上州武尊スカイビュー・ウルトラトレイル(びりっけつランナーの装備編)

もうみなさんが出発する前日なのでパッキングも終わってるかと思いますが・・・(笑)一応装備編を簡単に。
びりっけつランナーの補給編

今年7月開催になると聞いた時には、ギョッとしました。なぜなら、去年一番悩まされたのは『暑さ』だったからです。とにかく熱中症が辛かった。去年と同じ長いロード登りが今年もあるのだとして、そして当日晴れたとしたら・・・。沢でボトルに水を汲んでは頭からかぶるというのを何度繰り返したことか。

◎スタート時
スタート時から半袖でした。スタート時間が早朝なので、ギリギリまでウィンドシェルを着て、直前で脱いでスタート横のドロップバッグ預けの袋に放りこんでスタート。
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みんな半袖。
(このあと渋滞解消してから周りが爆走してペースが速くて泣きそうだったw)

ロードからトレイルに入る入口で上の写真のとおり少し渋滞するので、その時に少し肌寒いと感じた程度で、その後は武尊山頂手前までずっと暑くてたまらないという状態でした。ハーフタイツで正解だった・・・!去年は沢をざぶざぶ上がるコースがあったので、靴下がDRYMAXだったのもかなり助かりました。

ちなみに剣ヶ峰直下の下りは滑りやすく、去年は怪我人も出ました。もし今年前日に雨が降っていたら結構滑ると思います。あまりグリップしないシューズの場合は要注意。剣ヶ峰の標高は高いけれど、ニセピーク含めすぐ通り過ぎるのとまだまだ走れていたのでさほど寒くなく。でもあそこで風ビュービューだったら寒いのかな。剣ヶ峰を下りたエイドでは暑すぎてみんなが必至で日陰を探して休むほど。
IMG_9876.JPG・ファイントラック スキンメッシュ
・半袖Tシャツ
・アームウォーマー
・ハーフタイツ
・ランパン
・ドライマックスの靴下
・montrail バハダ

◎武尊山頂
速い人は明るいうちに通り過ぎるから大したことはないのかもしれない。ですが、びりっけつランナーは(ここに至るまでのコースが去年とかなり違うけれど)武尊山頂で夕方前後になると思います。わたしは想像よりも到着が遅れて焦りまくっていて、寒いかどうかなど気にしている暇もなく、景色すら覚えていない状態。だけど、山頂付近で腰掛けて休んでいる選手がたくさんいたことは覚えています。その多くがレインシェルを着ていた気がします。山頂からすこししばらく森林限界を行くので、天気が悪く風が強いと寒いのかも?わたしは相変わらず半袖でした。
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◎夜間
わたしは武尊山頂から次のA3までの間に陽が落ちて、途中でヘッドライトを付けました。が、ここも「関門やべーーー!」な状態だったのでシェルは着用せず半袖のままエイドに飛び込みました。A3の温かい小屋で休むと、外に出ると「寒っ!!」てな状態で慌ててシェルを着たけれど、5分くらい走ったらすぐに暑くなり結局半袖。そのままドロップバッグポイントA4まで。

◎A4での着替え
「もし時間に余裕があれば」と思い、ドロップバッグにはランパン以外の着替えを全部入れてありました。
・ドライレイヤー
・Tシャツ
・タイツ 
 ハーフから夜の寒さに備えてC3-fitのサーマルロングタイツに履き替え
・アンダーウエア(汗で長時間濡れたままだとお腹が冷えるので)
・靴下 DRYMAXからDRYMAXへ
・シューズ バハダからバハダへ

さっさとエイドを出る人には全く関係ないですが(笑)、トイレでいったん脱いで、軽く身体を拭いて、ぜーーーんぶ着替えるとめちゃくちゃスッキリしてすごく元気になりました。昼間の汗でぐっしょり、脛まで浸かる沢で足元はびしょびしょ。おそらく着替えたおかげで残り60km、靴擦れや服擦れ、身体の冷えも最小限に抑えられた気がします。周りが凍える中、わりと平然としてました。ま、そんなことしてるから遅いんですけどね(笑)完走目的&時間に余裕があれば。

◎A4~ゴール
A4を出る時も同様に・・・また「外寒~~~っ!」状態。そうやって温かいエイドを出る時にシェルを着ては結局すぐ脱ぐの繰り返し。A5は小屋ではなくテントで、ちょうど0時回るか回らないかという時間。わたしはそんなに寒くなかったけれど、周りで休む選手はストーブにあたっていたり、たくさん用意されていた毛布にくるまって凍えるように横になっている人もいました。その次のA6でも、そのあたりからの寒さが解消しなかったのか、小屋の中にも関わらずストーブの周りに人が群がっていて、「温かいものをください・・・」と言っている人も。23時頃~3時頃が一番冷え込みました。それでも結局ほとんどレインシェルや防寒着を着た記憶はなく、アームウォーマーを上げ下げしながら調節するのみでした。かなり天気に恵まれていたのかも。ゴールはとっくに明るくなっていたので(笑)、もちろん暑くて青空の下、半袖でゴールしました。

とにかく当たり前ながら、標高の高い山域ならではの『寒暖の差』があるので、それが他の低山のレースよりも注意すべきところ。あとはびりっけつランナーであれば、せめてTシャツと靴下だけでもドロップバッグポイントで着替えられれば前半と後半の切り替えになるかも。

なんとか台風が過ぎ去ってくれますように!

