“おもしろくない人にだけはなりたくない”

母親と電話で話していて、思わず口をついて出た言葉。

おもしろくない人になりたくない

数日前にこんなシェアがfacebookのフィードに流れてきました。
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ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5
http://youpouch.com/2012/02/06/53534/
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どんな素晴らしい人生でも、欲だらけの THE 貪欲 なわたしは(笑)、やっぱり死に際にきっと何かしらの後悔や心残りがあるのだと思いますす。だけれど、後悔するしないよりも、死に直面した時に 「世界中に向けて大声で自慢できる、自慢したい人生だったと言えるようでありたい」と思っています。

一方で、わたしの周りには、世界中に向けて自慢したくなるような、面白くて素敵な友人がたくさんいます。世界中のどこを探してもその面白さはその人しかいない、というようなかっこいい尊敬してやまない人達が身近にたくさんいます。なぜだか驚くほど次々にそういう人達に出逢い、そして囲まれている幸せこそが私のいちばんの自慢なのかもしれません。

今年仕事を中心にライフスタイルを大きく変えたのですが、もう本当に悩みや葛藤はつきません。でも、そんな状況もまた、死に際に笑って話せる人生のネタに厚みが増すのだと考えて、この状況をできるだけ面白がって楽しんで壁を乗り越えていこうと思っています。

それから、ちょっと高い目標を目指すのが好きだったりもします。人生をいまの100倍も1000倍も楽しみたいという超欲ばりだからです。結果途中で頓挫したり、最終的にダメだったことも多々あるのですが(笑)、高い目標に向かって努力して失敗しても良いと思っています。チャレンジしない“いたってふつーな自分”よりも、チャレンジした自分の方が、きっとおもしろい人生だと思うからです。

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勤めていた頃の上司に、「えまちゃんはさぁ、そんないろいろやって、多趣味で、疲れないの?」と言われたことがあります。「そんな必死になって、エネルギー使って損なだけだよ」と言われたこともあります。その意味や価値観の違いはわかっていますが、それでも私に対してそう言ったこと自体はいまだ理解できていません。なぜなら、どちらもわたしにとってはそれが、マイペースだからです。

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この話をfacebookに投稿したことがあるのですが、それにとても共感したと言ってくれた人と 【 OMM Japan Race 】 に出ることにしました。彼女もまた、わたしにないものを色々たくさん持っていて、とても尊敬できる素敵な人です。似ているようで似ていないようで、似ている?2人が、おたがいの良さを引き出しあいながら、同じ目標を目指せるなんて、なんて面白いだろう!と思っています。レース当日だけでなく、エントリーが完了したその日から、2人でのレースが始まるOMM。背伸びしまくりのハードルの高い目標ですが、きっと色んなことが起きて、またひとつもふたつも、人生のネタに厚みが増すこと間違いなし。

みなさん、出る予定の人は素敵なパートナーが見つかりましたか?エントリーがなかなか難しそうですが、きっと出られることを願って、おもしろい2人でひとまずエントリーから頑張ります。


【奥武蔵】奥武蔵~東秩父 麦走トレラン

「麦走」

ビール好きの仲間と以前ビールを飲みながら盛り上がった、今一番行きたい場所『麦雑穀工房マイクロブルワリー 』(埼玉県小川町)

たまたま奥武蔵・秩父の地図を広げて、次はどこに行こうかとルートをあれこれペンで繋いでいたらそこに小川町の文字。こ、これは・・・!そう、今一番行きたい場所がなんとそこにありました。しかし、小川町は東武東上線のかなり奥の方で、私の自宅方面からは一度都内を経由するという面倒な場所。こうなったら山を越えてそっちに行っちゃえばいいんじゃないだろうか。そういえば奥武蔵から奥多摩へ行く時も同じ発想でした。

“ 電車で一回都内に出るくらいなら山を越えて行っちゃえばいいんじゃないか ”

そんなお馬鹿な企画だけれど、ビール好きに声を掛けたら一緒に付き合ってくれることに!ネットで調べてもたいした情報がなく、山地図には水場の表示もなく。水場もトイレもなく、分岐もややこしいルート。うーん、わくわくする!
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飯能駅で秩父線に乗り換える時。意外にも人がいっぱい!みなさん高麗のクライミングや伊豆ヶ岳、武甲山かな?バイクの人も2組ほど見かけました。奥武蔵はロードで山頂近くまで上がれるのでバイク練の人も良くみかけます。

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今日はつい最近行った武甲山の麓、西武秩父線「横瀬」(よこぜ)駅からスタートです。結構立派な駅。トイレも完備。この周りはハイキングルートも多いようです。一緒に行くじゅんこさんと駅の向こうに見えるのが武甲山。

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横瀬駅から登山口までは国道299号沿いにしばらくロードを走ります。途中でコンビニが2軒あるのでスタート前の補給はここで可能。駅にはあんなに人がいっぱいだったのに、あれれ、誰もいない~(笑)このあたり、まだトレイルに入っていないのに結構道がわかりにくいのですが『6番札所ト雲寺』と『高原パーク横瀬』という表示をもとに進んで迷わずなんとかトレイル直前のマス釣り場へ。明らかにだれも今日は踏んでいないトレイルを入ります。

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釣り堀。こじんまり。

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木漏れ日がやさしい静かなトレイル。
しばし沢沿いを登り、まもなく比較的整備された歩きやすいトレイルへ。だれもいない、静かで、ふかふか。ただ、本当に誰も通ってなかったのか蜘蛛の巣がすごかった(笑)

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途中で一瞬林道に出たら、なんかいる。
「あれ?なんだろう?ブタ?」
「いや、なんかモジャモジャしてない?」
「わっ、めっちゃいる!」
思わず大きい声を上げたらドタドタとすごいスピードで奥の方へ。
「イノシシだ!」
イノシシってあんなに速いんですね。ありゃ山で遭って突撃してきたらぶっ飛ばされるわ。こわい。めっちゃこっち見てました。

イノシシに夢中になっていたら、不明瞭な分岐。
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ん?ちょっと待って、なんだこれ。朽ちてて方向がわからない。
地図の方角からしてこっちだな、という方へ進む。

あ、また道標だ!よかった、何て書いてある?
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肝心の矢印の三角の部分だけがない!奥武蔵のわかりにくい道標には慣れていますが、これは斬新だな。地図必須です。

そんなこんなで無事、高原パーク横瀬、その先の琴平神社(ことひらじんじゃ)に到着。

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神社でお参り。

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隣にはトイレもありました。序盤でまさかのありがたいトイレ。ちなみに、本当は琴平神社裏に登山道があるのですが閉鎖されていました。

そして、琴平神社からは眺望の良いロードを10分ほど走って木ノ子茶屋方面へ。
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なんと!いちご狩りができるらしい!いちごエイド!めっちゃいい!そのほか、季節によってぶどう狩りやプラム狩りもあります。たくさんの農家が並んでいて、どこの農家さんも「いちご狩り」の旗や看板が立っています。次来る時にはいちご狩り挟もうかな。

木ノ子茶屋には自販機もありました。暑いので水を補給。茶屋はやっていなさそうな雰囲気だったけど・・・時間によるのかな?間違えないようにロードから日向山分岐で再度トレイルへ。
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こんな感じのやや暗いしっとり湿ったトレイル。このあたりで昨年8月に熊が目撃されたらしい。めずらしい鳥もいるとかで、親子が双眼鏡に一眼レフで鳥を必死で探していました。パパと山で自然研究、いいね!

そんなちょっと暗いトレイルを抜けたあとの分岐。
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お、おう・・・。これまた斬新ですね・・・。向きが間違ってたら大変ですね。うっかり誰かが蹴っちゃって縦とかになったらもうわけわからんです。ちなみに距離も書いてあるけど消えててわかりまへん。(繰り返しますが地図とコンパス必須です)

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この分岐からのしばらくが、結構な登りで、ちょっと大変。じゅんこさんもモリモリ登ります。6月に出るスリーピークスの話なんかをしつつ。

県民の森を経て、丸山山頂へ。
丸山には展望台があり、上まで登ることができます。
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わぁ~!白っぽく見えますが、肉眼であれば充分な天気。武甲山はもちろん、奥秩父、両神山、八ヶ岳、浅間山。榛名山、赤城山、草津白根山、谷川連峰、筑波山まで見える。
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6月末に出る大会がある両神山。中央から左寄りの平べったい山。
途中補給をしたいところだけれど展望台の上は暑すぎる。でも下のベンチに降りたらなぜかハエだらけ。ブ~ンという音に包まれながらささっとおにぎりをほり込みます。

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丸山からは白石峠方面へ。すぐに鉄塔のようなものに突き当たるのですが、そこの分岐で道標を見て、「あれー?ここじゃないかなー?」なんて言っていたら足元にめっちゃ小さいめっちゃ小さい板が置いてありました。風で飛んでいきそうです。

ここからのしばらくは一度ロードに出るけれど、気持ちいい傾斜の下り。走り始めたら止まらない!うひょー!なんて言いながら走って走って、登山コースタイム80分くらいのところを、20分くらいで駆け抜けました。
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白石峠まで来ると、なんだろう?あれ・・・わぁ!移動茶屋だ!暑すぎる日の救世主!!!
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ロードの交差するポイント、白石峠では自転車やバイクの方が皆休憩するようで、優しいおじさんが移動茶屋を開いていました。【やっちん茶屋】は、4月から秋頃まで、基本的には土日の朝9時~午後2時くらいまで出しているそうです。飲みものは缶やペットボトルが種類豊富にあり、食べ物はアイスに冷やし大福、生のメロン!季節に合わせてメニューを考えているのだとか。分別するためのゴミ箱まで用意してあります。

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まさかの山の中でメロン!頼むとその場で切ってくれます。冷えていて最高に美味しい。最高すぎる。そしてどれも普通のお店で買うのと同じような価格。良心的。

「全然儲けとかはないんだけどね、みんなが喜んでくれたらそれで嬉しいんだよ」

本当に素敵だなぁ。
友達いっぱい連れて、また絶対来るよー!

