真夏の出来事。

ONTAKEぶりの投稿になってしまいました。皆様お元気でしょうか?

ボクは元気だったり元気ではなかったりしました。そんなことをお話したいと思います。

100mile レースであればどのレースも熱の入れ方は変わりませんが初めて走るレースはちょっとワクワク感が止まりません。ちょうどロマンティックが止まらないのと同じくらいのレベルでしょうか。

信越五岳トレイルレース。

華やかさがある国内でも有数のビッグレースです。過去のブログでもアップしましたがボクはペーサーで2度ほど走ってます。その時は漠然と自分はこのレースはメインランナーとして走ることはないかなと感じてました。それは110kという距離なのか、拘束される時間が長いということなのか理由はハッキリ分かりませんでした。

そこで今年、自分の背中を押すように100mile のカテゴリーが登場。

家族の理解とSUNDAY石川さんの後押し、そして松井さんのサポートにより走らせてもらうことが決まりました。

ONTAKEまで3本の100mile 、約3週ずつのスパンから信越五岳はONTAKEから丸っと2ヶ月空いたのでコンディションもベストで行けると思ってました。

ONTAKE終了後、本格的な暑い夏が訪れいつものようにレースから1日置き体を動かし始めました。100mile 後のダメージの感じはいつもの感じと変わらずゆっくり体を動かしながら日々を送ってました。

自分のプラン的にはONTAKEから1ヶ月は体を動かし続けるだけ。その日の調子に合わせて無理はしないように。とにかく疲労を抜いてくことを目標に、そしてお盆あたりでグイッと強めの走りをして9月初旬までは数回グイッとを続けていこうと思ってました。

8月7日に吉住さんことズーミンが山梨に来るということで急遽一緒に走ることに。この時になんとなく体のダルさを感じていましたがONTAKEの疲れだなぁなんて思いながら走っていました。

8月9日はお店の定休日。息子も夏休みなので海へ行きました。この海の帰りの運転から体が明らかにおかしいのを感じます。そして次の日、朝起きると喉が強烈にに痛い、、、軽く頭も痛い、、

マズイ……

仕事に向かいながら得意の龍角散とミンティアブラックの喉痛セットを購入。このセットで楽になっていけば大したことないという今までの実績があります。

効かない。まったく効かない。マズイよこの感じ、、

そのまま仕事も木曜日から土曜日までなんとか続けたのですが、、

日曜日、お店に着いた瞬間から立っているのがキツくツンドラ気候かと思うよな寒気に襲われます。

外は灼熱。ボクはANSWER4のロングパンツにフーディという出で立ち。頑張って接客してましたが限界が来てしまい松井さんにSOSを出しました。

お盆の為病院がお休み。火曜日なら大きめの病院がやってるらしいという情報を得ましたが地獄だったのはその前日の月曜日。

左耳が死ぬほど痛い、、、寝ることもできない、、、どうなってしまったのか、、とにかく痛すぎる、、

火曜日の朝、ダッシュで病院に向かいました。

体と耳なので内科と耳鼻科へ。大きい病院は便利ーーー

最初内科で待ちます。患者さんも少なめなので 早めに診てもらえるなと期待をします。

が、結構呼ばれない。

どのくらい待ったのだろうか、、

すると、

小山田さーん

呼んでる、キタ!

はいっ!良かった、、

すると看護師さんが、、

小山田さん耳鼻科も受けられますよね?先に耳鼻科に行って下さい。

えーーーーー、けつこう待ちましたけどーーーーー

もうかなり体も弱っているので無駄な抵抗がより無駄になりそうなので耳鼻科に移ります。

待った。ここでまあまあ待ったよ。

小山田さーん

これは来たね、やったー、耳が楽になるー。

診察室に入ると博士のような女医さんが、その向こうとボクの背後には看護師さんがいます。

先生に状況を説明すると、、

「では耳の中をカメラで見てみますね」

細いエイリアンの足のようなカメラを痛くない方の右耳に突っ込まれます。

すると先生がちょい厳しめに

「んーー、耳の中が綺麗過ぎますね」

えっ?どゆこと?耳が綺麗で怒られ気味?えっ?

