KOUMI100に学ぶ。

ということで信越五岳のことではなく10月8日に行われたKOUMI100の事を話そうかと思います。
知られているのか知られてないのかKOUMI100のことを軽く説明いたしますと、32kのコースを5周走るという100mileレースです。かなり軽い説明笑

小海町の松原湖高原スケートセンターがスタート。そして周回のエイドとなり最後にゴールとなる場所。コースは林道、アスファルト、そして登山道が混ざり合ったよく出来たコースです。

ボクは昨年Boomerungの仲間の五味くんが走りペーサーをやらせてもらったことでこのレースに出たいなと思いました。

前日受付なのですがお店を離れるタイミングが掴めず慌てて会場に向かうことに。すでに前夜祭とブリーフィングが行われている中、仲間のポルシェと昨年年代別1位のマンジューと合流。

ポルシェだったりマンジューだったりよく分からないですよね笑

翌日は朝5時スタートなのでとにかく出来る準備はすべて済ますようにしました。ただ、小海に向かう前にボトルが無いだのレインジャケットが無いだのとてもレース前とは思えないバタバタ加減でした、、、

宿泊は車、車中泊です。よくよく考えてみると車中泊からのレースは初めてでした。今まで恵まれていたなー。

その車中泊、ほぼ眠れませんでした笑

自分のミスはここから、いや、その前から始まっていたのかも。

朝3時過ぎに再び準備をし始めて予め買っておいたコンビニおにぎりを2つほど食べました。

俺は寝た。俺は寝た。いや寝すぎたと脳に指令を出します。

そしてスタート前、寝ているだろう妻にメールをしその時を待ちます。

10月8日、朝5時KOUMI100スタート。

1周目は周りの様子を見ながら進むようにします。いろんな人と言葉を交わし進む。調子は良くもなく悪くもなくな感じ。前日の夜も雨が降ったが足下もそんなに悪くない。気温もいい感じ。

コース中間のエイドは2箇所、そこは往復するので4箇所分のエイドとなります。

長い林道を抜け8k地点の本沢温泉エイドに到着。水分もほとんど減ってないのでスルーします。この後アスファルト、往路はあからさまな下りで復路はもちろんあからさまな上り。ある意味このアスファルトが1番キツかったかもしれません。次の稲子湯エイドまで5k。あっ、でも最後の方はちょっと上りだ。

稲子湯エイドで水分を足し皆が不安視する登山道へ。「にゅう」という珍しい名前の山に向かう登山道。ピークは踏みませんが2100mぐらいまで上がります。

にゅうは登りも下りも全体的にテクニカル。個人的には嫌いではないですが、この1周目の下りでコケて岩に着いた指を切り早速の流血です笑

血がドバドバ出ましたが傷はあんつーことなかったです笑

にゅうから脱出しロード区間に入ったところで首が急に痛くなり若干気持ち悪さも感じたり。理由はわからないけど凄い張りを感じました。

更に、、、

お腹が緩くなり復路の稲子湯エイドのトイレ、その後の本沢温泉エイドのトイレに寄り始めます。

完全な〇〇下痢です。

あっ、〇〇がずれちゃった。

本沢温泉エイド後は少し進むと別ルートになり下り基調の林道となります。ここはなんとか走り切る。ロード区間に出て2kほど走るとスケート場へ戻れるわけですがまったく走れなくなってしまいました。力が入らない。ジェルもいつも通りに摂っている。ダラダラ進みスケート場へ。

1周目は4時間30分ほどでした。自分としては急いだ感じはまったくなくて走るところを走った感じです。

スケート場でもとにかくトイレ。だいぶ不安になってきました。ジェルを補充し2周目に突入。

ここまでおもしろい出来事は一切ありません。

2周目のロード区間からほぼ走れない、、、どうしたものか、、、

ロード後の林道もヤバイくらい走れない。あとお腹がヤバイ。ジェルは摂っているけどエネルギーになってるいない感じがする。また本沢温泉エイドのトイレに寄りトイレの中で苦しむ。

次の稲子湯エイドでもトイレ。しかもリターントイレも披露してます。稲子湯のトイレは洋式があって嬉しかった。

最早トイレットブログ。

そして2度目のにゅうへ

このにゅうの登りでジェルがあと2つということに気づく。予想以上に時間がかかりすぎてしまった結果だ。

これと同時に気づいたことが。

この体の脱力感は脱水。そして〇〇下痢のため、あっ、〇〇がずれちゃった、ジェルが吸収されず全部流れてしまってるのではないか、、?

