さて本気出しますか(17)Miwok100km

ご無沙汰しておりました。10kg太りました。
2016年もいよいよ終盤ということで、5月に遠征してきたサンフランシスコの人気レースMiwok100kmのレポ。
400人くらいが出走するレースで抽選倍率は3倍くらいかな?
まみこと2人セットで申し込んで見事当選。まみことセットだと大体当選するね。
サンフランシスコまでは直行便で9時間くらい。深夜便で羽田からGO!
パスポートコントロールで「お前すげー旅行してるけど何してるの?」とたずねられたので「世界を走ってるランナーだ」といったら「今回はどこのレースだ?100k?何時間で走るんだ?」と色々話し込んだ。数えたら、8年経過している今のパスポートでちょうど100回目の海外だった。
前回、この地域にきたのはサンフランシスコからちょっと内陸部にはいったカリフォルニア州都サクラメントで開催されているAmerican River 50mileというレースでした。
とりあえずの滞在先はにぎやかなフィッシャーマンズワーフという地区。海のそばで観光客ばっかり。レース会場は、ゴールデンゲートブリッジを渡り40分近く車でいったところ。レース前日にレンタカーで移動予定。
というわけで、BURTというそこそこ速い電車で空港から市内へ。プリペイド式のカードだけど、毎回日本に忘れてきて新しいものを入手している。
夕飯には早いけれど、サンフランシスコのメインイベントはCrustaceanというお店のスパイスの効いたカニDungenessCrabとそのタレにつけて食べるふわふわのガーリック麺。アメリカのご飯はこれとサンディエゴの寿司太田で決まり。あー今すぐ食って1kg太りたい。
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さっさと就寝
2日目は観光。坂を走って、ベジタリアンレストラン行って、サンフランシスコジャイアンツのナイターを薄着で観に行って風邪を引いた。
お約束のロンバートストリート

お約束のロンバートストリート

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お約束のトレーダージョーズ
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寒くて有名なAT&Tパーク。
アメリカではUBERがないとやばいね。東京にいるとタクシーはすぐつかまるけど。

アメリカではUBERがないとやばいね。東京にいるとタクシーはすぐつかまるけど。

3日目はレース会場へ移動。レンタカーはホテルから徒歩15秒くらいだった。事前にちゃんと登録しておけば、名前を言っただけで「OK!ほらよっ」とキーを投げ渡されて出発。いつも思うが、日本とちがって車は道具扱い。細かい傷がどうこうという話にはならない。
いざ出発!
ゼッケン受け取りは、レースのスポンサーもしているSanFranciscoRunningCompany.
オーナーのBrettはウエスタンステイツでベスト10に入る程のランナー。アメリカのレースで一緒になったり、シャモニーで一緒になったり、お店のチームのメンバーのUTMF出走をサポートしたりと付き合いが続いてる。
Brett Rivers とっても速い

Brett Rivers とっても速い

共同オーナーのjorge(ホルヘ)はもっと有名なHOKAのランナー。マミコと一緒にご満悦。
Jorgeはゴールテープを飛び越えるパフォーマンスで有名

Jorgeはゴールテープを飛び越えるパフォーマンスで有名

到着した日も翌日も凄く扱ったのに、突然寒くなってきた。ちょっとやばいなと思うくらい寒い。
急遽ロンTを2人分購入。結局このロンTに救われた。まみこは、レース用にいきなりNewシューズ購入。本番へ投入!!
Nikeのトレイルシリーズは日本では売れなかったのかな

Nikeのトレイルシリーズは日本では売れなかったのかな

世界ではナイキのトレイルチームが活躍中

世界ではナイキのトレイルチームが活躍中

レースの制限は16時間30分。うまくいって14時間ちょい。まあギリギリ完走ペースかな。おんたけ100kmと同じようなコースプロフィールなので、女性にとってはかなり厳しいはず。このレースはアメリカにしてはめずらしくエイドにジェルが置いていないということなので、お店で購入。1つ1ドル以下。日本で普段使う分も購入しておく。
スタート地点まではさらに車でちょろっと進む。スタート地点から徒歩20秒のキッチン付きの小屋ホテルをとれていたのだが、あまりのボロさにびっくり。アメリカのホテルはとにかく高いな。
というわけで翌朝は朝5時スタート。パスタを食べてさっさと寝る。
レース当日
スタートまでは体育館みたいなところで待つことが出来る。ゴール後は食事が貰える。

