オレゴンへ小旅行(&ひとっ走り)

パシフィック・ノースウェストは秋真っ盛り。春まで続く雨季のまっただ中です。

天候が安定しないこの時期。私がエントリーしていた「エルク・キングス」(Elk Kings)は、暴風雨の影響で一週間順延になり、10月23日の開催になりました。

前の週と打って変わって、比較的安定した天気となったこの週末。妻と一緒に小旅行気分でお隣のオレゴン州まで行ってきました。

エルク・キングスが開催されるのは、オレゴン州ポートランドから車で1時間ほどのティラムック(Tillamook)という場所。

オレゴン州は消費税が0パーセントで、7%〜9.5%の消費税がかかるワシントン州に住む私たちにとっては買い物天国。せっかくなのでポートランドに立ち寄って、日本が誇るアウトドア・ブランド、モンベルでお買い物。モノにもよりますが、大体日本と同じくらいの値段です。

ポートランドを出ると、ティラムックへ向かう途中にオレゴン・ワインの産地が広がります。生産量ではカリフォルニア州やワシントン州には劣りますが、比較的高級なワインが作られることで有名です。多くのワイナリーでは気軽にテイスティングを楽しむことができます。

アメリカで随一の日本酒の酒蔵があるのもこの付近。妻はティラムックへと向かう道すがら、ぐびぐび楽しみます。なかなか最終目的地にたどり着きません。

ぼちぼちレースの話に移りましょう。エルク・キングスは25キロと50キロの部があります。私が走ったのは50キロ。

このレースを主催するゴー・ビヨンド・レーシング(Go Beyond Racing)は、他にもポートランド近郊を中心に幾つものレースを開催しています。私は彼らのレースに参加したことはありませんでしたが、こちらのランニング・コミュニティでの評判も良く、いつかは参加したいなと思っていました。

オレゴンはアメリカでもトレイルランニングのレベルが高い地域の一つ。ぱっと思いつくだけでも、今年ウェスタン・ステイツで優勝したアンドリュー・ミラー(Andrew Miller)や、UTMBで上位に入ったデイビッド・レイニー(David Laney)、マックス・キング(Max King)はオレゴンのランナー。

今回のレース当日も、なんとステファニー・ハウ(Stephanie Howe)が飛び入りで参加してました。

さて、私にとってはUTMBのあと一旦リフレッシュして基礎体力作りをしている只中でのレース。来年1月のHurt 100へ向けて、スピード練習的な位置づけで臨みました。

レースディレクターのスタートの合図とともに、私はハナから先頭に飛び出し、とりあえず行けるところまでプッシュ。結構なスピードで飛ばして、7キロ地点の最初のエイドステーションで後続に2分ほど差をつけたのですが、次のエイドステーションまでにタイラー・グリーン(Tyler Green)がしっかり差を詰めてきました。

彼は8月に行われたWaldo 100kで優勝した選手。脚が長く、しなやかなピッチで走ります。私が短い足で一生懸命山を登っているとき、彼はパワー・ハイクで付いてきます。うーむ、身体差はいかんともしがたい。

しばらく一緒に走っていましたが、中盤以降じりじり離され、結局は10分以上の差をつけられて総合2位でゴール。

タイラー・グリーンのタイム(4時間17分27秒)はコースレコード。私のタイム(4時間28分31秒)も歴代3位のタイムなので、まだまだピークから程遠い状態であることを考慮すると、まずまずよく走れたほうだと思います。

全体としてはかなり走れるコース。ただ、コース・プロファイルを見ると2つの山をのぞいて比較的フラットに見えますが、案外こまかな起伏もあってなかなか走りがいがあるコースです。色づく木々や落ち葉の中を本当に気持ちよく走ることができました。

ゴール後はタイラー(上の写真の左)や、続々ゴールするランナーと談笑。

怪我明けのステファニー・ハウも、きっちり女子一位でゴールしました。

同時開催の25キロの部で女子1位になったのは、チーム・セブンヒルズのペイジ。

ちらほら知った顔にも会えて、楽しい週末小旅行でした!


【おバカ動画】ミステリー・ドロップバッグ・チャレンジ【映像あり】

9月23日から25日までの三日間にわたってシアトルで開催されたトレイルランニング・フィルム・フェスティバルに行ってきました。

合計40本近いフィルムが上映されたこのイベント。クリッシー・モール(Krissy Moehl)やジェイソン・シュラブ(Jason Schlarb)、ジェフ・ブロウニング(Jeff Browning)もゲストとして参加。エキスポではトレイルランニング関連のギアを扱うメーカーやショップが並びました。顔見知りのランナーも多く集まり、楽しいイベントでした。

現在アメリカ巡回中なので、機会がある方は是非。

私が鑑賞した約20本の映像の中から、面白かったものを何回かに分けて紹介していこうと思います。

今回紹介するのは、アメリカ的おバカ動画、「ミステリー・ドロップバッグ・チャレンジ」。

内容はというと、二人が周回コースを四周まわるレースをするというもの。ただし、このレースには特別なルールが一つ。

そのルールとは、ある実際のトレイルランニングレースのエイドステーションに預けられたものの、忘れ物として三ヶ月間持ち主が現れなかったドロップバッグを使用すること。

各周回のはじめに何が入っているかわからない「ミステリー・ドロップ・バッグ」を受け取り、中に入っているものが食べ物であれば食べ、飲むものであれば飲み、身に付けるものであれば身につけ、バッグに入ったものをすべて使ってから、次の周回に進み、早く4周した方が勝ちです。

アリゾナの炎天下の中、厚手のパーカーが中から出てきたり、三ヶ月のあいだ放置されてカピカピに乾ききったパンのようなものや、ドロドロになって原形をとどめないグミや、あるいは謎の白い粉が出てきたり…

ある意味、アメリカのトレイルランニングの奥深さがわかる映像かもしれませんwww

YouTubeで視聴可能なフルバージョンがこちら。(食事中の人は注意!)