白石峠からは剣ヶ峰を経て堂平山を目指します。剣ヶ峰って山だと思っていたら大きな鉄塔があるところがそれだったようで、ここで鉄塔を回り込んで直進しようとしたらなんか違う。その先から来た老夫婦に声をかけると「ここで合ってるよ」と言われたのだけど、なんだか明らかに急すぎるズルズルの下り。これはおかしいなと思って引き返したらそれで正解。やっぱり地図読みは大事。人に聞いても合っているかどうかなんてわからない。自分で判断できるようにしないとね。
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林道→トレイル→鉄塔→トレイル→林道みたいなループを何度も繰り返し、キタ~!堂平山!IMG_5543 (600x800)
この日のシューズはHOKA。メンズではラパヌイと呼ばれているモデルの女性版、カイルア。買ったばかりなので履き慣らし。スティンソンのソールがつるつるになってしまったので新調しました。

堂平山には天文台とパラグライダー発信地、バーベキューや宿泊ができる施設までありました。宿泊施設のトイレは一般ハイカーも使用可能。とっても綺麗でありがたい限り。
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施設の裏には「ときがわトレッキングコース出発点」と書いた大きな木が。気になる!施設に泊まって夜は星を見て、翌日トレランザックでトレッキングコースを走り抜けるなんていうのもいいですね。

天文台の外観を撮り忘れたけど、中は1階に食堂、2階に観測所があります。
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手作りの五目おにぎり、グリーンピースおにぎり、蒸しパン、甘酒、豚汁など。全部120円くらいでこれまた良心的。そして美味しそう。

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お店の方が自分の家で作っているイチゴを凍らせたものと、自家製のヨーグルト、牛乳、蜂蜜をその場でミキサーにかけて作ってくれるイチゴジュース。太陽にあたっているとフルーツが嬉しいですよね。

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天文台の観測所。惑星が見れるらしい。こういうの、小さい時大好きだったなぁ。

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山頂の先のパラグライダー発着所。(パラグライダーの時間が終わっていて歩いている人がいましたが、本当はハイカーは入っちゃいけない場所です)午前中であれば飛んでいくところが見れます。

そして再びの気持ちいい下り。
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ひたすら下り。ガレ・ザレや落ち葉で滑るところもあるけれど、激下りはなく基本的にはほとんど走れる。そして止まらない!ひゃっほー!笹山は時間的に山頂ピストンをスキップして、笠山山頂、さらにそこからマダマダ下ります。ただ・・・この勢いがちょっと罠でした。

あまりに走れるもので、距離がいまいち掴めず、分岐をひとつ勘違い。そして地図を見てもなかなか判断つかない。すこし戻ったところにあった標識を確認。

なん・・・か・・・書いて・・・ある・・・けど・・・・・・・・・・
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う~~っすらと、「山道」

「 山 道 」 だそうです。そうか。そうだよね。全部山道だもんね。その標識を見た瞬間、ここはもう諦めて、トレイルに入らず確実な林道に戻って下りることに。がしかし。
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めっちゃクレーンが封鎖してる~!工事の方に声を掛けたら通行止めっていうわけではないらしく、徒歩で横を通ってくださいと言われて重機の横を通る(笑)掘り起こされた道はぼこぼこ、なんていうか、この日は本当に色々あります。

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最終的には勘違いしていた本当の分岐に辿り着き、無事バス停へ下山できました。(ていうか通り抜けできませんって書いてあるよ・・・)久々にトラップにやられました。山地図だけではだめだな~。低山をいくつも繋ぐトレイルは、冒険感があって好き。こういう環境を活かして地図読みの練習しなくちゃ。

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合計で1時間強は休憩を入れて、行動時間6時間で20km、適度なアップダウンあり、暑さでしっかり汗をかいて気持ちのいいルートでした。最後迷う部分だけ次回確認しよう。

そうだそうだ、目的はビール!
皆谷(かいや)バス停から小川町駅へ。
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駅前のクラフトビールのお店『麦雑穀工房マイクロブルワリー 』へ!最高に美味しいビールとつまみをいただきました。すっかり長居しちゃったけど、また来たいな。今度は小川町駅まで走ることにしよう!

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【今回のルート】
◎トレイルランニング
距離:約20km
行動時間:6時間20分(お昼ご飯などのゆっくりめの休憩数回含む)

横瀬駅~琴平神社~(ロード経て)~木ノ子茶屋~日向山分岐~県民の森~丸山~高篠峠~川木沢ノ頭~白石峠~剣ヶ峰~堂平山~七重峠~笠山~萩平分岐~皆谷バス停

皆谷バス停からは、小川町までバスで25分。ただし、1時間に1本程度しかない。皆谷バス停から自分の脚で小川町までは相当遠いので、その場合は、別ルートへ。(本当はそっちに行きたかったけれど分岐がややこしすぎて破線ルートもあり今回は見送り。)ぶっ飛ばして走れる人は1〜2時間早いと思うけれど、飛ばしすぎて分岐見逃し注意。ルートも多く、判りにくい分岐、地図に載っていない分岐や標識もたくさんあるので、余裕をもった時間設定と地図・コンパス必須。
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残雪期の鳳凰三山へ(2日目)

2日目の朝。
あまりにぐっすり寝てしまっていて、太陽の明るさで自然に目が覚める。テント外に出ると、寒くない!そして今日もめちゃくちゃいい天気。SONY DSC2日目は南小室小屋のテント場に荷物を置いて、鳳凰三山を地蔵岳まで行って戻る稜線トレラン。ハイク&ランっていい!

昨日とは打って変わってトレランザックに水分と補給食、チェーンスパイクを入れて軽装備。風の通る稜線では温かくて甘いものが美味しいと思って、ボトルにチャイティーを作って出発しました。TIGER魔法瓶のステンレスミニボトルが軽くてお気に入り。0.2Lで0.11kg。

さて、南小室小屋からしばらくは雪道。最初の登り始めは結構な急登。10404484_530696277056791_377441299406412704_n (800x600)雪を踏み抜かないように気をつけながら、進む。1時間もたたないうちに 『もうすぐだよ!いっきに開けるから、目をつぶって行った方がいいかも!(笑)』 という声。もう稜線だ!

きゃぁぁあああすごぉおおお!
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わぁああ!きゃぁああ!さいこ~~~!
あまりの快晴に絶叫。

とにかく気持ちよ過ぎる稜線、ワクワクする岩、思わずすぐ立ち止まって写真を撮る。なかなか進みません(笑)もちろん目に焼き付ける、身体で感じるものだけど、写真って撮りたくなっちゃう!1512098_626466324115120_481944096203810596_o (800x600)10255973_626466290781790_4874889709007494220_oれが『走れる稜線の鳳凰三山』か、と感動。気持ちいい! 気持ち良くて走るけど、ちょっとした登りですぐ息があがる。そうか、3000m近いんだった。心臓ばくばく。高地トレーニングってこういうことか。なのに、みんなめちゃくちゃ速い!


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ひとつめのピーク、薬師岳。後ろには北岳。週末なのに、ほぼ誰もいない。貸切!

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稜線を経て、2つ目のピーク、観音岳から地蔵岳のオベリスクを眺める。

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ちなみに、この景色の後ろに見えるように、要所要所で雪が残っていて、かなり急な下りもありました。どうやら雪でルートが変わってしまっていて歩きにくく、しかも雪がゆるいのでアイゼンもあまり利かずへっぴり腰で下りました。

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サーフィンかスノーボードかのようにうまく中腰で滑って降りるみんなのマネ・・・をしようとしたけど、だめでした(笑) どでーん。お尻で滑る。キャ~!って、あたしは子供か。でもそれはそれで、まさかの晴天の下の雪遊びで楽しかった。

徐々に近づくオベリスク。
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オベリスク手前の広い場所が、とても気持ち良くて、ひと休憩。
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地蔵岳というだけあって、お地蔵さまがいっぱい。昔、子宝に恵まれない夫婦がここで一体を借りて持ち帰り、子宝に恵まれたら借りたお地蔵さまと、お礼のお地蔵さまの二体を持って、元に戻すという習わしがあったのだという説があるようです。

そしていよいよオベリスクへ。
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急な岩場を登る。私は比較的、山の高いところは好きなので全然平気なのですが、高いところが苦手な人はちょっと緊張するかも。高い岩場をもりもり登る。そして、来た方向から見ていたオベリスクの裏側に回ると・・・

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こんな隙間があり、そこをスルスルと中に入っていきます。そうすると表にギリギリ出ることができ、最後の岩のてっぺんに上る部分があります。ただし、ロープが垂れているものの何度か切れて怪我をした人もいるという話もあり、手足で登るにはクライミングの技術が必要ということで、安全第一。ここまでで終了。でも途中まで行けて嬉しい!

