選手目線では安全管理は出来ない

10月は多くの大会が台風の影響を受けました。

トレイルランニングの場合は天候が悪いと
・足元がドロドロ 田んぼ?チョコレート工場?
・低体温症リスクが上がる(走れないし・雨・風により寒い)

言わずとも低体温症は最悪の場合命にも関わります。
この最悪の場合というのは体温が低下し続けて行った場合です。

したがって
・怪我により走れない 足元がドロドロで走れない含む
・気温低下
・汗や雨により濡れて風が強い
・防寒具が不十分

こんな状態から進行していきます。
低体温になりシバリングという震えが始まると歩行困難でうずくまるしかないでしょう。実際に暖かい飲み物飲むにも震えてこぼしてしまう。着替えも一人では困難です。寒い時期のレースではよく見かけておりますが。

最悪の展開としては
・救護はなかなか到着出来ない
・雨風しのげる場所がない
・天候が悪ければヘリでの搬送も困難
・暖かい飲み物など身体を暖める手段がない
・レスキューブランケットや着替えを選手が持ってない(沢山います)

最悪の展開のシナリオですが、トレイルランニングをしている環境ならばよくある状況だと思いませんか?悪天候のレースならば起こりやすいことという認識でいます。

選手は体調が悪くても、天候が悪くても困難に打ち勝てるか挑戦したいと言います。
その挑戦の裏側には何が待っているか認識してますか?
挑戦に失敗した時に命を守る手段を用意してますか?

たとえ99%大丈夫だろうと思っても、100人挑戦すれば1人は失敗します。
失敗を前提として運営体制を作らないと安全は管理出来ないのです。

安全第一な環境の中で失敗を前提とした準備があって、初めて挑戦出来るのです。
この体制を作らないとスポーツとして定着するのは無理でしょう。
スポーツではプレイヤーズファーストというのがテーマとなっています。
無論まずは安全です。

何がなんでも挑戦したいという選手目線では安全管理は出来ないのです。
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選手目線では安全管理は出来ない” への2件のコメント

  1. 今日参加したトレイルのレースでもチェックポイントを15時以降に通過するランナーはライト必携と参加案内にもスタート前のブリーフィングでも言われているのに持っていないランナーが大勢いました。
    その選手達は当然そこでレース中断です。
    またレイヤリングとか全く関係なくジャージの半パンにTシャツだったり、この人動けなくなったら低体温免れないよなぁという人がいたりとランナー側の意識が低すぎるのかな?
    大会の運営側は大変ですね。

    • 初心者が参加しやすい大会になればなるほど、そういう選手は多いのではないかと。
      大会は選手を育てていかねばいけないと思います。そのために必要な装備を分かりやすく(今よりも)伝えていくこと。その意味も含めて。
      短いレースならば何も持たなくても平気でしょうと考えがちであり(選手も主催者も)そんなレースの方がセルフレスキュー出来ない分、事故のリスクは高いのかもしれません。

あさいたかゆき(白くま隊) にコメントする コメントをキャンセル

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