileはやめられないのかも。

多摩川と言えばボクの中ではやはり登戸、正確に言えば和泉多摩川になるのかな。思い出の場所。そこまで来ると本当によく来たなーって思う事と本当の100mileはここからだと強く思う。

この場所に今回もナイスガイきよぴーさんが豚汁エイドを出してくれた。今朝の東京は気温が低く走るにもちょっと寒いくらい。時間的にも朝食風味の温かい豚汁とオニギリが沁みる沁みる。

きよぴーさんありがとう!

きよぴーエイドから残り約13mile。

眠気も一切なくなった。

二子玉のビル群は近くに見えるけど中々近づかない(笑)

河川敷のグランドでは野球やサッカーが盛り上がっている。ボクらがまさか140kぐらい走ってきてるとは思わないだろうな…(笑)

二子玉に到着。鳥羽ちゃんの皆さんがうまい棒エイドを出してくれてる。

なかなか食べれないボクにrush7フロントの上部ポケットに1本ずつ入れてくれた。

何かあるといけないから持っていきなさい。

ありがとう。

嬉しいな。本当に感謝です。

気温は上がらずシェルを来たまま走り続けます。

シェルでザックごと覆うのはボクのスタイルですがシェルの下から何かがアゴの下の辺に当たる。痛い。ノコギリのような鋭い刃物のようだ。

犯人はうまい棒のギザギザです。

手を振るたびにギザギザがやってくる。しかし疲労や面倒臭さもあり直すこともしない。

1.2.ギザギザ 1.2ギザギザ。ペースとしてはこんな感じです。

ウザいな。本当にウザいです。

ギザギザに耐えながら走っていると往路でも娘さんと自転車で併走してくれた日高くんがタコスエイドを出して待ってくれた。

「タコベルはたいしたことないんで。」

タクワンばかり食べている日本人がなかなか言えることではありません。

凄い自信から来る日高タコスは確かに絶品でした。たくさん食べたかったけど先に進まなければならない。てか日高くんは家が近いから応援したかったと言いますが、TDTの為にタコスを作るという行為が無条件で凄い。

日高くんありがとう!

ピリッとタコスパワーが効いてきた。しかしギザギザの斬れ味も上がる一方。直さないよ、ここまで来たらギザギザと戦い続けるよ。最悪刺し違えるよ。

いつも弱い自分が敵だったけどギザギザが敵というのは初めての経験だ。

ギザランを続けると豊島さん発見。

豊島さんはいつもTDTをサポートしてくれる。いつもの豊島リポDを注入。

いつも豊島さん元気をありがとう!

リポDで気持ちも体温も上がったボクはシェルを脱ぐ。ザックから2本のギザギザが丸見えになる。もううまい棒とは呼ばない。

ブラブラしてしまうギザギザとはここでサヨナラです。ザックの中に眠らせました。

足にもダメージはあるけどなんか集中して走ることができる。

最後の最後力を出し切る場面ガス橋からサロ門。残り約10k。そして最終エイドになるであろうガス橋にはジュンジュンの旦那様スーさんがいてくれた。スーさんも忙しそうだったので今回はいないだろうな、、なんて思ってたのでスーさん発見は本当にメンタルが支えられた感じでした。

必殺の温かいココアを飲み気づいたらKOUMIシスターズと再スタート。

スーさんありがとう!

あとはサロ門に向けて爆走あるのみ。

途中1人になる。息子の事を考えた。週末遊んであげれてないな。早く家に帰って息子と遊ぼう。

家族に感謝。走らせてくれてありがとう。

海が見えてきた。あの左カーブを曲がりきると…

見えた、、サロ門だ。

TDTクルーをはじめいろんな人達が待ってくれてます。

キツさも弾け飛びサロ門へ飛び込んだ。


ゴール!

目が腫れてる(笑)

3つ目のバックルの購入権利獲得。過去2回ゴール後にトモさんと握手をするとその手の中にバックルが潜んでた。今回ボクはバックル代7000円を手の中に忍ばせトモさんと握手。

トモさんが慌ててバックルを取りにいく(笑)

TDT2016FWが終わった。

今回凄く感じたことは走る人もサポートする人もこんな物の持主ばかり。

beautiful mind

人に対しても自分に対しても本当にbeautifulなmindを持っている人達ばかりでくすぶっていた自分が恥ずかしくなりました。

とても気持ちよく晴々した気持ちでサロ門を後にし帰路に立ちました。

蒲田駅のロッカーに寄り京浜東北線から川崎駅で南武線に乗り換える。

終点の立川までは時間があるなー、、、

寝てしまった、、、しかも隣の人に寄り掛かってたかも、、、すみません、、正面に視線を移すと、、

あれ?見たことある佇まいの方が。

Answer4コバだ。コバも今回TDTクルーとしていろんな場面でサポートしてくれてた。

寝ぼけてるボクにコバは「寝てていいよ起こすから。」なかなか優しいやつじゃないか。

そしたら、、、


写真撮ってた。更にばら撒きやがった(笑)

この後結局眠れなくなりコバと話しながら帰ることに。その流れからちょっとご飯食べてくか。な話に。

立川駅で降りた。いいよ何処でも。中華専門チェーン店の日高屋へ。

ビールも軽く飲みながら濃い話もした。

そしてボクがトイレから帰ってくると、、、


見事な寝落ち。もう帰ろうと起こす。

滑舌も悪くなり何言ってるかわからない中で唯一聞こえたのが、、

「ここ何処のバーミヤンだっけ?」

とりあえずここは日高屋だ。立川の日高屋だ。

頑張ったコバもbeautiful mindの持主。

動画もあるけどAnswer4が売れなくなったら困るから伏せとくよ。

TDT2016FWは本当にこれで終了。

濃密な時間を皆様ありがとうございました。


ゴールの向こう側。

心残りは仲間が用意してくれたメッセージ付きのジェルが使えなかったこと。そして綿密に打ち合わせたサポートを受けれなかったこと。

UTMF2016が終了いたしました。 

もう説明は不要だと思います。

スタート20分前に鏑木さんの涙ながらのコース短縮の発表があり会場は騒然となりました。

ボクは、、ボクは今その時の記憶が、自分がどうなってしまったか記憶がないぐらい衝撃を受け呆然としてしまった。発表の直前に離れたサポートの松井さんを呼び戻し相談をしました。

完全に心が砕けました。

誰が悪いわけでもなく、誰のせいでもないことはもちろん分かっていて。大会側や誰かを怨む気持ちなんてもちろん1mmもなくて。

1番大変な思いをしてるのは大会側だと瞬発的に思っている自分もいた。

100mileが30mileになってしまった。

心の中で「なんでだよ、、」と叫び続ける、いや、たぶん言葉に出ていたと思います。

松井さんはボクの判断に任せると。走るならゴールのA3麓で待ってるからと言ってくれた。

ただ正直まったくどうしていいのかわからなかった。わからないままスタートに立ちました。スタートの場所も後ろの方になり訳のわからないままスタートした。

何のために走る?どこに向かって走る?