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最後の岩を登る、フリ。で満足(笑)

満足したら、ここが折り返し地点。写真を撮ったり、雪に苦戦したことで、想像以上に時間が過ぎてしまい、帰りはできるだけ走って走って戻ります。
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た~のしい!やっぱり走るとあっという間でした。ピストンでも楽しめる、きっと何度来ても楽しめる、そんな場所。(※天気が良い前提で・・・)

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テント場の南御室小屋に戻ると、なんとラーメンを作ってもらっちゃいました。南御室小屋からの地蔵岳ピストンは、残雪の影響もあるかと思うけれど、私が想像していた以上にエネルギーを消費したようでずいぶんとお腹が減りました。今度からもうすこし補給食を持って行こう!いやそれにしてもラーメンが最高に美味しかった!

南御室小屋からは、再びパッキングして夜叉神まで下ります。
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せっかくOMM Classic 32L初使用なので、下りで走ってみたりもしました。揺れも少なく、本当に走りやすい。他の登山用ザックは安定感はあるもののやっぱり左右に振られる感覚があったけれど、それもなく。32Lではかなりコンパクトにしなきゃならないけれど、逆に持ちすぎなくていいのかも。この夏はしばらくこれで工夫していきたいと思います。

無事、明るいうちに下山。とくにトラブルなく、個人的には足のトラブルもなく、下山が寂しすぎるほどの充実した2日間でした。はじめてだったけれど、すっかりテント泊ハイク+トレランのスタイルに魅了されました。もう1週間たつけれど、いまだに写真を見返してにんまり。最高の夏山シーズンのスタートになりました!

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東京近郊に住んでいるため、やはり普段は低山でトレイルランニングをしています。もちろん低山の面白さもあり、それぞれの山が大好きなのですが、もっと “ 山 ” の楽しみを広げたい。色んな山、いろんな景色をこの目で、この足で見にいきたい。さらには、装備も地図読みや色んな知識や自分のこだわりを増やすという楽しみもある。山にはもっともっといろんな遊び方がある。そうやってより一層山が好きになっていくことがまた、トレイルランニングを今以上に色んな角度から楽しめることに繋がるのだと感じました。

“登りがキツイ” “追い込んだ練習” “苦しみが楽しみ” 大会になると特にそんな印象もあるトレイルランニングですが、「山を楽しむ」「山が好き」それには変わりなく、単純に山で遊べる喜びを感じられたら、大会でも苦しい瞬間にもっと違う感情になれるんじゃないかな、なんて。STYで、楽しくてたまらなかったのは、それかもしれない。これからの大会も「行きたい山の大会にエントリーする」なんていう選び方もいいかも!

最高の景色をぼーっと眺めながら、そんなことを考えたのでした。
今回、稜線から見た山は、これからひとつひとつ、ぜんぶ登っちゃおう。

be active be higher!
“どんどんやっちゃうよ、やるからには高いところを目指すんだ!”


残雪期の鳳凰三山へ(1日目)

先週末は昨年「来年ぜったい行く!!!」と思っていた鳳凰三山へ行ってきました。まさか、こんなにも早々に願いが叶って嬉しい。

今回、RUN OR DIE!!、トレイル鳥羽ちゃん、そして心折れ部の私という3つのトレランチームからの計5人。一応私も含め、みなさんトレイルランナーなのだけれど、RODのお三方は走れる上にULハイカー!ということで、テント泊ハイク&ランは初めてのぺーぺーながら、ご一緒させていただくことになりました。あんまり写真を撮っていなかったのでみなさんの写真をたくさん拝借して、天気に恵まれた絶景の鳳凰三山の記録を書き連ねます。

前日、Run boys! Run girls! で買ったばかりのOMM Classic 32Lに荷物をギューギュー。60Lくらいのザックと悩んだ末に、みなさん俊足だと聞いて恐れて、走れること優先に考えてOMMに。なんども荷物を出したり入れたり減らしたり替えたりしてなんとか入りました。半分以上は寝袋の嵩だけど、結局借りたテントは持ってもらってしまったので、もっと工夫が必要だ。。。

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始発で甲府駅へ。
みなさんと合流し、車に乗せていただいて夜叉神峠登山口へ。ちなみに、朝から快晴。これでもかっていうほど快晴。会社勤めの時に大事な記者発表会やイベントがある度に『雨降るから中島来るな』とまで言われた雨嵐を呼ぶ女のわたしがいても、まぶしいほどの青空だったので、他のメンバーがよっぽどの晴れ男晴れ女なのか、日頃の行いが良いのか。ですね。

夜叉神の森から九十九折れの登りをのぼります。これまで2000m~3000m近くの山に少し行ったことがあったけれど、いずれも小屋泊か日帰り。テントが入っていない私はコンパクトな装備とはいえ、普段のトレランと違って重いザックを背負って登るのは慣れていなくて一苦労。

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だけど、OMM Classic 32Lはすごく背負いやすくていい!身長155cmの私は、たいていのザックの背面がおしり全面に当たってしまって動きにくいのが悩みだったけれど、そもそも容量が小さいものの、なんとなく形としても腰が痛くなることなく安定していました。

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1時間ほどで夜叉神峠小屋へ。暑すぎて半袖短パン!ここですでに絶景。北岳、間ノ岳、農鳥岳が見えます。(三つの山を総称して白峰三山―しらねさんざん―というのだとか) 結構人がいて、子供連れも数組。この夜叉神峠小屋までをのんびり登りに来ている方も多いらしい。テントを張る南御室小屋までは、まだ5分の1くらい。

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杖立峠?前後くらいから少しずつ残雪が見られるように。

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焼け場跡からの眺め。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳だよ、と教わります。国土地理院によって標高が改定されたいくつかの山のうちのひとつ、間ノ岳。人工衛星でより精密な測量ができるようになり、三角点の標高を測り直したところ、富士山、北岳に続き、間ノ岳が国内3番目の標高になったそうです。白峰三山縦走、してみたいなぁ。

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まだまだ続く意外と大変なじりじり登り。焼け場跡以降はまもなく全面が雪に。しゃりしゃり、びしょびしょ。うっかり端に足を置くと、ズボッと埋まります。溶けて凍って溶けてで粒状になった雪道に一苦労。ちなみに、事前にアドバイスを受けて足元はトレランシューズ(montrail Bajada)+防水ソックスにしました。初めて使った防水ソックス。靴は濡れるけど足はまったく影響なし!こんな便利なものがあったのか、知らなかった・・・。(1日目は軽アイゼン装着せず)

すでに標高2500m超の苺平というなんだか可愛い名前の分岐を経て(特になにもない)、やっと見えた南御室小屋へ。ここまで、登山口の標高1380mから小屋のある約2400mまで標高1000m近く登るので、ゆっくりと言えど重い荷物を背負ってなかなかハードでした。晴天と時折見える美しい景色があってよかった!

SONY DSCゴールデンウィークにはまだ雪だらけだったという南御室小屋のテント場はすっかり雪が解けていて、雪上テント泊はどんだけ冷えるんだろうかとちょっとびくびくしていたけれど、土の上での設営でした。テントを張るには500円支払うのだけど、小屋泊を考えたら激安。よく考えてみれば、テントを買うには大きな出費だけど、3~4回小屋に泊まるのとたいして変わらない。よし、今年は買おうと決めました。

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とっても贅沢なことに、今回はテントを貸していただき設営までしてもらって、鳥羽ちゃんのくみこさんと女2人で寝ることに。広くて快適!みなさんの寝床もそれぞれ。かっこいい!

16時半頃に小屋についたので、明るいうちから夜までみんなで宴。やばい、せっかく作ってもらったお鍋の写真撮ってない!(笑)5人分もの食材と鍋を背負ってきてもらったのに・・・!美味しかった~!

あれやこれやギアの話を聞いたり、山の話、トレランの話、仲良い男性3人の楽しいやりとりなどに笑いつつ、やっぱりキャンプは楽しいなぁと満喫しました。鍋を作るから夜ごはんはなくていいよ、と言ってもらって私は手作りの白ワインのサングリアをナルゲンボトルにいっぱい用意していきました。欲張ってフルーツを入れすぎて完全に大人のフルーツポンチ状態でした。(写真は自宅で撮ったもの)
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夜空には満点の星。
まるでプラネタリウムのように空が星が近く、星座が鮮明で、寝る前に少しぼーっと鑑賞してから就寝しました。着込んだダウンと寝袋でじゅうぶん温かい夜でした。

>>残雪期の鳳凰三山へ(2日目に続く)


【奥武蔵ハイク】見どころいっぱい観光ルート

ゴールデンウィークから立て続けに奥武蔵行ってます。「またかよ!」的な感じだとは思うのですが、私の隠れ?お気に入りルートに行ってきたのでその紹介を。

5/5(月・祝日)
武甲山ハイクの翌日、キャンプ&フェス&飲み仲間のひろみちゃんと念願の山。いつも高尾山などに登っているとのことで、奥武蔵を案内してきました。せっかく女子ふたりハイクなので、ゆっくりしゃべりながら、楽しめるコースを選んでみました。

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スタートは西吾野駅。自販機やトイレなどがあります。さすが、ゴールデンウィーク。いつもはがらがらの西武池袋線(西武秩父線)も人がいっぱい。飯能~正丸あたりまではどの駅も登山客がちらほら。昼から小雨が降るかも予報だったのでレインウエア持参。でもとりあえず朝は降ってないぞ!