決定的なのはにゅうの下り。

目まいがして進めない、、、焦点が合わなくなってきてる。

フラフラで後ろから来る選手を先に行かせる。マズイというか参ったという感じでフラフラ少しずつ進む。苦しすぎてぶっ倒れそう。にゅうを下り切る前に夜合流する松井さんに電話をした。

もう苦しすぎて厳しい。

やめたい。

すると松井さんは「1周目が速かったから時間はたっぷりあるから少しずつ進んで」と。

レース中に電話なんかしたことないからかなり驚いたと思います。

頭が働かないけどとにかく進まないとどうにもならない。

にゅうを下り切りロード区間を経て稲子湯エイドへ。

もちろんトイレへ笑

もう笑うしかない。笑うしか。

ジェルはあと1つしかなかったので最後の林道を飛ばせるように取っておこうと決めこの稲子湯エイドでお味噌汁を戴きました。

美味い。エイドの物を食べたのっていつぶりだろうかなんてことも思いながら2杯戴きました。

中間のロードをなんとか進み本沢温泉エイドへ。

そうトイレです。もう書かなくてもいいかもしれません。〇〇肛門も、あっ、〇〇がずれちゃった、悲鳴を上げてます。

ここのエイドでも温かいお汁粉を食べ+ジェルをぶち込みます。

この下りの林道を走り切らないと確実にゴールはない。

無心で走りロード区間へ。そして2周目が終了。

スケート場にはMUJIN仲間のマイザックがいてくれた。状況を話す。そしてマイザックがお粥を作ってくれた。

ここまでおもしろい出来事は一切ありません。

マイザックと握手を交わし3周目へ。

なんとかしなきゃの一心で進むとチップの付いたゼッケンを忘れてしまったことに気づく、、

マイザックに電話をしダッシュで持ってきてくれた。

すまんです、、

するとマイザックが「こんな時こそ気持ちを楽に」と言ってくれた。

ありがとう。精神が落ち着いた。

進むしかないからね。やるしかないからね。

ロードから林道に突入。辺りは暗くなりしばらくしてライトを点灯。相変わらず体のキレは悪い。ウ〇ン〇チのキレは更に悪、、あっ〇の位置間違えちゃった。

そう言えば途中で横山峰弘さんが抜いていった。凄い集中力とオーラだった。あんな感じで山やレースに向き合いたいと瞬間的に思った。深いカッコ良さが滲んでいた。こんなことを考えながらオレは何をやってるんだと悔やんだ。情けなさが溢れた。この3周目にして失敗レースの原因を探し始めた。

トイレエイドを2つ越え、最早エイドの名前もトイレエイドに変わってしまったね。

にゅうを登り、そして下る。

また目まいが、、進めない、、、

気温も下がってきたのでレインの上下を着てライトを消しトレイルの脇にうずくまった。

目を瞑るとグルグルする、グルグルしながらまた反省をする。

まだ間に合うと思っても体が動かない。

10分ほど経ちまた進み始める。止まってると冷えて危険だと思ったからだ。

けど、また広い場所を見つけてはうずくまる。

ジェルは摂ってるけどもう時間がよくわからない。ハチャメチャな補給になってしまっている。

なんとかにゅうを下りロード区間へ。

このロードをフラフラ進んでいるとサポートの松井さんとペーサーの五味くんが車で見にきてくれた。

2人を見て力が更に抜け膝をつく。

暗闇だから2人の表情はわからないけど凄く心配をしてるのだろうと思った。

2人に謝る。

「大丈夫だからゆっくり稲子湯まで進んでそれでどうするか考えよう」

松井さんが言う。

フラフラ稲子湯に向かう。

自分自身これで終わっていいのかと思った。間に合わないかもしれないけど時間はまだあるのに終わりにしていいのかと自分に聞く。

時間がかかるかもしれないけどとにかくスケート場まで行くよ。

ペーサーをしてくれる五味くんには用意をして待っててと伝える。

相変わらずのトイレだらけの大運動会ですが軽い開き直りで進んで行く。

スケート場には夜中の1時前に着いた。

そこにはSUNDAY石川さん、まゆ姉さん、Boomerungヒロキにクボヒデが待っていてくれました。

なんか申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。

4週目には関門がありスタートから28時間。朝の9時がその時間です。1時にスタートすれば8時間あるからなんとかなるかもとペーサー五味くんと4週目に突入しました。

しかし最初の林道でなかなか進めない。途中何度も休む。

そしてにゅうの登りでは朝日を浴びた。

何度も何度も休んだ。五味くんも忙しい日々を送っている為2人で山に入るなんていつぶりだろうか。溜まりに溜まった話をした。

座って話して五味くんを見ると寝てたりした笑

ようやくにゅうを下り切り、そこに松井親子がいて手を振っている。

朝8時過ぎ。

リミットまではまだあるから進む。

歩き通した稲子湯エイドで9時となりボクのKOUMI100は終わりました。

悔しい気持ちはもちろんありますが、とにかく周りの皆に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

レースが途中で終わってしまったのは実に6年ぶりのことでした。その時の気持ちとはどこか違う感じがします。

今の自分はトレイルランニングを楽しんでいるのか?あの走り始めた時の気持ちを憶えているか?

物理的なミスやもちろん実力もあるけど、それよりもそこを走る気持ちはどうだったのかと問いたいです。

今年のレースはこれで終了。

来年のことはまったく未定です。

でも、もっと純粋な気持ちでトレイルランニングを楽しみたい。何が正解で何が不正解なのかわからないけど確実に原因は自分だけにしかありません。

しばらくはトレイルをゆっくり走って行きたいと思います。

ちなみに4周してもおもしろい出来事は一切ありませんでした笑