2017年

今更だが、もう2017年が始まり1ヶ月が過ぎようとしている。
毎年1月はあっという間に過ぎて行く感じがあるのだが、今年は特に早かったなぁ。

昨年・一昨年とここ毎年参加していたVibramHK100kに今年も参加して来た。
この大会も、初めて出場した際は先着順で申し込めたけど、昨年からは抽選になってしまっている。
香港のトレイルランニングの盛り上がりの象徴かなっと思う。

さて私自身のUTWT(ウルトラトレイルワールドツアー)の一戦になるわけなので、ここでしっかり結果を出して、次へ繋がる様にしたい。

今年は気温も昨年みたいに寒過ぎず、雨によってスリッピーな路面状況を除けば、とても涼しくて走り易い条件。

こりゃちゃんと走れば最低でも10時間30分は切れるかなっと確信した。

しかし、自然の中で開催されるトレイルレース。何が起きるかわからない。

スタートして、昨年同様に前半は抑えて後半追い上げて行く作戦で順調に進んでいたが、20km過ぎのところで事件は起きた!!

海沿いの気持ちの良いコース。

そこで、ハイカーの方が何人もいるのが見えていた。

人1人が通れる岩場のポイントだったので、細心の注意を払って走っていたつもりだった。

しかし、事件はその様な状況で起きた。

順調に走っていると、前にハイカーの集団がいた、足場の悪い箇所でもあったのでゆっくりと岩と岩を飛び越えながら私の方に向かって進んでいる。

私も気付き、相手も私に気付き道を譲ろうとしてくれた。

うーん。
英語ではない・・・
でもジェスチャーでお互い譲り合ったのがわかり、押し問答みたいになったので、ここは申し訳無いけどお先と言う感じで行こうとしたら、向こうも渡ろうとしてきた。

おっ!?このままでは相手とぶつかり押し倒して怪我をさせてしまうととっさに判断して、横にある岩場へダイブ。

一瞬目の前が真っ白になりどうなったかわからなかったが、気が付いたら、先ほどのハイカーの方々に抱えられて道の脇へ連れて来てもらっていた。

ぶつかりそうになった彼がとても心配そうに声をかけてくれている。

怪我もしてなさそうで良かった。
そう思った瞬間、全身に痛みが伝わる。

両手が痛い、足も痛い立って保持するのが一杯。
よく見たら結構な血が出ている。

持っていたフラスク(水に入った水筒みたいなもの)を取って消毒しようとするが、手に力が入らず、フラスクすら掴む事が出来ない。

それに気が付いたハイカーがフラスクをとってくれて水にをかけてくれた。

とりあえず、進もう。
ここにいても助けは来ない!!
今は痛みの余韻があるがそのうちなんとかなるだろうと思い歩み始める。

1歩、2歩と走ろうとするが激痛で足がついて来ない。
まるで自分の足でないみたいで右脚が動いてくれない。

いい感じで走れていてこれからだと言うのに・・・。

悔しさが溢れ出てくる。

今回ばかりは流石に完走出来ないかもと少し弱気なってみる。

ちょっとしたアップダウンが苦痛で仕方ない。
手も上手く使えない。

正直、どうしようもない状態だと思っていたら、後ろから選手が私を抜いていく。
最初は背中を叩き笑顔で声を掛けてくれるが、私の怪我を見て心配してくれる選手もいた。
そんな選手達と笑顔で、「no problem!!」「I can finish」「never give up」と言うと必ず、みんな笑顔で「see you again soon」と言って笑顔で走り去っていく。

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PIC by Terrence Lee

そんなやりとりをして行く中で、不思議とこれしきの怪我如きで辞められない、自分には待ってくれている仲間がいると思うと自然と脚が動き始める。

病は気からとはよく言ったものだ。
痛みはあるが走れる。
手も寒さによってかじかんでいる様な感じだけど動かせる。
そうわかった時、私はまた歩みから走りとスピードを挙げていた。

無茶はしないけど、無理はしよう!!
痛くなって動けなくなったらそこで終わり。でもそこまで追い込もう、残り約80kmは切っている。
焦らずここからゆっくりゴールを目指そうとを考えは前向きになった。

そこから、香港での多くの友人と呼べるトレイルランナーに声を掛けてもらい、エイドでもサポートしてくれいる選手以外からも多くのサポートを受けて走り続ける事が出来た。

香港で走っているのに何故か日本で走ってるかの様に声を掛けてもらえる。
香港に通って約3年。ここまで頻繁に香港へ来ているランナーもいないだろうw
そう思うと滑稽であるが、とても幸せな時間だった。

PIC by YANYAN

PIC by YANYAN

最後のエイドを通過する時。
これでもう今回は終わってしまうのか・・・残り10kmしかないのか思う程今回のレースは楽しかった。

最後の下りパートでは痛みがあるはずなのに笑みが出てくる。
霧で前が見えなく、風も強く、暗い。
最悪なコンディションなのに、全てを楽しんでいる自分がいるのがわかった。

最後ゴールゲートの明かりとみんなの声援が聞こえた時は本当に嬉しく、寂し瞬間だった。
これで終わってしまうと。

しかし、今回最悪な状況下でもゴール出来た事により次へ繋がると喜びを得た。

PIC:DogsorCaraban

PIC:DogsorCaravan

怪我は結局右膝を5針縫うのと右手の剥離骨折(疑い)と左手打撲だったが、今はもう回復している(手は痺れが残っているが・・・)。

次は2月4日(土)に香港で開催される 「The 9Doragons ultra
今からでもワクワクが止まらない。

続く


Mont Blanc Marathon

やっと梅雨明けした関東地方!!
高尾にもやっとカラっとした天気が見られるようになってきました!!
日中は暑いが、夜はひんやりと高尾の夜はエアコン要らずですw

さてと久し振りの更新!!
本当は細かく細かく日記風に書きたいのだけど中々自宅に帰るとすぐに寝てしまって
書けないので、時間が経ってしまう。
はぁ・・・・
あっ前振りも長くなってしまいそうなので本題へw