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<ザックに入れた衣類系装備>
・MMA BUFF – original Camouflage
(半分にカットしたもの)
・HAGLOFS ACTIVES WARM BEANIE
(薄手で軽量のビーニー)
・SALOMON GLOVE XT WINGS GLOVE
(ミトンカバーが付いていている)
・THE NORTH FACE インサレーションジャケット
(フリースではなく超軽量化繊ダウン。名前わすれたw)
・THE NORTH FACE Stormy Trail Hoodie
(GORE-TEX Active Shell)
・mont-bell Versalite Pants

<昨年のレポート>
あの山の記憶―YNMC120k 【vol.1】【vol.2】【vol.3
※今年はコース等色々変更となっているので要注意。


上州武尊スカイビュー・ウルトラトレイル(びりっけつランナーの補給編)

今週末は、上州武尊スカイビュー・ウルトラトレイルですね。Number Do別冊「トレイルランニングレース名鑑」はすでにチェックしていただきましたでしょうか(笑)(ライターとして携わりました)

山田洋氏による『ロングレースの「難易度」を考える』というコラムにて、「キツイ」と言われるレースをいくつかピックアップしてマッピングしているんですが、上州武尊120が飛びぬけたところに記されていました。

昨年から120km部門を新設し、いきなり強烈なウルトラレースとしてデビューしたこのレース。昨年、何を思ったか、信越五岳の抽選に外れ、代わりのメインレースとしてエントリーしました。第一回で情報も少なく、制限時間が発表されたのはわずか1週間前、参考タイムもなければコースの様子もエイドの様子もわからない。しかもチームから出る人もいない。ものすごい不安の中で挑んだので、少しでも去年の私の経験が今年出る方の参考になればと思います。

ただしわたしはびりっけつランナー。経験もスピードもほとんどなく、制限時間をたっぷり使ってゴールしたので、速い方の参考にはならないと思います(笑)

まず、わたしの条件を先に書いておきます。
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1)制限時間いっぱいを使って完走する
⇒30時間超の行動時間
2)つまり、エイドでゆっくりしている暇はない。
むしろ飛び込んで飛び出るくらいの勢い。
⇒つまり、ある程度自分で補給食を担ぐ
※もし去年と同じなら「エイドを出たところで関門」なので要注意!
3)サポートなしの1人参加。基本的に“予備”も含めてすべて用意する。
4)エイドのものが全然無くなっても完走できるように準備する
===================================

<エイドの印象>
去年は第一回大会だったので、それを経て今年はエイドも色々と変わるかもしれません。全体の印象としては、「ものすご~~く充実しているわけではないけれど、そこそこ用意されている方だとは思う。」という感じでした。なにより全体の一番後ろの方を走っている私は、エイドに着いたらアレやコレがなくなっていた、という“大会あるある”が何度かありました。

前半は自分の補給食もあり、胃も元気。アメやチョコ、フルーツをいただいて、スポーツドリンクかコーラもあった気がします。問題はどんどん先頭との差が開いて行く後半で、しかも選手のエイド滞在時間が長くなり、つまり1人でいくつも食べたりもする。目の前でおにぎりがなくなってしまう、チョコなどのお菓子しかない、なんてこともありました。また、色んな種類が用意されていても、チョコ・アメ・エナジーバー系だったりして、おにぎりやパンをがっつり食べて復活したい・・・という時も。去年の減り具合をみて今年はもう少し充実するかもしれません。

このレースは、想像もしていなかったパートが実はめちゃちゃ長くて、どんどんエネルギーを消費していく、なんていうトラップもあるので、エイドに頼って携行補給食が少なすぎるとエネルギー切れする可能性は多いにあると思います。

<わたしの去年の例>
そんなわけで、わたしが準備したものは主に4つの種類に分かれます。
Ⅰ.ジェル
Ⅱ.固形物
Ⅲ.ドロップバッグのある場所で食べるもの
Ⅳ.サプリメント?系
Ⅴ.飲み物

これらをエイド区間ごとにジップロックに分けて、基本的にはそれをすべて補給する。そして、ドロップバッグポイント前後で持ち分けました。

Ⅰ.ジェル
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どろっとした系ジェルが苦手なので、ゼリーに近いジェルを選んで30本。どんな状況でもだいたい飲めるという自信のあるメダリストを最も多く用意しました。カフェイン系も考えたけれど、苦手なものや飲み慣れていないものは全却下。

Ⅱ.固形物
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ジェルだけで走り切れるトップランナーではないわたし。のそのそ歩いて上がる登りや、逆にジェルが受け付けなくなったときのためにも固形物がほしい。体力の消耗度合によるけれど、一応は1時間に1回(ジェル1本分)。ジェル、ジェル、固形物、ジェル、ジェル、固形物、といった感じで間に固形物を挟む。