スタートまでは体育館みたいなところで待つことが出来る。ゴール後は食事が貰える。

頑張る所存の2人

頑張る所存の2人

どきどきまみこ

どきどきまみこ

まっくらの中スタート。最初のエイドまでで日が昇るので、そこに設置されているカゴの中にライトを投げ入れる。名前を書いておけば、スタート地点で返却してもらえるシステム。いざスタート!
アメリカ人はとりあえずスタートダッシュが基本。流れにのる

アメリカ人はとりあえずスタートダッシュが基本。流れにのる

渋滞は全くなし。おんたけ100kmみたいな感じでずーっとジョグが続く。トレイル「ランニング」です。
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回り込んで写真をとる余裕のある私

回り込んで写真をとる余裕のある私

アメリカ人はキャップが大好き

アメリカ人はキャップが大好き

コースはスタート地点を起点とした8の字のような感じ。50kmで一度スタート近くに戻ってきて、さらに逆方向に行って戻ってくる。

一生懸命走るまみこ これくらいの人数がいいよな

一生懸命走るまみこ これくらいの人数がいいよな

スタート直後は元気だったけど、すぐにさむーくなる。
昨日からの低気温が続いていて、途中からずっとシェルを着たまま。
走り続けているのにシェルを脱げないというのでかなり寒いっぽい。
とりあえず100km完走出来そうなペースを探る。
エイド通過を考えると15:30~16:00くらいのペースになりそう。エイド通過ごとに制限ギリギリペースに5分くらいずつ貯金する感じ。
まみこはこのギリギリ貯金がづつく状況に少しドキドキ。精神的疲労があるようだ。
こちらの方も足が消耗してきたようでした

こちらの方も足が消耗してきたようでした

このザックいっぱいいた。とにかくボトルが大好きなアメリカ人

このザックいっぱいいた。とにかくボトルが大好きなアメリカ人

エイドもさくっと通過が続く。
もぐもぐ

もぐもぐ

走れるぜ

走れるぜ ゴールデンゲートブリッジが見える

25kmくらいの折り返し。トップ選手達とすれ違う。バカみたいに速い。上田瑠偉君みたいに速い。すれ違いがあると、とても楽しい。トップ選手も声をかけてはげましてくれる。
海沿いに出て、スタート地点へ戻っていく。ここで雨が激しくなりだす。そして海沿いなので風も強い。かなり寒いぞ。
天気悪いので日本海っぽいな

天気悪いので日本海っぽいな

路面がぐちゃぐちゃになり出して、スピードが遅くなり始める。
まみこもすぐ近くを走っている他の女性ランナーも泣きそうになっている。雨で滑りそうな階段をびびりながらくだっていく。
こわいこわい

こわいこわい

景色はとてもよかった。晴れてればなー。

景色はとてもよかった。晴れてればなー。

というわけでスタート地点近くに戻ってきたエイド。つまり、滞在ホテル近くに戻ってきた時点でお疲れさま。
死ぬかと思う寒さだったわ

死ぬかと思う寒さだったわ

みんなブルブル震えている。ホテルまでタオルにくるんでボランティアの人が車で送ってくれた。このご恩は一生わすれません。
ボランティアの方々THX

ボランティアの方々THX

ホテルで温かいシャワーで生き返る。
スタート地点にあった体育館ではパスタやらなんやらを配給しているので、ドロップバッグを受け取りながら食べました。
ゴール制限は21:30なので、もう一度ライト点灯になる。
まっくらな道の向こうにライトが見えるとゴール付近はかなりもりあがる。
そして、いよいよ制限時間。
衝撃の光景が。
なんと、21:30になった瞬間にすべて撤収開始。ゴールマットはすぐに撤去。
最終エイドを通過したからって、制限時間に間に合わなかったらタイムは無しのDNF!
撤収も超早い。5分で会場付近は真っ暗。
その後ゴールに到着した選手達は呆然として、どこが会場なのかわからずにきょろきょろしていた。
結構な人数がその後ゴール地点に駆け込んできたが、ゴールゲートもしっかり撤去済み。
なかなかマッチョなやり方だな。
我々も、もうここにいても仕方がないという判断で翌朝までいる予定だったホテルから撤収。さっさとサンフランシスコの都会に戻りました。エクスペディアでいいホテルが格安で空いていたので快適快適。
翌日は再びカニを食べに行き、完走していないくせに有名なパイを食べに行き、太って帰国しましたとさ。
このデブ状態は現在で続いています。とりあえず新しい体重計をアマゾンでポチリ。早く届かないかな。
また出たいな