押し競饅頭。人にぶつかりながら揉みくちゃになりながらスタートした。

しばらくして人との間隔が空き少しずつ走れるように。

沿道の方々に名前を呼ばれてるような呼ばれてないような。

ボーッとしながら進むと

「リュージ走れーー!!!」

松井さんです。

ここでハッと目が覚めたという話ではなくとにかく足和田山入口の渋滞に巻き込まれたら体が冷えちゃうからとにかくスピードを上げなければ、、、

その思いだけで走り続けます。

しかし足和田山入口では渋滞に巻き込まれてしまいました。

んーー、何を考えていたか憶えてない、、

人の列に沿って登りを歩き続ける。

麓がゴール。それを思うとまったく気持ちが上がらない。ボクのメンタルの弱い部分でもあります。

足和田山の下り。

今回シューズをギリギリまで悩んでましたが1番履き慣れているALTRAパラダイム1.5で行きました。パラダイムを知ってる方はあの悪路でパラダイム?!と思う方も多いかと思いますが誰よりも飛ばした下りは1度も転ぶこともなく快適に下れました。唯一の収穫です。

足和田山を下り、鳴沢エイドはスルーしました。松井さんはここにもいてくれて「大丈夫?」と声をかけてくれた。ボクは「うん」と返事をしたかも憶えてない。

精進湖エイドまでの長いロード。

淡々と走らなければならないロードで1年間やってきたことを思い出す。

涙が止まらなくなりました。

まったく気持ちを立て直すことが出来ない。

UTMFは本当にボクを成長させてくれた。死ぬまでずっと出たい、走りたい大会です。来年はUTMFの日程がずれない限りもう出れなくなってしまう。

最後だと思いこれだけに力を注いできた。

体にはまったく力が入らずただ走ってるだけの状態。

精進湖エイドに到着。

MMA渋井さんが声をかけてくれた。

ボクは気持ちが追いつかないと愚痴ってしまう。

渋井さんごめんなさい。

そして六花先生にも会い「リュージ走ってくれてありがとう。」と言葉をかけてくれた。

ボクはそんな言葉を裏切るような走りを続けます。

烏帽子入口とパノラマ台はスリーピークスが担当する誘導場所。貴重な時間を割いて協力して頂いて本当に感謝です。

本栖湖の外輪ルートに入り雨が強くなりました。久々にレインを着用。雨脚がどんどん強くなる。

ボクは雨は嫌じゃない。本来なら夜間の雨は集中力を高めてくれるのですが、むしろ本栖湖エイドでやめようという気持ちが強まります。

もう本栖湖でやめよう。

やめたい。

途中でやめることを思ったのは初めてかもしれない。

本栖湖に到着。

気持ち的に整理がつかないままエイドに入る。

完全に悲観的になっている自分には判断がつきませんでした。

ただでさえ怠慢な走りなのに途中でやめたら大会に対しても本当の怠慢になってしまうのは頭の中ではわかっていて。

とにかくエイドに入って決めようと建屋に入りました。

こんな状態でも何か落とし所を探したい。エイドのスタッフの皆さんはずぶ濡れの選手達を必死に盛り上げフォローをしてくれてる。なんだかパッとしないのは自分だけのような気がしてしょうがない。

吹っ切らなければ。

30mileのレースになっても100mileのプランと同じくジェルだけで進むことを守る。何かに繋げたいと思う。

ゴールを目指せ。スタートからゴールまで行くことがそのレースの全貌を知ることができると普段から人に言ってるくせに途中でやめようとしてるオレは最悪だな、、、

あと一区間。

行かなければもっと酷いことになりそうだ。

行こうゴールまで行こう。

ゴールもコースの状況が一段と悪くなり麓から朝霧道の駅に変更になったことを聞く。

土砂降りの本栖湖畔を走り東海自然歩道へ。国道沿いのトレイルを走りしばらくすると正にその国道に出されることに。ここから変更ルートか。

ガードマンさんの誘導で道路を横断し左側の歩道を走り始める。いくつもの点滅器のついたカラーコーンが歩道沿いに並んでいる。

変更の変更でこの大量のカラーコーンを並べたのか、、、凄いな、、

このイレギュラーな出来事への対応は本当に凄かった。

道の駅まであと2kのところで国道から裏道へ。どこを走っているのか分からない。

水溜りもまったく気にならずトレイルのど真ん中を駆け抜ける。

朝霧特有の牧場のような広い場所に出た。道の駅らしきものは何もないけど遠くに薄っすら灯りが見える。

終わっちまう。本当に終わっちまうよ。

なんとなく人が増えてきてその先にハッキリと照明の灯りが見える。

国道を横断。

その先には選手を待つ応援の方々がたくさんいた。

緊急に移動したにも関わらずゴールゲートもしっかりある。労力は計り知れないと改めて感じた。

本当にスタッフ、関係者の方々には頭が下がります。

ありがとうございます。

それとはまったく別にゴールゲートを潜ったボクはなんにも楽しい気持ちはありませんでした。言ってみればこれがボク自身の弱さだと思います。いつまでも煮え切らない、切り替えも全然出来ず悲観的にただ走ってるだけだった。

ただ、ただもっと走りたかった。後半の浮き沈みを感じたかった。帰ってきたぞ!と山梨の地を思う存分楽しみたかった。松井さんともエイドワークをスムーズにするシュミレーションもした。ずっとUTMFをイメージして走って来た。

仲間がくれたメッセージ付きのジェルもスタート前にひとつ摂っただけ。

残念。

このゴールの向こう側に行きたかった。

すぐ車に乗り計測チップを外す。

松井さんが返しに行ってくれた。と思いきやダッシュで帰ってきた。

チップはスタートの大池公園で返すらしい、、

マジかーー!!