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西吾野駅からは、「パノラマコース」というルートでまずは高山不動尊を目指します。こんな感じの道をのんびりと。パノラマコースというだけあって、登り始めて比較的すぐに景色が見える道に出ます。それほどきつくない道が50分ほど続き、石地蔵という分岐へ・・・

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あれ?これかな。石地蔵ってなんだろう。と、思ったら地図にない分岐。まして、こんなところから本当に奥武蔵グリーンラインに出られるんだろうか。結構はっきりした標識だけど、怪しすぎる。奥武蔵トラップ。ここから数百m進んだところに、本当の石地蔵分岐発見。ほっ。

そこそこしっかり登る根っこの這う上りを経て、最初の観光?ポイント高山不動尊へ。
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国指定重要文化財「木造軍茶利明王立像」というものがあり、平安時代末期に作られたものらしい。不動堂裏の収蔵庫に安置されている秘仏で、普段は見られず、毎年4月15日冬至の時に開帳されるのだとか。伝承によれば白雉5年(654年)の創建。その後716年、行基が五大明王像を造り、そのうちの1体が現存する軍荼利明王像。ちなみに関係ないけど、私の弟の名前は【行基(こうき)】。父親が行基を尊敬していて付けたらしい。東大寺などを建てた人。

高山不動堂横にはトイレや自動販売機もあってありがたい。次は、不動堂からさらに1キロほど登った奥の院 『関八州見晴台』を目指します。トイレ裏から登山道に入ります。
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なんか不思議な植物発見。なんだろうこれ。

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逆走(関八州から高山不動)の時、毎回迷いそうになる分岐。振り返って写真を撮ってみた。写真左のリボンが付いているところに実はトレイルがあって、そこを下ると高山不動の裏に着く。これ、うっかりしていると明らかにそのまま直進しそうなので要注意。文字が消えまくっている右の標識も気にせず、何の標識もない左に折れなければならないという難関の分岐。

写真でいうと手前の方に上がるとすぐに今は営業していない茶屋跡がある見晴しのいい場所に出て、そのままロードを横切って直進するトレイルに入ると関八州方面。ここも分岐の標識がわかりにくいので要注意。
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そして、ちょっと進むと関八州見晴台へ上がる入口へ。前に来たときにはなかった気がするこんな立派なものができていた。

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途中、ちょっとした丘のような丸山にはヤマツツジがもりもり!咲く時期は4月~6月だけど、部分的にはもうしぼんでいて、あともう少しで見れなくなりそう。

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ひろみちゃんは想像以上に登りが早く、20分ほど巻いて、西吾野からおよそ1時間半で関八州見晴台へ到着。さほど苦しい登りなく来れて、眺望のある場所です。が、残念ながらこの日は曇りのため、写真なし(笑)ハイクなので、キャラじゃないけどスカートはいてみました。そして、こういう時くらいしか着る機会のないフィニッシャーベスト・・・。あはは。シューズは、Nike Zoom Terra Kiger。サンバイザーは頭のサイズに合う、odlo。ひろみちゃんのかわいいコーディネートもステキ。ウールの靴下がとっても良さそうでした。革のブーツも超絶重そうだけどwかっこいい!

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近くのヤマツツジを鑑賞しながら早めのお昼ごはんタイム。レトルトの牛丼に家で握ってきた玄米おにぎりをぶっこむパターン。見栄えはともかく、美味しければいいんでい。関八州見晴らし台の山頂は比較的広くて、暖かくなると人でいっぱいなのに、この日は3組程度。小雨予報だったからかな?

関八州見晴台からは、普通はあまり選ばない半分が長いロードとなるルートで黒山三滝へ。案の定、黒山三滝に着くまで1人にも会いませんでした。これ、逆走すると結構いいんです。とにかく登りでいやになるので。ロードから黒山三滝へ下りる分岐がちょっとわかりにくい&少し藪を通るので不安になりますが、ほんの数百mなのでそこは信じて進む。と、滝が見えます。

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見よ!これが飯能自慢の黒山三滝!!!(一応観光地的な感じ)周りに紅葉があり、越生駅から近くまでバスも出ているので、秋のシーズンには人がいっぱいです。が、この時期はまばらです。春は秩父の芝桜ですからね・・・。

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茶屋とかトイレとかお土産屋さんもあるんです。

IMG_4831黒山三滝は、男滝(おだき)、女滝(めだき)、天狗滝の3つからなるわりに、男滝、女滝で満足しがちですが、天狗滝がいちばんかっこいい。この写真の撮っている位置以上は前に行けないようになっていて、岩の奥がなんだか深みがあっていい。室町時代に山岳宗教修験道の拠点とされ、滝周辺で修業が行われていたそう。

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水がめちゃくちゃキレイ。冷たい~。

黒山三滝からは、これまたあんまり普通は選ばない「役行者の像」(大平山)を通るルートへ。そしてやっぱりゴールデンウィークだっていうのに、登山ブームだっていうのに、誰ひとりとして会わない(笑)
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沢沿いを進み、こんなちょっとした岩登りもあったりなんかして。ちょっぴり湿ったトレイルで、植物が多く、日本らしいこういた場所を歩く(走る)のが好き。特に奥武蔵はしんとしていて、それがまたその雰囲気をより一層心地いいものにしてくれる。ただ、道が不明瞭で不安になるところも。

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というか、標識が不明瞭。わかりやすいようで、地図にない分岐がわんさかある。ていうか、 “←山道” って。これ、ほかの場所にもあるんですよ、奥武蔵。「そっちもこっちも全部山道だよっ!!」って突っ込みたくなります。間違ってはないんだけども。

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黒山三滝から30~40分ほど登ると、少し広い分岐に出て、突然現れるのが次のポイント。役行者像。山の中にある不思議な場所。大平山 山頂。1865年に建立された歴史の古いもの。何者かに壊されて一度作り直されています。ここもまた、修行の道のひとつだったよう。拝んで次へ進みます。

ここからは、顔振峠へ。なんども怪しい分岐や標識に惑わされながら、やや痩せたトレイルなどを通りながら、ロードに出ます。本当はロードと並行してトレイルがあるのだけど、一部通行止めになっていたので、20分ほどぷらぷらとロードを下ります。
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最終ポイント、顔振峠に到着。顔振峠は、近くにカフェ(眺望のよいお店でピザなどが食べられる)、峠には茶屋が3つもあります。車で来れる場所のため、ドライブがてら茶屋にお昼を食べにくる人もいるほど。そのなかで、まだ行ったことのなかった顔振茶屋へ。(結構開いてないことがある)

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下から見ると古い感じがしていたけど、上に上がってみたらなんだかキレイ!すごくいい雰囲気。お店の真ん中にズドーンと大木。そして、何よりお店の人がめちゃくちゃいい人。とっても気さくで色々と声をかけてくれました。

顔振峠からは吾野に下りるだけ。2度ほど行ったことのあるルートで大体の時間もわかっているので・・・
IMG_4848 (640x480)乾杯!山で生ビール~!

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地鶏のたたき

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山菜の天ぷら。たらの芽はほくほく。なんだかおいもみたい。そのほか、たぶんコゴミ、ウド、そしてスカンポという謎の山菜も。どれも激うまでした。

顔振峠でのごはんを終えて、吾野駅へ。1時間ちょっとで着くルートだけれど、またもちょっとわかりにくい。途中で団体さんに会い、最初の分岐で「こちらですよ」と声をかけて以来、駅までずっと少し後ろにいらして、なんだか緊張。もしかしてついてきてるのかな?途中からはほぼ林道で下りれるけれど、私達はそれと並行する沢沿いのやや濡れたトレイルを行きたくて、要所要所でトレイルに入る道を選択していたら、ちょっと離れたところからたぶんついてきてしまったようでちょっと苦戦していたようでした。地図持ってなかったのかなぁ?

吾野駅といえば、駅の手前で初めて見た人は大体ひくくらいの急階段があります。それを登らないと駅には行けないので、足の使い果たし注意(笑)今日もいいハイキングでした。

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【オダマキ】
日本、アジア、ヨーロッパに約70種くらい自生し、日本のものは山野草として愛好される一方、外国産のものには品種改良が行われ、園芸植物として広く市場に出回っているものがある。日本にはヤマオダマキ、ミヤマオダマキの2種が山地から高山にかけて分布する。ミヤマオダマキはむしろ山野草として栽培される。花の外側の花弁のようなものは、じつは花弁ではなく萼である。花弁はその内側にあって、ややまとまって筒状になる。花弁の基部からは角状の距が伸び、萼の間から突き出る。
(wikipediaより)

写真のものは、おそらく、セイヨウオダマキかな?お花が二つ重なったような不思議な形がかわいい。吾野駅そばのハイツ?お家?の端に咲いていました。野生というよりは人が植えた様子でした。色んな色があってかわいくて、思わず写真を撮りました。草花に詳しくなったらもっと面白いんだろうな。

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【今回のルート】ハイク
西吾野駅~(パノラマルート経由)~高山不動尊~関八州見晴台~七曲り峠~花立松ノ峠~黒山三滝~大平山(役行者像)~顔振峠~吾野駅

ルートも多く、判りにくい分岐、地図に載っていない分岐や標識もたくさんあるので、余裕をもった時間設定と地図必須。

トレランなら逆走で、【高麗駅~日和田山~物見山~北向地蔵~エビガ坂(orユガテ経由)~一本杉峠~越上山~顔振峠~大平山~黒山三滝~関八州見晴台~西吾野駅】がオススメ。暗くなると余計に判りにくいので明るいうちの下山が吉。
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1DAY LONG HIKE 奥武蔵から奥多摩へ

5/10 土曜日
晴天の昨日はこれまた前々からやってみたかった奥武蔵から奥多摩へ抜けるルートを歩いてきました。トレイルランニングも楽しいけれど、今年は色んな友達と山へ行きたい。blogやfacebookに山のことを投稿していると「山に行きたい~!」とコメントしてもらうことも多く、近場の山は人を案内できるくらい新しいフィールドを増やしていきたいと思っています。