6月24日開催されたモンブランマラソンへ参加して来ましたᕕ( ᐛ )ᕗ

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マラソンって言うと皆さんは、ロード?42km?ってイメージがありますが、

この大会にはカテゴリーがkidsから10km、vk、23km,Sky,ultraと別れており、それぞれにより距離が異なります。

開催当時は23kmがメインレースでしたが、今では42kmのSKYがメインレース。

2年前にSKYRUNNINGの世界選手権が開催されたのもこの大会でした。

さて今回私は約80kmのカテゴリーへ出場。
80km-du-mont-blanc-2013-recorridoしかし、大会側より今年は2000mを超えるとまだまだ雪があるので、コース変更をしての開催とアナウンスがあり、残念ながら正規コースでなく代替コースでの開催となった。

スタート会場はUTMBで有名になっており、モンブラン登山の街シャモニー。
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前日の受付やブース出店も殆ど、UTMBと同じ場所。
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80kmにおいてはスタート・ゴールもUTMBと一緒なので、まるでUTMBをこれから走るかの様な雰囲気(゜ヮ゜)

街の中はさすがにUTMBまでの盛り上がりが無いしても、あちらこちらこそ大会に参加するだろうトレイルランナーだらけ。

私も今回この街へ来るのは3回目になるのだが、とても過ごし易く落ち着く場所である事は間違いない。

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私がシャモニーへ到着した日には「asics beet the sun」に参加していた東選手と杉山選手の帰国日であったので、時間を見て落ち合い談笑。
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イベント中は、天候が悪く走るのも大変だったと話しを伺う。

そして、日本での再会を約束して東選手達は帰国の途へ。

私は大会2日前に会場入りしたので、余裕を持ちながら当日に向けて準備する。

今大会は、今年1月に開催されたVibramHK100を終えてから、前半期の目標として調整を始めた。

2・3月はできる限り走らず違う事で身体をニュートラルへ。

4月ハセツネを皮切りにトレランシーズンイン!!

少しのんびりし過ぎてためか、ハセツネ30kは全く走れず奥三河も完走ギリギリの走りになってしまった。

しかし、結果はともあれ身体は確実に強くなっていると言う実感があり焦りは無かった。

5月に開催された比叡山トレイルでは同着ゴールであったが優勝が出来て、10月に開催されるトレイルランニングの世界選手権の代表に選出、その幸先の良い感じに戸隠トレイルなどを走り最後はスリーピークスと出場したのだが、比叡山トレイルの疲労が思った以上に残り、そこからが苦労した・・・(苦笑)

スリーピークスを終えて約2週間で何とか調整。

距離が約80km累積6000mのコース。どの様に攻略出来るか、どれくらいで走れるか・・・景色は・・・などととても楽しみであり日本にいる時から、身体の疲労と相反してわくわくしている自分がいるのがわかった。

私は大きな大会に出場する際には、殆ど緊張しない。それはこれまでやって来た練習や経験のおいて、今回も必ずゴールは出来る!!っと言う根拠のある自信を持っているからであろうか・・・?
いや、強いランナーと走れる事が楽しみであり、そこに住む人々や土地の事を知る事ができ、日本では味わう事のない世界観を感じる事が出来るのが楽しみだからかな?
うん。大会前のわくわく感(高揚感)は、多分(ドラゴンボールZの)孫悟空が強い奴と戦う前に言っている「わくわく感。」と同じではないかと考えているw

スタートはAM4時。

前日はしっかり食事を摂った後にゆっくり休んでレースに備える。

6時間は寝ただろうか?

自然に目が覚めて、入眠前に準備した装備などを確認してユニフォームへ着替える。

準備が整いスタート会場に向かう。

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会場はUTMBに負けないぐらいに盛り上がっている。
image私は今回一般参加でもあったので、優先的(前の方)なところに並ばず、真ん中ぐらいに陣取る。

SKYRUNNIGのワールドシリーズ戦から外れたと言えど、フランスなど国内における速そうな選手達がスタート前になり並び始めた。

スタート時間が刻一刻と近づき、カウントダウンが聞こえてきた・・・・

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これから約10数時間に及ぶ冒険の始まりだ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月24日(金曜日)4時

 

 


VIBRAM香港2016

気が付けば、5月もぅ終わり・・・6月・・・汗

今年も後半年になります。

あ~最近は忙しくて、BLOGの更新も追いつかず・・・泣

書きたい事はあるのに書く時間がないのは辛い

さて、前回香港ツアーからもぅ時間が過ぎてしまいかくまいか迷った末に

一応、今後に向けての健忘録的な感じで書いてみる。

今年のVINBRAMは今までに無いぐらいの寒さになった。

寒いだけでなく風も強く、山の稜線に入ると突風が吹き荒れ途中飛ばされるのではないかと

思うぐらいであった。(まぁ富士山に比べるとまだまだではあったが・・・MY FACEBOOK参照w)

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今回のレースは先月出場し、途中棄権したTNF100の疲労感が残っており正直状態としては満足のいくものではなかった。

なので、前半は凄く自重して、後半上げていくスタンスのレース展開を考えていた。

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実際レース展開も予定通り。

最初は、ストーン選手など少し話したり、シェルパー選手と談笑したりして走っていく。

順位は30位前後だろうか?