車で、松井さんの運転で大池公園に向かいながらまだまだ走っている選手達を見た。ずぶ濡れになりながら必死にゴールを目指してます。

頑張れ。もう少しだ。

ボクらは大池公園を目指す。運転は相変わらず松井さん。

松井さんの運転は急に曲がることがある。

大池公園は国道をひたすら進めば着く。

来た。曲がった。急に曲がった。西湖方面に曲がった。

どうした?なぜ曲がった?

え?と松井さん。

青木ヶ原樹海も近いことからいよいよ憑かれたかとボクは思った。普通の人間のハンドルさばきではなかったからだ。

大池公園に行くから。と。

こちらは西湖方面になります。

あーでもないこーでもない言いながら、いいよUターンするから。と。

Uターンする場所がまったくなくやっとあったと思ったら全然スルー。

なぜ?

西湖経由で大池公園を目指します。

ボクらのUTMFは終わりません。

ようやく大池公園に到着。チップを返します。

松井さんが返しに行ってくれた。と思いきやダッシュで帰ってきた。

ゼッケンが必要らしい、、、

返せない。なかなか返せない。

シャトルランを繰り返す松井さん。

なんとか返すことが出来たらしい。フィニッシャーズベストを片手に帰ってきた。

よしご飯を食べて帰ろう。

何を食べたいか松井さんに聞くと、、、

ラーメン!ぜーーーったいラーメン!ラーメン食べなければ死ぬ!

松井さんはお腹が空くと電池の切れたエボルタ君以下の動きになり態度はそこらへんのチンピラより悪くなります。

急がなきゃ。

運転は相変わらず松井さん。

松井さんは信号が赤でも行こうとする事があるのでボクはよく色を伝えます。

今回は信号関係は大丈夫。

ようやくボクの家の近くのバーミヤンに着きました。時間的にバーミヤンしかやっていません。

ラーメン!ラーメン!

ラーメンの大合唱。1人、たった1人で大合唱。空腹なのに凄いパワーを感じます。

ボクらのUTMFはまだ終わりません。

ボクがトイレに行ってる間に注文をお願いしました。

しばらくして注文した料理が運ばれてきました。

野菜炒めのご飯セットの方。

はーい。松井さんが手を挙げる。

野菜炒めか。なるほど。

更に料理が運ばれてくる。

小龍包の方。

はーい。松井さんが手を挙げる。

小龍包か。なるほど。

御注文は以上でお揃いですか?

はい。

彼女は食が細いのに料理をたくさん頼む癖があります。そんなに食べれないだろ…

いや、問題はそこじゃない。

ラーメンの姿が1mmもない。あれだけ熱望してたラーメンが。

松井さんは何かの病気なのかなと心配になった。

ボクらのUTMFはここで終わりました。

仲間がくれたメッセージ付きのジェル。

いつか何処かで使えますように。

UTMFに絡んだ皆様本当におつかれやまでございました。


あと10日。

あと10日。

皆様ご無沙汰しております。山崎賢人です。

いよいよUTMFまで10日となりました。

の前に、の前に信越五岳や木曽駒ヶ岳がありますね。先週は上州武尊に多摩川源流などがあったり。

今では毎週行われてるような勢いのトレイルレースも今月は特に色濃いレースばかりです。

ボクは今回4回目のUTMFに出場します。

今年4月から「道がまっすぐ」で働き始めて今までの生活のリズムが変わり日々勉強の毎日が始まりました。

今までの仕事と比べて1番変わったところは「楽しい」というところです。接客はまだまだですが自分が走ることでいろんなことを伝えられる。それがカタチになると本当に嬉しくそして楽しさを感じます。

そんな中で昨年のUTMF後に最大の目標に決めた今年のUTMF。

家族はもちろん、オーナー石川さん、サポート松井さんには自由に使える時間を頂きました。

本当に感謝しております。

もうやることはやりました。

後は昨年の自分を越えるだけ。

来年のUTMFは自分のスケジュールと合わなくなるのでこれが最後となります。

後悔のないようすべてに感謝し全力疾走いたします。

そして終わったら死ぬほどアイス食べます。プリンも。


UTMF実行委員長と。

相変わらず靴下履いていませんでした。


ボンチという名のもとに。

暑中お見舞い申し上げます。

THEナツな日々が続いております。

夏と言えば浴衣、花火、ボンチ。夏と言えば海、山、ボンチ。カレーと言えば肉、ジャガイモ、ニンジン、ボンチ、タマネギ。カレーに至ってはタマネギの前にボンチが来てしまうぐらい世間ではボンチが定着してきております。

今年も走りました。2016Bomtic ultra50mile!

通称「ボンチ」

一昨年の2月に大雪が降り山を走れなくなりました。ならば、なーらーば、ロードで甲府盆地を1周してみようかね。Boomerung五味くんと2人きりで走ったのがボンチの始まりでした。

昨年の9月のゴールデンレース期間にBoomerungメンバーが多くエントリーしたことから足固めとしてボンチを皆で走ろうということになりました。

昨年は37度ぐらいになり走った全員が本当に疲労の向こう側を見ることになり、ボンチは4年に1度オリンピックやワールドカップと同じぐらいのスパンでやろう。満場一致で決定した、、、と思いきや、、、

今年はボンチいつにする?

