ハセツネ応援

日本最高峰のトレイルランニングレース、ハセツネCUPの応援にいってきました。

信越に出ることでいっぱいいっぱいだったからか、ハセツネエントリーという選択肢が自分の中になかったので、恥ずかしながら数日前に週末がハセツネの大会だと知りました。(というかエントリー日すら意識していなかった・・・)

心折れ部のメンバーが出るので、信越でのサポートを思い出して応援に行くこと、“日本最高峰のトレイルランニングレース”とはいったいどんなものなのかを見ることが目的でした。もしかしたら来年出場するかもしれないので(笑)、会場や選手の雰囲気も感じておきたくて。

天気は快晴。歩いているだけでもじんわり汗をかく暑さ。これはキツくなるな・・・とわかるスタート前。

天気は快晴。歩いているだけでもじんわり汗をかく暑さ。これはキツくなるな・・・とわかるスタート前。

スタート前に準備をするみなさんの顔をみにいく。さすがエイドのないレース。みんなすごい荷物で、水分は2L、3Lなんてザラ。ジェルや食料もたくさん詰まったパンパンのザックで71.5kmも走るなんてやはり過酷・・・。

スタートは見ずに、スタート地点から少し進んだところで待機。スタートからわずか数分でトップ選手が目の前を駆け抜けていきます。トップの方は完全に独走状態で、その後ろに第二陣、第三陣と続き、みるみる間に大渋滞に。2800人も出場していたのだとか。そりゃ渋滞するわ・・・。

一瞬で過ぎ去っていくトップランナー。

一瞬で過ぎ去っていくトップランナー。

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すごい渋滞!こりゃ大変だ・・・

みんなを見送って今度は坂を下り、バスに乗って浅間峠へ。
登山口から30~40分登ります。ハセツネは応援するにも車で行けるような場所がなく自分の足で山の中へ登らなきゃならないらしい。だけど、浅間峠には想像以上の応援の人の多さです。

1位、2位の通過には間に合わなかったものの、3位以降のトップ選手が下りをすごいスピードで駆け下りてきて、そのスピードにのったままあっという間に登りを駆け上がって去っていくところを見ることができました。

・・・かっこいい!

大会の応援は初めて。
トップランナーが間近で山の中を駆け抜けていくのを見るのも初めてです。その速さ、軽さ、かっこよさに大興奮。あんなに軽く風を切って走れたらどれだけ気持ちいいだろう。

心折れ部のメンバーも、苦しそうながら力強く浅間峠を通過。「あ~キツイ!」「暑い!」「熱中症だわ~」「息がうまくできなくて」そんなことをつぶやきながらも前も向いて進んで行く姿、やっぱり精神力が大事なスポーツなのだと、わかりきったことながら痛感しました。(ちなみに浅間峠、日が落ちる時間からかなり寒かったです。ダウンやパンツを着ないと結構つらい。)

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心折れ部メンバー!やっぱり大会出たいなー!

トレラン今年始めたばかりと言いつつ、キタタン、信越、そしてハセツネを走破する太一さん。

トレラン今年始めたばかりと言いつつ、キタタン、信越、そしてハセツネを走破する太一さん。

その後はトップランナーのゴールを見に会場に戻ります。
1位の方がゴールに飛び込んでくる。ざわつく会場。なぜなら、トレイルランナーの中では決して有名な方というわけではなかったようで、足元はロード用の軽いランニングシューズ、しかも2位にかなりの差をつけての優勝だったのです。しばらく時間が経ってから、2位、3位と次々とゴール。しかし上位選手の多くがロードランナー。「初出場」「普段はロードで・・・」なんていう言葉が飛び交っていました。

足が早ければ強いわけじゃない、ロードの練習とトレイルの練習は違う、トレイルが早いからといってロードが早いわけじゃない、ロードが早いからといってトレイルが早いわけじゃない
・・・んじゃなかったのか?!

