beautiful mind。

ここは何処のバーミヤンだっけ。

TDT2016FWが10月29日、30日に行われました。

TDTとは…ちょうど1年前にこの道を通った夜のブログがありますのでこちらをチェックして頂けるとマンモス嬉しいです。

TDTそれは愛

ボクは今回で3回目、運良く3回も走る事が出来た。正直トレイルランニングを始めてこれだけパッとしない1年があっただろうか。そんな気持ちで過ごしていました。

TDTにはウェイティングシステムがあります。出走が確定してる人がなんらかの理由で走る事が出来なくなった場合、すでに抽選で順番待ちが決まってる人が繰り上がってくる方式です。

ボクもその筋の人で開催2週間前に繰り上がりました。

普段からRDトモさんと「いつどんな時でも100マイルを走る事が出来る人間が真の100マイラーだ。」

こんなやり取りがありますが最近は「走るなと言われても100マイルを走る人間が真の100マイラーだ。」

深過ぎて理解が出来なくなってきてます。

まー、いつでも100mileを走る準備はしときなさいってことです。なのでボクは2週間前でもなんの問題はなかった。終わったから言いますけど(笑)

TDTを走るチャンスが回ってきた事で渋った日々にサヨナラできる。暖かい光が照らしてくれたようでした。

10月29日、羽田平和の大鳥居、通称「サロ門」に濃密な24時間を共有する仲間が集まりました。


TDTの誓いを叫び、個人的にもTDTは3本目、100mileとしては8本目となる旅がスタートした。

走る前から考えていたことがあります。初めてのTDT、初めての100mileの方々が多い中で3回も走る自分が普通に走っていいものか。走る事で何か役に立てることはないか。

ひとつの答えを出しました。

全員完走。

全員完走を目指す。

時間の許す限り後ろから押していく。

TDTはすべて自業自得。けどピンチな人に手を差し伸べるのもTDTの理念。偉そうな事を言えるほど実力はないけどなんとか全員があの最後の左カーブを曲がった後に見えてくるサロ門の雄大な姿を見てもらいたいという気持ちでいっぱいでした。

前半は様子を見ながら、そしていろんな方々と会話をしながら楽しく淡々と進んで行きます。

36k付近の多摩川沿いワイズロードでのドロップバッグ受け取り地点。みんなまだまだ元気。軽い休憩を取りそれぞれが進みます。

多摩川後半。普段からお世話になっているニューハレ竹谷さんが足が痛んできてる。竹谷さんはTDTサブ24hチャレンジは初めてです。かなり痛そうだったけどなんらかの復活を期待して一緒に走ります。ボクら2人はこの時点で最後尾でしたが進み続ければまだまだ間に合うという気持ちが強かった。青梅高水入口の鉄道公園まで行けばTDTでスイーパーの役目をしてくれるKUGISANがついてくれる。だから鉄道公園まではなんとしても引っ張り続ける。

竹谷さんもまったく諦めてない。足は痛そうだけどバカ話も出来るぐらい余裕もある。

多摩川も残り少なくなってきた。すると前方に暗闇の中に人が見える。ワラーチでTDT挑戦の泉田さんだ。更に多摩川出口手前ではガーソくんとも会う。

そして4人で多摩川脱出!いざ羽村の町へ。

個人的な感覚としては羽村に入ると安心する。青梅高水はもう目の前だ。いつも立寄る羽村のセブンイレブンでは休むと時間がヤバイから食べながら進みましょうとサッサッと買い物を終わらせ青梅高水鉄道公園を再び目指す。

竹谷さんもかなり痛そうだけどここまで来たらと背中を押しまくります。

そして青梅高水手前のファミマに到着。

トモさんをはじめとする数人の方々がいた。

おー!!来たねーー!

ここまで1人も欠けず辿り着いたことが純粋に嬉しかった。

よし!みんなでゴールに向かえる!と思ったのも束の間。。先に進んでた新潟の大樹が持病の胃腸の不調によりドロップしてました。

マジかーーー

おーーーい

青梅高水鉄道公園。ここからは最後尾にはKUGISANがついてくれるし女子にはほぼペーサーがついてくれる。

青梅高水は楽しみな区間。ある程度自由に走ろう。

青梅高水と言えば青梅ターキー。

青梅ターキーとはなんぞや。

そんです。青梅高水を3往復するアレです。

そして青梅高水は途中の榎峠にクボヒデ率いるBoomerung foodserviceによるTDTオフィシャルエイドが待ち構えてくれます。ワクワクしながら気持ち良く進むとライトが数個こちらへ向かってくる。

ん??