さて、今回はいつか走って武甲山経由で抜けたいと思っているルートの一部、飯能市にある名栗湖から奥多摩、鳩ノ巣へ抜けるコース。山と高原地図の登山コースタイムでは10時間を超えるルート。ナイトハイクありの1DAYロングハイクを目的に、バーナーやコッヘル、ヘッドライトも持って出かけました。
IMG_4966[1]飯能駅7:10発のバスにのって「さわらびの湯」へ。名栗湖へのルートは電車駅から自分の脚で行こうとするとなかなか遠い。さわらびの湯に車も置けるけど、ピストンでないならバスでアクセスするしかない。飯能駅から約40~50分。ちょっぴり長いけど、まぁのんびりと。登山客でいっぱいでした。さわらびの湯から棒ノ嶺(棒ノ折山)までは、名栗湖傍から沢沿いに滝を見ながら上がるルートと、人の少ない滝ノ平尾根ルートがある。今回は滝ノ平尾根へ。(さわらびの湯の建物裏あたりの登山口から入る)

写真 3 (5)
この滝ノ平尾根、根っこの這う上りで、なかなか登り甲斐がある。そしてまったく人に会わない。登りが30分プラスされることもあり、こちらのルートを選ぶ人は少ないらしい。過去に行方不明者も出ているけれど、日中は特に迷うような場所はなかった気がする。たまにロードを渡って再度トレイルに入るところがあって、ロードではバイクトレーニングをしている方が多かった。ロープを使って登る場所もあったりなんかして面白い。ただ、とにかくひたすら登る。下りはほぼなし。

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たまに現れる眺望。名栗湖がキレイに見えました。時々ゴーゴーと吹く風か強かったけれど、風が止めばぽかぽか陽気。ごろんと寝っ転がってお昼寝してみたりして。

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棒の嶺前の2つのコースが合流するところに大きな岩!(岩茸石) 高い場所が好きなわたしは登ってポーズ。
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権次入峠で・・・「あれ?あの人ゼッケンつけてる!」トレランのレースに遭遇。はじめてハイカーの立場で偶然レースに出会うという経験をしました。後から調べたら【第4回奥多摩(青梅・日原)トレイルラン チャレンジャーズレース2014】というものでした。

写真 4 (5)image棒ノ嶺(ぼうのれい・ぼうのみね/棒ノ折山)山頂。広い!そして最高の眺望。奥武蔵の山々はもちろん、飯能市街、遠くに西武ドームまで見えました。これはいい。これだから山はいい。ただ、風が強くてあまり長居せず、次へ進みます。

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棒の嶺から槇ノ尾山、長尾丸山、クロモ山、山なし山、50号鉄塔、日向沢ノ峰へと辿る縦走路は半分はふかふか気持ちよく走れる最高のトレイル。叫びながら走りたくなるアレです(笑)ただ、多摩(青梅・日原)トレイルラン チャレンジャーズレースは、権次入峠から日向沢ノ峰まで私達が予定していたルートと同じだったもので、この5km強は比較的狭いシングルトラックを何度も立ち止まって選手に道を譲るということになりました。基本的には登り以外は走れる部分だったので、ふと振り返るとスピードに乗って駆け抜けてきて、それに気付いて慌てて道を譲る。私は自分自身がトレランをしているわけめ「がんばってください~!」など声を掛けながらそんな状態も楽しめたけれど、ちょっぴり複雑な気分になりました。でも、各チェックポイントのスタッフの方が声を掛けてくれたりと、とても良い人ばかりできっと良い大会なのだろうとほっこりした気分にもなりました。

写真 5 (4)imageimageIMG_5115[1]なんでこんなに登る写真ばっかり並べるのかって、まさにこれくらい、何度も「急登!」「ふぅ~終わった~」「えぇっここ?」「ふぅ~」「またかよ!」くらい登るのです。そろそろピークかな?と思ってもマダ。いい加減次で終わりでしょ!と思ってもマダ。登りのトレーニングにはばっちりですが、レースに出ている選手の方々はその光景に青ざめていました。

写真 1 (5)
想像以上の登りの連続。山は10ヶ月ぶりという友人と、先週のトレーニングの疲労をちょっと残す友人はこのしつこい登りに相当ぐったりしていて(笑)、休み休みで日向沢ノ峰へ到着。ここで遅めのお昼ごはんにしました。ちょっと重いけど、おにぎりやパンをかじるだけの補給より、バーナーでつくるお昼ごはんはやっぱり美味しい。ハイクのときはこうじゃなきゃね!私はレンジでチンするカップヌードルごはんのカレーをジップロックに移し替えてきたもの。沸騰したお湯に突っ込んで5分ほど火を入れるだけ。ちゃんとどろっとしたカレーライスができる。

写真 5 (5)
日向沢ノ峰からは川苔山を目指します。今回のハイライトはここかもしれない!地図では短く見える2.6kmのコースだけれど、これがもうたまらなく気持ちがいい。視界の開けた道が延々と続くのです。トレランだともっと叫びながら急に元気になってかっ飛ばしたくなるアレです(笑)

写真 1 (3)
写真 3 (6)
一部分だけ激下りがあったけれど、あとはもう、コレ。これから走る道が見える。興奮する眺めです。しかも、ヘッドライト持参で最後はナイトハイク承知の上の装備の私達。15時を過ぎたこの時間帯はすっかり山をひとり占め状態。

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川苔山までの途中に何度かある分岐ではかなり多くの場所で崖崩れや橋の崩落、残雪などで通行禁止になっているという標識がありました。つい最近の日付が入っているもの、なかには駅に降りるルートもありました。引き返すにも時間のかかるところで、エスケープルートも少ないので計画時には要注意です。

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一緒に行ったファンキーなふたり。最後のポイント、川苔山への道はなんだか神々しかった。トレイルランナーとハイカー。最後ちょっと悲壮感漂ってたけど、頑張って登ってきてよかったよね!やっと着いた。棒ノ嶺ほど広くはないけど、気持ちのいい眺望。あのしつこい登りをがんばったご褒美。

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川苔山からは曲ヶ谷北峰という分岐から下ります。とにかく、ほぼロードに出ることなく、ずーーーーーっと下りのトレイルが続きます。(ハイクで2時間)トレイルランナーならひたすら走って下りることのできる最高の下り。変わった鳴き声の鳥と会話(?)したり、歌を歌ったり、なんだかそんなのどかな様子で歩きました。

写真 4 (6)写真 3 (4)
最後1時間弱はヘッドライトを付けてナイトハイク。慎重に。月明かりがキレイ。鳩ノ巣駅手前の熊野神社に出たらトレイルは終了。休憩含め、行動時間約11時間。おつかれさまでした。

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棒ノ嶺と日向沢ノ峰前の急登以外はほとんど走れるので、トレランなら5~6時間程度で行けるんじゃないでしょうか。正丸駅スタートの伊豆ヶ岳から中ノ沢ノ頭経由や、芦ヶ久保駅スタートの武川岳、大持山、有間山、日向沢ノ峰~棒の嶺~高水三山~御岳駅みたいなハードな30kmコースも繋ぐことができるかもしれません。(道が不明瞭なところ、標識が少ないところもあります)

奥が深い、奥武蔵・奥多摩。走るとまた雰囲気が違うのかな。
今度はランで来よう。

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【ルート&コースタイム】のんびりスローハイク
7:00 飯能 8:00さわらびの湯着 8:30登山口スタート(滝のノ平尾根) 11:05槇ノ尾山 10:30棒ノ嶺 14:30~15:30日向沢ノ峰(1時間昼食) 16:30川苔山 19:00鳩ノ巣
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■河辺温泉「梅の湯」
営業時間AM10:00~PM11:30(最終入館11時)
河辺駅北口徒歩1分
http://www.kabeonsen-umenoyu.com/index.html
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【奥武蔵ハイク】武川岳~武甲山縦走

ひさびさの奥武蔵エリア。
STYから一週間なので、疲労の残り具合を確認しつつゆっくりと体力を戻すべく、のんびり縦走ハイクに行ってきました。

前々から行ってみたかった武甲山。
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【武甲山(ぶこうさん)】
武甲山(ぶこうさん)は、埼玉県の西側、秩父盆地の南端にある山で、秩父市と横瀬町の境界に位置する。標高は1,304メートル。日本二百名山の一つに数えられる。南方にあった火山島が活動を終え、浸食によって削られサンゴ礁を纏うようになる。サンゴによってできた石灰岩を載せた海山は、プレートの動きにより北上し、深い海溝に引きずり込まれる。そして大陸プレートに押しつけられはがれ落ち、やがて隆起し浸食されることで地表に現れた山が武甲山である。(wikipediaより)

石灰岩質の山の武甲山では、山頂付近まで石灰岩採掘が行われていて、その山容は無骨な横顔。だけどその裏側では色んな花が咲く自然豊かな森という不思議な山。繊細な肉食男子みたいな感じ?(笑)

今回計画したのは、芦ヶ久保駅から二子山、焼山、武川岳、大持山、小持山、武甲山と、山々を贅沢に繋ぐ縦走コース。山と高原地図のコースタイムを純粋に足し算すると、10時間。
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 7:00 飯能駅のロッカーに着替えやお風呂の用意を預けて、秩父鉄道で芦ヶ久保駅へ。芦ヶ久保駅はこじんまりとしているけれど、すぐそばに「道の駅 あしがくぼ」という施設があり、売店やトイレ、食事処、シャワー施設もあるという充実っぷり。芦ヶ久保~武甲山を往復するなら芦ヶ久保駅のコインロッカーに荷物をデポするのもあり。