20kmまで昨年の自分より10分ぐらい遅いタイムで進むが、結構前の選手が落ちくる。

日本人ではスタートから飯野選手(今回8位)と併走していたが、足の違和感を訴え少し

後ろに下がっていった。

ちなみに昨年は、暑い気候によりCP4を過ぎてから体調不良を起こし、CP5で約60分横になると言う失態をしたが、今年は問題なく余裕を持ってCP5を通過していく。

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CP5を通過してロードの上り坂を登っていくと奥宮選手に追い付く。

追い付き追い越してからも軽快にペースを上げて走りCP6の手前になり。

血だらけの選手がコース上で歩いてのいるのに気が付き声を掛ける。

永田選手!!どうやら途中転倒をしてしまった様子。

右眼の瞼を切った様子ですが、出血は落ち着いており意識もはっきりしており

コース上にいたカメラマンクルーが手当てをしていた。

その後、CP6から駆けつけた医療班により病院へ移動したと後に聞いた。
(怪我をしたのだけど、無事で何よりだった・・・)

そん後も少しずつ順位を上げていき気が付けば入賞圏内の10位以内のポジションにいた。

でも今回は欲をださず無難に走る事を心掛けていたので、マイペースで

エイドでしっかり食事を捕りレースをすすめていく。

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CP8からの階段での急登は、昨年は苦戦下が今年は余力もあり殆ど走りながら

歩を進める事が出来た。

しかし、日が沈むにつれて段々と風がまた出てきて気温も下がっているのが分かった。

CP9からゴールに向けては本当に寒くて、走らないとすぐに体温が奪われそうになう感じだった。

稜線を越えて最高地点の大帽山を越えてから、沢山の観光客?がいるのがあった。
(後にわかったが、この寒波により樹氷が見れると集まった地元の人達らしかった。)

ラストコースが少し変更になっており、最後少しトレイルに入るのでライトをつけようと思うが手が悴んでしまい上手く付けれなったのでコース誘導をしていたボランティアの方は優しくつけてくれたw

ロードは、樹氷見たさに集まる方々の車で渋滞となっていたので

トレイルを走る考えは良かったと思う。

トレイルを抜けて昨年も通ったゴールゲートが見えてきて無事にゴールとなっ

た。

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結局タイムは昨年より1時間より早く走れて、順位も上げることができたので

良かったと安心したのは束の間・・・

本当に大変だったのはこれからの寒波による影響であった。

大会は終了時刻なる前に中断。

大帽山の下山道が凍ってしまい大変な事になってしまった。
(香港大寒波の記事はDOGSORCARAVANでも紹介されている。)

今年のVIBRAMは本当に大変な大会でしたが、来年もまた開催される予定となっている!!

また今回Fields on earthの協力により出来たツアーも
来年招待枠を増やす事もできたので
また沢山の応募者をお待ちしておりますので宜しくお願い致します。

https://youtu.be/1f1pq2aiUhg(2016VibramHK100)

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Hongkongツアー②

さてレース当日。
ホテルのあるモンコックからスタート地点のあるサイクンへチャーターカーで移動。
まだ夜の明けない肌寒い天気だったが、スタート地点に到着すると風も少しあり寒い。
今年は昨年よりやはり寒いなぁと改めて実感。
でも、香港だしまた走り始めたら少し暖かくなってきて寒くなるのではないかと安易に
考えおり、約15時間後における事になど予想もしていなかった・・・

スタート地点に到着した際はまだテントなど準備をして、大会スタッフが慌しく動いている。
時折り吹く風から身を隠そうと、スタート会場に集まった選手やサポーター達は屋根と壁のあるモニュメント?みたいなところで避難している。
image私は、じっとしていると寒くなってくるのであちらこちをウォーミングアップがてらに散歩。
そうしていると、大会会場周辺は選手やサポーターの人達によるタクシーやバスが沢山乗り込んで来て、会場周辺は陽も昇ってきて雰囲気も明るくなってくる。
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ツアーの方々や地元香港のランナーとワイワイしていたら気が付いたらスタート30分前。
慌ててスタート準備をしてスタート地点へと移動する。

スタート地点は世界中から集まったランナーが既に並んでおり、何度か一緒に走ったランナーもいて、みんなが私を見かけたら「元気か?」「今日は楽しもう!!」などと声を掛けてくれる。
日本に限らず、こうやって海外にいっても声を掛け合ってくれるランナーがいる事は本当に嬉しいと改めて思った。
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そして、寒さと風が止まぬ中レースはスタートの号砲が鳴った。
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続く・・・


HongKongツアー

1月に入り暖冬のはずの日本列島も少し冬らしくなってきましたね。
寒さに弱い私も、いつもながらこの寒さには参ってしまっています。

さて、今回のお話は1月23~24日に行われた「VibramHK100k」について。
思えば昨年(2015年)に出場したこの大会が海外においては人生2度目の大会。

その前の年(2014年)のUTMBにおいて、海外レースの楽しさを知った私が、近場香港で行われる、100kmの大会でUTWT(ULTRA TRAIL WORLD TUOR)にも加盟しているし、出てみようと思ったのがきっかけでした。

VibramHK100は、距離は100km(実際は95Km?)累積は4500m(実際は5000m前後?)の前半が平坦で後半につれて山岳パートが出てくるレース。
日本で言うと私はいつも「信越五岳」の香港版と言って説明している。
とにかく走れるレースで、気候も平均10~20℃ぐらいと暖かく景色も変化に富んでいて、本当に走り易いレースです。
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2015年は勢いのままでスタートから飛ばしていき、CP4(CHECK POINT4)と言うところで力尽きて、そこからはフラフラなレースを強いられとても苦戦した。
香港は、コースこそ階段やら舗装路が多くて硬いとか足に(ダメージ)が来ると言われるが、
私的にはそんな条件より、気候の方が問題であると考えている。
特に一番辛いのは湿度!!