何処からともなく夏が近づくにつれそんな質問が増えてきました。

結局開催(笑)

8月6日の土曜日、朝5時にスタート。

道がまっすぐの前にある門、ポケ門前に不安いっぱいに仲間が集まりました。


気のせいなのかすでに疲労感が漂ってます。

奥に見えるのがポケ門。

ブリーフィングはとにかく具合い悪くなる前に辞めましょう。なかなか伝わりづらい小難しい説明です。


スペシャルサンクスの小野くんと村田くんを交え気合いの1枚。

そしてスタート。85kの灼熱の旅の始まりです。

今回は経験者ばかりなので下手に想像してしまい気が遠くなる距離、そして暑さにすでにメンタルをやられ始めます。

しかしながら明るく素晴らしい走りでメンバーを引っ張る男がいました。


Boomerung新メンバーのデーイーこと井出選手。ご覧の通り素晴らしい肉体の持ち主です。

ポケ門をスタートし武田通りから北バイを双葉方面にひたすら走り中部横断道下の国道52号をこれまたひたすら走り田富方面に曲がり浅原橋を渡ったローソンで23kぐらい。


浅原橋ローソン。なんとなくまだ元気です。

ボクは体温が上がった状態で冷たいものを食べたり飲んだりすると心拍が乱れ脈が上がってしまう時があります。昨年このローソンで食べたガリガリ君が見事にハマり心拍が200ぐらいまで上がってしまい本当に苦しい思いをしました。

今年は冷たいものに気をつけて鬼門のローソンをクリア!本当に良かった。

次は中道のセブンイレブンを目指します。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

東花輪の駅を抜け中道の川沿いを走ります。ここらへんから暑さが本格的になってきました。中道セブンイレブンに着き併設されてるスタンドでご覧の通り、、、


水道を貸して頂きとにかくかぶります。かぶりまくります。

そしてこの日道がまっすぐに入って頂くオーナー石川さんとはここでサヨナラ。この中道セブンイレブンまでのコースをボンチの登竜門的な存在として「イシカワ30k」として申請いたします。


私が店番します。 

何を言ってるでー、ユミさんは最後まで走るだよ。

いやいや私が店番を、、

何を言ってるでー、ゆっくり楽しんでこーし。

な会話の図。

石川さんにミチガマをお任せしボクらは先へ進みます。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

大エイドのセルバも過ぎヒロキ、ゴミール居住区に入っていきます。

そのヒロキのご両親がエイドをだしてくれました。約42k地点。


ぶどう園エイド!

桃やぶどう、朝摘みのプチトマトに寒天ゼリーなどなどたくさんの食べ物を出して頂きました。このルートは何もなかっただけに本当に有難かった。

心からありがとうございました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

次のエイド、御坂ファミマを過ぎると当分コンビニめいたものはありません。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

難関の勝沼フルーツラインが待ってます。なかなかのアップ&ダウンの持ち主です。


フルーツライン手前、チームメイトのタッツン親子が極冷えのキュウリを持って応援に来てくれました。タッツンは翌日の登山駅伝の選手の為ボンチは欠場。タッツンが青木くんに襷を渡す大役です。

タッツンありがとう!

さーー、本当のボンチはここからだよ!

そして勝沼フルーツラインへ。

いきなりアスファルトらしからぬグィーンな登りが始まります。しかしながらこのフルーツライン、景色は最高でこれぞボンチというような景色が見れるルートでもあります。

すると昨年と同じ場所にゴミールワイフとボクの家族がいてくれました。

有難いね。有難い。


仲間を待ちます。今回はある程度の場所まで皆で進みます。地獄のフルーツラインではありますが丁度真ん中ぐらいに昨年も助けられた沢があります。今年は少し風があり時折気持ち良さも感じたので沢はスルーしようと決めます。


スルーをスルー。大至急予定変更、気づいたら沢に入っておりました。

昨年の沢とは違い雨が降ったあとなのか水がアマゾン川のように濁ってます。見なきゃいいんだよ、見なきゃさ。

それーーーーっ


上を向いて素早く対処。泥水を視野に入れない高い技術です。オアシスを感じることが出来ました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

アマゾン沢に元気をもらい走り続けます。

フルーツラインは勝沼から塩山にかけるルートです。塩山と言えば小川壮太くんのシマ。壮太くんも海外でレースにチャレンジ中、、、そう言えば、、この日の前後に富士登山駅伝があったりTJARがスタートスタンバイ状態だったりAC100を走ってる最中だったり、、、

いろんな場所でたくさんの方々が頑張ってる、頑張ろうとしてることを想像するとボクも負けてられないという気持ちになる。 ただのファンランですが意味のあるファンランにする為には走りきる、そしてそれぞれが自分自身のテーマをこなすこと。ただ楽しくワイワイガヤガヤだけではなくウルトラなこのファンランをどうやったら自分の血や肉になるのか。考えながら走るのはとても意味のあるものだと感じます。

楽しいということの意味合いが凄く大事。

ボンチも終盤。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

最終エイドの恵林寺ファミマからはそれぞれで進みます。最後のバックストレート残り18kぐらい。

途中、毎回お世話になっている藤木さんエイドでパワーを頂き一人旅が続きます。藤木さんには本当に頭が上がりません。図々しいですがこれからもボンチが続く限りお願いしたいです。

さーー、本当のボンチはここからだよ!

この体感50kの北バイをそれぞれがそれぞれのペースで進みます。

T.D.Tもそう。街を走るには誘惑があり過ぎてやめようと思えばすぐやめられる状況下にあります。その状況を乗り越えるメンタルタフネスが必要かなと。しかも灼熱。夜も熱帯夜。ボクは部活で水を飲むな世代です。今のご時世かなりヤバイ考え方です。現代なら父兄が物申すやり方だと思いますが、ボクにとってはあの経験が自分のバックボーンになってたりします。この苦しみから逃れるなら水を我慢することの方が楽だと思ったこともありました。

「耐える心。」

特に今トレイルランをやる上で最も重要な事な気がします。 

弱い自分がガンガン現れる中、耐える心で自分を支える。

走り切れよ。走り切れ。最後の愛宕トンネルは暑く息苦しい。愛宕トンネルを抜け3つ目の信号を左折すればあとはウイニングラン。

ポケ門手前で石川さんが待っていてくれた。


ゴーール!