RAW-BITEは好きだけど、上州武尊ではなんだか重すぎて結局1本も食べませんでした。シャレオツだけど重いだけだった・・・(笑) 逆にあってよかったはチョコメロンパン。一部のエイド(後半のA6くらいだったかな・・・)にはチョコパンやあんパンもあったけれど、わたしが遅すぎたのか、案外エイドで出会えないことも多かった。最後の方では固形物が喉に通らなくて、このパンをお湯に浸して食べたりもして結構重宝しました。(ふよふよにして食べるのが苦手な人にはおすすめできないけれどw)

謎のじゃがいもは、石川弘樹さんが信越で「じゃがいもがいい!」と猛プッシュしていたので、たまたま北海道物産展で売っていたものを買ってみた。(モサモサするのでこの時以来食べていないw)

Ⅲ.ドロップバッグのある場所で食べるもの
これまで信越五岳やSTYではチームサポートが手厚くて、「何が食べたい?」「あれあるよ、これあるよ」と色々出してもらえたりもしました。あ~なんて贅沢だったんだろう。わたしは比較的胃が強い方で吐いたりしたことはないけれど、どうもジェルが続く&お腹が冷えると、お腹を下しやすいOPP(オナカピーピー)問題があります。朝からジェルを飲み続け、さらに寒くなり始める夜は私の敵で、とたんにぐったりしたりもする。

その対策として、大きいエイドならきっとお湯があるはずだと賭けて、ドロップバッグにフリーズドライのにゅうめんとお味噌汁のカップ、前日に買ったおにぎりを2つを忍ばせておきました。予想通り、ドロップバッグのあるエイドでコーヒーやお味噌汁用のお湯を分けてもらえました。お味噌汁のカップにお湯を入れて、おにぎりをぶち込んで「ねこまんま」にして食べました。温かい固形物はめちゃめちゃパワーが出て、この後、怒涛の巻き返しをしたのです。最後の方でまた関門に追われたけれど(笑)

ドロップバッグは何でも入れられるわけで、しかも、使わなかったものはそのままゴールまで持って行ってくれる。だから、とにかく「食べたくなるかもしれないもの」を色々入れておくのもいいかもしれない。もちろん、チームサポートがあれば、仲間にお願いしておけば安心ですね。

Ⅳ.サプリメント?系
・塩熱サプリ 30分~60分に1回計算・・・(飲みすぎw)
・VESPA 苦手なので3つくらい
・MEDALIST(粉末) 3つくらい
・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 攣り防止 2本
・ユンケル(ドロップバッグに)

Ⅴ.飲み物
・麦茶
基本的には麦茶が好きなので、スタート時ハイドレに1.5Lの麦茶。途中のロードで水がカラッカラになり、熱中症になったりもしました。今年ちょうどコースが変わった部分で、剣ヶ峰を下りてから武尊山頂までがとにかく長い登りで、途中でさすがに2Lくらい背負った気がします。夜は寒くて水よりもお湯を消費。

・保温ボトル(夢重力という名前のボトル)
最近のレースでは絶対に持っていく軽量保温ボトル。冷たいものを入れてもいいわけで、プラのボトル替わりに持って行きました。これがめちゃくちゃ活躍。お腹が冷えた時、ちょっと気持ち悪くなったとき、固形物が喉を通りにくくなったとき。ちょっとずつお湯を飲んで胃を温めるとみるみる復活。エイドによってはお味噌汁やめんつゆ(私が到着した時にはつゆだけだったw)を提供していて、それをお湯で薄めてボトルに入れて塩分補給にしたりもしました。7月なら9月より暑いかと思いきや、どうやら今年は天気が悪そうなので、お湯作戦、おすすめです。

・コーラ
ドロップバッグにはコーラ2本、アクエリアス1本を。着いた時にぐびぐび飲みたいかもしれないし、持っていきたいかもしれない。結局コーラは1本持ってエイドを出た気がする。後半の気分転換にすごく助かった!

***

とにかくめちゃくちゃ時間をかけて走る、しかも結構心配性なので、過剰すぎるだろ~と思う人はたくさんいると思います(笑) もちろん摂らなかったものもあるし、やっぱあってよかった!と思うものもあります。もっと荷物を軽くすれば楽だから早く走れるよ!という声も良く聞きます。それもきっと正しいのだと思います。短いレースならできるだけエイド食を活用しようと試みる時もあります。ただ、情報がない中でも、とにかく何としてでも、不安要素はできるだけ形で賄って、絶対に完走したかったのです。経験が浅いわたしなりの試行錯誤でした。

最後に、120kのスタート会場近くにコンビニっぽいものが1軒だけありますが、ご想像のとおり、飲み物も食べ物も結構買い尽くされていました。それ以外にあれこれ買えるところはほぼなかったような気がします。当日の飲み物含めて、会場に向かう前に買ってくるのが良いと思います。

コースも気温も天候も違う今年。
どのくらい参考になるかわからないですが、自分の記録がてらってことで。

<昨年のレポート>
あの山の記憶―YNMC120k 【vol.1】【vol.2】【vol.3
※今年はコース等色々変更となっているので要注意。


晴天!富士登山競走、試走2DAYS

今年2回目の富士登山競走の試走に行ってきました。1回目は6月。ひとりで乗り込んで五合目まで。

梅雨入りしてからずーーーーーっと雨だったけど、やっとの晴天。ちゃんと土日に晴れてくれておてんとさまに感謝です。深夜都内出発、早朝にスタート地点となる富士吉田市役所へ。メンバーは心折れ部×IBUKIの編成。わたし置いていかれること間違いなし!でも参加してやるんだい!そんな感じの意気込みで。

