なぜ、わたしたちは走るのか?

こんにちは。
この季節、花粉がこわいさいこです。

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なぜ、わたしたちは走るのか?

ベストセラー本の帯のようなタイトルになってしまいましたが、そんな話しではありません。ここでいう「わたしたち」っていうのは、昨日一緒に走った仲間のこと。

そのお仲間2人

そのお仲間2人

最近、トレイルランニングに関して色々なことが騒がれていたり問題視されていたり、クリック戦争がなんだとかいったことがあったり。はたまたこの狭い世界でのちょっとした人間関係に心乱したり。季節はトレイルを走るには最高なのに花粉症に苛まれちゃったり。そんなこんなで、走ることへの興味とか意欲が下がり気味だなーと、よろしくないなーと、自分でも思っているようなこの頃。

わたしの住む家は、トレイルヘッドまで500m、海まで650mのやや高台にあります。
周りは坂道に囲まれていながらも、長い直線の平地もあり、練習にはもってこいな環境。
なんとも贅沢なんですよね。でも、練習か〜、練習嫌いだな〜みたいな気持ちがあるのも事実。

Photo by KING

Photo by KING

そんな中友達が、とあるレースの練習も兼ねて、レギュレーションを背負ってこちらに走りに来るというので、わたしも仲間に入れてもらいました。

なんというか、それなりに悩みが同じだったり、笑いのツボが一緒だったり、走るだけじゃなくて夏山にキャンプ行ったりもして気の合う仲間だな〜と前々から思ってる人たちなんですが。
もう、走り出した途端、荷物が重い!こんなレギュレーションおかしいわ!とか、そもそもレースのために練習なんかしたくないわ!とか暴言吐きまくり(笑)

でも、こんな暴言吐きまくりの彼ら、ほぼ丸腰のわたしはついていけないほどのスピードで急登を駆け上っていきます。発言はやる気ゼロなのに、生き生きしてる。

で、そんな中、わたしたちはなぜ走るのか?なんて話しになった訳です。

Photo by KING

Photo by KING

わたしたちにとってのトレイルランニングって、趣味の域にも達していない、ズバリ娯楽なんだと思う、とわたしは口火を切りました。

レースに出るのは楽しいけど、運営に問題があったり、不当と感じるほどエントリーフィーが高かったり、はたまた人気が出過ぎてエントリーすらできなかったり、もうそれだけでめんどくさい。
ついつい周りの雰囲気につられてレースレース一辺倒になって、練習にばかり夢中になって周りが見えなくなったり、過度な練習で怪我したり身体壊したりなんてのもイヤ。
走ることやその走る仲間との時間に夢中になって家庭を顧みず崩壊なんてのも、この業界によくお見かけするんですけど(わたしもでしたが)、これもイヤ。

健全にスポーツやってるのに、健全じゃない。どんなに速くなったって、もうこうなっちゃうと娯楽の域を超えてしまっていて、そこにある達成感なんて、気持ち良くもなんともない。

ということで、わたしたちは

No Race Good Life
Do Leisure Do Family

を提唱することにしよう!
という結論になりました(笑)

Photo by Edy

Photo by Edy

そんな話しをしながら、わたしたちは鎌倉、葉山、三浦アルプスをグルっと6時間ほど楽しく走り、焼き鳥屋の店先でササッと乾杯し、ホロ酔いでトレイル用のウェアをササッと買い物し、解散は予定通りの16:30。
各々が家庭に戻り、幸せな時間を過ごしました。

Photo by Edy

Photo by Edy

えー、最後になりますが、わたしは今月からはOSJのチームSOTAにも参加が決まってるし、エントリー済みのレースは既に3レースもあります!彼らも2週間後はレギュレーションの厳しいレースに出てると思います!

がんばって練習しなきゃ(笑)


次は何を目指すんですか?

