TRANS LANTAU 2016(レース編)

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MMAサイトには「Trail Running Trip」にフォーカスして書いたので、MMAブログはもう少しプライベートな感じで。

(かなり長文)


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宿泊は上環のホテル。快適だった。

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TRANS LANTAUの50kは、制限時間13時間。そんなにタイトではないが、最近の自分のへたれっぷりを思うと油断は出来ない。加えて異国のレースといえば、昨年のvibram Hong Kongでの突然の体調不良がトラウマとなっている。。。

ということもあり、今回は「体調管理に気をつけて、時間内完走を目指す」というのが最大の目標。

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スタートは朝9時。香港は季節外れの冷え込みで少し肌寒いが、スタート前にシェルを脱ぐ。なるべく汗をかかないようにしたい。

スタートはいつも通りしんがりから。後ろからガシガシ来られるのが苦手なので、一番後ろから追い上げる気持ちで(ネガティブなポジティブシンキング)。

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高低図を見ると前半は激しい登りはないようなので、走れるところはしっかり走り、なるべく時間に余裕を持てる展開を心がける。50kコースの山場は27kからのSUNSET PEAK(850m)の登り。それ以降に登り下りが集中するので、それまでは余力を残しておきたい。

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27k地点には予定より早く到着。休んでいる間はシェルを着て身体を冷やさないようにする。ここで10分ほど休憩をして補給をとり、いよいよSUNSET PEAKへの登り。登りは暑くなるので、再びシェルを脱ぐ。

考えてみると、昔は練習で富士山に登ったりしていたし、登りは足を進めれば必ずピークに到着する。800mくらいたいしたことがないに違いない。そう思いたい。

階段なのでぐいぐい標高を上げる。このあたりで気づいたのだが、高低図で急登・急下りに見える部分はほとんど階段。

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マイペースに進んでいたらピークに到着した。でも、周辺はガスで視界は数メートル。景色は堪能できそうにない。さらに海からの吹きさらしの風が強く、飛ばされそうである。

トレイルランニングをやっていると、毎回「トレイルランニングって向いてないな」とか「なんでこんなことをやっているのかな」と自問自答する時間帯がくる。今回はガスの中でひとりテクテクと進みながら、「これは苦行だ」と思った。苦行だから、やるしかないのだ。その先に学びと喜びがある。

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今度は800mくらい階段やトレイルを下る。風が強く身体が冷えそうで、ずっと「どのタイミングでシェルを着るか」と考えていたが、さすがに下る途中で着用した。

MMAサイトにも書いたけど、この下りからの絶景には思わず足が止まった。それまでガスで見えなかったからか、その景色がふいに現れたように思えた。香港国際空港、ハイウェイ、高層マンション街。夜景も見てみたい。

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36k地点の最後のエイドで休憩中に、100kに参加していたノリさんに遭遇。なんとなく2013年のおんたけを思い出した。あの時はノリさんが100マイル、ぼくが100kに出ていた。カテゴリーが複数あると、実力差があってもレース中に出会えるのがうれしい。

ここからは400mの登り。そろそろ暗くなり始める時間で、寒くなる可能性がある。とはいえ3枚(長袖+半袖+シェル)も着るほどでもなさそうなので、長袖を脱いでシェルを着た。

もちろん、登りの途中であっという間にノリさんに抜かれる。

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時間的には余裕があり「これはもしかして10時間台もいけそう」と思ったのだが、なにげにこの最後の区間が一番キツかった。400m登って、また下る。トレイルは細く、ところどころ湧き水で濡れた岩場がスリッピー。ガレた場所も多い。

さらに、時間内完走がみえてきたからか、ぼくくらいの時間帯のランナーは先を急がずのんびりペース。トレイルが細いことも相まって、なかなか前に出られない。少しペースが落ちる。しかし、それで体力を温存できたとも言える。

ぼくは(ビビりなので)いつも高低図をチェックしながら進むのだが、TRANS LANTAUの高低図はかなり正確だった。220から180まで下って、さらに登り返す。そして最後に100mの登りが待っている。高低図通り。先のコースの予想がつくと、気持ちに少し余裕が出来る。

しかし、その最後の登りはまさかの藪漕ぎ!しかも急登!

ポールが薮に引っかかり使えず、気持ち的に萎えるが、これを超えればゴールまで近い。ぞろぞろと周りのペースに合わせて登り、ピークを越え下りに入り、抜ける場所ではなるべく前のランナーを抜いていく。すでに11時間は過ぎていたけど、まだ余力があったので最後までがんばろう。

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そして無事ゴール。応援していただいたみなさま、ありがとうございました。

今回は体調管理がうまくいったような気がする。状況によってレイヤリングをこまめに変えて、補給もジェルの他、エイドでパンなどをいただいた。当たり前のことだけど、毎回そうなるとは限らない。当面はこのくらいの距離で経験値を上げていきたい。

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ゴール後は近くのホテルに泊まっているノリさんとそーけんさんの部屋でシャワーを借り、有紀さんを含めた4人で打ち上げ。チームも実力もバラバラなのに、こうして全員ゴールした喜びを共有できるのがうれしい。旅は道連れ世は情け。

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翌日はノリさんとそーけんさんとマカオ観光。二人は午後に帰国してしまうので、ぼくも香港に戻る。観たい場所をリサーチして、夜は有紀さんと香港弾丸観光に来ていたみづきちゃんと合流して夜ごはん。これまた珍しいメンツだけど、日本から世界に発信していこうという有意義な話が出来た。

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翌日朝は、昨年の蚊取り線香塾香港ツアーでお世話になった梁さんと飲茶。午後は香港トレイルランニング界の有名人、浜井さんと豪華飲茶。

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浜井さんにはその後もトレイルショップをアテンドしていただいた。いやはや、コアな香港トレイルシーン。浜井さんがいなかったらわからないような場所に、様々なテイストのショップが存在した。

さらに香港のコアトレイルランナーの山口さんをご紹介いただいたり、お土産もの探しにまで付き合っていただいたりw と、浜井さんには随分とお世話になってしまいました。日本に来られた際には中目黒をご案内します(トレイルランニングショップはありませんが)。

行く前は不安いっぱい。終わってみればあっという間の香港トレイルランニングトリップ。楽しい旅路だった。

また行きます。

※ 装備については文系別館「TRANS LANTAU 2016(装備編)」。


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