なんだか色々私の印象がごろっと覆された気がしました。トップランナーの方々は動物のように跳ねながら勢いよくゴールに飛び込んできて、カメラに突っ込むようにゴール。その後もしっかりと両足で立って、いや、会場をうろうろしたりなんかして過酷なレースを71.5kmも走ってきたとは思えないほど元気すぎてびっくりでした。もっとボロボロになるもんじゃないのか・・・。一方で上位確実かと思いきや内臓トラブルや故障でリタイアする選手が多かったことも確か。何が違ったんだろうか、いったい。

トレランは深いな。
どこまでいっても“予測できない”面白さがあるってことなんでしょうか。

うーむ、これが山岳レースというもの、か・・・。

思わず撮ってしまった1位の方の足。すごい足・・・とシューズ・・・。

思わず撮ってしまった(笑)、優勝した方の足。すごい足・・・。とシューズ・・・。


あらためまして

MMAブログにたくさん大御所の方々が増えたようで!

あいかわらず、わたしなんかがここにいてよいのか、恐縮です(笑)
だけど渋井さんのブログに、

ぼくがトレイルランを始めて、一番活用する情報収集がブログだったりした。専門サイトの速いランナーのレビューやレース参戦記はレベルが違い過ぎ(涙)、市民ランナーの体験記や意見はリアリティを持って読むことができる。MMAブログでは、そうした情報が日本全国から発信されていて、まとめて読むことができるのだ。

と書いてあって、ちょっとほっとしました。
すごい方々はいらっしゃるけど(笑)私はまだまだはじめたばかりの、ありのままの経験と、感想と、感動を伝えられればそれでいいのかな、と!レベルは色々あったほうがきっといい。身近に感じてもらえる人がいるならいいなぁ、と思いつつ。

はじめての新鮮な感覚で、びっくりとか、がっくりとか、そんないろいろをボチボチ書いていきます!そんなわけで、ちょっと遅くなったけど、はじめて挑戦した信越五岳トレイルランニングレースについて、18時間のなかで感じたいろいろを書き連ねました。

はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(前半)

はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(後半)

モー○ス以外のネタで読んでいただけるようにがんばります。(笑)


はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(後半)

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エイドに着くと、手際よくみんなが色々用意してくれる。椅子に座らせてもらって足を休める。(笑顔なしw)

>>はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(前半)

【4A~5A】
黒姫。
関係ないけど、幼い頃毎年黒姫山の「もぐさん」というペンションに、家族で泊まりに来てた。夏山を走り回ったりしていたけど、このあたりだったのかなぁ。

3A~4Aまでの走りに的確なアドバイスと喝をくれたサポートのかーむさんが何か紙が挟まれたボードを見ながら次のアドバイスをくれた。「これからの登りは走れないから。登りがあって、下って、登る。登りは基本走らなくていいけど、必ず早歩きで、だらだら走らずテンポ良くね!」「はい…」「だらだら歩くと間に合わないから。絶対テンポよくね!」

間に合わない。
それが1番の原動力だったかも。1番響く。

黒姫の山は長い長い長い林道。個人的には関川の次に地獄だった気がする。緩やかなようで、これまで走ってきた足にはかなり堪えた。男性もみんなトボトボとうつむき加減で歩いていた。それに引きずられないように、リズムよく、と言われたことを唱えながらサクサクと歩く。前を歩く女性が、走ってないのにかなり早い。足取りも軽い。よし、あの人に着いていこうと決めて、その人の足のリズムにぴったり合わせる。まもなく追いついて、かなりの距離をその人の後ろにくっ付いて歩いた。(うざかったかも…ごめんなさい)足だけを見て合わせるのはずいぶん楽だった。

例の二回目の登りは一体どんなもんだろうと恐怖を覚えながら進むと、太い配管?みたいなものが見えて、その横に蛇行する登りがあった。ヴーヴー言いながら登っていると後ろから来た選手が声を掛けてくれた。「ここ、確か上に発電所みたいなのがあるんですよ。そんなに長くないよ!ほら、あの建物、あれが最後だから!これを超えたら牧場で、そしたらエイド!頑張って!」トレランの大会の魅力のひとつに、選手同志が話をするところにあると思う。みんなで励まし合って、辛いけど頑張りましょうと言ってゴールを目指す。