こんにちは。 毎週やってくる地味な筋トレがこわい、さいこです。

先日筋トレの後に食べた麦とろごはんは格別な美味しさでした

先日筋トレの後に食べた麦とろごはんは格別な美味しさでした

「次は何を目指すんですか?」

最近、よく聞かれます。

スパルタスロン?」 「TJAR?」 「PTL?」

みなさん、よくそうおっしゃいますが、そんなことはありません。

この3年は確かにTDGの完走を目指していましたから、みなさん次はどんな凄いこと目指すんだろう?と思いますよね。

わたしとしては、完走したら燃え尽きやしないかと、そちらを心配していましたが、どうやらそれは大丈夫そうです。

そして、この何年かを通して、あらためて、自分のトレイルランを含めフィールドでの過ごし方、考え方がかたまってきた気がします。

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わたしがロングレースに出るようになったきっかけの中に、速く走ることが苦手、速く走るための練習をすることが苦手という点があります。

ゆっくりでいい。今より強く。もっと遠くへ。

確かに100kmを超えるレースは、そんなお気楽な気持ちだけでは楽しみきれないのも事実です。 ですから、最低限の努力はしてきましたが、50km前後のレースでは、それなりにヒトにもわかる結果が残せることがあっても、ロングでは完走がやっと。

「向いてないよ。」
「自分に向いている距離、もうわかったんじゃない?」

そんな風に知人に言われ、自分でもそうだなとは思いつつ、でも、なんだか釈然としなかったのです。

別にレースで上位をとることが目的ではないし、もちろん、前回の自分より強くなりたいとは思うけど、自分が楽しいと思う価値観と、他の人が楽しいと思う価値観は、違うことが多々あります。

速く走れるようになりたいなら、食事制限も考え、アルコールの摂取も控え、トレーニングも含め生活そのものをそこに向ければいいのです。 でも、それが楽しいと思うかは、その人次第。わたしは、それが楽しくないと思ってしまう、甘ったれなのです(笑)

好きなものを食べ、好きなものを飲み、好きなときに、好きなところへ。トレイルランが自分の枷になるのではなく、楽しみであり続けたい。

TDGの完走にこだわったのは、自分の中で完走していないレースをそのままにしたくなかったこともあるけど、長い長い時間の先にあるゴールゲートを越えると待っているキラキラを体験したかった。それはきっと素晴らしく楽しいことだから。

TDGの練習で始めた夏山登山も、いつの間にかわたしの中では練習ではなくなりました。 道具を揃えることも、山地図を見ながらルートを考えることも、重い荷物を背負って進むことも、どんどん楽しくなっていきました。

直近のレースとしては、「OMM」に出るのですが、これが決まってからというもの、実はTDGよりもこちらが気になって(笑)

装備を少しづつ揃えながら、それを試しに山に行くことは、本当に楽しい。地図読みも久しぶりにもう一度勉強し直して、何回か講習会にも参加し、あらためてその奥深さ、楽しさを実感しています。

先日の講習では、地図読みというのは、楽しいだけでなくて、自分の身を守るための知識でもあるんだなと、身を持って体感 -photo by Makoto Chida

先日の講習では、地図読みというのは、楽しいだけでなくて、自分の身を守るための知識でもあるんだなと、身を持って体感 -photo by Makoto Chida

もう一方では、みんなで100マイルを24時間以内で走るというイベントに参加。自分のペースではなくみんなと走る難しさと楽しさを初めて体験してきました。

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このイベントは、速い人も遅い人も同じようなペースで進むわけで、いずれにしてもかなりキツいのです。でも、普通のレースでは一緒に走れないような憧れの人たちと、お話ししながら走ることもできます。そんな人たちもゆっくり走ることを寧ろ苦しんでいたりする姿が見れて、そして、そんな方たちの強さを間近で見ることができて、ものすごく刺激的なのです。

参加資格はゴミ拾い!そんなところも共感

参加資格はゴミ拾い!そんなところも共感

これを通して、快適に走るためのウェアリング、パッキングなどをあらためて考えたり、自分のペースの作り方とか、女子としてはペーサーをつけたいなーとか運営についても色々考えたり、これまた新たな楽しみが見つかってしまい、またワクワクしています。

そんな感じで、わたしはこれからも、いかに楽しいか!を追求していきます。

そんな中で、もしかしたら、いつかはPTL!?とか、はたまたフルマラソンサブ3!?などと、いま思ってもみないことを目差すかもしれません。

それもまた、いつかこちらでご報告できるかもしれません。


ビバッコのススメ①

こんにちは。
猛スピードで崖を駆け下りてくるアイベックスと、くだりがこわい、さいこです。

CMでもおなじみ、アイベックス

CMでもおなじみ、アイベックス

今回は「ビバッコ」についてのお話しです。

ビバッコ(Bivacco)とは、イタリア語で避難小屋を指します。

昨年9月、トルデジアンの表彰式が終わってから、わたしは山岳カメラマンの藤巻翔くんオススメのビバッコパスカル(Bivacco L Pascal)へ一泊のトレッキングに出かけました。
メンバーはトルデジアン完走の猛者、關さん、しんや、ほさかさん。