身体能力は人一倍低く走らせればどの世代のサッカーチームでも真ん中からうしろ。本当に走ることが苦手でした。

そんなヤツでもガッツがあれば真夏に85k走れるんです。

世間の中年男性に勇気を与える走りができたと思います。

そして今回皆が頑張れたのは間違いなくこの方のおかげ。


マツポンこと松井久氏。そうあの松井さんの旦那様です。ボクらは彼の事をこう呼びます。

「神」

最初から最後までみんなのサポートをしてくれました。嫌な顔ひとつ見せずポジティブな言葉で皆を励ましてくれました。

マツポン、あなたには絶対に勝てない自信があります。

本当にありがとう!

熱い夏がひとつ終わりました。

さーー、本当のボンチはここからだよ!


おんたけ100mile。

先週末、おんたけウルトラトレイル無事終了いたしました。

まずはあの広大なフィールドで運営に関わった皆様本当に大変な業務お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

さて、、

えーー、、、さてさて、、

肝心のレースですが…

終始ヘロヘロのペロペロな状況でした(笑)

7月16日、夜8時に王滝村の松原スポーツ公園を100mileはスタートします。

出走人数は確かではありませんが、ザッと150人ぐらいでしょうか。レースとしてはかなりの少人数です。

コースはほぼ林道、ガレてるところも多くテクニカルでワイルドな路面。100mileは160kなので100kのコースに20kのループが3ヶ所設けられている感じのコース設定です。

スタート後ロードを数キロ走り徐々に登りになります。路面が不整地になると本格的なおんたけウルトラトレイルの始まりです。

第一関門は52k先、その前に43k先のウォーターステーションを目指します。

皆様もうお気づきのことでしょう。

そうです、43k先まで水がないのです(笑)ただ、夜間走行ということもあり水はある程度抑えられるのかなと予想します。それにおんたけのコース上には沢が点在しているのでなんとかな、、、なって欲しい!(笑)

まずは淡々と走り続けます。

ループ1。本コースと同じような雰囲気。ループ通過は途中に待機しているスタッフの方がゼッケンにチェックを入れてくれます。記念の1つ目のチェックを頂き同じペースで走り続けます。

周りはもちろん真っ暗だしここのセクションは特徴があまりない為こんなことを思い始めることに。

「もうループは抜けたのか?」

(笑)

チェックをして頂いた場所が合流地点だったのかな?

よくわからないまま闇を進み続けます。

そして最初の小エイド、ウォーターステーションに到着。水を満タンにし第一関門を目指します。ここからはひたすら登り。林道なので走ったり歩いたりの繰り返し。

第一関門は4時が閉門です。スタートから8時間。うっすらですがここらへんで制限時間がタイトなことに気付き始めます。

第一関門に2時45分ぐらいに到着。

あれ?あれれ?

まったく時間に余裕がないよコレ(笑)

時間に余裕もなければ考える余裕もない為、とにかく第2ループに進みます。

第2ループは1度下りロードを走るという噂。

林道を下りきりロードに出ます。時間を詰めたい一心で走り続けますがとにかくこのロードが長い(笑)そして前後に人もいないので怖い(笑)

しかしながら本当に怖かったのはこの先でした。

真っ暗なトンネルです。

やば、、、マジ怖い、、スタッッッフーーー、スタッッッフーーーー!

心の中で叫びます。

誰かいてーー誰かいてーーー!誰かいてちょーーだい!

でも誰かいたらそれもそれで怖い。

皆通るんだと自分に言い聞かし前へ進みます。

2つのトンネルが終了しました。

良かった、、、

本当に怖かった、、、 

フゥーーー。

フーゥーーー。

Ooohーーー。

Ooohきっと来るーーーきっと来るーー季節は白ーくーーー

3つ目のトンネル登場!しかもとびきり怖そうなやつ。

えーーーーーーーーっっ!!!!

前後はもちろん誰もおりまーーせんっ!お見事!

スタッッッフーーースタッッッフーーーー

ヲンタケヤバイ、ヲンタケヤバイーー

皆通るんだと自分に言い聞かし前へ進みますパートⅡ。

楽しい事、そうだ!楽しい歌を歌いながら行くよ。んーーー

んーーー

うーーー

Ooohきっと来るーーーきっと来るーー季節は白ーくーーー

どうしても貞子さんのテーマソングが出てきてしまう。

ちなみに、「来ーる、きっと来るーー」ではなく「Oooh、きっと来るー」なんですよね。

…どーでもいい!どーでもいい、

なんとか貞子トンネルを通過。そして長いロードも終わり林道を登り返します。本ルート合流前に明るくなって来たのでヘッドライトを外しました。ボクはレースの朝が好きでなんかパワーが出てきます。

そして本ルート合流。

100kの選手が頑張ってます。

しばらくすると、、、松井さん発見。レース前は溜息だったりロカビリーだったりだったので頑張ってる姿に安心しました。

第二関門もなんとか通過。お尻には相変わらず火がついてる状況です。

しばらくして雨が降ってきました。

なかなか気持ちいいなーなんて思いながら進むと小エイド発見。水を補充し更に進みます。雨も降ったり止んだり。

いよいよTHEおんたけと言われるルートに入っていきます。火星のようなガレた、それでいてずっと同じような雰囲気のルート。でもなんか憎めないヤツ。なんでだろ?

走っていて不思議な気持ちになります。キツイんだけどなんか憎めない。

ようやく第三関門に辿り着きました。

このドロップバックポイントで真っ先にしたかったこと。それはシューズの交換でした。

今回シューズはアルトラではなく初めてHOKAを着用。

チャレンジャー2です。

おんたけのコースには合っていてガレた下りもガンガン行けました。全体的には良かったのですが途中から左足外側のくるぶしが当たり始め激痛との戦いになってしまった為もう引退寸前のアルトラのローンピークにチェンジしました。