やっと登り終えて、トレイルに入る。やったー!牧場・・・牧場なのかなこの森・・・ふかふかトレイルだけど・・・動物いないけど・・・あれ・・・おかしいな・・・。普通に樹林帯の走れるトレイルがしばらく続く。こういう牧場もあるのかな、長いなとか思いながら走っていたら、その先に牧場が見えた。おじさん、ちょっと簡略化しすぎじゃーないでしょうか(笑)牧場♪エイド♪などウキウキ走ったおかげで、本物の牧場に着いた時には、走ったり歩いたり、の「歩いたり」頻度が増えてきて、ヨロヨロしながら5Aに到着。なんとかペーサー合流地点まで来たことにちょっと感動して泣きそうになっていた。やはり身体に手が触れると痺れた感覚があった。

5Aでは同じチームのハルさんがちょうど出発するところだった。ゆうこさんもいた。やった、なんとか追いついた。椅子にぐったり座ると、テキパキと食べ物を色々出してもらえて、靴ひもまでほどいてもらって、いたれり尽くせりのサポートで本当に有難かった・・・!ドロップバックに預けたものとザックの中身を入れ替えるのだけど、雨も降っていないし、寒くもないし、むしろほとんどドロップバックへいらないものを入れる作業だった。靴を脱いで針で水ぶくれの水を抜き、靴と靴下を履き替えて、Tシャツを着替えて気分もリニューアル。パスタとマドレーヌを食べて、ヘッドライトを着けて早々に出発。ジェルなどの食料はマエダさんのザックに入れてくれた。

【5A~6A】
この区間が、本当に本当に辛かった。

ペーサーのマエダさんが先を走り、その後を着いていく。「もうほとんど足が残っていなくて、結構ぎりぎりで、あんまり走れないかもしれません・・・。」 なんであんなしょっぱなから弱音ばっかり言ったのか信じがたいけど、その時はそういう気分で、とりあえず走れない、と弱音ばかり繰り返していると、私のザックを丸ごと持ってくれて(!)、手ぶらで走った。マエダさんは私のそんなしょーもない弱音をうんうんと聞きつつも、重いザックを揺らしながら何度もガーミンを見て、「ここは頑張って走ろう。このあと登りだから。走れるところは走って、だいたい登りも全部合わせて平均キロ10分でいけたら上出来だよ」と教えてくれる。キロ何分とかいう感覚がもはや全然わからなくなっていたけど、走らないとどんどん見えなくなっていくマエダさんの背中を追いかけた。ペーサーってすごいな。登り手前のウォーターポイントで、「ここは休まず行くよ」と言われたけど座り込んでしまった。ジェルを飲むように言われたけど、4A以降胃が気持ち悪くて、『今ちょっと、気持ち悪くて食べられません・・・』と断ってしまった。ペーサーを付けるからには、ペーサーの言うことをどんな時もほとんど素直に聞くべきなんだと、後々心底痛感した。

登りはたまに話をしつつ、どろんこまみれの登りを進み、『30歩走って30歩歩こう』それでも疲れてきたら『じゃあ今度は10歩走って10歩歩こう』という優しいマエダさんの提案に必死で前に進んだ。「いち~に~さん~し~」一歩一歩数えてくれた。思っていたよりも早く登りきったところで、下りに突入。

だけど、下りはじめてすぐ、膝が自然にかくんと折れた。
力が入らないと思ったら後ろに倒れそうになった。頭が支えられなくて、眠い時のように首の根本からグラグラする。異常なほどまでに息があがってきて、心臓がバクバク。朦朧として千鳥足になり、手足が痺れてきた。手を握り締める力もほとんどない。息が苦しい。

「ちょっと・・・・手がしびれて・・・ふらふらして・・・歩いていいですか」

手が痺れるという私の言葉にすぐマエダさんがハッとした表情がわかった。「それ、ハンガーノックだね。ごめん、気付かなかったね。座って何か食べよう。」 すぐに道の端に腰を下ろすように言われて座り込み、俯いて頭を抱える。あ~、そうか、これがハンガーノックってやつなのか。ハンガーノックすら初体験。マエダさんに言われるがままに、SOYJOYやらハニースティンガーやら、ゼリーやら、とにかく詰め込んで、水を飲んで流し込んだ。深呼吸をして。冷静になる。