標高は2920m。
トルデジアンのスタート地点であるクールマイヨールからも行けるのですが、せっかくなのでバスでモルジュまで移動。

モルジュはUTMBの中でも1番過酷なPTLのコースになっています

モルジュはUTMBの中でも1番過酷なPTLのコースになっています

日暮れまでの到着を目標に、標高差約2000mを登ります。
200マイルを駆け抜けてきた面々と、100kmでリタイヤのわたし。
走力は雲泥の差ですが、断然わたしの方が疲れ知らずのはず。

クールマイヨールで買い込んだワインやラルド、チーズ、そして日本から持ってきたお米など、すべての荷物をしんやに託し、これで走力は互角と踏んでスタート。

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しかし、甘かったー!
速い、速い、みんな身体も頭もおかしいです(笑)

途中の民家で自家製シャンパンをいただき、ハイテンションに。
その後は九十九折になっているのに、わざわざ直登。
駆け下りてきたアイベックスたちも警戒しています。

ここが最後の水場。と言ってもひとのお家。おじいちゃん特製のシャンパンをご馳走になりました。

ここが最後の水場。と言ってもひとのお家。おじいちゃん特製のシャンパンをご馳走になりました。

最後はまたもやコースを外れてガレガレで風吹きすさぶ尾根伝いを進む始末。
日が傾き、気温が下がり、汗冷えと高所恐怖症でついていけなくなったわたし。
ウルウルと目に涙を浮かべる羽目に。

そこ、コースじゃないですから!

そこ、コースじゃないですから!

こうして到着したビバッコパスカルは天国のようなところでした!

避難小屋と言っても侮ることなかれ。
それはそれは素晴らしい設備が整っています。
太陽光発電に、コンロ付きのキッチン、水洗トイレ。

外壁には太陽光発電、建物裏手には貯水タンクも。

外壁には太陽光発電、建物裏手には貯水タンクも。

壁一面に大きく作られた二段ベッドには、フカフカのお布団と毛布。

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テーブルにはかわいいギンガムチェックのテーブルクロスとキャンドルの数々。
そして、多くのハイカーが残していく調味料や食材。

小屋の使用料は、おトイレの横に置かれたドネーションボックスに、お気持ちを少々。

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そして部屋の窓からはモンテビアンコ。
そう、あのモンブランが見えます。

完全に日が落ちると、そこには満天の星空、無数の流れ星。

先に到着していたイギリス人ハイカーの2人は、わたしたちが酒盛りして騒ぐ横で、おとなしーくしています。
今夜のビバッコメンバーはこの6人。

調理はすべてしんやが担当

調理はすべてしんやが担当

ひとしきり騒いだ後は、みんなで二段ベッドに仲良く並び、幸せな眠りにつくのでした。

 

 

そして迎えた翌朝。

外に出ると、そこにはご来光。

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朝日に照らされたモンテビアンコ!

朝日に照らされたモンテビアンコ!

 

ずっとここにいたい。
全員が同じ気持ちになっていたと思います。

それでも、帰らなければならない時間はやってきます。

 

帰りは、持ち帰るゴミでバックパックが膨れています

帰りは、持ち帰るゴミでバックパックが膨れています

部屋のお掃除を済ませ、後ろ髪引かれつつ美しいリコニー湖(Lago di Licony)を横目に、クールマイヨールへの道を下るわたしたち。

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シーズンオフの山道は、誰ともすれ違うことはなく、穏やかな空気がわたしたちを包んでくれました。

 

途中アレグリのレストハウス(Posto Tappa A.Allegri)でビールを飲もうと立ち寄ったのですが、シーズンオフでお休み。残念!

途中アレグリのレストハウス(Posto Tappa A.Allegri)でビールを飲もうと立ち寄ったのですが、シーズンオフでお休み。残念!