香港の湿度は、平均して70~90%と日本の梅雨の時期以上高い。それにより汗は出るが喉の渇きが感じにくかったりして脱水などに陥り易い。私も過去に香港のレースに3戦出場しているが、毎回毎回これにやられていると言っても過言ではない!!
なので今回は、今まで以上にこの湿度対策においては念を入れて準備をしてきた。
その他の点としては、昼間と夜の寒暖さが大きかったり、山の稜線は吹き曝しになっているなどあるが、やはり私は湿度がポイントだと考えている。

さてと前置きが長くなったけど、こんな感じで今回の出場は2回目であり、海外戦全部では6回目。
日本で結果(例えばハセツネや富士登山競争・UTMFでの優勝など)を出していない者として海外で走る回数としては中々多い方だと自覚をもっている。
最近は、世界の大会を出ているだけで、結果がついて来てないから出場する自体どうなの?と思われたりしているが、でも私は海外のレースに参加することは、レースとしての結果自体が全てなく、色々な国の人や文化に触れて楽しめるがトレランの一番の楽しみだと思っている。まぁ実際英語の出来ない私が学べる文化などたかがしれているかもしれないが、それでもやはり、海外での友人と呼べる人は増えてくるしまたライバルと思える選手も増えてくる。言葉が通じなくとも同じ趣味をやる者通し分り合えるものだと常々思う。

 

また話は脱線してしまったけど、今回は2度目の出場になるので昨年よりはしっかりした走りが出来たらいいなと考えていた。
体調は昨年比べて良くはなかったが、この一年でだいぶ力もついたはずだし、とりあえず目標は完走して楽しむ事!!そして昨年の自分越えと決めていた。

1月21日(木)
大会2日前に香港入り。
いつも単独行動で行くのが当たり前の私が、今回が「ツアーゲスト」っと言うちょっとしたお仕事も担っていたため、そのツアーに参加するお客様の準備も考え、着いた初日はツアーコンダクターの久保さん(field on earth)とBIBを取りに言ったり、ホテル近くのコースへ試走にいったり、翌日の夕飯の場所を探したりとした。
個人的に香港は4回目であるが、正直レース以外ではあまりウロウロとした事がないので、
香港在住で私の頼もしいサポーターにもお力添えを頂き色々と観光コースなどを事前に考えた。
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1月22日(金)
香港にも大寒波が押し寄せてきており、この日から香港の街は日中でも肌寒く風も出てきていた。そして、雨も降ってきてこれまで香港に来た中で一番最悪の天気であった。
午前中はのんびり街の中を散策しながらの散歩。しかし、雨が降り始め段々強くなってきたので、宿へ非難する。
それからが室内で翌日に大会に備えての準備と、今回ゲストとして参加するツアーの準備をおこなっていた。
今回のツアーはエントリー権付きが3名で残り1名はエントリーを自身で得てからの参加。
ありがたい事に、遠くは九州の宮崎からツアーの参加して頂いていた。

香港トレイルが今回で4回目で、ビブラムHK100は今回2回目になる私の経験を上手くツアー参加者へ伝えて、そしてレースはもちろんであるがそれ以外にも香港の街を楽しんでもらいたいと考えていた。
※ツアーについてはまた別記で記載しようと思います。

そんなこんなんで夜は更けて、大会当日へを迎える様になる。

続く。

 


TNF100HK後半

明けましておめでとうございます。
気がついたらもう2016年になっていましたね。本当はこの記事も2015年で終わらしたかったのですが、年をまたいでしまいました・・・Σ(゚Д゚)

さて話の続き・・・( ..)φ

前回はレース前日までの物語でしたが、今回はレース当日の物語。
レース当日はスタートがAM8時とゆっくりしているため、宿泊してしる香港島の宿泊地からタクシーで移動。車内で睡眠をとろうとするが、香港のタクシー・バスは結構運転荒っぽいのでゆっくり寝れない。(/ω\)
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寝ぼけ眼でスタート会場に着くとまだ薄暗い中、スタートアーチを準備したりと慌しくスタッフが動いている。
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選手とも思われる人がタクシーで続々と集まってきており、気がついたらスタート及びドロップバック受付会場は賑やかになってきた。

私は荷物を預けた後に、香港の誇りと呼ばれ、2015年度UTWTランキング10位(私は13位)のエリートトレイルランナーStoneと待ち合わせをした。

今回のレースはストーンの粋なはからいによりStoneの職場の同僚(Peter)が私のサポーターをしてくれる事になっていたので挨拶をして荷物を預ける。

その後、再びスタート位置へ戻り他の日本人ランナーと談笑したり、香港の知りあいと談笑したりしてスタートまでの時間を待つ。
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スタート時間付近になり多くの選手がざわつきがみられているが、緊張感はなく笑顔でスタートを待つ様子がある。
私も早く走りたいなぁと思いながらワクワクしながらスタートの時を待つ。

8時になりレースは号砲と同時にスタートとなる。
スタートしてからのペースはそんなに速いと感じることなく比較的のんびり感じた。
100kmの部と50kmの部が同時スタートだが、ほぼ先頭は100kmの部の選手で形成されていた。
最初のトレイルに入ってから昇りにあり一気に300mぐらい標高をあげるが、そこでも無理はせずのんびりと駆け抜けていく。昇りきったくだりになりそこから50kmの部の選手がペースを上げて100kmの選手を交わしていく。
私もペースを上げたい欲求は抑えながらもCP1を通過していく。
CP1を過ぎていくと香港のトレイルと言う感じのアップダウンが続く。
途中海岸のそばを走ったりと、とても気持ちよく走れる。
前には5月のTNF100で3位に入ったユン選手(TNF)がいてその後ろに今回優勝したブラット選手(TNF)、セバスチャン選手(TNF)、小川選手(salomon)と面白いメンバーで集団形成となる。実力から言えば私は一番低いのだが、平坦なコースになると意外と少し前に出る様になりユン選手と並走する様になる。

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体はどこも重いとかないし余裕。発汗と暑さが気になる程度だった。
エイドでは果物を始め、サポートからもらうおにぎりを最初は食べる。
食欲もあり焦りもないことから、今日はいけるなぁと走ながら余裕さえ持つ事ができていた。