どうやら掘り過ぎは良くないとのこと。

はい。すみません。

カメラを痛い方の左耳に突っ込みます。

「あーー中耳炎ですね」

モニターが見えますが素人目から見ても分かるぐらい炎症してました。

でも、診てもらってよかった。

と思った瞬間。

「鼻の中も見ましょうね」

鼻!?

鼻かぁ。。ボクは鼻に関しては人生を賭けた目標があります。それは、、

『鼻毛を出さないこと。』

これは他の人様が鼻毛を出していてもそれはボクにとっては関係ないのですがボク自身は鼻毛は絶対出したくないという目標があります。

もしこの先、ボクに会った時に鼻毛が出ていたら人生のいろんなことを諦めたと思って下さい。その時はとことん伸ばしたいと思います。

鼻の中を見られるのも肛門の次の次ぐらいに恥ずかしいですがカメラの挿入を静かに待ちます。

カメラの頭が入った瞬間に先生の表情が曇った。

「んーーー」

な、なによ!?

「んーーー、これはー、、」

怖っ!あんだよ?ウワっ?ウワっ?

「んーー、これ、鼻毛が短過ぎますね」

……

えぇ、、?鼻毛が、、、?

短い?

ちょ、ちょっと待って、、

鼻毛が、、、?

短い、、?

だって、、?

鼻毛が短いことで注意されてる?いや、叱られてる?

「鼻毛伸ばして下さい、これでは埃が入ってしまいます」

えぇ、、?鼻毛を、、、?

伸ばして下さい?

お願いされてる?

ちょ、ちょっと待って、、

鼻毛を、、、?

伸ばして、、?

下さい、、?

だって?

言ってる意味がわからない。今までの自分を否定されてるようだ。今回の病気は鼻毛の寸足らずが理由だと言わんばかりの態度だ。

もちろんボクは返事はしなかった。

約束はできない。これを認めたらすべてが終わってしまう。

熱もまだかなり高い中もんもんしながら内科に移動。

診察の結果は肺炎。

苦しいわけだ。

肺炎から併発した中耳炎。ここに来て痛すぎる衰弱っぷり。

信越五岳が遠のいていく。

というより走ることすら想像出来ないくらいの体調です。

薬局でも結構待ち、耳も体も限界点。処方箋を受け取り車に乗った瞬間に耳に入れる液体の薬を注入。そのまましばらく同じ体勢で待つ。人間動きがないと頭がやたら働く。

情けない気持ちでいっぱい。

でも、耳が楽になって来た。

仕事場にも家族にも迷惑かけてるので今はとにかく早く治すことだけを考えよう。走りはそれからだ。

これが8月15日。このまま18日まで寝込み19日に職場復帰。久々に外に出た最初の仕事はこれ。


HOUDINIタブロイドの撮影。

病み上がりには見えない笑顔を作ります。笑

地に足がついてない感じでしたが久々に外の空気を吸えたり人と話ができて楽しかった。

そしてミチガマにも復帰。体はまだまだイマイチでしたがミチガマに戻れたことが本当に嬉しかった。

翌日20日。走り出した。

しかーーし!全然走れないコレ。散歩以下です、、、

それでもこの日から少しずつ走り始めた。走らなきゃ話にならない。信越はまだ諦めてない。

ただの風邪からの復帰と違い本当に体が戻らない。むしろこのまま戻らないんじゃないかと思うくらい。

継続ということが唯一のバックボーンなのにポキンと折れてしまうと何もできない、、、

苦しさとの戦いの数週間でした。

松井さんをサポートに110kに出るSUNDAY石川さんともトレーニングをした。石川さんは淡々と登るのにボクはいっぱいいっぱいで余裕なし。けど信越前に2度ほど3人でやれたトレーニングは本当に効いたと思います。


追う石川。逃げる小山田。

写真で見るよりも本当に余裕がなかった笑

そしてその日はやってきた。

台風によるコース短縮。

残念だったけど悲観的な部分は1mmもない。むしろ今の自分なら100kが限界かもしれないとも思った。

いずれにせよ全力で走ろうという気持ちだけ。それしかない。

9月16日。PM7:15

信越五岳トレイルレースのスタートラインに立てた。

嬉しかった。

あとは自分との勝負。

PM7:30。

102k先を目指し走り始めた。
つづく。


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