二子山までの取りつきはちょっと頑張って標高300m強のぼります。新緑がまぶしく、心地いい森林。最高にハイキング日和。
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どんどん急坂になってきて、しまいにはロープ登場。ハイカーさんはロープに縋り付きながら登っていて、確かにこりゃ大変だ。最初からいい上りのトレーニング場所発見です。


二子山 882.7m
奥武蔵といえば、特に飯能アルプス(大高山~天覚山あたり)など、ほぼ景観のない山頂や鬱蒼としたアップダウンのある森林をただただ進むイメージでしたが、まったく別のエリアに来たかのような最高の景色!武甲山が美しい。絵画のよう。
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あれはどこの山かな~。こういう時に自分の上ったことのある山がわかるようになりたい。二子山から徐々に岩場が増えてきます。ちょっと手を使って登るような岩場が大好きな私。わくわくです。開けた景色の見える標高を保ちつつ、次のピーク、焼山へ。
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焼山 850m
またも眺望のいい山頂。いままでの奥武蔵へのイメージは何だったんだ・・・!みんな来たほうがいいよ!(笑)
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武川岳 1051.7m
岩場を辿って武川岳へ。伊豆ヶ岳経由や名郷バス停から武川岳までの往復の方も多いみたい。二子山を経由するよりも伊豆ヶ岳経由の方が登りは楽かもしれない。たしかにここまででも十分に楽しめます。武川岳から妻坂峠までは走れる気持ちのいいトレイル。ハイクのつもりだったけど思わず走っちゃう!桜がまだ少しだけありました。
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妻坂峠から大持山までは、岩場と上り。一瞬「ん?これどうやって登ろう?」と思う場所もあってなかなかのアスレチック感。
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コースではなく、コースの一角で見つけたぎりぎり落ちそうな岩。スリル満点~。高いところが苦手な人は通らなくても大丈夫。(笑)

小持山 1273m
ちょっと広い山頂。ここからも武甲山が見えますが、二子山から見えた山容とはうって変わって緑いっぱいの姿。見る方向が変わって、石灰採掘の無骨な表情が隠れるのです。そして、これから登る急登コースがまっすぐ真ん中に見える。これから行く道が見えるのってワクワクするから大好き。あんな遠くまで行くのか~!と。
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小持山からシラジクボまではどんどん急坂を下ります。まだ下り?まだ下り?こんだけ下ったらかなり登るよね~!なんて言いつつ。後から標高を見たら200m程度でした。距離が短いから急坂に感じたかな。
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ハイカーさんが「あそこはきっついよ~!がんばって~!」と言っていたシラジクボから武甲山までの最後の上り。写真ではわからないけど、そこそこの上り。
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トレイル脇にはバイケイソウが群生していて一面緑のじゅうたん。“一直線の急登”と聞いていたので相当な覚悟で挑んだけれど、意外にも小刻みな九十九折に登ることができるので想像していたような辛さはなく、あっという間に登り終えました。
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そういえば、武甲山は石灰採掘のため、武甲山の山肌を爆破する【発破音】が聞こえます。今も採掘を続けているそうで、姿を変え続けている武甲山。削られた山の形は一見なんだか美しいようではあるけれど、よく考えてみればこの豊かな自然の山を削り続けているわけで、ちょっと複雑な気持ち。


武甲山 1304m (日本二百名山)
GWなのにここまでは、奥武蔵らしくかなり人が少ない超快適なハイクだったのですが、武甲山山頂に着くと、驚くほど登山客の方々がたくさん!軽装の人、子供連れのピクニックのような感じの人、きっと車で途中までアクセスできる簡単なルートがあるのだと思います。トイレも水洗でキレイ。(冬季は閉鎖)ただし、茶屋はないシンプルな山頂です。
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今回一緒に行ったゆうきさん。久々の山だと言っていたけど、さすが100マイラー、登りはさくさく登ってました。「芦ヶ久保~武甲山ピストン全然できるね~」と何度も言ってたけど、たぶん私はついていけません(笑)

武甲山からゴールの浦山口駅まではただひたすらの下り。少し人が増えて走れない部分はゆるりと歩きながら、人がいなくなったらものすごく雄叫びあげたくなる走れる気持ちいい下りもあったりして最後のご褒美。途中から林道、最後はアスファルトだけど、川の横を行くので涼しくて気持ちのいいルートで終えました。image image image
浦山口駅手前の橋立鍾乳洞そばの比較的大きな茶屋。ここまで車で来れるようで混みあっていました。右の崖がかっこいい。帰りは浦山口駅から御花畑駅・秩父駅乗り換えだったのですが、この時期秩父は埼玉自慢の「芝桜」シーズンで大混雑。いや~すごい。山の中はあんなに人がいなかったのになぁ。まぁ、それが奥武蔵の山のいいところ。今回も十分に満足できました。

人が少なくとても快適な奥武蔵。伊豆ケ岳などが人気だけど、あと1駅足を伸ばすだけでこんなにも美しい景色と自然が広がっているなんて、より一層好きになりました。標高1000m前後を保ちながら縦走できて、それぞれの山にそれぞれの表情がある。どんどん変わるその様子は本当に飽きずに楽しめるルートでした。今度は走りに来よう。

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コースタイム:6時間30分(スピードハイク+たまにトレラン)
8:00 芦ヶ久保駅 9:05二子山 9:33焼山 10:16武川岳 10:40妻坂峠 11:30大持山 11:59小持山 12:50武甲山 14:30浦山口
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※芦ヶ久保駅すぐそばの「道の駅あしがくぼ」には売店、トイレなど充実。ただしそれ以降は下山まで水場なし。浦山口駅手前の「橋立鍾乳洞」に茶屋あり。山と高原地図のコースタイムでは10時間強。


 


大人の遠足STYへ(後半)

前半はこちら

◆2014/04/26 21:49 PM A9 麓 (Lap6:23)
関門の1時間10分前、21:49に天子山塊を越えて麓へ到着。西富士から麓までは、できれば5時間~5時間半で越えられたらなぁなんて思っていたけれど、6時間半もかかってしまった。甘かった。ボリュームゾーンだったのか、天子の登山口から雪見岳を下りるまで、ほとんどの区間が渋滞。どちらにしても下りがものすごく苦手な私があのズルズル?滑る下りを軽快に下れたかというとそうではないけれど、せめてあと30分くらいは巻けた気がする。そういう意味で、フラットな区間でもっと走るべきだった。IMG_2094麓エイドでは、とにかく固形物を食べたい!と思い、にゅう麺をすする。美味しい~!最高に美味しい!6時間我慢していたトイレにも行き、ギリギリだった水分もハイドレに追加。コーラのペットボトルも新しく持って、ライトの電池を交換して、サーモスにお湯を入れて、ハイ、準備完了! 比較的すみやかに行動していたつもりだったけれど、サポに『えまちゃん、準備できたらもう行ったほうがいいよ!』と言われて時計を見たら30分近く経っている。えぇ!まだ10分くらいかと思っていたのに、時間が経つのがめちゃくちゃ早い。これがみんなが言っていた「エイドで長く居すぎないこと」か・・・。エイドという甘い誘惑。恐ろしい。急いで10時半前に出発。


竜ヶ岳へ
「竜ヶ岳までしばらく比較的走れる緩いのぼりが続くよ。」 そうサポから聞いた時にすでに心に決めていた。ここは、ぜったい走る!なぜなら、温かい食べ物を食べたら自分でも驚くほど元気満点になったから(笑) モリモリ走る。やはりUTMFの方々はゆっくりで、レース中盤で私のようなレベルのランナーが「追い抜く」というのが不思議な感覚。誤解を恐れずに言うと、そういう経験などないからこそ少しうれしくて、追い抜いて走るパワーが出たのかもしれない。

山頂近くで前後に人がいなくなった瞬間に、いいペースで登れたご褒美として、立ち止まってヘッドライトを消してみた。満点の星空。まるでプラネタリウムのように、星座がくっきり見える。あれは何座で、あれは何座・・・ぼ~っと夜空を見上げていたら、少しずつ光が近づいてきて後続の選手のライトで明るくなった。星空観賞はここまで。ほんの数分だったけど、夜の山でひとり、星空をひとり占めにしたような、すごく贅沢な時間だった気がする。そこからの下りは、ちょっと気になり始めた膝をかばいつつも快調に下り、エイドまでのロードもすべて走った。あまりに元気で、快調走れることが、うれしくてたまらなかった。

◆2014/04/27 01:45 AM A10 本栖湖 (Lap3:24)
4時間かかると想定していた竜ヶ岳パートは3時間24分。決して速いわけではないけれど、ここでも関門に1時間以上の余裕が作れて、気分も身体も元気。完走が見えてきた。ただ、あまりに胃が快調すぎて、ジェルの補給が全く億劫でなく、それどころか今の元気さは補給のおかげだろうと判断して、1時間ごとにとっていたジェルを後半に向けて40分毎に変更。背負っていた本栖湖以降のジェルも少し食べてしまった。

万が一のためにジェルの予備を入れていたバッグをサポに預けていたのだけれど、その受取りに手間取って本栖湖エイドで51分の滞在。待ってまでジェルを追加する必要があるのか迷って迷って、結局わずか3~4つのジェルのために滞在したその時間は、今考えてみれば必要なかったのかもしれない。ジェルなんて他のモノで代用すりゃよかったのかもしれないけど、なんとなく不安なまま出発せずに済んだのはすごく大きかったと思う。わざわざ遠くから持ってきてくれたサポのみんなに感謝。みんなに会ってキャッキャと話して写真撮ったりして再び元気満点。笑顔になることが一番のエネルギー!
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混みあう本栖湖エイドの隅っこでパンとスープを食べて、出発。ちなみに本栖湖エイドはものすごく施設内が暖かくて、そこに長居したことで出発直後は震えが止まらないほど寒かった。