あっ!月岡さんだ!月岡さんはTDT2016SSにて完走したお方…

えっ?完走ったってみんなしてるじゃんテキなツッコミが大至急来そうですがただの完走ではありません。

月岡さんは79歳。皆様のおじいさまよりも年上だったりします。やはり24時間は厳しいと思うので月岡さんは33時間以内で100mileをゴールしました。じゅうぶん凄すぎます。てか33時間の方がキツイ気がする、、、

どーですか皆さん。世の中にはとんでもない方々がたくさんいるんですよね。

月岡さんに闘魂を注入して頂き進み続けます。

雷電山を過ぎるともうすぐ榎峠。


キターーー

榎峠Boomerungエイド!

豚汁ならぬトモ汁とキノコパスタをガッチリ食しいざ出発!

Boomerungありがとう!

青梅高水往路最後の区間。この区間にロケット三段という急登があるのですが過去2回トモさんと一緒になった。今回も何故かトモさんと一緒になりました。

縁ですね。

相変わらずのジョーダンの言い合いの中にお互いの人生観や奥さんとどうやって出会ったかとかいろんな話がこの時間と空間は楽しい。

あっつー間に常福院到着。時間も押しているのでタッチ&ゴーで復路へ。

復路のBoomerungエイドも後にし高水トレイルを走り続ける。ここで本格的な雨が。走ることには影響はない。今年は雨が多かったせいかなんとも思わない。

復路の鉄道公園に到着。

ここから先は多摩川区間も夜危ないので女子の護衛をという話。

みんなそれぞれ自然に男子がサポートしてく中、1グループだけ男子がつかない。

KOUMI100の女子チャンピオンのジュンジュンと2位になった女王のパック。

KOUMIシスターズだ。

おそらくみんなこの豪脚コンビが恐ろしかったのだろう。怖かったのだろう。

ボクも怖かった。引きづり回されるのではないか。この2人なら多摩川で何かあってもあっさり犯人を置き去りに出来るのではないか。

そんなことを考えてると、、、TDTクルーから、、

リューG、そこの2人頼むね!

はいよっ!

奇跡のふたつ返事!

そーだよ、役に立つようにと決めたんだ。役に立てオレ。

少し走ると往路で寄ったファミマがある。軽くみんな立ち寄る。ボクはウンスティになりトイレへ。

よし!やってやる!やってやるさ!

気合いを入れトイレから出てくるとKOUMIシスターズはとっくに出ていったとの情報が入る。

だよねーいらないよねーーだよねー

ピュ〜〜〜

なんか隙間風が吹いた気がしたんだ。


青梅の街から羽村の街へ続く道。この真夜中のベッドタウンの雰囲気が好きで、ただ好きではなく終わりに近づく淋しさもあったり、なんだろな100k近い地点なのでよく来たなーって思ったり、なんだろな、んーなんだろ。

そしていよいよ復路の多摩川。ここで多くの人達に追いついた。

まずは128k地点のULTRA LUNCHエイドを目指す。いつも楽しみにしているドミさんのTDTスープが待ってくれてる。

真っ暗な多摩川をワリと多めの人達が走ってるのは異様な光景です(笑)

雨が降ってる為、ワイズロード128k地点よりも少し手前の橋の下でドミンゴさん達が待っていてくれた。

ヴィーガンスープなのにコクがあるこのスープは本当にパワーが出ます。毎回ありがとうございます!

残り20mile。

明け方に眠気がキターーでも耐えたーーこの浮き沈みがあるから100mileはやめられないのかも。

多摩川と言えばボクの中ではやはり登戸、正確に言えば和泉多摩川になるのかな。思い出の場所。そこまで来ると本当によく来たなーって思う事と本当の100mileはここからだと強く思う。

この場所に今回もナイスガイきよぴーさんが豚汁エイドを出してくれた。今朝の東京は気温が低く走るにもちょっと寒いくらい。時間的にも朝食風味の温かい豚汁とオニギリが沁みる沁みる。

きよぴーさんありがとう!