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当日レースに出るわたしは富士吉田市役所スタート。登山口から10kmも手前、もはやスタートからしばらく登山ではありません。なんで市役所スタートなんだろうな~・・・練習に来るたび毎回思います(笑)

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スタートして早々に置いていかれるわたし。(その間3分ほど!)うん、もっと速く走らなきゃいけないんだけどね、ここ飛ばすと今日頂上まで行けないよ・・・。市役所から浅間神社の横を通り、富士登山競走の“デスゾーン”、富士スカイラインというロード区間へ。

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緑がきれーい!

なんて、これっぽっちも思えません!!(笑)何故ならこれと全く同じ景色が錯覚起こすレベルでずーっと続くのです。前を見ているとその遠さに心が折れるので、足元を見て、ただ黙々と走る。このレースでは、絶対に歩いてはいけない。歩いたら、その瞬間それはもう、レース放棄に等しい。そのくらい制限時間が厳しいのです。

だけどこの日は3~4km進んだあたりでなんだか異常に心拍が高い。もともとあんまり上がらないタイプなのにお酒を飲んだ翌日レベルに高くて下がらない。次第に頬が引き攣って、身体にも力が入らない。サポートで一緒に走ってくれていたはずの仲間もどんどん2m、3m、10mと離れてしまって、視界から消えたところで『あ、今日はもうだめかも』と。

馬返しに着いた頃には目標タイムから15分くらい遅れていて、それを巻き返すごとくトレイルを突っ込んだのがまた失敗でした。みるみる脚が動かなくなり、しまいにはお腹も痛くなり、三合目を過ぎたあたりでほぼ徒歩に。四合目で馬返しから追いかけてきたメンバーに追いつかれ、トボトボ歩きながら五合目へ。補給もしてるし水分もとってる。ハンガーノックとも思えないし、脱水でもない。ただ、とりあえずこの謎の症状に身体の休めサインを感じて、今日はもう無理はしない、迷わずたっぷり休んでそれでもダメなら潔く下山!と決め込んで、ゆるハイクに変更。

五合目、佐藤小屋。
ここが第一関門。富士吉田市役所からの15㎞、そのうち約10kmはロード、すべて登りで標高差1,480m。すでに標高2,230m。山頂コースの五合目関門は2時間20分。大会実行委員会曰く、「67 回大会での山頂コース選手のリザルトを分析すると、2 時間 15分から 2 時間 20 分の間に五合目を通過した選手の中で、完走できた人数は 16 人、未完走者が 300 人以上となっております。 」今年は第68回。第70回から、五合目関門は5分短縮、2時間15分と更に厳しいレースとなります。ちなみに私の昨年の五合目コースでの完走時間は2時間17分。2時間~2時間15分台に通過できるとは思えず、ということはたった十数人の可能性と同じくらいということらしい。

佐藤小屋のトイレにしばらく籠り、その後小屋で買ったジュースと食べ物で補給。15分くらい休んで、歩く分には問題なさそうだったので、とりあえず次の六合目に向かって歩く。五合目から六合目へは樹林帯。シングルトラックで狭く、大会の当日はゾロゾロ渋滞するのかなぁ、逆に流れで結構走らされるのかなぁなんて思いながら歩く。

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スバルライン方面と合流する六合目。
ここで入山料(協力金:任意)を払います。トイレやトレイルの整備・清掃に充てられます。世界に誇れる山であってほしい。

さてさて、この柵のような段差で作られた砂利?ガレ?の九十九折。五合目から山頂までの区間でもっとも苦手な場所がこの六合目から七合目。とにかく長い。足が埋れて登りにくい。天気に恵まれまくったこの日はとにかく日差しが強くて暑さも厳しく、熱中症にならないように塩分水分をとりながら、のそのそと登る。

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あぁ、だいぶ来た気がするけどあとどのくらいかなぁと、ふと顔を上げると岩場が。岩場ー!

疲れ切った脚を脱力して、ワッシワッシと上半身で登りはじめたら、うん、登りやすい。大好きな岩になんだかちょっとテンションが上がり、動物のように四足で登る。しばらく続く岩場を無我夢中で登っていたら、いつのまにか前を登っていたメンバーに追いついた!四足走法?で休まった脚が少し復活。あれ、もしかしたら山頂まで行けるかもしれない!

相変わらず灼熱の中、一歩一歩脚を持ち上げる。高山病ぎみなのか体力の限界なのか、トレイル脇で休む登山者さんの間を抜け、いよいよ山頂が見えてきた!