本栖湖パートへ
本栖湖の新しいコースは試走済み。試走した場所だということだけで安心感があり、さらに試走時にはかなりきわどい痩せたトレイルもすっかり幅が出来ていて、できるだけ走って追い抜く。「わ~走ってる人がいる~。元気だね~。」なんていう声を背に。昼間と夜ではまるで景色が違う。等間隔にずらりと列ができていたけれど、タイミングを見ながら、ふかふかのトレイルを走る。気持ちいい!パノラマ台の上りにさしかかるまでは、とにかく無心で走ったからかなんとなく記憶がない。

試走した時には全然しんどいなんて思わなかったパノラマ台までの上りで、やっと初めて想像以上にキツイと感じ、渋滞の流れに身を任せてゾロゾロと進んだ。少しずつ真っ黒な世界が、紺色になり、青色になり、明るくなっていく。あと、もう少し。もう一歩。
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パノラマ台に上がった瞬間、目の前に雲海と富士と朝焼けと月が広がっていて、本当に感動して、泣いた。外国人の方が、「wow, beautiful…」と言って涙ぐんでいて、さらに泣けた。世界遺産、富士山。日本が世界に誇るこの美しい景色と共に走れるなんて、なんてステキなんだろう。

鳥帽子岳からの下りでは、走れる下りだと知っていたけどついに膝痛登場。明るくなって元気が沸いているけど、膝が痛い。これまであんなに辛そうな人を抜いてきたのが嘘のようにペースダウン。どこから沸いて出てきたのか、今走り出したようなスピードの人がどんどん私を抜いていった。

今回の私の目標は、「レースを楽しむ」「山を満喫する」「胃を壊さない補給」「最後まで走れる足」「完走する」。ロードの大会でもたいてい前半型で、最後は苦しくて失速して這いつくばりながらゴールするのが私のパターン。トレイルの大会では最後は下りで、走れて気持ちいいはず。なのにそれを経験したことがなく、今回は絶対に最後に力を振り絞って走ることを実現しようと決めていた。

そこで、樹海入口で痛み止めの薬を意を決して投入。ただ、薬を飲んだらもののみごとに30分で胃を壊して、80km近く食べ続けたジェルが一切食べられなくなった。
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鳴沢までのダラダラダラダラロードは、標識を目印に、「あそこまで走る」「あそこまで歩く」「あそこまで走る」「あそこまで歩く」。走っていると選手から『ナイスラン!がんばって!』と声をかけてもらう。そうすると次の標識で歩くとなんとなく気まずいのでもうひとつ先まで走る(笑) そうやって早歩きと走りを織り交ぜながら進み、鳴沢エイドに到着した。すでにエネルギー不足でちょっと朦朧としていた。

◆2014/04/27 07:14 AM A10 鳴沢 (Lap4:37)
 鳴沢エイドに到着。松井さんに再び会って、話して笑顔に元気をもらいました!樹海ではずいぶん歩いたけど、目標では4:30だったので、振り返ると想定時間通りで通過できていた。
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やばい、ぼ~っとする。足が棒みたいになってきた。立ち止まると、ひとり膝かっくんになる。確実にエネルギー不足。だけどなんだか胃か肺か心臓だかが痛くてあんまり食べる気にならない。あんぱん半欠けをお湯につけて柔らかくして、ごくんと飲み込んだ。

紅葉台、足和田山、そしてゴールへ
正直なところ、鳴沢エイドを出た後はあんまり覚えていない。ただ、鳴沢エイドを出た瞬間、最後のパートだと思うと、嬉しくて嬉しくてたまらなくて、朦朧とする中結構なハイテンションで気持ち悪かったと思う。薬が効かなかったので、「痛くない~♪痛くない~♪ぜんぜん痛くない~♪」とか声に出しながら走っていたら、途中から自然に痛みがひいて気にならなくなっていた。

おぼろげな記憶では、やたらスタッフの方が多く、ちょっと進むたびにスタッフの方が応援してくれる。楽しい気持ちを最高潮に盛り上げようと、スタッフの人にも元気に声を掛けて、オーバーリアクションで手を振ったりガッツポーズをしてみせた。「元気だね~!」「いいね~!」「まだまだいけるね~!」そんな風に言ってもらえた。紅葉台は大会一週間前のイベントでトニーやジョー、ヌリアと走ったコース。本番もジョーやヌリアはここを通ってすでにゴールしてる。多くのトップ選手が走った場所を走ってる。それって最高!富士山綺麗!山が好き!天子より全然走りやすくて快適!
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一応写真を撮る余裕があったらしいが、顔は変(笑)
もう終わってしまう寂しさと、ここまで楽しく走ってきた喜びと、あんなに不安だったSTYを完走できることが嬉しい。とにかく足なんて気にせず走った。最後のパートで走れるって、こんなに気持ちいいことだったのかと感無量。そんな気持ちを立ち止まることで邪魔したくなくて、暑くてたまらなかったけど、CAP4もシェルも全部着て汗びっしょりのまま走った。熱中症になっていた。

最後の石畳の5km。この時にはずいぶん呼吸が乱れていたけど、ヨロヨロ蛇行しつつ、長い長い最後の道を、みんなに会いたい気持ちでゆっくり走った。

ゴール手前、エディさんが見える。走ってる。あ、走らなきゃ。みんなが見えた。旗を持って走ってる。もっと走らなきゃ。なぜか走らなきゃ!最後に走らなきゃ!という気持ちに駆られ、溢れて止まらない涙で泣きじゃくりながら、憧れのゴールゲートをチームフラッグをなびかせて、21時間35分13秒でゴールした。

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自分でもなぜなんだかわからないけれど、とにかく最後にダッシュで走って、そのまま倒れ込んで過呼吸になるほど、すべてを出し切った。思い起こせば、鳴沢手前のロードの時点で、手も足も痺れていたし、足和田山からずっと過呼吸だった。それなのに、区間順位は最後のパートが一番良く、スタート時女子100位台だったのが徐々に上げて最後には44位でゴールした。

本当のランナーズハイを経験した。

今回の私の目標は、「レースを楽しむ」「山を満喫する」「胃を壊さない補給」「最後まで走れる足」「完走する」。タイムは想定よりも1時間以上遅かったけれど、ものすごく満足なレースだった。速くなんかない。だけれど、 “レースを楽しんだで賞” とか “山や景色を満喫したで賞” があったらかなり上位の自信がある。そして、トレイルランナーにはすっかりお馴染みの大会なのかもしれないけれど、私にとってすごく憧れの、すごく遠い存在だと思っていたあのゴールゲートを自分がくぐったことに、本当に感動した。

泣きじゃくるほど、がんばることって、なかなかない。泣きじゃくって胸に飛び込んで抱きしめてくれる仲間なんて、なかなかいない。あぁ、思い出すとなんだか泣けてきた。いい大人を生きてる。贅沢な遊び。贅沢すぎる遠足。こんなにステキな経験をわたしにくれた、大会関係者の方、サポートしてくれた仲間、応援してくれた人、生んでくれた親(笑)、そして美しい山々。すべてに感謝した。

この気持ちを忘れず、またより一層大好きになったトレイルランニングを、これからも楽しみたいと思います。楽しんだもん勝ち。やったね、勝ったよ。
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大人の遠足STYへ(前半)

“遠足” だなんて、こんなふざけたタイトルをつけたら怒られるかもしれません。ただ、これは私がレース1週間前から自分に言い聞かせまくった呪文です。

大人の遠足、贅沢な遊び、最高の遊び。

この呪文のおかげで、STY91.5kmを無事、完走しました。しかも、すごく楽しく。すごく満喫して。そこへ行きつくまでのわたしの記録。

写真を交えてたっぷりとレポートするので、お暇な方はのんびりと読んでください(笑)

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今年に入って大雪が続いたことで、STYに向けてエントリーしていた三浦半島縦走トレイルラン(44km)、IZU TRAIL JOURNEY(74km)がものの見事にすべて中止になり、結局約1ヶ月半で追い込み練習をしました。とはいえ、練習が足りているのか、本当に不安いっぱい。やはり、しばらくはナーバスな気持ちにもなりました。しかし、運の良いことに、大会前に3つの良いできごとがありました。

1つは、六甲縦走キャノンボール。次に、チャレンジ富士五湖の応援。そして、STY直前にあったイベント“RUN with NON FLAT ATHLETE”。気持ちがついてこないと身体が驚くほど動かないこと いかに自分で楽しみを見つけるかが大事だということ。初めて山を走ったときの気持ち、  “登る”はずの山の中を“駆け抜ける”なんだか最高に贅沢な大人の遊び! それが楽しいのだと。

そして私は、1週間前にして「去年色々つらかった大会に出たから出られる!そもそも抽選だから来年当たるかどうかわからなくて、出られること自体ラッキー!エントリー費も遠征費も装備も行動食も怖くて計算できないくらいめっちゃお金かかってる!そうだ!これを、満喫しないわけにいかないじゃないですか!」ということに運よく、気づきました。