また出たいな

では。明日から本気出します。

さて本気出しますか(16)TDS in chamonix その3

UTMB2016も終わりました このタイミングで私のTDS2015もそろそろゴールしようかと思います。

前回のブログでは、やっとこさ中間地点66kmでドロップバッグ地点に到着。

まあここまで来たら、完走したも同然だ。いざCol du Jolyへ!

と思ったけどふーらふーらしながら進む

すぐにまみこからCol du Joly到着の連絡がある。「ごめん、予定プラス1時間かも・・」

昼の暑さの後遺症だろうか。転ばないようにするので精一杯。

水を一口飲んだら、おしっこが出る。やばいね。

途中のLa gitteでちょっと休む。かなり遅くなってきたので、まわりもゾンビ状態だ。

ピークを超えて、Col du Jolyに向かって下り始めるが、なんせ以前死にかけたところなので、もうびびってびびって進まない。

まさかの完走ギリギリペースになってきた。ジェルも足りないぞ。

Col du Jolyにはかなり時間的余裕はあって到着したが、ペースの下降曲線を考えるともう完走ギリギリだろう。意識も混濁気味。

 

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とりあえず倒れてみる。ここからコンタミンまではダラダラ下るだけ。なんだけど気が進まない。1時間近く休む。

ここからコンタミンまでのバスが当分来ないらしが、交渉の結果スタッフのマイカーでまみこをコンタミンまで運んでもらえることに。一安心。あとは俺がいくだけ。

ゾンビ状態で出発。

明るくなり始めた。景色だとか、もうどうでもいい。っていうか飽きた。

UTMBの序盤、もりあがるNotre dame de la Gorgeを目指す。

立ちションしたら、ゼッケンの裏側に跳ね返って体がびしょびしょになった。

もうトレランやめようと決意する。

なぜか小学校の校歌を口ずさんでいた。「進もうみんな手をとって〜」

だーれもいない。幻想的な雰囲気もないNotre dame de la Gorgeを通過。

こんな長かったっけ?と思いながらコンタミンのエイドまで進む。もう7:30。

すっかすかで、廃墟みたいな雰囲気のコンタミンに到着。まみこは寝ていた。

お粥をたべる。三好礼子さんがエイドに入ってきた。何も食べれないって言ってるのでお粥をあげた。そのおかげで元気が出たのか、エイドを出たらすぐに三好さんは私を抜き去っていった(涙)

もうコンタミンまで来たら完走したも同然だ。っていうのが初めて走る人の気持ちだろう。

でも。私は知っている。そしてTDSを完走した人は知っている。ここから、もういらねーだろっていう上りが連発することを。

8時前にエイド出発。ここからシャモニーはバスですぐ。まみこはシャモニーへ。無事にサポート完了。何より何より。ホテルで寝てまっててくれ。

もう誰もいないコンタミンのエイド&街

もう誰もいないコンタミンのエイド&街を出発

さて、行きますか。エイドからでたら、芦川さんとやいさんが入ってきた。元気そうだな。2人は前回リタイヤだったそうだけど完走見えてきてるな。

ゴールして、さっさとトレラン引退しよう。それだけを考えて進む。

ここで中学の校歌を口ずさみ始めた。「のーびゆく我らは、なんちゃらかんちゃら」歌詞忘れてるのに3時間位リピート

一つ目の山を越えて、ちっちゃな谷の村へ到着。

あと1つ半!

で、壁にしか見えない最後の大きな山 Col de Tricotを見上げる。

ふざけんなよカトリーヌ。お前このコース走ったことあるのかよ。UTMBもCCCも人がいっぱいだからってテキトーにコースつくんなよ。地図だけ見てコース決めただろ。

上りたくない。

ズルしたい。どっかに抜け道ないかな。絶対あるだろ。

のぼろう。

だれか上から転がって落ちてこないか心配だな。それは俺かも。

のぼり切るのにどれくらい時間がかかったかわからない。でもピークついた。

まわりは制限時間についてそわそわし始めてる。

UTMBの最後コルデモンテより確実にやばい。

もう、この山爆破したい。まあいいや。

さあ、あとはレズーシュまで下るだけだ!