『着きました!』

メッセージで報告したら、先に着いていた2人が迎えてくれました。
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やった!目標タイム?てんで間に合っていない。制限時間などずいぶん前に過ぎてしまっていたけれど、「一度潰れてから、落ち着いてじっくり戻して、復活する」というおそらくロングレースの完走に大事なメンタル面を乗り越えられたことがなによりも嬉しかった。富士登山競走のゴールには程遠いけれど、諦めない気持ちはきっとTDSの練習にはなってる!そう思うと、練習とはいえなんだかすごく嬉しかったのです。

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富士山の火口
この景色が見れてよかった。

===

と、ここで終わるかと思いきや、
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懲りないわたしは、気付いたらまた富士山に向かっていました。(笑)
少しの休息日を挟んで。

さすがにまたあのデスロードから始める勇気はなく、馬返しから。
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とはいえ、いわゆる「ゼロ合目」スタート。

この日のメンバーもわたしよりもずいぶん速く、みるみる置いて行かれる。呼吸は楽だけれど、さすがに脚の疲労もある、あ~今日こそ山頂はむりだなと思って、「どんどん先に行っちゃってくださ~い。自分の調子をみて山頂まで行けなかったら下山します」とメッセージ。そんなわけでマイペースに進んで五合目に着くと、ニヤリと笑う2人が待っていました。

「行くでしょ?」

そ、そうですね~。そんなわけでまた五合目からぼちぼちのスタート。
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六合目からの景色。めちゃめちゃ空気が澄んでいて富士山麓が見渡せる!

・・・けど、振り返ったらこれ・・・。
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アハハ~・・・。

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岩場の後半。うーん、山頂の方が見える気がする。

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と、思ったのに、岩場が終わってからも結構長い。近いような遠いような近いような。いや、遠いな。

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なんだか結局上の方まで上がってきた。あまりに綺麗で立ち止まって写真を撮る。

八合目、八合目、八合目、八合目、八合目・・・・さっきの八合目ちゃうんか〜い!そう、八合目の区間はとにかく「八合目」という看板が何度も何度も出てくるのです。山小屋の数も多い。八合目、本八合目?、元祖八合目?、八合五勺?・・・やっと八合目が終わっても意外と八合目から九合目も長い。

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だけど、これが見えたらゴールはもうすぐそこ。

階段を(気持ちだけは)軽快に駆け上がり・・・
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ついた~!

もう無理だむりむりむりむりと思っているとしんどくて足が進まないけれど、諦めるとなぜか足が進む。結局はやっぱりメンタルの問題なのかもしれない。なんとか気持ちと体調の波をゆるやかに乗り越えて、2回の富士山登頂を果たしました。補給、ペース配分、登り方、コースを覚えて気持ちを切り替える、いろんな収穫がありました。1人だったらぜったい諦めてた!一緒に登ってくれた仲間に感謝です。制限時間に間に合う可能性は低いけれど、なぜかすごく当日が楽しみという前向きな気持ちになりました。

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TEAM JET×心折れ部×トレイル鳥羽ちゎん

富士登山競走、完走するには何年かかかりそうだけれど(笑)でも挑戦することに意味がある。何年かけてでも、ぜったいにいつか完走してやる。だから、その記念すべき1年目の今年、今の自分にできる全力で大事な経験のひとつにしたいと思います。チャレンジあってこそ。経験あってこそ。

当日、楽しみまくります!


大人達は平日遊ぶ~HOC at 金峰山~

幼いころ、学校に行くよりも遊びに行きたくて仕方なかった。塾に行くよりも遊んでいたかった。どこか遠くに行きたかった。学校へ行って、塾へ行って、大嫌いな宿題をして。その繰り返しから逃げ出したいと何度も思った。

父親が先生で、小学校2年生から高校生まで塾に通い続けていたわたしは、「家と会社の往復の毎日だ」というような社会人の愚痴みたいなことを小学4年生くらいで思っていました。子供よりもずっと大変な大人の苦労など理解もせずに、早く大人になりたいな~なんて。

その頃のわたしに言ってあげたい。
がんばれ、あと20年くらいしたら平日に雄叫びあげて山ン中駆け回って遊べるから、と。

そんなわけで、スリーピークスの松井さんの声掛けで集まった平日に遊んじゃいたい大人達で金峰山に行ってきました。
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みんなお山大好き、ウルトラランナー!
メンバーには、MMA渋井さんや、スリーピークス松井さん、くだりがこわいらしいけれどめっちゃ速いさいこさんなど、わたし含めMMA Bloggerが4人も。

この日は「山登りだよね?山登りだよね?」という事前確認ではじまったのですが、ウルトラランナーが集って、山登りになるものかしらと思っていたら、そもそもみんなめちゃ走れる恰好じゃないですか。それ、トレランザックっていうんですよ!(笑)

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わ、私だけOMM CLASSIC32・・・。(ただトレランザックを玄関に忘れてきただけ)

ルートは、大弛峠~朝日岳~金峰山~瑞牆山麓~富士見平小屋~増富の湯。大弛峠(おおだるみとうげ)は標高2,360m。こんなところに駐車場があるのです。車両が入れる日本最高所の車道峠だそうです。つまりは登山口入ったらすぐに、標高の高い山ならではの樹林帯を歩ける(走れる)わけです。

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苔むした森、大好き~。なんてのんびり撮っていたら、みなさんどんどん行っちゃいます。