お金をかけて、時間もかけて、これだけ準備をして、楽しまないわけにはいかない。確かに乗り越える苦しさに快楽を感じるというMな遊びではあるんだけれども、楽しかったらもっと最高!雰囲気、景色、生き物、植物、人との交流、食、時間の流れ。それらを全部なんとしてでも楽しんじゃうことにしました。そう思ってから、当日までの一週間、毎日がワクワクして楽しみでたまりませんでした。準備もギアをカスタムしたり(前回のブログ参照)、ジェル以外のお楽しみ行動食を選んだり、まるで遠足前の小学生気分でした。それが私の心の準備でした。

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◆2014/04/25 15:00 PM スタート前日
初めての夜を越えるレース。眠気については諸先輩方からたっぶり聞いていたので、前泊してぐっすりたっぷり睡眠をとることに。富士宮駅の宿。素泊まり。とってもきれいで快適。当日朝は7時半出発、マイクロバスでこどもの国まで送迎していただけました。IMG_4708

富士宮駅の駅前に大きなイオンモールがあり、そこで夜ごはんを食べて、当日の朝・昼ごはん、追加の行動食やレース用の飲みものなどを買い足し。便利!来年もSTYがこどもの国スタートならとってもおすすめです。お風呂にゆっくり浸かって、ゆっくり落ち着いて当日の準備をして、ついでに私は朝バタバタするとスタートまでに緊張しやすいので、夜のうちにすべてのテーピングを施して、就寝しました。

◆2014/04/26 08:00 AM スタート地点前 こどもの国
宿のマイクロバスがこどもの国の駐車場まで送ってくれたのだけれど、駐車場から会場までが案外遠い!荷物の大きい選手は苦戦していました。私も同じく。
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午前8時過ぎ、会場に着くと、気持ちの良い晴天!
ちょっとのんびりしてから、選手受付と必携品チェック。そこからじっくりと時間があり、芝生に足を投げ出して、ぽかぽか太陽にあたりながら、ちょびちょびと補給しつつみんなと笑いつつリラックスして過ごす。これもまた、よかった。
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前日から寝ずにUTMFのサポートにあたっているメンバーが、合間を見て会いに来てくれた!うれしい!
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スリーピークス八ヶ岳トレイル運営事務局の松井さんを発見!トイレ前にて。そう、この時トイレ3回目。スタート前の唯一の失敗はトイレ。何度も行ったのですが、なんとなくスッキリせず。結局スタートしてものの3分でトイレに行きたくなり、後々W1粟倉までかなり苦しみました(笑)

◆2014/04/26 12:00 PM STYスタート
いよいよ、スタート。今年から?こどもの国のクロスカントリーコースをぐるっと廻ってから、林道のコースに出る。いかにもクロスカントリーっぽい道や牧場みたいな場所、そしてもう一度スタートゲートのそばを横切って、旅立ちます。スタートゲートをくぐった直後と、廻ってきてゲート近くを横切る時の2回、応援の花道を通れるので良いなぁ。テンションあがる!ハイタッチ!ハイタッチ!
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スタートからW1粟倉までは、とにかくひたすら林道です。多少のアップダウンはあるものの、おおよそ下り基調のロード。アスファルトも多く、周りはガンガン飛ばして走ってる。ふと時計を見ると5分/kmを切りそうな勢い。おいおいおい、これじゃあ全然足が持たない。そんなわけで6分~6分半/kmに抑えつつ、トイレを猛烈に我慢しつつ、走る。序盤で同じチームのキヨミさんが「下りだからね~止まらないよね~~~」と言いながらみるみる間に消えていきました。

◆2014/04/26 13:55 PM W1 粟倉 (Lap1:54)
念願のトイレ!!!結構並んでいて10分のロス。スルーするくらいの予定だったのに、ここで予定を少し押す。目標タイムでは結構走っても関門の20分前通過の予定。10分のロスでも痛い。うん、でも仕方ない。大丈夫、食料はすべてスタート時点で背負っていてギリギリで到着しても、エイドでの用事はさほどない。だから、安心。
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粟倉を出るとさっそく。でた~!うわさの送電線ゾーン!これか!こいつか!と喜んで写真を撮っている場合じゃない。「アップダウンが意外ときついよ」と聞いていたけれどSTYはまだまだ序盤。とにかく走る。ロスした10分巻けるかな~?なんて思いながらも、前後の外国人の方とアイコンタクトや身振り手振りでコミュニケーション取りつつ、西富士中へ。なんか伝わってたかな。
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◆2014/04/26 15:19 PM A8 西富士中(Lap1:24 Rest0:07)
1時間15分で到着したかったけれど、粟倉でのトイレ待ち10分は巻き返せず。沿道のスタッフいから「いい笑顔だね~!元気だね~!」そうそう。これが自分の戦略。そういわれると嬉しくなっちゃう。エイドに到着すると、心折れ部メンバーが!会えた~!「もうほとんどの人がスルーしてどんどん行ってるからすぐに出たほうがいいよ」とのアドバイス。
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トレイル鳥羽ちゃんのところへ預けていたバッグから天子山塊用にとコーラのペットボトルを持って、すぐさま出発。エイドでの食べ物の補給はなし。ここでちょっと失敗したのはハイドレの補給。「ハイドレ追加しなくて大丈夫?」と言われたのだけど1L残っていたのでそのままに。しかし、日中ものすごく暑かったことと、想像以上の渋滞で時間がかかりコーラを除いて1.5Lは必要でした。
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西富士中を出る時にスタッフの方に写真を撮ってもらおうとしたら、「僕も一緒に写りましょうか?」とふざけてくれて、この笑顔。断ってすいません。(笑)iphoneで写真をたくさん撮って楽しい気分をキープする作戦。

天子山塊へ
西富士中エイドでの補給を “予定通り” スルーしたので、持ってきた自作エナジーバーやブラックサンダー、ジェルなどを早歩きしながら、もぐもぐ、もぐもぐ。ちょっと想定外だったのは、口の中が少し脱水で水分不足。大好きなブラックサンダーがうまく飲み込めない。食べにくくて仕方なかったけれど気分が悪いわけではないので、麦茶で流し込んでサッパリさせて、お腹いっぱい食べて大満足。登山道まで意外と距離のあるロード。本当は走った方がいいのかもしれないけれど、気温が高くて暑いうえに補給したばかり。胃がひっくり返らないように、ゆっくりと進みました。
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でた~!天子!でも、これ、登山に来ていたとしたら登山道入り口でテンション上がるシーンだよね。ヨッシャ行くぞ~って。だから『うわ~、天子だよ~、嫌だな~』と言っている方に、明るく『ここからやっと念願の山じゃないですか~!一番楽しめる山の醍醐味ですよ~!』と笑って言ったら想像以上に声が大きかったのか、周りにいたスタッフの方や選手がぶわっと笑ってくれた。
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15時半くらいかな?すでにちょっと良い感じの哀愁ある日差し。影が出る、この時間の山が結構好き。いい景色だよなぁ、なんておもいつつ1枚。ここまで林道やロードだったから、やわらかい土の感触が気持ちいい。山が好きだなぁ。

ここから、天子ヶ岳山頂までは大渋滞で約2時間。歩みが止まるくらいの渋滞で、あまりにもゆっくりなので飽きてくる。みんな黙々と列をなしていて、時計ばかり見てる。よし、それならと、前後の人と話す作戦。どこから来たのか、普段どこで練習しているのか、これまでどんな大会に出たのか、西富士中で富士宮やきそばが売り切れていたとか、麓エイドで美味しいものが楽しみだとか。真後ろの方とそんな話でずいぶん盛り上がり、『話をしている方が時間が過ぎるのが早くて、いつのまにか着いちゃいますよね!』なんて言いつつ後半はすっかり楽しい登山になりました。イェーイ!天子ヶ岳山頂で写真撮りあいっこ!富士山のイラストがかわいい。
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長者ケ岳までは比較的走れるコースなのに、ここでもちょくちょく渋滞。う~ん、もどかしい。UTMFの方々は一晩越えてきっと一番苦しい天子。STYの選手にガンガン抜かれるのはきっと苦だっただろうなぁ。私はと言うと、できるだけ走りながら植物の変化や空の様子を見ながら、空気が美味しいなぁ、晴れて嬉しいなぁなんて思いつつ楽しみました。
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富士山が見える~!さきほどの方を見つけて再度撮りあいっこ。茨城から来ていて、いつも裏山で走っているそうな。いい環境でうらやましい!仲間の方と二人で写真を撮っていて楽しそう。JOGNOTE仲間です、と言っていました。
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ちょっぴり登りがしんどい熊森山。やっと着いた~。もう天子も終盤。これからが大変だとは分かりつつ。暗くなる前にと、みなさんヘッドライトや防寒の準備をしていました。終始渋滞なので、山頂も人がたくさん。(たぶん熊森山の写真。)
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陽が暮れて行く。遠くに見える夕日を楽しみながら、すこしずつ訪れる暗闇にわくわく。だけどここからは激下り激上り激下り。とにかく、文字のごとく 【 M 】すぎるコース、熊森山から雪見岳へ。とにかく滑りまくる。途中、足を踏み外し頭から2mくらい滑落した女性も。咄嗟に周辺の男性が引き上げて、おそらく大きな怪我はなくコース復帰。その他にも、足を滑らせてお尻を強打してうずくまる男性、変な転び方をして腕を押さえる女性(結構酷そうだった)、目の前で足を挫く男性。とにかく渋滞の中でだらだらペースなのに、怪我をする人が続出でした。あまりに進まない渋滞に目標時刻をはるかに超えてちょっとハラハラしながらも、おかげで相変わらず補給は順調。なんとか雪見岳を下りきって麓エイドへ到着しました。もう真っ暗でした。

>>大人の遠足STYへ(後半) に続く