って思ってる人多いけど、ベルビューっていう所にのぼり返すの結構つらい。

ベルビューはいらないよ。もういいよ。ロープウェー使いたくなる。ここでついに、スタッフから「ぎりぎりだぞ」という宣告を受ける。

まわりがダッシュし始める。ここまで来て、レズーシュで関門アウトは悲しい。まわりはそんな元気どこにあったんだよっていう勢いで走り始める。

私はグダグダだけど一生懸命進む。

後ろから猛スピードで来たランナーが九十九折りで足を滑らせて、消えていった。悪いな。自分でなんとかしてくれ。スピード出し過ぎだよお前。

あと1時間でレシューズだよ!って言ってくれるハイカーが5分おきに3人現れた。そういう声かけマナー違反だからもう。

関門10分前にレズーシュ到着。下界は暑い。もう本当に死にそう。過去の100マイルより長い時間走ってるし。

すぐに芦川さんとやいさんがエイドに入ってきた。なんか元気そうだ。

「もう大丈夫でしょ!」

お互いハイタッチ。で、お二人はすぐに私をおいて先へ。

オレンジ食べまくって出発。ここからは時間との戦いなので、時計をランニングモードにして、距離と自分のペースを確認しつつ進む。

まさかのキロ14分が表示されている。間に合わないぞ。

振り絞る。

キロ9分になる。ギリギリか。

林道の横を流れる川に入ってゴール近くまで流されてみようかと考える。

林道じゃなくて、平行して走ってるロードでもいいだろ。

ケツが擦れて痛すぎ

DVDに出てた60際くらいのおばちゃんに抜かれた

まじでやばい。魂のキロ7をだして3キロダッシュする。

公園に到着。クライミングやらアスレチックやら楽しんでる人たちがいる。どうでもいいや。もうシャモニー来ないよ。

コース上でよく見かける水が出てる水槽。頭を冷やそうとしたら、そのまま上半身を突っ込んでしまい、まわりの人が抱きかかえて助け出してくれた。その人たちは「MEDICAL」と書いてある服を来てたので、私は抱きかかえられてそのままどこかに収容されるんじゃないかとびっくりして、逃げるように離れた。

ちょっとすすんだら、偽アントンクルピチカがゴールに備えて、タイツとシェルを脱いでいた。2015は偽クルピチカが世界的に大量発生していたな。

やっとシャモニーっぽい町が見えてきた。手を振ってる人がいる。MEDICALってかいてる人だった。もう死んじゃうよ。

ここからあまり意識なし。

まみことランボーの慶さんがいるなー。

藤川さんかあれ。

星野さんもいるな。池田さんもいるな。

ひろっきーもいるな。渋井さんもいるな。

まにあうのか?

ゴールゲートの横で岡野さんとなっちゃんとのまさんがいた。なっちゃんは初めてTDS出たときに一緒だったなー。

まみこがよこでカメラを向けてる。

ゴールした。よかった。

あとから映像みたらグリーバス将軍みたいに進んでた。

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まみこの先回りがなかったら確実にやめていました。TDSはもういいや。

 

 

 


さて本気出しますか(15)TDS in Chamonix 2015 その2

2012 DNF 2013 DNF 2014 DNSとつづいた悪夢を払拭すべく臨んだ4回目のTDS.

ふたたびDNSの崖っぷちまで追い込まれたが、某ホテルのドアを若干破壊して乗り越えて無事にスタート。日本出発からスタートまでのサーガはこちら

(1)半年以上まともに走っておらずいったい自分の走力がどんなもんかわからない。

(2)英語の通じにくい&スケジュールてきとーなオフィシャル応援バスを乗りついてスーパーまみこは無事にサポート&行方不明にならずに帰還できるのか。

という走者&サポートに大きな不安を抱えたレース。ドキドキ。

というわけでクールマイユールの街をまわってスタート。これまでよりスタートが早いので、まっくらな街でした。街を出て行くゲート付近でまみこのお見送りを受けていざ出発!