最初のピーク、朝日岳の標高は2,579m。つまりたった200m程度で山頂です。おっとな~。(いやそれはなんか違う)
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ちなみに、わたし、森林限界へ抜ける瞬間がすごく好き。ほら、こういう、視界が開ける直前のこの瞬間、すっごくドキドキワクワクする。たまらない。

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「日頃の行いがいいよね~」って言う、山あるある。梅雨の晴れ間の晴天。

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朝日岳山頂付近にて。ちょっと見えてないかな?右奥が金峰山。ちなみにこの日の私のシューズは MERRELLのALL OUT CHARGE。適度なクッションが履き心地良くて好き。GWの高島トレイル(いろいろ含めて約89km)で履いたけど、ぜんぜんへたってない。Tシャツは同じくMMA Blogger 太一さんデザインのもの。

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朝日岳から金峰山へ向かう道もまた、すごくいい。低山にはない解放感。空が近い。こういう場所にいると空を飛びたくなるのはわたしだけでしょうか。(笑)思わず立ち止まって深呼吸したりなんかして。この日の前日まで、数日間PCに張り付いての作業が続いたので、全身が解放されていく気持ちよさ。頭も身体もスッキリする。なにより、みんなでくだらない話をしたりして全身で笑って過ごすことの楽しさったらもう!大人らしからぬはしゃぎっぷりで、うっひょー!と雄叫びを上げて駈けまわる。

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宇宙人が岩持ってきて積んだんじゃないかっていうくらい不思議な様子の金峰山山頂。

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金峰山の五丈岩。やっぱり登るよね~!ということで、途中まで登ってみました。(左のちっこいの。) 登るのはともかく下りる時も大変なわけで、みなさんに迷惑をかけないように途中まで。怪我したら元も子もないしね。次来た時にしよう。子供のように喜んで登るけど、こういう時は大人な判断で、ね。

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金峰山から小屋への稜線。
「分水嶺トレイル」という縦走型のトレイルレースのコースのひとつ。

分水嶺トレイルとは今年で4年目を迎えた縦走形態のトレイルレース。 奥多摩から4つの百名山(雲取・甲武信・金峰・ 瑞牆)と4つの分水嶺(多摩川・荒川・富士川・ 千曲川)を3日以内で踏破し、清里の獅子岩ま でたどり着く、、登山道95%の大変タフな縦走 レースです。
(引用:TJAR WEBサイト)

いつか出てみたい、分水嶺。こんな景色を見ながらレースの話を聞きつつ歩くと、その憧れがより一層強くなっちゃうな。

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金峰山からは瑞牆へ行かずに、沢沿いのルートへ。ほとんど人が踏み入っていない様子。柔らかいトレイルで、しっとり幻想的な雰囲気がすごく良かった!(ただし女子トーク)

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ちょっとしたマイナールートを経て富士見平小屋へ。とっても綺麗で、小屋の方も明るく優しい。もうおおよそ下山したようなもの、ということで飲み物を買ってひと休み。

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瑞牆山を眺めながら下ることのできる気持ちいい下山ルートを、もちろん、走る!これを走れば、バス停だね!

と、思ったら最後の最後で事件発生。来るはずのバスの時間は休日ダイヤだったようで、なんと、もうバスがない。

「ここから温泉まで何キロだっけ」
「8km~」
「よし、行くか~」

みなさんにとってたいした事件ではなかったようです。誰一人動揺せずスマートに判断を下すところがまた大人・・・。大人の背中を追いかけるわたし。(いや、わたしも年齢的にはじゅうぶん大人。)
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さらりと事件らしき出来事はみなさんによって過ぎ去り、山を縦走してきた後の残り8kmの林道をさらりと走る。そして、ささっと温泉に入って、各々帰路へ。そして、翌日は仕事に出かけていく。遊んで暮らせたらなぁなんて思うけど、忙しい日々、大変な仕事、そういうのがあってこその、楽しみ。平日に遊ぶことがかっこいい、ということではないけれど、普段休めないような日に休んで遊んじゃうからこその特別感もあるのかも。会社勤め時代を思い出し、自分の迷走する働き方をちょっと考えちゃったりして。

贅沢な大人の平日。
うん、これだ。これだ、きっと。幼いころわたしが憧れていたもの。わたしが憧れていた大人。日頃仕事をバリバリこなし、だけど遊びも知っていて、いつだってフランクで、健康的で、さりげなくて、笑顔が素敵な大人。そんなみなさんと一緒過ごせて、刺激的で最高の1日でした。よし、もっと仕事がんばろう。

あ~、大人になってよかったな。

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みんな、全員年齢不詳すぎで、キュートでかっこいい。
わたしもこんなふうになりたい。


やっぱり“キタタン”楽しいよ♪

今年も北丹沢12時間山岳耐久レースに参加してきました!

昨年、『“キタタン”って楽しいよ!』というレポートを書いたら、謎のアクセスを集め、「キタタン」というワードでgoogle検索をすると1ページ目、しかも4番目くらいに出てくるようになりました(笑)というわけで、今年も。というか、今年はなんといっても、キタタン大会史上なかなかの伝説レースとなったので、これはもう書くしかないでしょう!

