マン喫通信43〜北根室ランチウェイの旅紀行その⑧

一回お休みを挟みましてランチウェイ紀行再開します。

前回まではこちらを

今回楽しいままゴールまで行けるだろうと思われたこのイベントに予想もしない事が起こります。

西別岳登山口の山小屋へ 空の様子が・・・

西別岳登山口の山小屋へ
空の様子が・・・ (かまいしゆき姐カメラ)

(かまいしゆき姐カメラ)

さてエイドから西別岳の西別岳登山口の山小屋までの林道に向かう途中、あんなにいいお天気だった空に突然雲が出現しました。

エイドでお弁当を食べている途中に何だか晴れから薄曇りに変わってきたなと思っていましたが。登山口に着いた頃にはかなり空が真っ暗になりました。

登り始めました。

登り始めました

これは少し雨がぱらつくかもなという感じで話しながら登山口を我々の集団は登り始めました。
最初の方で記述しましたが西別岳は標高799m、北海道のこの場所は本州の標高+1000mの感じになります。

登山口から20分ほど登って、ガマン坂の手前の森林限界の近いところに立つ大きな樹の手前に来た時、雨がかなりの本降りになり、ここで全員で一旦雨宿り。

雨が・・・

雨が・・・

通り雨の様だったので雨雲が過ぎるのを全員で待ちましたが、なかなか止まず、ここでレインウェアを着込みました。ワタシは情け無い事に朝の二日酔いで用意もそこそこに、天気予報も降らない感じだったので昨晩のレインウェアを干しっぱなしにしてきてしまったのです。

気温は下がり、かなり強い雨に打たれて身体が冷えてきました。

ここでじゅんさんが持参していた予備の超軽量のフーデッド・パーカを貸してくれました。(昨日のポイズンリムーバーに続きじゅんさんどうもありがとう。)

雨宿りを初めて30分ほど立ち、参加者にも不安がよぎります。そしてこのイベントを企画しているおっくんも表情が曇ります。

「このまま下山して、中止になってしまったら」

「このコースのハイライトを参加者に体感してもらえなかったとしたら」

などという思いがよぎっていたと思います。森林限界を超えるとその先10kmは雨を避ける術がありません。

苦渋の判断ながら一旦全員で登山口の山小屋へ引き返す判断にしました。(結果この判断が正解でした。)

一気に強くなった雨が下山する我々を襲います。今登ってきた登山道は濁流が流れ落ち川になり、ずぶ濡れで滑りながら何とか登山口に下山。

山小屋の雨よけの部分で参加者全員で雨宿り。小屋の中では近隣の工事の職人さんがいて、中に入ればと進められましたが、いかんせん全員ずぶ濡れで迷惑がかかるので軒下で待機しました。

山小屋の軒先にて(じゅんさんカメラ)

山小屋の軒先にて(じゅんさんカメラ)

雨の勢いは変わらず、雷鳴が轟きました。数キロ先に稲妻がハッキリと見えます。

雷が近い(じゅんさんカメラ)

雷が近い(じゅんさんカメラ)

近い!コワイ!

少し登り始めた時間が早くて、西別岳の山頂付近にまで行っていたらどうなっていたでしょう?

あのまま大きな樹の下で全員で待機していたらどうなっていたでしょう?

いずれにせよ、命の無事が見込める山小屋で待機できて全員安堵。
しかしこのイベントがこのまま終わってしまうのではという残念な気持ちが全員によぎりました。

西別岳登山口を最初に登り始めてから1時間が過ぎました。

しばらく待機して大分雨脚も弱まりました。そして雨雲レーダーもチェック。雷も遠ざかりました。

ここでおっくんの判断
「では再び登り始めて皆でゴールまで行きましょう!」

ここで参加者一丸になれた気がします。

先ほど雨宿りした樹の下で(じゅんさんカメラ)

先ほど雨宿りした樹の下で(じゅんさんカメラ)

目指せ山頂

目指せ山頂

この後3班にわかれ黙々とがまん坂を超えて、西別岳山頂を制覇。長い稜線の摩周湖外輪山を景色を楽しみながらも黙々と進みました。

西別岳山頂(じゅんさんカメラ)