とはいっても、心配はクールマイユールから次のサポート地点までのバスにサポートまみこは乗れるのか?ってこと。間違えてシャモニーに帰っちゃったとかないのか?

バス停は、UTMBのエイドで有名なスポーツセンター前。スタート地点からは徒歩10分近く。大丈夫かな。

山に入って電話してみると、バス停には到着。サポートバスは混雑していて何台か待ちそうだとのこと。一安心。

というわけで、心軽やかにトップを追う。

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1つめのエイド(だと思われる)写真。前回走ったときと同じ24時間ペース。あんまり苦しくない。2600mくらいの最初の山を超えて、1500mまで下りて、再び上る。

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ちょっと暑くなってきたぞ。的な待ち合わせのエイドへ向かう途中の写真。

待ち合わせは2つ目の山Le Petit St Bernard2000m36km地点。あつい。

あつい。あつい。あつい。

一気にグダグタモード。

暑さで食欲が無くなる前に、おにぎりを食べてしまおうというクレバーな作戦を実行。渋滞でゆっくり進んでる時がチャンスだ。

手が滑った。

おにぎりがころころと滑落していった。

「オララー」

まわりの選手達が哀れみの目でこっちをみてる。

グダグダモードでなんとか待ち合わせポイントに到着。うえから「おーい!」と呼ばれた。いつもサポートに歓迎されてる他のランナーがうらやましかったのでとてもうれしい。

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無事到着のまみこ&スイス人のなっちゃんとレユニオンからトルデジアンに向かう途中ののまさんが迎えてくれた。すでに前回より1時間ちかく遅れてる。あつい。

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もうやだよ。な顔になってる。序盤なのに30分以上グダグダする。

 

まみこ元気。私はもうグロッキー。

まみこ元気。私はもうグロッキー。

つぎのエイドまでわずか10km。下りのみ。にぎやかなBourg Saint Mauriceの街を目指してゴー。とにかくバス間違えんなよ!とまみこをなっちゃん&のまさんに託して出発。

あつい。

一応長距離の経験を積んできたからだろうか。この先のコースプロフィールを考えて「完走出来そうなペース」に落とすことに。28時間くらいのペースにする。

自分の心地よいペースでは進めないのでちょっと精神的に疲れる。グダグダだけど、もはや自分の力はこの程度。

前回より2時間近く遅れて、街へ下りてくる。最後の1kmくらいは公園の中を進んでエイドを目指す。

携帯がなる。お、まみこは無事についたか?

「もしもし?9月の1週目に予定しているミーティングの日程を決めたいんですが」

仕事の電話だった。

「すいません。いまちょっと出張中でして。折り返します。」

いろんな意味でグダグダつかれるぜ。そしてあつい。

街につくと、まみこがカメラを構えて撮影しながら待ってる。マミスポはお迎えの言葉よりもまずはシャッターチャンスを逃さないことが優先。カメラに向かって話しかける状況がこの後も続く。

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あつくて死にかけてエイド到着。マミスポ撮影。

ぐだぐだしまくる。みんなが続々と到着してくる。

えまちゃんだけ元気。

えまちゃんだけ元気。ゆたかさんは「暑いわ。」

おかのさんも元気

おかのさんも元気

やすみんさんも「暑いね。」

やすみんさんも「暑いね。」

もう30時間くらいかかりそうなペース。っていうか帰りたい。

この先は直射日光を浴びながらの最大の山場。5時間くらいかけて合計2000m16kmを進む。上りの途中でリタイヤする人多数の本当に辛いポイント。ゆっくり休んで気持ちを整える。しかし、休みすぎるとピークを超えた後の激下りが夜になってしまい超怖い。落ち着いて補給。

おかゆとか色々食べる。まみこは元気。ここまで上手くバスを使ってきてくれているのはすごい。そしてかなり助かる。いなかったら帰ってるわ。

きもちを整えていざ出発!