チャレンジャー2は5kしか慣らしてなかったので履き込めば大丈夫かなと。いいシューズでした。

第三関門で100k越え。まだまだ先は長い。雨も強くなってきました。

次の第四関門の制限時間は14時。その第四関門をクリアすれば後はゴールを目指すだけです。ただ相変わらずの時間との戦い。そして走りながらこんなことを思い始めます。

「今回ばかりは無理かもしれない。」

それは自分自身のコンディションが理由です。

走ることは続けてきたのですがここ数ヶ月追い込むようなトレーニングを一切していませんでした。長い距離も走ったわけでもなく膝に手をつくようなトレーニングもしてない。

当たり前の結果です。

耐えることは出来るけど走ることができない。

そんなところでしょうか。。

ただ要素はネガティブですがメンタルはむしろポジティブでした。

「次に繋げるいい課題ができた。」

やればできる。やればもっとできる。すべて自分次第。

ガレた足元を見ながら呪文のように唱えます。

そして第四関門もなんとかクリア。

100kでいう最後の山に臨みます。ここは昨年走りきれなかったところ。なんとか強い気持ちでいきたい、、、がしかし弱い自分が出てしまう。

その時スパトレイルで最後まで諦めなかった仲間とのことを思い出します。その仲間は終了10分前にゴールに飛び込んだ。諦めず突き進んだ。

行かなきゃ。

まだまだ終わってない。

膝が砕けそうだったけど砕けたらそれはそれでしょうがない。諦めたら絶対に後悔する。

行くぞ。

約133k地点の小エイドに到着。最後のループ、第3ループの入口です。

ここですでに15時。ゴールに20時までに着かなければなりません。5時間で約27kを進む。

第3ループは超絶な登り返しセクションです。ここは本当に凄かった。どこまで続くのだろうと思った。だけどここまで来たら死んでもゴールしたいという気持ち、その気持ちだけで突き進みました。

そして本ルート合流。

最後の下りを下ります。膝が、、ヤバイ、、けど止まったら間に合わない、、サッカー時代に左膝の内側靭帯断裂した箇所がまた切れるかと思いました。

100mile150k地点の表示に涙が出そうなりました。

下る。走る。諦めない。

2度目の小エイド。1度目とは輝きが違います。

そして周りの100mileの選手達と来ましたねー、やっと来ましたねー。。

声を掛け合います。同じゴールを目指した同志。強い人ばかりだった。みんな黙々とゴールを目指してた。そんな姿が本当に刺激的でした。

最後は約6kの林道&ロード。

いろんなことを思いながら松原スポーツ公園内に入ります。ゆっくりですが歩かない。最後まで走りきる。

そしてゴール。やっぱりゴールはいいものだ。

なんとか7本目の100mileを完走。

100kにチャレンジした五味くんも松井さんもゴールしてた。良かった。。

今回ボクは補給はすべてジェルでいきました。ジェル36個(笑)固形物は一切なし。ジェルで100mileいけることをもう一度確認したかったのでこれは本当に良かった。そしてベスパのハイパーはボクを何度も助けてくれました。

ここでお知らせにもなってしまいますがウェアは自分の都合でレイドライトを少し前にお断りさせて頂きました。いろんな事情です。

なので上下HOUDINI。久々に使用したレインはノローナのドライ1。

シューズは初の試み、HOKAのチャレンジャー2からのALTRAローンピーク2.5。

ザックはいつものrush12!相変わらずの安定感と信頼感。

テープはもちろんニューハレさん。

そしてキャップ。唯一ボクをサポートしてくれてるHUNGER KNOCKが制作してくれた、、

HUNGER KNOCK×RYU-Gキャップ。


カッコいいでしょ。

この支えがあり100mile完走できました。

さーー、次はUTMF!

やらなきゃならないことはわかった。

あと2ヶ月。進化します。


久しぶりの100mile。

おつかれやまでございます!

いよいよ本日の日本時間14時、世界の山本健一がアンドラを走ります。自身2度目のチャレンジ。前回は悪天候の為コースが変更されてしまいました。フルのアンドラを見てくる!ってことで日本を飛び出しました。

「走っても走っても疲れない。」

日本を発つ前の健一くんの言葉です。

言ってみてーーーーーー

とにかく無事に楽しんでもらいたいです!
そんなボクも明日久しぶりの100マイルを走ります。

7本目の100マイルはおんたけウルトラトレイル。

昨年は100kを走らせて頂いたのですがこんなことが、、、

83k付近、最後の大エイド。そうめんが有名なエイドです。このエイドを出るとしばらく登りが続きます。

今となっては知ってる人はたくさんいますが、ボクは食べるとすぐウ◯チになってしまいます。なんかウ◯チとかウン◯とか◯◯◯とかの表現が好きではないのでここでは「ウンスティ」と表現いたします。

このエイドはもちろん、手前のドロップバックのエイドでもウンスティ済みです。

スッキリしてそうめんエイドを出ました。じわじわ登りが始まります。とにかく足を止めないようゆっくりですが走ります。前後に選手は全然いなかったのですがようやく1人前方に見つけました。
ボクもかなり集中してましたが人を見つけて安心したのかある事に気づきます。

ウンスティの香りがする…

おんたけは林道で道幅が広いので追いついた方にも申し訳ない気持ちで大至急サイドチェンジをしました。

落ち着け。震源地、震源地をさがさなければ。

靴の裏を見たりウェア、特に背後とか捻りながら確認しました。

確認中も時折風に乗ってやってくる。ウンスティの香りがフワッとやってくる。

何処にも存在がない。まったくない。何もない。面影すらない。

そうか、やっぱりそうか…一番見たくないとこを見るしかないのか、、、

パンスティonウンスティの可能性が極めて高いことがここでわかりました。
43歳ともなればいろんな感覚は薄れるからしょーがない。まさかこの広大な大地の中心で初老が開始されるとは思いませんでした。

ここまですべて走りながらの作業です。

逆サイドでは一生懸命淡々と走る選手。

パンスティ内の確認よりもなんとかこの選手を振り切りたい。早く1人になりたい。他人に迷惑はかけられない。バレたくない。

こんな気持ちで走るのは初めてです。
しかしながら彼も強い。

ボクもウンスティなんてアダ名をつけられるのはゴメンだという気持ちで走り続けます。

おんたけは90k以降が下りになります。たぶんもう少しで下りだろうというところでスパートをかけます。

やった…振り切った…
後は得意の下り。
しかし下り始めてすぐでした。
膝が痛い…下れない…

ウンスティの存在もまったく気にならないくらいの痛み。

明らかに練習不足。次々と選手に抜かれていきます。

下りが終わりあとは平地の林道からロードに切り替わります。
どんどん抜かれます。情けない気持ちでいっぱいでした。

後方からまたもや元気に走ってくる選手が近づいてきました。

あっ、ウンスティ区間の人だ。

ボクも気づきその方も気づいたようです。ウンスティ区間ではキツイ場所でもあり一言も交わすことはありませんでしたがかなり長い時間一緒だったのでお互いに存在はわかりました。

ボクと違ってその方は軽快に走ってます。

そしてボクの横を通り過ぎる時に爽快にこんな言葉を発しました。

「さっきはお漏らししちゃってごめんね、ごめんねーー!」

あんたかいっ!!
END.