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CP3を過ぎたところからユン選手はペースを上げ始める。私はここはまだ勝負どころでないと敢えてつかずにマイペースで走るようにする。エイドでは私が一番のんびりしているので、いつも差をつけられてしまうのだが、それでも無理にペースを上げることせずとも昇りや下りで自然と追いつく。いい感じだなっと改めて自身の体調に関心をして調子にのる。
CP4手前の昇りで2位集団の先頭になりそのまま走り続ける。靴が濡れるぐらいまでの汗をかいているがその他は何も状態は変わらない。
気持ち的にはスタートした時と同じ様な状態でCP4へと到着する。
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CP4でも同じ様におにぎり、ジェル、ようかん、ナッツ、バナナ、サカナのちからと食べコーラを飲んだりする。
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先行しているユン選手とは3分ぐらい?らしくまだそんなに差はなく、かつ大会記録ともそんなにかわらないペースとの事。残りは距離にして後約60kmないぐらい。このペースで行けるだろうとこの時は安易に考えながらCP4を出発する。

CP4を出発してロードを走りまた今度は3kmぐりらいのロードの下りになる。ここぞとばかりに下りを飛ばし始めると汗で靴底が滑ってしまい上手く走れない。
まるで雨の中を走っているかのぐらいの発汗量。この時私は自身の身に異変が起こるまでただ汗が凄いな程度しか思わなかった・・・。
下りきってから少し昇って藪漕ぎの急登ポイントなる。
この時は少しニヤニヤしながら登る事ができていたが、藪漕ぎを昇り続けていると妙に脹脛、膝周り、太腿の内側に違和感を感じ始める・・・それを疲労かなと思った私は、途中でアミノ酸補給しながら歩をすすめていくが、その違和感が等々表面化してきた!!
一歩足を上げるごとに先ほどの3箇所が同時に悲鳴を上げて足を前に出させてくれない。ここで止まるわけもいかないと考え足が痙攣使用が無理やり動かすが、下りに入ったら今度は踏ん張りも効かなくなり、激痛により転倒のオンパレード。
あれ~??こんなに足は疲労していたのかなぁ?っと疑問に思いながら一歩一歩ゆっくりと下山していく。ロード区間に出て少しジョグをしていると、一歩着く度に痛みは生じるが走れない痛みでなかったので少しずつペースを上げていく。

CP5に到着。
ロード区間において拾う抜きジョグができたのか、脚はだいぶ回復している感じであった。
とりあえず、エイドについて劣らない食欲にてしっかり補給を行い次へ向かう準備をする。
階段など段差が出てくるとまた足の筋肉が悲鳴を上げて千切れそうなるが、こんな程度では切れないと自分に言い聞かせて歩み続ける。
そして冷静になんでこんな状態になったのかを色々と検討して、一つ初歩的な事に気がつく!!
それが、食事はとっているが出る汗の量に対して電化質が間に合っていなかったのでは!?っと考えすぐさま、CP4で持った炎熱サプリ(カロン社製トレイルバー)を摂取してみる。すとどうだろうか?30分過ぎたぐらいから足の痙攣は和らいでくるのがわかる。
これか!?
そう滝の様に流れ出る状態における水分補給はしっかり行えていたが、電化質補給が追いついていなかったとここで改めて振り返る。
しかし、そんな状態で既に60kmを過ぎていた足には正直痙攣による筋肉ダメージと疲労感が半端なくのしかかる。
ここからが中盤におおける山場。
香港では珍しく900m近くの標高まで高度を上げていく。しかし、これも階段で殆ど上がりそこからロードで繋ぐ。
ここまで苦し紛れに自分に言い聞かせながら走ってきたが、このあたりから全身の痛みが止まらなくなる。
情けない・・・。
こんな登りは前に走った、修行走(身延山・七面山トレイルレース)に比べたら楽な筈なのに思いながら、まだ出し切れていないと自分の中で精一杯追い込めるまで追い込んでみる。ロードの下りになり少しペースを上げれる様になってきた。しかし、体のバランスが悪い!!動けない・・・・。

そんな状態でCP7へ。
サポートしてくれているPeterは笑顔で迎えてくれる。言葉を上手く通じなくても私が欲しいと思う事を的確にやってくれる。さすが、Stoneの奨めるサポーターだと改めで感じ、こんだけしてもらっているのに情けない走りは出来ないとCP8に向かって走る。

CP8は比較的走り易いトレイルでの約14㎞区間。
普段であればとても走り易く気持ちの良い区間であると思うが、今の私には苦痛でしかない・・・足が痛いだけでなく頭痛がする。
そして追い討ちの様に闇が私を襲ってくる。
ライトを点けて先へ進むのだが、コースをしっかり確認するために頭を上下に振ったせいもあるのだろう、眩暈も生じてきて下りがまともに走れない。
それでも、これまで幾度なく困難を乗り越えてきた私だから、こんな状態でもエイドにいって少し休めば治る。そしてゴールには必ずいけると思っていた。
そして、ふらふらになり倒れ込む様にCP8へ。

CP8には50㎞の部門に出場し2位でゴールしたStoneが約束通り、Peterと待っていてくれた。
フラフラの私をみて労いだろう凄い笑顔で励まし食べ物など必要な物を補給してくれる。
またここからが更に辛くなるとStoneが使ったポールまでも私に貸すともって来てくれていた。
私はこんなサポートを受けたからには必ずゴールすると決めて補給を行い出発しようとしたところ、嘔吐をして倒れ込んでしまった。
すぐさまStoneは毛布などもって来てくれて倒れ込む私の保温をしてくれた。それでも私は行こうとするが、嘔吐が止まらず必要なエネルギーが摂れない・・・。
ここから約1時間10分倒れ込みながらも先に行くための体力の回復を図るが、回復するどころか悪化していく一方だった。それでもレースを無理にでも継続しようとする私にStoneが私に一言「This is  race!!」
この言葉が例えどうなろうともゴールしようとする私の気持ちを和らげた。
ここでStoneを初め周りの説得もあり棄権する事を決め、私の2015年TNF100kmは終了となたった・・・