今年はちょっと遅れてきた?梅雨の影響か、梅雨前線が停滞して大会前から連日の雨。もともと比較的脆いコースを通るキタタン。昨年も鐘撞山を超えた下りのあたりで落石騒ぎ?(みんな「ラーク!」「ラーク!」言いながら下っていた。笑)もあって、あのあたりは大丈夫かなぁ、どろんこ尻滑り必至だなぁ、なんて思っていたところ。まぁそれでも過去、どろんこレースも経験していて意外とキライではないので、汚れてもいいウエアを選んだりして会場に乗り込みました。

しかし、前日受付で貼り出されていた紙はこちら。
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なぬ!まさかの鐘撞山がまるっとカット!
キタタンと言えば前半の渋滞は名物みたいなもんで、それを回避するために序盤のロードを多少突っ込んだりして、でも突っ込みすぎると後で潰れたりと、そのへんの “攻防戦” が面白いわけです。しかもそれなりの登り下りであるこの山はレースの前半のカギとなる部分です。昨年の私はWS立石建設までを結構良いペースで走り、この山の“早い渋滞”でうまいぐあいにペースを保ちつつ温存できたのが良いレース展開を導いたのですが、その山が、ない。

しかもその部分がまるっと1.5kmの林道になる。標高差もほとんどなく、つまり、「走らなければならない」。そして、第一関門の後は、少し登って、長~いダート&ロード。前半の疲れる要素がいっきに無くなったら、パワー有り余ってるランナーが爆走すること間違いなし。登りでじわじわ巻き返すタイプの私にとってとてもつらい報せでした(笑)

しかも相変わらず前日でもザーザー降りまくる雨。
会場横の青根キャンプ場のコテージ泊で、夜中降り続く雨に、朝起きたら大会が中止になっていた夢なんか見ながら(笑)大会当日を迎えました。

当日朝。
やっぱり降ってる~しかも結構な雨量降ってる~。
青根キャンプ場コテージ泊のいいところは、スタートぎりぎりまで屋根の下で待機できるところ。スタート位置を気にしないなら数分前に飛び出してそのままスタートできるくらい。ただし、この日はこれがちょっとしたミスでした。この日もできるだけコテージで待機をして、直前でスタートへ。30分も前から異様な闘志でメラメラと競り合うようにスタート位置前方を確保するランナー達。これもまたキタタン名物かも。

わたし達はできるだけ直前まで冷たい雨で体温を奪われないように、まぁ、後ろの方からでもいいでしょう、と屋根で雨宿りしつつスタートまでのんびりしゃべりながら待機。

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いってきますのポーズ。
ほら、楽しそうでしょ♪

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ゲートに詰める前方とうらはらに、後ろの方は意外と6時半スタートでものんびりわいわい、楽しい雰囲気です。

スタートしてすぐ、きつい傾斜のロード登りから始まるキタタン。
これをちゃんと走れるかが勝負。同じ6時半スタートだった仲間にくっついて走る。だいたい全体の真ん中くらいで登山口に到着。がしかし、ちょっと誤算だったのは、ここでえらく渋滞に。足が止まるくらいの渋滞。あまりにゆ~っくりな行列で、「まぁ、このあと巻き返せる部分はあるしね」とか言いながら、2人でワ―キャー楽しく話してハイキング気分。

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前にいる俯いた人たちとのギャップが激しい(笑)
楽しそうでしょ♪

レースは楽しくがモットー。連なるしかないシングルトラックの渋滞やつらい登りは、受け入れて、周りと話したりしながら楽しく進みます。うん、この時は「やっぱりキタタン楽しい~♪」なんて言いながら、ほんとに楽しかったわけですが、後からラップタイムを見ると渋滞の影響がきっちり出ていて、20分くらいのロス。もうちょい前方からスタートすべきだったか、去年は7時スタートで同じくらい最初走ればここはほとんど渋滞しなかったな、7時のほうが渋滞しないのかな?とか色々疑問と反省もあり。これが後々のちょっとしたサプライズに大きく影響するとはこの時は知る由もなく・・・。

最初のトレイルの後に待つ長いロード区間。意外とアップダウンがある箇所です。去年は今年よりも調子が良かったからか、そんなに長く感じなかったけれど、今年はずいぶんと長かった。それでも仲間にくっついて、たまに話たりしながら、WS立石建設、その後のコース変更部分の林道をいく。変更部分の「林道」と書かれたところは、まさにいたって普通の林道で、ゆるい登りとゆるい下りで10分くらい。(1.5km) あっという間に第一関門。降り続く雨のおかげであまり水分も減らず、ザックにはたっぷりの水。ほとんど登ってないからエネルギーもさほど減らず。エイドをスルーして次のパートへ。

「鐘撞山がカットとなると、あそこが渋滞するんじゃないか」
そんな予想通り、第一関門後の九十九折れの階段がみごとにゾロゾロ。追い越せる部分もほとんどないここも仕方なく身をまかせる。途中で「ブログ読んでます~」「ありがとうございます~」なんて会話で他のランナーと交流しつつ、林道に出る手前でコース誘導の方から一言。