西別岳山頂(じゅんさんカメラ)

小雨はパラついていましたが、摩周湖も摩周岳(カムイヌプリ)良く見えました。(これは良かった。)

摩周湖

摩周湖

この辺りにはリスも多く生息(かまいしゆき姐カメラ)

この辺りにはリスも多く生息(かまいしゆき姐カメラ)

ワタシは最初の班を先導して3名で最初に摩周湖展望台のエイドに到着。エイドスタッフはずいぶん待ちくたびれた事でしょう。

第1班エイド手前にて(かまいしゆき姐カメラ)

第1班エイド手前にて(かまいしゆき姐カメラ)

エイドでもてなしを受け、美留和駅までの残り6.2km。雨脚がまた強くなりました。

エイド対応ありがとうございました

エイド対応ありがとうございました

日も落ちてきたのでここからは写真も撮るのも忘れて一気にゴールの美留和駅まで突き進みました。
状況にも寄りましたが、ここまで40キロ近く走ってきたのに参加者全員弱音も吐かず、むしろ後半の方が走れているのが凄い。素晴らしい参加者に恵まれました。

美留和駅の直線、先行班は一直線に並んで無事ゴール。

仲良く1列で・・・・

仲良く1列で・・・・(かまいしゆき姐カメラ)

ゴ〜〜〜〜〜〜ル!!!!

ゴ〜〜〜〜〜〜ル!!!!(かまいしゆき姐カメラ)

お疲れ様でした。
皆安堵と共にドッと疲れが出たでしょう。

ランチウェイの最後の表示

ランチウェイの最後の表示(かまいしゆき姐カメラ)

最終班も無事ゴールし、全員完走!

最終班も無事ゴールし、全員完走!(かまいしゆき姐カメラ)

後続班のゴールを全員でお祝いし。ここで雨脚がまた強くなり、日も暮れてしまい身体も冷える一方だったので美留和駅を慌ただしく数台の車に分かれて後にしました。

大阪のハイカーの方も飛び入りでゴール

大阪のハイカーの方も飛び入りでゴール(かまいしゆき姐カメラ)

アウトドア界では著名なあの方も同じタイミングでランチウェイを先行した走破。ゴールに駆けつけてくれました。

アウトドア界では著名なあの方も同じタイミングでランチウェイを先行して走破。我々のゴールに駆けつけてくれました(じゅんさんカメラ)

おっくんと車内でのあまりの寒さに耐えきれず、途中のコンビニで味噌汁と投入し、養老牛温泉「ホテル養老牛」のお風呂で息を吹き返しました。(おっくんはやはり冷えきっていて、この後少し風邪を引いたそうで、本当にお疲れ様でした。)

終わりよければ全てよし。結果初日の蜂刺され1名を除き、全員無事怪我無く完走できました。

駅舎にて

駅舎にて(かまいしゆき姐カメラ)

予定夜遅い時間からの開始になったアフターパーティー。
この日は鮭のチャンチャン焼き(筋子入り)に根室のサンマという魚パーティー。もちろんビールサーバーのビール。前日に懲りず、最後の夜も、いや最後の夜だから徹底的に呑みました。

チャンチャン♪

チャンチャン♪

ランチウェイの熱い思いを語る

ランチウェイの熱い思いを語る(かまいしゆき姐カメラ)

そして参加者の完走の感想とおっくんからの完走証の授与。

チョンボさんにも授与

チョンボさんにも授与(かまいしゆき姐カメラ)

ワタシはスタッフなのでエア完走証をいただきました

ワタシはスタッフなのでエア完走証をいただきました(かまいしゆき姐カメラ)

皆さん一人一人のコメントが印象的でした。全員一致したのはこの2日間のイベントが非日常で、特別な時間になったという事でした。

皆楽しかった思いと、すぐに社会復帰できるかなという不安を胸にし、最後の夜は更けていきました。

また来年も会えるかな

また来年も会えるかな

(エピローグへ続く)