OMO奥武蔵マウンテンオリエンテーリング

大会プログラム(リンク)より抜粋

あなたはトレイルから外れたことがありますか?OMM やオリエンテーリングに出場しない限り、それは道を迷ったときのはずです。道を外れてみると、うっすらとして踏み跡のような道ですら、どんなに心強かったかということに気づくでしょう。今回のOMO では、そんな時間を何度も経験するでしょう。でも、それがリスクへの感覚を磨き、あなたを強くしてくれるでしょう。ナヴィゲーションの楽しさ、チャレンジを乗り越える達成感とともにそんな時間を味わってください。

TEAM阿闍梨リーダー村越真

 

国土地理院の1/25Kがベース、等高線間隔10m、コントロール説明はオリエン記号ではなく文章、走行難易度を示す色分けもなし。OMMを意識した地図という印象です

国土地理院の1/25Kがベース、等高線間隔10m、コントロール説明はオリエン記号ではなく文章で記載され、走行難易度を示す色分けはなし。OMMを意識した地図という印象です

 

セッターは柳下大さん、日本を代表するオリエンティアであり、UK本国のOMMも経験されている方ですから、エリートクラスの設定が半端でないものであることは予想していました。オリエンテーリンングやロゲイニングのセッティングというものは、多分に設定者のメッセージが込められているものだと思う。こういう攻め方に気づいて欲しい、こういうことを経験して欲しいということなのだと思う。エリートクラスの対象はOMM経験者、オリエンテーリング上級クラス、ということですが、これはOR条件ではなく、AND、つまりOMMストレートで要求される走力、オリエンで要求されるナビゲーション力、両方が必要だよ、ということなのだと思う。それが柳下さんがこれまで経験されてきた世界であり、そういうレベルの競技者がもっと出てきて欲しいということなのでしょう。お会いする機会があればお聞きしたいと思う。

 

エリートクラスでコンプリートできたのは、これもトップオリエンティアの小泉氏と村越氏の2名のみ、OSJのタッキーもびっくりの完走率7%

エリートクラスでコンプリートできたのは、これもトップオリエンティアの小泉氏と村越氏の2名のみ、OSJのタッキーもびっくりの完走率7%

 

自分はオリエンテーリングの上級クラスの設定がどれほど難しいかを富士山麓のサマーチャレンジで経験していましたので、素直にレギュラークラス、幽霊部員ながら(笑)クラブ阿闍梨に在籍していますので阿闍梨CUPのカテゴリーへの参戦でした。

感じた事をいくつか。

トレイルから外れる行為は、植生保護の観点からもよくないものとされています。ただし、限定的に行われているバリエーションルートでの登山や、管理、許可の下で行わオリエンテーリングではトレイルを外れて、自由に(立ち入り禁止区域以外は)走り回れるわけです。一度味わうと病みつきになりますよ。本当に楽しい。薮あり、湿地あり、急登を這い上がり、沢では足場のよいところを探してトラバースしたりと、普段使わない筋肉に刺激が入ります。特にこの季節のランナーはロード、トラック練習が中心になりますので、それ以外の小さい筋肉にも刺激が入るのはとてもよいと感じています。そして心拍計データを見てびっくり。ちょっとしたインターバルです。上級者ならば足を止めて地図を読むことも少ないので、もっと一定の範囲での上下になると思うのですけれど。

 

ラグの強いシューズに、オリエンブランドのいわゆる藪こぎパンツ、薄くても破れないのは不思議。

ラグの強いシューズにオリエンブランドのいわゆる藪こぎパンツ、薄くても破れないのは不思議。

 

1/25Kの地図がベースですので、全てのトレイルが記載されているわけではありません。この地図記載のないトレイルをきちんと捨てられるか、ということが今回の鍵であったと思います。私自身も前半で大きなミスを2回してしまい、後半は長く走れる区間でもトレイルでは歩測しながら走りました。距離感のきちんとある方や、地形を確実に読み切っている方ならその必要はないのでしょうけど。ナビゲーションの難易度はオリエンテーリンングを経験されている方なら易しく感じるでしょう。ただし、通常のオリエンテーリングよりもCP間の間隔が長く、不整地、ロードの走力も要求されるところが大きく異なる要素だと思います。ラップセンターでの解析で、各選手の「ミスを除いたタイム」というのが出ており、上位者はミスを除いたタイムも速く、走力も相当ある方々なのだということがよくわかりました。(他にルート選択という要素はあるのだけれども)

 

カテゴリー順位は4位と嬉しい結果となりました。ただ、上位2名の方とは1時間近く差があり、自分はまだナビゲーションの基本動作をきちんと繰り返し行うことで、ミスを減らしていくレベルだと思っています。

カテゴリー順位はとても嬉しい結果となりました。ただし上位2名の方とは1時間近く差があり、自分はまだナビゲーションの基本動作をきちんと繰り返し行うことでミスを減らしていくレベルだと思っています。

 

序盤のシンングルトラックで、自分が下り、同じ競技者が登りという状況で自分は止まらずにスピードを落としただけですり抜けてしまった。すれ違いで「登り優先」という指摘を受けたと思う。これは深く反省です。ハイカーであれば確実に止まったと思うのですが、同じ競技者だと徹底できない、普段のトレイルレースならば当たり前のマナーとしてできることができてない自分がいた。自分が登り返す時には、やはり下ってくる人が少し怖く感じた。競技が違っても、常に相手の立場になって考えられる心の余裕が欲しいとつくづく思う。

 

コンプリートしたのは、エリートクラス出走27のうち2名のみ、レギュラークラス(含む阿闍梨CUP) は出走100、コンプリート41と厳しいものになりました。

レギュラークラスでも(含む阿闍梨CUP) は出走100、コンプリート41と厳しい完走率となりました。

 

大会主催とボランティアでサポートしていただいた皆様に感謝しつつ、これからも定期的な開催を願っています。ありがとう!そしてお疲れさまでした!

 


ちょっと箱根駅伝観戦を。

imageあけましておめでとうございます。今年は数年ぶりに箱根駅伝をライブ観戦しました。音楽しかり、スポーツしかり、やっぱりライブがいいんですよね。自分は箱根駅伝のテレビ中継で流れるお涙ちょうだい的な選手秘話があまり好きではない。嫌いと言ってもいい。現代っ子の学生達は、そんなウエットな感情で走っていないのでは?と思うほどに過剰演出だと思う。そういった余計な知識などなくても、貴方がランナーならば、ライブ観戦では、選手の表情、足運び、上体の傾きなどから、選手が今どういう状態で、体感的にどれだけキツくて、何をしようとしているかは手に取るようにわかるはずだ。昔は2区のスター選手や、5区の山登りを観戦したものだが、今年は自宅からジョグで行ける1区の終盤、多摩川六郷橋下で観戦した。そう、橋の下りを使ってレースが動き出すポイントである。上位争いをしている選手達のギラギラ感、必死に喰らいつく中盤の選手、そして「こんなはずではなかった」と思いながらも、懸命に鶴見中継所を目指すブレーキ気味の選手、油断をすると涙腺が緩んでしまう。目の前では太ったおばさんがバサバサと新聞社の小旗を振って大学名を連呼しているが、多分、選手の体感や心理は全く理解していないだろう。当たり前ではあるのだけれども。せっかく貴方がランナーであるならば、ぜひ沿道で見て欲しい。そしてやはり、#速いものは美しい、という事を再認識するはずだ。

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