『はーい!これがもう最後の登りですよ!楽しい登りを楽しんでくださいねー!』

ん?最後の登り?
もうすぐ林道に出るから登りがもうすぐっていうこと?なんかややこしい言い方だけどなんだろう??頭の周りに浮かぶ【?】マーク。そのまま登りを終えて、林道へ。よし、ここは姫次の登りでまたゆっくりになるから今年は去年よりももっとしっかり走ろう!そう気合いを入れ直し、軽く補給をしたところで4人くらいのスタッフの方とすれ違う。

「がんばってね~!」
「ありがとうございます~!」
「もうここから下りだけだね~がんばってね~!」
「えっ? いや、だって、姫つ・・・・」

『姫次?コース変更だよ!コース変更!』

えーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

「もうあとはこんな感じの林道下りだけだから、変更は残念だけど頑張ってね~!」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

ここで初めて知りました。
鐘撞山だけでなく、終盤のいちばんゾンビみたいな人が続出する、あの姫次もまるっと変更になったことを。えーーー!ここからぜんぶ、ロ、ロード?!姫次で序盤の渋滞分を巻き返す自信がちょっとばかりあったわたし。やっぱり多少は力を温存していたわたし。ロードがすこぶる苦手なわたし。ま、まじか~。姫次ないんだったら最初から突っ込むべきやったや~ん。下り?全部下り?ここからのレース展開どうすんだ~?頭の中ぐるぐる。

まぁとりあえず走るしかない。
全部下りなのだとしたら、もう、足を使い切るくらいまで走りまくっちゃえ!

そんなわけで、第二関門まで爆走。
あとからラップを見たらここだけやけに飛ばして走っていて、完全にやけくそ感出てます(笑) でも、なかなか脚がかくかくになるまでレース中盤から下りを爆走することも少なく、それはそれで面白い。結構抜いたんじゃなかろうか、それが良かったかどうかはともかく、雨の影響で応援もまばらな第二関門を通過。悲しいかな、本来の姫次の入口を横目にそのまま車の通る林道を走る・・・。

たまの緩やかな上りを挟みつつ、ずいぶん下ったところで、はっと気付く。これはもしかして、登ってきた林道?そう、必至こいて登ってきた林道に戻ってきてる。ななんんと。これはもしや・・・。

ぞわっとした予想的中、序盤の長いロードのアップダウンが再び。
『ずっと林道の下りだよ~♪』という言葉を安易に信じて爆走してきてしまったカクカクのわたしの脚。ごめんよ、わたしの脚ー!!!もうちょい残しておいてあげればよかったよー!!!後悔しても先に進めるわけでなく、なんとか気力振り絞って登りをちまちまと走り、来た道を戻る。

そして最後の最後でもう終わりかと思いきや、

『ハーイ!これが最後の山でーす!』

前後にいた5人くらいのランナーが漫画のように ギョッ としたのがわかりました(笑)

「や・・・やま・・・・・あったんですね・・・・・」

あはは、あはははははは。あはははははははははは。お互い顔を引き攣らせて空笑いしながら、すでに数千人が通って田んぼと化したトレイルへ。わりと皆同じ状況だったのか、アスファルトの長い下りを脚を使い切る勢いで下ってきたゾンビな同士達は、わずか数kmの小さい小さい山すらも、ぞ~ろぞ~ろ。あぁ!攣った!という声が聞こえては列が止まり、またぞろぞろ動き出す。そんな状況にやきもきしつつもロードに出たら、よし、解放だ!

「あと1kmです!」

突然スピードを上げ始めた周りと共に、ぶつかりそうな勢いで競り合いながらゴールへ。みんなおそらく感じている物足りなさをゴールまでの後数百mに込めるかのごとく1人でも抜こうと最後の力を振り絞ってダッシュ・・・!

去年の記録7時間42分を更新すべく7時間30分切りを目指していたのはどこへやら。なんだか数字だけ見たらとっても早そうな4時間40分というタイムでゴール。約37km、おそらく20km以上はロード。それにしちゃ、去年に比べてちょっとトホホな結果・・・。まぁでも、これはこれで面白かったかな、なんて。

熱中症続出!暑さとの戦い!灼熱のキタタン!がまさかのほぼロードレースと化した今回。きっと語り継がれる1回になったことでしょう(笑)そんな貴重な回に出れて良かったということにしよう。

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奇跡的に「山」。

ちなみに、キタタンはスタート・ゴールが同じ会場で、ぐるっとラウンドするコース。しかも会場横がキャンプ場でものすごく近いうえに、会場施設には温泉や食事処もある。都心からも比較的近く、応援や私設エイドも本来なら多く、派手ではないけれど、楽しい雰囲気。 前日も当日もさほど慌ただしくなく、仲間と楽しめる、そんな環境が結構好きだったりします。

う~ん、まぁ、いろいろあったけど、やっぱりキタタンは楽しい!
(と私は思う)

そんなわけで、私の3度目のキタタンはイレギュラーにて終了。7時スタートと6時半スタートの2回経験してキタタン卒業だよ、と言われてエントリーした今回。今年もたっぷり楽しませてくれたキタタンに感謝して、これにて無事卒業!

と、言うことで来年は同時期開催の美ヶ原80kmにチャレンジします!