Orcas Island 50kの季節

今年もOrcas Island 50kの季節がやってきました。

私にとっては4年連続4回目のOrcas Island 50k。まともに走ろうと思ったらHURT100の3週間後にレースを走るべきじゃないのですが、今年も昨年同様オーカス島行きのフェリーに乗っていました。

今では多くの人気レースを開催しているレインシャドウ・ランニングが12年前にはじめて開催したのがこのOrcas Island 50kと25k。

今年も雨季でたっぷり水を含んだ苔生す森がランナーを迎えてくれました。

今後のシーズン本格化前の調整にエントリーする強豪ランナーもちらほら。2016年のWestern Statesを優勝したアンドリュー・ミラー(Andrew Miller)は昨年から続く怪我がまだ完全に治りきっていないということで直前にキャンセルしましたが、最近はバークレー・マラソンズでおなじみのゲイリー・ロビンス(Gary Robbins)はスタートラインに並んでいました。

まだ心拍数が平常時より若干高くHURT 100から完全に回復していなかった私は、昨年同様に序盤から無理のないペースでレースを進めました。

前半はゲイリーと私を含む四人のグループが前後入れ替わりながら団子状態で進みました。ゲイリーとスコットはどちらもテクニカルなカナダのノース・バンクーバーのトレイルで鍛えているとあって、下りがとても速い。下りでつけられた差を、私が上りで詰めるという展開。

私にとって幸いだったのは、中盤まで比較的スローペースのままでレースが進んだこと。お陰で心肺にあまり大きな負荷をかけることなく後半を迎えることができました。

レースの鍵となるのが33キロ地点からはじまる激坂「パワー・ライン」。名前の通り、送電線が山頂まで連なるトレイルです。ここで私は満を持してシフト・チェンジ。グループから抜け、他のランナーを引き離しにかかります。

これに待ったをかけたのは、四人のグループよりも後ろにつけて機をうかがっていた、昨年このレースで2位のケリー(Cary Stephens)。坂の頂上付近では追いつかれ、並走状態です。

山の頂上から、私は残していたエネルギーを使って猛然とスパート。ケリーも粘り強く追いかけてきます。


それでもなんとか追撃を振り切り、1位でゴール。一昨年昨年に続き、このレースで三連覇を達成することができました。

レースのあとは、島のブリュワリーIsland Hoppin’ Breweryのビールと焼きたてのピザとともにトレイル談義。2位のケリーは私よりも一歳年上で、四十半ばを超えたおっさん二人でワン・ツーということもあり「若いものにはまだまだ負けられんね」なんて話しておりましたとさ。