さて本気出しますか(16)TDS in chamonix その3

UTMB2016も終わりました このタイミングで私のTDS2015もそろそろゴールしようかと思います。

前回のブログでは、やっとこさ中間地点66kmでドロップバッグ地点に到着。

まあここまで来たら、完走したも同然だ。いざCol du Jolyへ!

と思ったけどふーらふーらしながら進む

すぐにまみこからCol du Joly到着の連絡がある。「ごめん、予定プラス1時間かも・・」

昼の暑さの後遺症だろうか。転ばないようにするので精一杯。

水を一口飲んだら、おしっこが出る。やばいね。

途中のLa gitteでちょっと休む。かなり遅くなってきたので、まわりもゾンビ状態だ。

ピークを超えて、Col du Jolyに向かって下り始めるが、なんせ以前死にかけたところなので、もうびびってびびって進まない。

まさかの完走ギリギリペースになってきた。ジェルも足りないぞ。

Col du Jolyにはかなり時間的余裕はあって到着したが、ペースの下降曲線を考えるともう完走ギリギリだろう。意識も混濁気味。

 

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とりあえず倒れてみる。ここからコンタミンまではダラダラ下るだけ。なんだけど気が進まない。1時間近く休む。

ここからコンタミンまでのバスが当分来ないらしが、交渉の結果スタッフのマイカーでまみこをコンタミンまで運んでもらえることに。一安心。あとは俺がいくだけ。

ゾンビ状態で出発。

明るくなり始めた。景色だとか、もうどうでもいい。っていうか飽きた。

UTMBの序盤、もりあがるNotre dame de la Gorgeを目指す。

立ちションしたら、ゼッケンの裏側に跳ね返って体がびしょびしょになった。

もうトレランやめようと決意する。

なぜか小学校の校歌を口ずさんでいた。「進もうみんな手をとって〜」

だーれもいない。幻想的な雰囲気もないNotre dame de la Gorgeを通過。

こんな長かったっけ?と思いながらコンタミンのエイドまで進む。もう7:30。

すっかすかで、廃墟みたいな雰囲気のコンタミンに到着。まみこは寝ていた。

お粥をたべる。三好礼子さんがエイドに入ってきた。何も食べれないって言ってるのでお粥をあげた。そのおかげで元気が出たのか、エイドを出たらすぐに三好さんは私を抜き去っていった(涙)

もうコンタミンまで来たら完走したも同然だ。っていうのが初めて走る人の気持ちだろう。

でも。私は知っている。そしてTDSを完走した人は知っている。ここから、もういらねーだろっていう上りが連発することを。

8時前にエイド出発。ここからシャモニーはバスですぐ。まみこはシャモニーへ。無事にサポート完了。何より何より。ホテルで寝てまっててくれ。

もう誰もいないコンタミンのエイド&街

もう誰もいないコンタミンのエイド&街を出発

さて、行きますか。エイドからでたら、芦川さんとやいさんが入ってきた。元気そうだな。2人は前回リタイヤだったそうだけど完走見えてきてるな。

ゴールして、さっさとトレラン引退しよう。それだけを考えて進む。

ここで中学の校歌を口ずさみ始めた。「のーびゆく我らは、なんちゃらかんちゃら」歌詞忘れてるのに3時間位リピート

一つ目の山を越えて、ちっちゃな谷の村へ到着。

あと1つ半!

で、壁にしか見えない最後の大きな山 Col de Tricotを見上げる。

ふざけんなよカトリーヌ。お前このコース走ったことあるのかよ。UTMBもCCCも人がいっぱいだからってテキトーにコースつくんなよ。地図だけ見てコース決めただろ。

上りたくない。

ズルしたい。どっかに抜け道ないかな。絶対あるだろ。

のぼろう。

だれか上から転がって落ちてこないか心配だな。それは俺かも。

のぼり切るのにどれくらい時間がかかったかわからない。でもピークついた。

まわりは制限時間についてそわそわし始めてる。

UTMBの最後コルデモンテより確実にやばい。

もう、この山爆破したい。まあいいや。

さあ、あとはレズーシュまで下るだけだ!

って思ってる人多いけど、ベルビューっていう所にのぼり返すの結構つらい。

ベルビューはいらないよ。もういいよ。ロープウェー使いたくなる。ここでついに、スタッフから「ぎりぎりだぞ」という宣告を受ける。

まわりがダッシュし始める。ここまで来て、レズーシュで関門アウトは悲しい。まわりはそんな元気どこにあったんだよっていう勢いで走り始める。

私はグダグダだけど一生懸命進む。

後ろから猛スピードで来たランナーが九十九折りで足を滑らせて、消えていった。悪いな。自分でなんとかしてくれ。スピード出し過ぎだよお前。

あと1時間でレシューズだよ!って言ってくれるハイカーが5分おきに3人現れた。そういう声かけマナー違反だからもう。

関門10分前にレズーシュ到着。下界は暑い。もう本当に死にそう。過去の100マイルより長い時間走ってるし。

すぐに芦川さんとやいさんがエイドに入ってきた。なんか元気そうだ。

「もう大丈夫でしょ!」

お互いハイタッチ。で、お二人はすぐに私をおいて先へ。

オレンジ食べまくって出発。ここからは時間との戦いなので、時計をランニングモードにして、距離と自分のペースを確認しつつ進む。

まさかのキロ14分が表示されている。間に合わないぞ。

振り絞る。

キロ9分になる。ギリギリか。

林道の横を流れる川に入ってゴール近くまで流されてみようかと考える。

林道じゃなくて、平行して走ってるロードでもいいだろ。

ケツが擦れて痛すぎ

DVDに出てた60際くらいのおばちゃんに抜かれた

まじでやばい。魂のキロ7をだして3キロダッシュする。

公園に到着。クライミングやらアスレチックやら楽しんでる人たちがいる。どうでもいいや。もうシャモニー来ないよ。

コース上でよく見かける水が出てる水槽。頭を冷やそうとしたら、そのまま上半身を突っ込んでしまい、まわりの人が抱きかかえて助け出してくれた。その人たちは「MEDICAL」と書いてある服を来てたので、私は抱きかかえられてそのままどこかに収容されるんじゃないかとびっくりして、逃げるように離れた。

ちょっとすすんだら、偽アントンクルピチカがゴールに備えて、タイツとシェルを脱いでいた。2015は偽クルピチカが世界的に大量発生していたな。

やっとシャモニーっぽい町が見えてきた。手を振ってる人がいる。MEDICALってかいてる人だった。もう死んじゃうよ。

ここからあまり意識なし。

まみことランボーの慶さんがいるなー。

藤川さんかあれ。

星野さんもいるな。池田さんもいるな。

ひろっきーもいるな。渋井さんもいるな。

まにあうのか?

ゴールゲートの横で岡野さんとなっちゃんとのまさんがいた。なっちゃんは初めてTDS出たときに一緒だったなー。

まみこがよこでカメラを向けてる。

ゴールした。よかった。

あとから映像みたらグリーバス将軍みたいに進んでた。

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まみこの先回りがなかったら確実にやめていました。TDSはもういいや。