生まれて初めてのハンガーノック。トレランではよくあるいたって普通のことかもしれないけど、そもそも関川で補給しなかったことやずっと手が痺れていたのがエネルギー切れの信号だということに気付けなかったこと、そのせいで今ぐったり座りこんでいることに何故かすごくショッキングで、もしかしたらその状態でも走れたのだと思うけど、かなり心が折れてしまった。トボトボ歩いて、本当にトボトボゆっくりゆっくり歩いて、どんどん抜かれていく。しばらく歩いてもう一度座って補給をして、また歩き出した。脚が痛いわけではなかったのだから、下り基調で走れたはずなのだけど、マエダさんに「ハンガーノックは食べればすぐ治るから。大丈夫!」と励まされながらも、手足の痺れやめまいや折れた心が治らなくて、6Aまで全部トボトボ歩いてしまった。。。

【6A】
なんとか辿り着いた6A。
下りをかなりゆっくり歩き通したので、当たり前ながらすっかり目標のタイムを過ぎていて、ゴールの制限時間はかなりギリギリ(アウト?)だったと思う。トイレに籠って、戻ってきたらマエダさんから一言。

『エマちゃん、ちょっと、残念なお知らせがあるよ』

それが、台風で8A終了の報せだった。
8Aまでは進めるということ。8Aで完走扱いになるらしいこと。もっと早くに8Aを越えられた人はゴールゲートをくぐれること。もう瑪瑙山は登らないこと。8Aを関門時間までに到着できれば良いということ。8Aまでなら、今の6Aはもうすこし休んでハンガーノックから回復する余裕ができたこと。

あぁ・・・。
悔しかったけど、ものすごく複雑な気分。
台風に関係なく、そもそも完走が怪しいタイムで、そこから巻き返してなんとか完走することにチャレンジしようと思ったばかりだったし、一方で身体は感じたことのないほどの疲労感で不安も抱えてた。エイドスタッフが「ここでリタイアする方はバスが到着しております」とアナウンスして、8Aまでという報せを聞いた人達が続々とバスに乗り込んでいっていた。誰も6Aを出発しない中で、暗闇に出発した。

【6A~8A】
この2区間は、ほとんど歩いた。たまに走って、マエダさんがガーミンを見ながら、大半を歩いた。なんとなく取り留めのないことを話しながらだったと思うけど、あまり内容は覚えてない。ただひたすらゆっくり歩きながら、真っ暗で静かな中、8Aを目指した。ハンガーノックから回復したこともあって、気分は楽になって、初めての暗闇のトレイルを(気分だけは)楽しめた気がする。

だけど、なんで「走れるので走ります」って言わなかったんだろう。それが何よりもレースが終わって後悔したことだった。8Aが近づいて最後は走ろうかと提案されたけど、ちょっと走るだけで息が上がってしまって、最後の最後だけ走って8Aにゴールした。

サポートの皆さんが寒い中最後の私を待っていてくれた。
結局関門15分前というぎりぎりの時間だった。

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結果は、110キロには足りないながら、92.3kmを制限時間15分前で完走ということになった。台風の影響でゴール手前の最後のエイド8Aで中止、一番辛いと言われてきた瑪瑙山を超えることなく、五岳は四岳のまま、110kmは92.3kmに縮まったわけです。8Aを9:15までに越えた人だけがゴールゲートをくぐることができる。最後まで走り切った女子はわずか33名。

とにかく、110キロ走れなかったということの悔しさよりも、むしろ自分自身のレース内容にものすごくショックで、あまりへこまない私が大打撃。翌日、私と3年以上の経験差がある先輩方が皆足を引きずってロボットのように歩いているのに、初心者のはずの私だけスタスタと歩くことができたし、2日後には筋肉痛は残るものの軽いジョギングができた。それが結局「自分の限界を超えてがんばれなかった」証拠であり、本当にショックだった。結局、体力的にがんばれなかったのではなく、精神的にがんばれなかったのだと思う。もっともっとすごいレースがたくさんあるけれど、距離の方ではなく、ロング=長時間という意味と捉えたら、なんとなくその厳しさの洗礼を受けた。

私が信越にチャレンジしたのは、「挑戦」することで学び得るため。
だとすれば、不甲斐ない結果に悔しさを抱えることにはなったけど、それこそが本当は「もっとがんばれる」ということを身をもって体験したという本来の目的は達成したのかもしれない。幸いにも特別完走扱いにまでして貰えて。
サポートの方々にアドバイスを受け支えられ、応援に元気をもらって、ペーサーのマエダさんにハンガーノックを救ってもらい、完走まで引っ張ってもらって。その支えのおかげで、自分だけでは辿り着けなかっただろう8A(92.3km)まで行けたことにもっと感謝して、もっと喜ぼう。