「最低でもゴール!!」常にこれを目標にやってきたのだが、今回はそれが出来なった。
でも不思議と棄権した事に対しての不満はなかった・・・。正直やりきってこの結果だからしょうがないと言う一種の満足感ともいえる感情があった。
TNF100は自分が思った以上にキツクそれでいて楽しいレースだった。
来年(2016年)も必ずリベンジしたいと大会が終わってから2週間ぐらいしてから思える様になってきた・・・w

そして2015年のレースは全て終了。
こんな事を書いているともう1月で今度は「VibramHK100」が開催される。

私は今回経験を通してまた更に強くなったと実感している。
さぁ2016年は経験から実践へと移行するターニングポイント。
これまでがむしゃらに走って来たけど、今年からは・・・・・

さてこれで香港の物語はこれで終了です(*´ω`)
長いだけでなく駄文である本文を最後まで読んで頂き有難う御座いますm(__)m

あとがき的な・・・w
トレイルランニングは競技でなく楽しんでナンボのアウトドアスポーツだと思っています。ではなんでそんな考えをもっている私がここまで酷使して走るかと言われるのですが、それは試したいからです。
何一つ突出したモノを持たない私がどこまでやれるのかと言う事を・・・
そして、証明したいです誰でも努力すれば世界のTOPと言われるアスリート達と肩を並べて真剣に同じ舞台で楽しめる事を・・・それは次世代へと。
って今年の箱根駅伝をみて思いました。
才能はその人が生まれ持ったモノでなく後から身につけるモノであると言う事を・・・。

2016年が始まるなぁとりあえず楽しむかな(´艸`*)

Be positive!!
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TNF100HK 番外編

滞在2日目。
この日は特に何か予定は入れておらず、のんびりと観光をする事とした。

滞在場所は香港島にあるマンション。街へのアクセスもよく朝は少し自宅裏にある裏山をのんびり散歩してから街へと繰り出す。
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街はクリスマス近くとあって賑わっていた。
たまたま通りかかった通りでサッカーでに有名?なブランドのオープニングセレモニーがやっていた。
香港在中の方いわく、このセレモニーに遭遇するには運がついていたとの事。
子豚の丸焼きなど初めてみたし、狛犬?の踊りも煌びやかでとてもいいモノがみれたとテンションが上がっていたw
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お昼時でもあったので近くにあった日本食レストランで食事。
クオリティーは高く日本にあるレストランと変わらない味である。
なんと勤めている店員さんも日本語で話しかけてくる!?素晴らしい社員教育。
そこでホッケ定食を食べてから再び街へ。
香港の物価は日本とそんなに変わらない。今回訪れた時は1HK$≒約16円であった。

観光中に同じTEAM MATEである小川選手やカメラマンの藤巻さんと待ち合わせをして再び先ほど訪れた日本食レストランへw
今度はデザートでクリームソーダーを注文するがブレない味に感動w
ここは日本か!?っと思うぐらい日本語で話していても違和感がない雰囲気でお茶をする。
時間は過ぎ、小川選手達と別れ滞在先へと戻る。

家に戻ってから、夜景がキレイなところを案内してくれると言ってくれたので、軽く走りながらそこへ向かう。
途中恋愛運が上がる祠?があるのでそこへも立ち寄る。
カップルが書いたであろうメッセージが祠に多く刻まれており、このあたりは日本人とやる事はあまり変わらないなっと横目にしながら記念撮影w
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そこから、夜景の綺麗な場所へと向かう。
最初到着した時は誰もおらず、この景色を独り占めだぁ〜と感動していたら、観光バスから観光客らしい多くの人がおりてくる。
そして気付くと周りは日本語で話す方々に溢れており、ここは本当に香港か!?っとここでも錯覚するwww
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改めて日本人ってどこにもいるんだねっと思いながらその場を離れる・・・。
そして家ついてから本日の夕ご飯(´艸`*)
夕ご飯は豚の生姜焼き(^^♪
香港に来てから食べてばかりだけど美味しいから良いとしますかね(●´ω`●)

明日は楽しみな大会当日、前日に色々と準備して就寝する・・・

 

続く


TNF100HK 前半

こんにちわ~!!
2015年もう終わりにさしかかっており、私個人も日々バタバタと動きまわっています!!

さて皆様も多くの人がトレイルランニングにおいてはシーズンオフを向かえのんびりされたり、次はマラソンシーズンへとシフトチェンジさせている方もいるかと思います。

私も12月12日に開催された香港での「TNF100」を終えて年内におけるレースはすべて終了しました。
思えば今年は1月から多くのレースに出場しフル活動で走って来ました。
すべてが良い結果ではなかったですが、何事もなく全ての予定したレースを終えられたのでよかったです。

さて前置きは長くなったのだが、この前行われた「TNF100」について少し書いていこうと思う。
今回で香港は3回目。それも全てトレイルのレースでの渡航w
香港も一年でこんなに来ていればだいぶ慣れてきますね。(でも英語は相変わらず上達しない・・・泣

さていつも私が香港に行く時は香港地元航空会者「香港エクスプレス」を使います。
羽田からも出航しているし時間も比較的乗りやすい時間(6時代だけど・・・)。
何よりも安い!!(シーズンにもよるけど大体往復3万円!!※20kgの荷物込みで)
なのでホテルなど向こうでの費用を計算しても平均6~8万ぐらいで行けちゃう計算。

現地についてからはホテルなどの繁華街に行くなら、タクシーもいいけどバス(しっかり案内で見ておき目的地を把握しておく必要あり。)や電車もお勧め!!香港はカード社会なので「オクトパス」と言う香港版スイカを購入しチャージしておくと小銭をしようしなくても良いので便利。日本と同じ様にコンビニなどでお買い物をする際も手軽に使用でき、またチャージもコンビニでも行える。

