アメリカのハイキング・ブーム

こんにちは、藤岡です。シアトルからUTMBへと向かう機内の映画のラインアップに、「わたしに会うまでの1600キロ」(原題「Wild」)がありました。
南はアメリカとメキシコ国境から、北はアメリカとカナダ国境までアメリカ西海岸を南北に縦走する全長4,260 kmのパシフィック・クレスト・トレイルを舞台にした、実話の本をベースにしたこの映画。生活が荒れた若い女性が、自分探しの旅に出る映画です。ちょうど現在日本でも公開されていますね。あらすじはというと…

砂漠と山道を徒歩で旅することにしたシェリル(リース・ウィザースプーン)。旅をスタートさせる少し前、シェリルは母の死を受け入れられず、薬と男に溺れる日々を送り、結婚生活は崩壊してしまう。シェリルは人生について思い直し、自分自身を取り戻そうと決意。こうして彼女は旅に出たが、寒さが厳しい雪山や極度の暑さが体力を奪っていく砂漠が彼女を苦しめ……。
シネマトゥデイより)

でもって機内での暇つぶしに買った雑誌「BACKPACKER」の9月号の記事にも、パシフィック・クレスト・トレイルについての記事が。なんでもこの映画の影響で、今年だけでもいろいろなニュースがあるようです。

  • 映画の影響でパシフィック・クレスト・トレイル・アソシエーションのウェブサイトへのアクセスが3倍に。(1月20日)
  • ジョン・ミューア・トレイルのヨセミテ区間の渋滞を緩和するため、ハイキングに必要な許可に関する新しいルールが運用開始された。(2月2日)
  • ショーン(Shawn “Pepper” Forry)とジャスティン(Justin “Trauma” Lichter)が、冬季に北から南へ132日でスルー・ハイクを完了し、知られている範囲での最速記録を樹立。(3月1日)
  • アパラチアン・トレイルの「リッジ・ランナー」に倣って、パシフィック・クレスト・トレイルの北側100マイルに試験的に「クレスト・ランナー」が試験的に配置される。スルーハイクをしている人たちへ声を掛けたり、助けたりするのが役割。(3月23日)
  • スルーハイクを計画していた18歳の少年が、たったの12時間で携行していた水を使い果たし、救助される(5月4日)
  • 5月中旬時点で1500人が北からスルーハイクを行っている。昨年比で30%、10年前と比較いて500%の増加。(5月22日)

ちなみにアメリカでは「A Walk in the Woods」という映画がちょうど公開されたばかり。こちらはこちらは年を取った2人の男が、アメリカ東海岸を南北に走るアパラチアン・トレイルを歩くお話。

アメリカは大のハイキング・ブームのようですが、それに比例して事故も増えているようなのでくれぐれも気をつけないといけませんね。