エルミタージュまで一気に下山。

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オンシーズンにはクールマイヨールからここまでバスが走っています。

ここからあっという間に到着したクールマイヨールの街には、昨日のイギリス人2人がカフェに(笑)
わたしたちも、ビールで乾杯。
ピザにかぶりつきながら、昨日の一晩を夢のように感じるのでした。

クールマイヨールでピザを食べるならココ。 Pizzeria Snack Bar Du Tunnel

クールマイヨールでピザを食べるならココ。
Pizzeria Snack Bar Du Tunnel

 

これは違う日の写真ですが、ピザの大きさだけでなく、味も最高♪

これは違う日の写真ですが、ピザの大きさだけでなく、味も最高♪

さて次回は、イタリアとは全くもって異なる、日本のビバッコで一夜を明かすことになったお話しをしたいと思います。

お楽しみに〜。


TEAM180mi(le)

こんにちは。
傾いた巻道とくだりがこわい、さいこです。

近頃、かの有名なウルトラトレイルランナー、スコットジュレクの著書、

「EAT&RUN〜100マイルを走る僕の旅」

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が、話題になっていますね。

やはり、激しいトレーニングの後は、良質なタンパク質と炭水化物が最も大切と、その著書でも触れられているとかいないとか。

というわけで、

「EAT&DRUNK〜180枚の皮から作る餃子祭り〜」
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が我が家で開催されました。

前日の買い出しは、総重量5kg以上。
すでにトレーニングスタートです。
途中雨も降ってきて、強風も吹いて来ました。
わたしの初海外レースでもあった、2010年嵐のCCCが思い出されます。
びしょ濡れになる買い物袋を手首に食い込ませながら、明日の本番への思いは熱く高ぶるのでした。

当日は朝から、肉餡と野菜餡、そして海鮮餡を仕込みながら、干しエビがたっぷり入ったラー油も作成。
「やまつも」の奥様に教えていただきましたが、このラー油を加えた、自家製ラー油ナッツバーは、行動食にピッタリとか?
ガーリックパウダーと韓国唐辛子が喉を刺激しすぎるのが、難点らしいです…。

次はいよいよ、皮作り。
今年もTDSに当選したなっちゃん、ウェスタンステイツに落選し気持ちが折れたままのじろーくんが、打ち粉を撒き散らしながら皮をどんどん重ねていきます。

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この後の悲劇を知る由もない、なっちゃんとじろーくん photo by koba

50枚は作ったでしょうか。そろそろ並行して餡を包むかと皮を持ち上げると、な、な、なんということでしょう。
室温が高すぎたため、皮はべったりとくっつき、また元通り一体化しておりました。
10kmくらいコースをロストした気分です。

叫び声をあげるわたし、座り込むなっちゃん、うなだれるじろーくん。
それでもわたしたちはまたコースに戻るしかないのです。

そこに現れたのが、先日東京マラソンをウェディングランしたこばくんと千鶴ちゃん
2人が加われば、もう、ロストすることはありません。
2人が皮作り、3人が餡包みと、完璧なチームワークで、餃子が出来上がっていきます。

ひとりで走ってるんじゃねーぞ!と、どこかから声が聞こえたような…。

猛スピードで追い上げをかける中、いよいよ今宵のゲストランナー、あのOSJチーム100マイルの精鋭ラビットさんたち、ゆるふわ、総裁、西くんの3人がこちらに向かっているとの連絡が。

すでに50km以上を走ってきたとは思えないものすごい速さで、彼らは我が家にやってきました!

どうやら、タクシーに乗ってきた模様。
反則です。

兎にも角にもメンツは揃いました。
「チーム180枚(る)」の誕生です。

photo by koba

トレランは時に写真を撮る余裕も必要 photo by koba

ビール、ワイン、海鮮水餃子、ビール、ワイン、肉餡餃子、ビール、ワイン、野菜餡餃子、ビール、ワイン、白米、ビール、ワイン、餃子、餃子、餃子!

ロストした時間をあっという間に取り返し、全員でゴールを目指します。

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餃子にがぶり寄る総裁 photo by natsuko

そしてとうとうゴールゲートが見えてきました。

ゴールを飾るのは、デザートのチョコレートクリームチーズ餃子!
全員でゴールテープを切り、わたしたちの闘いは終わりました。

膨らむお腹を抱え、それぞれがここまでの道のりを思い返し、感動に打ち震えるのでした。

愛犬ぷじょるもおなかいっぱい photo by koba

愛犬ぷじょるもおなかいっぱい photo by koba

最後になりますが、翌日わたしが参加した渋谷・表参道ウィメンズラン。
良質なたんぱく質と炭水化物、そして大量のアルコールが及ぼすショートレースへの影響。

これについては、またいつかお話しできればと思います。