両替は日本で慌てて行うより、香港の市街でやった方がお買い得。店によってレートも違うので損をしないか注意が必要w

さて話しはそれてしまったが、今回私は香港でのマザーと言えるお姉さまのご自宅へ居候させて頂くことになっていたので香港駅で待ち合わせして、まずは食事を済ませ後にご自宅まで移動し荷物を降ろし着替えをして、レース当日走るコースへ試走。

のびのび

のびのび

image昨日まで雨が降っていたと言う香港ではあったが、さすが「晴れ男」の異名を持つ私、
私が到着してから雨は止みいい感じの天気。
気候は日本で言う春先の様な気候で温暖。湿度が高いので走っているとすぐに汗が出てきて、そんでもってなかなか乾かないそんな気候である。

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コースの試走は78km地点から約10kmの区間(大会ではA8~A9)で後半の難所の一つなる箇所だ。
走り始めて市街を抜けてトレイルへと入っていくコース。
さすが香港特有のコース。市街からすぐにトレイルへと入り得意の階段で標高を上げていく。
と言ってもせいぜい400mちょっとのUPをしたらそこからが上ったり下ったりを繰り返しあっと言う間に約10kmを走り終えた。
A9のエイドポイントはザ・中国の村って感じの雰囲気を出ていて、本番当日もここに来れるのが楽しみだなっとこの時は考えていた。
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試走を終えてバスと電車に揺られて帰宅している時に、セブン(セブンイレブン)で買った杏仁飲料を飲もうしたらSTOP!!がかかる!!
「えっ?」なんかヤバイのが含まれているのか?と思ったが、香港では公共の乗り物を乗っている最中での飲食は禁止されている。もしこれを破ると罰金刑があるとのこと。私はついいつもの癖で飲もうとしてしまったが、その話しを聞いて大金を払わずに済んだのでよかった。(※ちなみに携帯電話での会話はいいらしい。)
そういった地域特言うの学びを受けた所ですぐでも、無意識下で飲もうとしてしまう私がいるので自分自身がとても滑稽に思えた。(結局マザーに何回注意されたかw)

そして帰宅の途中で、BIBなどのレースキットを受け取りに寄り道。大きなショッピングモールの中にある、アウトドアフロアに香港THE NORTH FACEのSHOPがありそこの隅っこで受付を済ませる。
SHOPの中は日本と同じ雰囲気ではあるが、日本とは違う規格のトレランウェアーがたくさんあり。ちょと気になったw

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そんなこんなで、香港に到着してから弾丸的な初日を過ごしマザー宅でのディナー。
とても美味しくお替りもしちゃうほどで楽しく頂きました。
香港もクリスマスムード一色で家の中にも3mぐらいありそうな大きなクリスマスツリーが飾ってあった。そしてその木の根元にもクリスマスプレゼントが既においてあり、さすが日本とは違うクリスマス文化だと感慨深く感じました。

そんなこんなで到着初日は静かに夜は更けていき翌日へ・・・

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Dream of UTMB

2015年8月29日午前9時頃、私はコース上における山小屋の入り口で倒れ込み唖然としていた・・・。

2015年8月28日18時にCAHAMONIXをスタート。

天気は晴天でじっとしていても暑いぐらいだった。

スタート5分前から流れた「Conquest of Paradise」の音楽によりこれから始まる長旅へのスイッチが入る。

走り始めは問題なかった。足は軽い呼吸も乱れない順調だ。そして、SAINT-GERVAISへ向かう為に始めの山を登り始める。

そこでまず始めてのアクシデントが発生。

ストックが折れてしまう。

正直少し気持ちは動揺した。しかし、すぐに気持ちを入れ替え、道に端に落ちている木の棒を拾いそれをストック替わりとした。

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PHOTO BY KAWATA

PHOTO BY SALOMON RUNNING

PHOTO BY SALOMON RUNNING

そこから大きなトラブルなくレースは進む。みんなが大きな木の棒をもって走る私をみて「BRAVO!!」と声を掛けてくれる。

LES CHAPIEUX(49.4km)のエイドにて木の棒をもって走る私に見かねた一人の女性が「私のストックを使いなさい。」とストックを譲りうける。本当に嬉しく感謝した。おかげでそこからのCOL DE LA CHE SEIGNEを難なく通過し、中間点であるCOURMAYEUR(78.8km)へ到着する。

COURMAYEURではしっかり食事を摂取する。そして、後半戦に向けての準備も行う。ここで予備においておいたストックを使用。せっかくもらったストックを最後まで使用したかったが、申し訳ないがここでストックを交換させて頂く。
エイドには小川選手もいた。先行している土井選手はもう出発した後だった。

しっかり補給した後に中盤の山場であるGRAND COL FERRETに向かって走り始める。

ここでも順調。ロード部分を順調にリズムよく走りながら向かう。途中小川選手に再度追いつき先行させて頂く。

登り切ったところから走り易い稜線。前の選手に何人か追いつき追い抜き順中に順位をあげていく。しかし、順調なのはここまでであった。REFUGE BONATTIの吸水場にてコーラを呑み、もらった水を飲みながら走り始めると突然の嘔気からの嘔吐。

「えっ?」なんで??って感じで突然の事で自分自身もびっくりした。

足は動くし痛みもない。胃が痛いとかもないのに突然の嘔吐。疲労か??でもとりあえず、ここからは中盤において最大の難所「GRAND COL FERRET」だ。こんなところでのんびりはしてられないとジェルを無理やり摂取する。