きよぴーエイドから残り約13mile。

眠気も一切なくなった。

二子玉のビル群は近くに見えるけど中々近づかない(笑)

河川敷のグランドでは野球やサッカーが盛り上がっている。ボクらがまさか140kぐらい走ってきてるとは思わないだろうな…(笑)

二子玉に到着。鳥羽ちゃんの皆さんがうまい棒エイドを出してくれてる。

なかなか食べれないボクにrush7フロントの上部ポケットに1本ずつ入れてくれた。

何かあるといけないから持っていきなさい。

ありがとう。

嬉しいな。本当に感謝です。

気温は上がらずシェルを来たまま走り続けます。

シェルでザックごと覆うのはボクのスタイルですがシェルの下から何かがアゴの下の辺に当たる。痛い。ノコギリのような鋭い刃物のようだ。

犯人はうまい棒のギザギザです。

手を振るたびにギザギザがやってくる。しかし疲労や面倒臭さもあり直すこともしない。

1.2.ギザギザ 1.2ギザギザ。ペースとしてはこんな感じです。

ウザいな。本当にウザいです。

ギザギザに耐えながら走っていると往路でも娘さんと自転車で併走してくれた日高くんがタコスエイドを出して待ってくれた。

「タコベルはたいしたことないんで。」

タクワンばかり食べている日本人がなかなか言えることではありません。

凄い自信から来る日高タコスは確かに絶品でした。たくさん食べたかったけど先に進まなければならない。てか日高くんは家が近いから応援したかったと言いますが、TDTの為にタコスを作るという行為が無条件で凄い。

日高くんありがとう!

ピリッとタコスパワーが効いてきた。しかしギザギザの斬れ味も上がる一方。直さないよ、ここまで来たらギザギザと戦い続けるよ。最悪刺し違えるよ。

いつも弱い自分が敵だったけどギザギザが敵というのは初めての経験だ。

ギザランを続けると豊島さん発見。

豊島さんはいつもTDTをサポートしてくれる。いつもの豊島リポDを注入。

いつも豊島さん元気をありがとう!

リポDで気持ちも体温も上がったボクはシェルを脱ぐ。ザックから2本のギザギザが丸見えになる。もううまい棒とは呼ばない。

ブラブラしてしまうギザギザとはここでサヨナラです。ザックの中に眠らせました。

足にもダメージはあるけどなんか集中して走ることができる。

最後の最後力を出し切る場面ガス橋からサロ門。残り約10k。そして最終エイドになるであろうガス橋にはジュンジュンの旦那様スーさんがいてくれた。スーさんも忙しそうだったので今回はいないだろうな、、なんて思ってたのでスーさん発見は本当にメンタルが支えられた感じでした。

必殺の温かいココアを飲み気づいたらKOUMIシスターズと再スタート。

スーさんありがとう!

あとはサロ門に向けて爆走あるのみ。

途中1人になる。息子の事を考えた。週末遊んであげれてないな。早く家に帰って息子と遊ぼう。

家族に感謝。走らせてくれてありがとう。

海が見えてきた。あの左カーブを曲がりきると…

見えた、、サロ門だ。

TDTクルーをはじめいろんな人達が待ってくれてます。

キツさも弾け飛びサロ門へ飛び込んだ。


ゴール!

目が腫れてる(笑)

3つ目のバックルの購入権利獲得。過去2回ゴール後にトモさんと握手をするとその手の中にバックルが潜んでた。今回ボクはバックル代7000円を手の中に忍ばせトモさんと握手。

トモさんが慌ててバックルを取りにいく(笑)

TDT2016FWが終わった。

今回凄く感じたことは走る人もサポートする人もこんな物の持主ばかり。

beautiful mind

人に対しても自分に対しても本当にbeautifulなmindを持っている人達ばかりでくすぶっていた自分が恥ずかしくなりました。

とても気持ちよく晴々した気持ちでサロ門を後にし帰路に立ちました。

蒲田駅のロッカーに寄り京浜東北線から川崎駅で南武線に乗り換える。

終点の立川までは時間があるなー、、、

寝てしまった、、、しかも隣の人に寄り掛かってたかも、、、すみません、、正面に視線を移すと、、

あれ?見たことある佇まいの方が。

Answer4コバだ。コバも今回TDTクルーとしていろんな場面でサポートしてくれてた。

寝ぼけてるボクにコバは「寝てていいよ起こすから。」なかなか優しいやつじゃないか。

そしたら、、、


写真撮ってた。更にばら撒きやがった(笑)

この後結局眠れなくなりコバと話しながら帰ることに。その流れからちょっとご飯食べてくか。な話に。

立川駅で降りた。いいよ何処でも。中華専門チェーン店の日高屋へ。

ビールも軽く飲みながら濃い話もした。

そしてボクがトイレから帰ってくると、、、


見事な寝落ち。もう帰ろうと起こす。

滑舌も悪くなり何言ってるかわからない中で唯一聞こえたのが、、

「ここ何処のバーミヤンだっけ?」

とりあえずここは日高屋だ。立川の日高屋だ。

頑張ったコバもbeautiful mindの持主。

動画もあるけどAnswer4が売れなくなったら困るから伏せとくよ。

TDT2016FWは本当にこれで終了。

濃密な時間を皆様ありがとうございました。