UTMF/STY 2016(日本のトレイルシーンの未来)

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けっこうプレッシャーだった二日間を終えて、無事帰宅。

スイーパーのお供はMMA×OGAWAND acperienceだった。レース必携品と推奨品に加えて、事務局から預かるファーストエイドキットやドリンク、自分の判断で入れた着替えや防寒着など、結構なボリュームになる。

モノが少なくてアクシデントの時に困るよりも、使わなくてもある程度の装備は持ったほうが安心。だからギアは軽いほうがいい。

※前回までの話はこちら。

UTMF/STY 2016(最終ランナー)

UTMF/STY 2016(A8二十曲峠エイド)


今年のUTMF/STYは本当に天候の影響を大きく受けることとなった。選手のみなさまはモチベーション面やコースコンディションで大変だったかと思います。

それでも思うのは、これもトレイルランニングレース。思い返せばUTMBは2010年は悪天候のためレース途中で中止、2012年は全コース変更による距離短縮になった。今年のvibram HK100では90k地点で凍結により中止になったことは記憶に新しい。

トレイルランニングレースは自然をフィールドとするので、いつでも安全にフィニッシュまでの道が用意されているわけではなく、そういう事態が起こる可能性が常にありうる。だから、どんな状況下でも自分を守る装備と心構えが大前提だと思っている。

ぼくは鈍足ランナーで心配性だから、トレイルランニングレースでもいつも荷物を多めに持っていく。

2015年のvibram HK100でリタイアした後、回収バスで下山して、真夜中に幹線道路に放り出された。ここから自分で帰れ、ということだったらしい。iPhoneで場所を調べ、手持ちの残金を確認して、タクシーでホテルに戻った。真夜中で入口からホテルに入れなかったがw 一周してなんとか入れる場所を探し出した。

先日の上州武尊75では、一度出たウォータステーションまで戻りリタイアし、すぐに予備で入れておいた着替えと上下レインを着込んだ。暗くなり気温は下がっている。着替えることで汗冷えを防げるし、精神的にも少し楽になる。

トレイルランニングレースに持つ荷物は、レース中だけではなく、自分が安全な場所にたどり着くまでの装備だと個人的には思っている。自然が相手である限りは何が起こるかわからないし、主催者が最善を尽くしてくれたとしても、最後に自分を守るのは自分自身。例えレースであっても「オウンリスク」の精神は常に持っていたい。

-追記-
UTMF/STYの競技規定に
「コース上で救助が必要な場合を想定して、救助スタッフは3時間以内に現場に到着できるように待機しています。ただし、救助要請が重なったとき、コースから離れた場所からの救助要請、また救助場所が特定できない場合は、スタッフの到着までに6時間以上かかることもあります。」
とあります。つまり、何かあった場合には6時間動けない状況で待機するだけの装備が必要ということですね。

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UTMF/STYはまだ5回目。毎年、一年かけて多くの市町村や自治体を調整してレースが開催されている。富士山はトレイルランニングのためだけにあるわけではなく、調整が楽ではないことは予想できる。それでも、今では日本のトレイルシーンに欠かすことができない重要な大会のUTMF/STYを開催する事務局と、それを遂行するスタッフたち。なにかがあった際の判断や対応能力は(100点ではないかもしれないけど、というか100点はありえない)高いレベルにあると思うし、関わっている方たちのモチベーションや意識も高い。

だから、ぼくはUTMF/STYはこれからもっといい大会になると信じている。事務局、選手、スタッフ、サポーター、みんなの力を合わせて、もっともっといい大会にしていきましょう。それが日本のトレイルシーンの明るい未来につながるはず。

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最後に。

そもそも、何故MMAがスイーパーやエイドをやるのか。ブランドならブースを出したり協賛するのが普通だけど、MMAはいつでも市民ランナーの側にいたい。

MMAは市民ランナーのために始めたブランドで(自分も市民ランナーだし)、UTMF/STYは市民ランナーにとっての大きな目標というか、お祭り。今回もラン友だけではなく、MMA取扱いショップのオーナーさん、MMAを愛用してくださっているランナーのみなさまなど、多くの方とお会いした。UTMF/STYは日本全国、いや世界中からトレイルランナーが集まる、日本最大のトレイルランニング祭りなのだ。

だからどんな形であれ、参加しないわけにはいかない。来年は何を担当するかまだ未定ですが、必ずどこかにいると思います。選手、スタッフ、サポーター、事務局のみなさま、おつかれさまでした。また来年お会いしましょう。


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