とにかく自分じゃなくて良かったという気持ちとそんな状況でも走り続けるメンタル強さを思い知らされました。
今回は100マイル。今までとは違うプランで取り組んだ事、シューズも履いたことないブランド、いろんな事を試したいなと思ってます。

Boomerungから五味くん、そして松井さんが100kにチャレンジします。

なーのーで、、、

今週7月16日、17日の土日は「道がまっすぐ」は臨時休業とさせていただきます。ご迷惑をお掛けいたしますが何卒よろしくお願いいたします。

今週末もレースがたくさん!

皆様素晴らしい週末をお過ごし下さいませ!

昨年のおんたけゴール後。

逸子がくれたコーラが死ぬほど美味かった。

それを冷めた仕草でなんか食べながら見ていたキクノシマの表情が最高の1枚!

(笑)


ペナルティ。

リオ五輪の影響でしょう。

まーー暑い。ボクの必殺の通勤ランも救急車を呼ばれるまでそう遠い日ではない気がします。

そんな暑い中、先週の土日に甲府駅北口のよっちゃばれ広場でYBSという山梨のローカルテレビ局のイベントが行われました。

Facebookにもアップしましたがボクと同じ大学でいっしょにボールを追いかけたワッキーこと脇田がそのイベントに仕事で来てました。会えた時間は少しでしたが元気な姿を生で見れてなんか、、まったく泣けないんですけど(笑)安心はしました。

なーのーでーーー

せっかくなのでペナルティの2人との思い出話をしようかなと(笑)

ツッコミのヒデはボクと同級生。脇田はひとつ下。2人は千葉でサッカーの名門市立船橋の先輩後輩でもあります。ヒデはボクらが高校2年生の時、お正月の選手権で準優勝してます。ヒデはレギュラーでバリバリでした。そのバリバリのヒデをボクはスタンドでバリバリ見ていた(笑)本当に違う世界の人間に見えました。

脇田は高校3年生の時にやはりお正月の選手権で当時最強と言われた清水商業と準々決勝で死闘を繰り広げました。脇田はFWでしたが皆様ご存知の通り身体能力がすこぶる高いのでこの試合に関しては清水商業の司令塔、現ジュビロ磐田の監督の名波氏のマンマークをし見事封じ込みました。

2人ともサッカーの実績は申し分ないのです。

川浜高校級の無名の弱体高校出身のボクは本当に奇跡でこの2人と出会うことになりました。

ヒデは、、、ボクも現在44歳ですが未だに彼を越える「おもしろい人間」には出会ってません。衝撃的に頭の回転が速く言うことが天才的でした。ボクら同級生はかなりヒデに影響されおもしろくなければいけないという厳しい環境の中で成長していきました。サッカーよりもこちらの方がプレッシャーがありました。

  
毎年やっている大学サッカー部同級生の集まり。五反田にあるヒデのお店。年に1回は必ず集合してきました。みんなそれぞれの道で頑張ってます。

大学3年生ぐらいの時でした。合コンの帰りにみんなバラバラになり終電もなくなってしまいました。ボクはたまたまヒデといっしょで歩いて行けるとこまで行こうということになり、、、で、、現行犯でもないし20年以上前のことなのでリアルに話しますが小田急線の線路を歩いて帰りました(笑)

スタンドバイミー系の中ヒデがボクに言いました。「リュージ、お前おもしろいからいっしょにお笑いやろーぜ。」

「おーー、やろーぜ!」

何も考えてないバカ学生でした。

結局歩きは豪徳寺駅で断念。ツアー会社の案内書とかを下に敷きホームに寝転びました。

「コンビ名どーすっか?」

バカヤローな話はまだ続いてます。

出た答えが「豪徳寺でいいべ。」

バカすぎる、恥ずかしすぎる。

4年生になり周りもほぼ就職先も決まる中ヒデは何も決まってませんでした。

ボクもなんとかサッカーをする場は決まったのですがプロ契約はできなかったので仕事を探さなければいけない状況でした。

そんな中、、、ヒデから正式なオファーが来ます。

「リュージ、吉本のコンテスト受けないか?」

マジなんだ、こいつマジなんだ、、、

豪徳寺は本気だったのか。

ただボクはサッカーを続けていく気持ちは固まってます。

その旨を話すと、、、

「1度ネタの練習してくれ。」

まーー1度ならいいかと寮の筋トレ室で夜中に練習しました。

髭剃りを使ったネタです。そしてボクは確信しました。

面白すぎて笑ってムリ(笑)

ボクに才能はなかった。ヒデにはやっぱりムリだと伝えました。

諦めなかったヒデはその後1週間、夜中同じ時間にボクのベッドに来てこう呟き続けました。

「サッカーナンカヤメチマエー、サッカーナンカヤメチマエー」

低音で呟き続きます。聞いたことない低音です。

しばらく時間は流れヒデが相方を決めたという事を仲間から聞きます。

膝の故障からサッカー部を辞めてしまった脇田でした。

同級生一同、同じ事を思いました。

「2人ならいける。」

その脇田。ボクは純粋に仲が良かった。

後輩なのにボクのサッカーを褒めてくれてた。

「リューくんは何か、何かもう一つ手に入れることができれば伸びる」

コーチのような言いっぷり。けど、嬉しかった。

ボクは4年生になる4月にブラジル留学をすることが決まりました。夢にまで見たブラジル。

旅立つ前日脇田の部屋に泊めてもらいました。脇田はサッカー部を辞めてからタイなどに旅していたので慣れてるところで空港まで連れて行ってくれと頼んだのです。

部屋に遊びに来た人を写真撮ってるみたいでボクも撮ってもらった。

当時はポラロイド。一言書きなさいと言われ書きました。

やってやる!!