もっともっとたくさん山を走りたいと思える、
本当に大事な経験になりました。

来年、絶対にもう一度挑戦します。

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はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(前半)

信越五岳トレイルランニングレース。

新潟から長野県に渡る、1)斑尾山、2)妙高山、3)黒姫山、4)戸隠山、5)飯縄山の5つの峰を総称して信越五岳。皆、口を揃えて、全般的に「走れる」レースと言い、エイドの充実、後半の約40kmを並走するペーサー制度などロングレースデビューには良いのだそう。とにかくそう、聞いていたわけです(笑)

2013年9月15、16日。
初めて山を走ってから、約半年強。
まだ両手で足りるくらいしかトレランをやっていない私が、みんなに背中を押してもらって信越五岳トレイルというレースに出てきました。憧れのロングレース。無謀だとはわかっていたけれど、「挑戦する」ことで学び得るということが大事だと思っているので、思い切ってエントリーしました。

【レース前~当日】
2月に靭帯断裂、5月に腸脛靭帯炎と故障続きだったけど、信越に初参加は絶対完走したいという想いでひとり地道にロードを走り、悲鳴激痛の鍼治療に耐えて当日を迎えた。さすが有名な内田治療院。悶絶の治療は、私にとってその効果絶大だったらしい。ほとんど山の練習はできていないけれど、ロード30~40kmを連日で走っても平気なまでに回復。当日までがすごく楽しみになっていました。

いろんなブログや周りのアドバイスを聞いて、初心者なりに今回の“自分ルール”として決めた5つのこと。

  • 完走することが目標。ビリでも完走が目標。
  • 腸脛が痛くなって走れなくなったらオワリ。今回は遅かろうが飛ばさない。
  • 目標タイム表にそってペース配分する。
  • 最後まで楽しく走る。
  • こまめに補給する。

結果的には、「飛ばさない」意外は果たせなかったわけですが・・・。

新幹線で向かった私はずいぶん早く会場に到着し、レース前日のお昼から会場まわりでのんびり過ごしました。今思うと、それが緊張せずリラックスできたいい時間だったのかも。コースガイダンスを聞いて、前夜祭。カーボローディング天国にびっくり。(笑)み、みなさん、そ、そんなに食べるんですか、と・・・。わたしは夜食べ過ぎると朝、体が極端に重たくて苦しくなってしまうカーボローディング初心者なので、そこそこ食べて翌日の準備をして就寝しました。

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会場で朝食をたっぷり食べて、徐々にドキドキ。意外にも緊張していたのか、ホテルの冷蔵庫にボトルを忘れたり。だけど心配していた雨もほとんど降ってなくて、寒さもなく、最高のスタートです!

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おにぎり、菓子パン、サンドイッチ、バナナ、ミネストローネetc.なんでもあり。みなさんモリモリ食べてる。

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宿にボトル忘れた~!って訴えているところ(笑)

【スタート~1A〜2A】
トイレもちゃんと済ませて、さほど緊張することなくスタートゲートへ。石川弘樹さんのカウントダウンと合図で一斉にスタート。皆早い早い!
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スタートから1Aまではとにかくフラットな中を淡々と走る。走り続ける。登りがないから歩くタイミングかない。走り続ける。皆が言う「最初は楽しくてたまらないよ」というのはこれか!10キロ地点まで本当にあっという間。ガンガンぶっ飛ばして抜いていく人達を横目に、「ゆっくり、ゆっくり」と唱えながら、膝に響かないように下る。そして目標としていたタイムよりも早く1A、そして2Aと順調に到着。

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すでにゴールかのようなポーズw めちゃ楽しかったのと、みんなが待っていて本当に嬉しかったんだー。

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うしろに・・・(笑)

【2A~3A】
うんうん、順調。全然脚痛くなってないし心も身体も元気いっぱい。楽しくて仕方ない!そんな陽気な気分で数キロ進んだところで、係の人が叫んでいる。「この先で何人かがスズメバチに刺されたという情報が入っています!白いタオルや布を持っている人は頭にかぶってください!また、走らずに歩いて通過してください!」
持っていたバフを裏返して白にして被り、先へ進もうと思ったら何だか詰まってる。1kmくらい先で大勢の声が聞こえる。渋滞が動かないまま、しばらくすると女の人が駆け下りてきて「係の方~!これ以上危なくて進めません!」と叫んでる。