胃のむかつきは残っていたので持参薬の胃薬を内服する。

大丈夫まだ走れているし足も動いている、順位もここから頑張ればさらに上がっていけると自分に言い聞かせて登り続ける。

多きな登りの山頂付近に着くと私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

プロカメラマンの藤巻翔君だ。

「大丈夫っすか?辛そうっすね。」と笑顔で言われるので強気に「そうでもないよ。」と笑顔で返事する。

長く孤独な登りが終わったら次は長い下りだ。

昨年はここでペースが上げられず順位を上げきる事が出来なかった。だから今年はここを攻めると決めていた。

私は下りを攻めた。ここまで100km以上走ってきて全身の疲労も感じてきていたが、気にせず走った。

よし!!いける。ここをこのペースで行けば難とかまだ上位を狙えると思ったその時・・・・。

再び嘔吐。まずいここで吐くと体力が奪われる、素早くジェルをとるが再度嘔吐。駄目だ食べられない。ならせめて炎熱サプリをと思い口にいれるが嘔吐。もう吐きすぎて胃に何もないが嘔気が止まらない。正直苦しい。コースの途中でよつんばになりもがくが苦しさが変わらない。そして、焦らずゆっくり呼吸を落ち着かせて水を少し含んでみるが、もう今の胃には何も受け付けない入れたと同時に嘔吐してしまう。

仰向きになり晴れ渡った空をみて「まいったな….」とその時は半ば諦めムードになってしまう。しかし、すぐに冷静になりとりあえず、次の大きなエイドCHAMPEX-LACで待ってくれているサポーターの竹谷さんや芥田さん川田さんへ今の状況を伝え様とするが、連絡先がわからない。とりあえずすぐにわかる某フィットネス雑誌ライターのÙ氏へ連絡を入れるが、「連絡先はわからない!!」と言われる、そして電話を切る際に「大瀬。ここで終えるとか絶対に言うなよ。最後まで自分の足で必ず帰ってこいよ!!」と喝を入れられる。そして電話を切った後、意地でも自分の足で帰ってやると思い、とりあえず日陰で休めそうな場所を探そうと歩いては休みを繰り返しコース途中の山小屋の入り口へ辿りつく。

あーここなら寝れるな、しばらく休もうと、目を閉じて休む。せっかくここまで無難にきていたのに・・・。俺は何しているだろうなっと唖然としていた・・・。

そして目を閉じてしばらくして犬を連れて登山をしている老夫婦が近づいてくる。フランス語と英語交じり様な声かけをしてくれ。どうやら心配してくれているみたいだ。だから私も英語で「有り難う。大丈夫。ただ胃の調子が悪いんだよ。」と伝える。そして、それを聞いた老夫婦の妻が私の胸に手を置き何かぶつぶつとおまじない?の様な事を小声でつぶやいている。そして、すべて唱え終えたのか、私に「SAY YES」と言ってきたので、「YES」と返すと、「もう大丈夫、あなたは走れる。頑張りなさい。」と言ってくれた。

その後どのくらいの時間がたったのだろうか。目を覚まし周りを見るまだ明るく、そこまで時間がたった感じはない。起きてみるが動ける。水を恐る恐る飲んでみるが飲める。よし復活だ。

休んだのがよかったのか、老夫婦のおまじないが効いたのかわからないが、とりあえず動ける、今はとりあえず頑張ってLA FOULY(110㎞)まで行こうと進んでいると後ろから、「大瀬 和文!!」と聞いた事のある声が聞こえてくる。振り返るとそこには野本選手が走ってきた。

どうやら野本選手も体調を崩しもう限界にきているらしく次のエイドで止めようとしているとのことだが、私がどんなにあがいててでも最後まで行くと伝えると「よし俺も行く」と言ってくれたのでここでTEAM 大瀬&野本が結成される。

正直この選択は間違いでなかった。

私より少し体力や状態が回復している野本さんに引っ張られて走るのは正直きつかったが、私からやる気をみなぎらせてくれる。そして、お互い声を掛け合う事で良いペースで進む事ができた。

PHOTO BY AKUTA

PHOTO BY AKUTA

CHAMPEX-LAC(124km)に到着。正直予定到着タイムより5時間ぐらいおくれている。もうサポーターは待っていないと考えていた。しかし、エイドに着いた私達二人を竹谷さん、川田さん芥田さんは笑顔で待っていてくれた。

正直この時の感動は何んとも言えなかった。何時間も待たせてしまったのにそれを気にする事なく「頑張った」と労いの言葉を頂いた瞬間にこれまで張りつめていたものが弾けた様な感じがして、恥ずかしい事に泣いてしまった。でもこれがあったから更に完走しようと心に決めた。そして、野本さんと話し合いこのサポートしてくれる人達をこれ以上またして駄目だと。単なる消化試合にするのではなく今日中(30時間以内)に帰って来ようと!!目標を決めて歩み始める。

ここからはもう何かを吹っ切った様に走り始めた。正直昨年22位に入った時より速いペース後半の40㎞を走った。最後COL DES MONTETSを行く際には午前中に電話し喝を入れてくれたÙ氏が(上田)瑠偉選手を連れて応援にきてくれていた。みんなが後押しをしてくれた最後の山はアッと言う間に登りそしてあっと言う間に下れた。

最後の下りに際に、30時間以内でゴールするのは正直厳しいと踏んだ野本さんはかなりのペースアップをする。まるでトラックレース並みのペースだ。正直もう無理です!!と弱音を吐くと、野本さんは「いける!!着いてこい」と言う。正直この時、この人は鬼だ!!と思ったがこの様なやり取りを昨年信越五岳でやったなぁと思い少し楽しかった。あの時の(山田)琢也さんも同じ様に感じていたのだろうか・・・W

そして、あっと言う間にCHAMONIXの街に帰ってきた。しかし、ここは野本さんまるでマラソンのラストスパートの様にペースは上がる一方。街の人々が手を出してくるのでハイタッチをするもんなら、もうビンタに近い音が「バチーン」鳴り響く。
そしてやっとゴールゲートのある直進に進み歓喜のゴールとなる。

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喝を入れたÙ氏との再会

PHOTO BY ERIKO

PHOTO BY ERIKO

長かった様なアッと言う間の今年のUTMBは29時間54分の99位で終えた。

課題はたくさんある。さぁ来年に向けてのまた歩み始めるかな・・・・。

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最期まで読んで頂き有難うございました。



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