と。

翌日2人で空港に向かい、脇田に見送られ飛行機へ。すると脇田が手紙をくれました。

「飛行機の中で見てね。」

ワキ、ありがとね。

機内、飛び立つ前に脇田の手紙を開きました。

1万円札が1枚と手紙が1枚。

リューくんへ

いよいよ夢が叶う時がきたね。僕は信じて進めば叶わない夢はないと思ってます。リューくんらしく頑張ってください!

お金は女とやるためじゃないよ。何か美味しいものでも食べてね。

親友ワキ。

涙が止まらない。

初めての飛行機の中、心で何度もありがとうと繰り返しました。

芸能界という厳しい世界で体を張って頑張る脇田を見るたびにあの手紙を思い出します。

お前には変顔しかない。ブレずに頑張れ!

ずっと応援してます。

 


感謝の言葉。

おつかれやまでございます!

只今展示会に向かうバスの中。中央高速バス、久々に乗りました。昔は東京に行く時は頻繁に中央高速バスを使用しサッカー観戦の時なんかは道中テンションハイマックスだったのを思い出します。

まずは、、、

本当に遅くなり大変失礼いたしました。

第4回スリーピークス八ヶ岳トレイルに参加してくれた皆様、本当にありがとうございました。

まだいろんなことがあり「無事」という言葉を使うことが出来ません。けれどもあの空間にたくさんの笑顔が弾けたのは事実です。お天気も味方をしてくれて本当に最高でした。

例年通りボクはずっと山の中だったわけですが(笑)スタッフ実行委員で役割が違うので大変さの度合いはギャップがありますが、ハイカーさんの対応に対してボクは今年ほど気持ちが楽だった、、というか楽になったと言う方が正しいかな、安心感で溢れておりました。

もちろんスタッフの皆さんの丁寧な対応、ランナーの皆さんの意識の高さ。しかも完璧でした。

これは間違いありません。

これとは別にボクを支えてくれたイレギュラーな言葉がありました。

ボクは前三ツ頭という場所にいました。そこは三ツ頭分岐から下り始めて1番最初に開けるところです。

選手はまだ来ない。

しばらくして1人のハイカーさんがポールを使い足早に下りてきました。明らかに走ってます。

急いでる方に近寄り話しかけるのは微妙だという気持ちと、もしかして大会のことを知って急がせてしまってる??

いろんな気持ちが入り混じりましたがとにかく言葉をかけなければ、、、

「お騒がせをして申し訳ありません」

ハイカーさんは走りをやめません。しかし、表情が緩んだ。

ハイカーさんは笑顔で「いやー、のぞみに追いかけられるこだまの気持ちがよくわかるよ。大丈夫。大丈夫。」

え??一瞬意味がわかりませんでしたがこの言葉に深い意味が隠されている。

もう胸が熱くなりました。

大会終了後しばらくして松井さんにこのことを話しました。

松井さんが、、え?っと。

もしかしたらその方から大会側にメールが来てると。

「配慮に感謝」という題名です。

以下が実際の文章となります。

スリーピークス八ヶ岳トレイル

実行委員会の皆様へ
大会が無事終了されたころかと推察いたします。
申し遅れましたが本日 小泉口より三ツ頭→権現岳→三ツ頭→前三ツ頭→天女山という

ルートをたどりました「登山者」の、、、、、と申します。
スリーピークス八ヶ岳トレイルのことは以前から知っておりましたが

具体的な日程までは把握しておらず

しかも本日は 飯盛山→横尾山→信州峠という登山を計画しておりましたが

朝4時の時点で八ヶ岳に雲がかかっていなかったので急きょ権現岳に登ったという事情がございました。
その結果三ツ頭付近の小泉道・大泉道の分岐のところでスタッフ方に声をかけていただき

本日のコースを把握しました、あえて小泉口に戻らず、

天女山方面へむかってなんとか先頭ランナーに追いつかれないようと

気合を入れて下山したしだいです。
結果分岐から天女山まで1時間10分で下山でき、

自己新記録となりました。

のぞみに追われるこだまの気分がよくわかりました(笑)

こういうときはむしろ自己鍛錬のチャンスと考え下山しておりました。
ところでスタッフの皆様には

途中激励の言葉もいただき、

また「ご迷惑をおかけし申し訳ない」

と何度か謝罪の言葉をいただきました。

この皆様の登山者への温かいご配慮に

感謝を申し上げる次第です。
ただ、その裏には

・トレイルランと登山の共存という課題(難しさ?場合によっては確執?)があるのなか?

と同時に推察いたしました。
私個人の意見では

山といっても登山者だけのものではないですし、
トレイルランと登山どっちが環境負荷が高いのか?

トレイルランナーと登山者のマナーは?

などという議論を始めたらおそらく結論はでないと思います。

(おそらく感情論になって終わりではないでしょうか?)

マナー・環境負荷・オーバーユースの問題は

今後、トレイルランナー・登山者だけでなく

社会全体でコンセンサス・許容範囲を模索していくべきテーマと考えます。
ただこの閉塞した時代ですと

「誰かを悪者にするにが一番簡単で楽であり」

また人間とはとかく

「易きに流れやすい悲しい生き物」

でございます。
今後ともクリアすべき課題が多いかと思われますが

お互いうまく共存できる状態を生み出せることを願っております。
重ねまして本日はお疲れさまでございました。

以上がメールの内容です。

ボクはボクのちっぽけな器と存在や考え方をインステップで蹴り飛ばされたような気持ちになりました。

こんな方がいるのだと、世間で叩かれているトレイルランナーをハイカーさんが客観的に見てくれてます。

「易きに流れやすい悲しい生き物」

本当にそうだと思いました。

 

前三ツ頭です。

この山に登れて皆純粋に感謝と感動をする場所。

トレイルランナーもハイカーもすべての方々の目に映る素晴らしい景色。

SHARE THE TRAIL.

来年もまたここでお会いしましょう。