えっ、迂回?なんて思っていると次は
「みなさんそのまま逆走しておりてください」
「あ、やっぱりそのままで待機です!」
「係の人が駆除に来ます!」

選手たちがしばらく渋滞したままで、小雨の中約20分。関門ギリギリランナーにとって、20分はあまりにでかい。係の人が駆除を終えて(!)、渋滞が動き出した途端に皆同じように焦りを感じていたのか周りがぐんぐんスピードを上げて、あっという間に皆が見えなくなっていく。20分は重大だけど、まだ序盤中の序盤で飛ばす勇気もなく、時間にハラハラしながらも自分の目標タイムにちょうど20分ほど遅れて3A到着。

心折れ部サポートのかーむさんが、駆け寄ってきて「いま、ちょうどギリギリ22時間ペースだから。」淡々と言う。それから「ギリギリ完走できるけど、次の4Aまではがんばって走って!」と私の背中をポンッと叩いてくれた。急いで皆が片付けて移動を始めてる。「エマちゃんがエイドを出たらすぐ出発しよう」そんな声が遠くに聞こえる。そうか、1番遅い私に合わせてもらっているから、早い人はエイドでサポート隊に会えていないのかもしれない。急がなきゃ、と思ってトマトを手に取り、ヘタだけゴミ箱に捨ててトマトにかぶりつきながら走りはじめた。(べつにそんなにトマトにこだわらなくてよかったのだけど、なんだか必死だった。笑)

【3A~4A】
誰に聞いても誰のブログを読んでも必ず出てくるワード「関川」。昨年はたくさんの熱中症を出したらしい地獄の関川。走れるか走れないかでタイムが大幅に変わるらしい関川。いまの私には恥ずかしながら、たった38.5kmなのにすでに時間の貯金がほとんどない(泣)

だけれど、ここでへこたれたら、やっぱりあそこはしんどいからしょうがないね、で終わる。よくあるパターンでリタイアしたくない。持ってきたi podをセッティングして、大好きなpepe califolniaのさわやかな曲を聴きながら、足を引きずるようにして走った。ほんのすこし水分を取る時に歩いた以外は、ほとんど走った。そのあとのトレイルは自分でも不思議なくらい足がくるくると回転して、とにかく傾斜に身を任せて走った。何人かを抜いて、4Aに着いた時にはずいぶんぐったりしたけどとにかく時間の貯金を作って無事第一関門を通ることができた。この51.5km時点ですでに、走ったことのある距離の自己最長記録だった。

だけどこの区間でちょっとした失敗をしてしまった気がする。補給ミス。ほとんど走れる場所。いま食べたら気持ち悪くなる。いや、走らなければ!という思いで全然食べる気がしない。ほぼ何も食べなかったし、飲めなかった。この時から腕がザックに当たるとピリピリと痺れる感じがしてた。ずっとザックを背負ってるから鬱血してるのだと思って気にしてなかった。(そうだったかもしれないけど)

【4A】
4Aでペーサーのマエダさんが汗臭い私のザックを素早く外してハイドレに水を補給して、「5Aまでが結構きついと思うけど頑張って!待ってるよ!」と声をかけてくれた。マエダさんは、ほんの数週間前に海外レースのTDSを走ったばかりで、しかも両足を捻挫(!)しているというのにペーサーを引き受けてくれた。せっかく来たのに走らずに帰るなんて、申し訳なさすぎる。とりあえず5Aまで1時間前には着かないと。

コーラ、笹寿司2つ、ムサシを飲んだ。そんだけ食べられてたら大丈夫だよ、と誰かの声が聞こえる。だけど正直笹寿司の味なんて覚えてない(笑)食べないと倒れそうだと思って無理矢理押し込んだ。足は大丈夫?と言われて「痛くはないです。痛くは・・・ないけど」 「ないけど?」 「疲れました・・・。」 周りが笑って大丈夫大丈夫、と言ってくれた。(笑) もっと色々コンディションを言って対処法のアドバイスを受けるべきだったのかな。(?)

>>はじめての信越五(四)岳トレイルランニングレース(後半)