と思って立ち上がったら、胸のソフトフラスコから水がピューーー。穴あいた。

おい。買ったばっかりだぞ。

まみこに預けてあったハイドレと交換して出発。レースを進んでるというよりも、2人で別ルートで待ち合わせ大会をしている感じ。だから進む。

50kmから66kmの道のりは厳しい。直射日光の上りなので、熱中症で倒れてる人も多い。

1000mくらい上ったところに計測ポイント(兼 隠れエイド&カフェ)があるのだが、ここで補給しないと死ぬ。オレンジジュースを何本か飲む。みんな倒れてた。

途中でお腹痛いっていってるえまちゃんに会う。それでも元気そう。すごいな。

暑さから逃げるために上昇する。ひたすら上昇して逃げる。

スタートが早まったおかげで、グダグダペースでも明るいうちにピークを超えられた。びびってびびってびびりまくりながらがれ場を下る。もう完走ギリギリペースか?

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鬼の形相でエイドに到着。まだ半分だぞ。11217552_522074134609776_2558102170297252775_n

燃え尽き症候群。サポート不可のポイントなので、柵の外から撮影&励ましの声。紅茶が美味しい。紅茶を取りにいった隙に席を取られてしまい、まみこに「ちゃんと荷物で場所取りしてないからだろ」と心温まるエールを頂戴する。

ここでも1時間グダグダする。

とにかく気持ちを前向きにしてから出発しないと、途中で怪我しそう。という思いでグダグダする。

つぎはCol du Joly.前回、このエイドを目にしながら滑落していったところだ。

まみこをCol du Joly行きのバスに乗せて、自分も出発する。「絶対到着するぞ。次のエイドで待っててね!」バスの外からマミコに手を振る。マミコは携帯に夢中だった….

ぐだぐだエピソード3へつづく。


さて本気だしますか(14)TDS 2015 in Chamonixその1

毎年恒例のシャモニー遠征。2009年の鏑木さんの挑戦を追ったドキュメンタリーを観た方々はとっくにUTMBを卒業された感があります。当時はシャモニーで会う日本人はほとんど知り合いでしたが、今回はほとんど知らない方々。そして中国からの参加者が多いこと多いこと。

というわけで2016年のエントリーが迫る今日この頃。いまさら感満載のTDS2015参戦記。

2015年8月23日(日曜)

午前8時30分の便で北京を経由して18:30にジュネーブ到着。
こじんまりしたジュネーブ空港でドヤ顔マミコ

こじんまりしたジュネーブ空港でドヤ顔マミコ

空港から4kmくらいタクシーに乗っただけで6000円くらいかかる。
コルナヴァン駅近くのアパートホテルに入り、ジュネーブに住む友人夫妻と美味しいチーズフォンデュと食べにいく。
とりあえずチーズフォンデュ

とりあえずチーズフォンデュ

※築400年という建物。ワイン入りのチーズフォンデュです。
8月24日(月曜)
朝から小雨。レマン湖の周りを麻美子さんがジョグ。湖畔には20ユーロのデポジットで4時間無料のレンタル自転車屋さんがあり、並走しました。
途中雨風強く、名物の噴水に近づいたら湖に落っこちそうでした。
キッチン付きのホテルで和食です。

キッチン付きのホテルで和食です。

噴水でびしょびしょ

噴水でびしょびしょ

自転車借りれます

自転車借りれます

スーパージョグ

スーパージョグ

AlPY BUSでシャモニーへ移動すべく、発着場所の空港へ。1時間前に到着したらすぐに乗せてくれた。1時間15分くらいでシャモニー到着。ホテルのすぐ近くまで行ってくれます。

ホテルはUTMBスタート・ゴールからすぐ近くのLa Croix Blanche.立地よし。部屋も広くてよかった。ただし部屋にWifiなし。
シャモニーで一番わかりやすいオープンカフェを併設しているホテルにとまりました。

シャモニーで一番わかりやすいオープンカフェを併設しているホテルにとまりました。

駅前の通りにあるOrangeという携帯ショップへSIMカードを買いにいく。レースに出るんだろ?と言われて、さささっと用意してくれた。ただし、Orangeでは最低限5ユーロ分のチャージしかされておらず、となりのTABAC(ミニ売店)で追加チャージする必要があった。しかも、イタリアでは電話とSMSは上手く使えたけれどデータ通信はどうしてもうまくいかず。
ちょっと街をふらふら。
教会横のパン屋

教会横のパン屋

ジェラート屋さんはいたるところに

ジェラート屋さんはいたるところに

受付のスポーツセンター付近でPTLに出るキャット山田チーム&サポートのなっちゃんに遭遇。がんばれ。
PTL組と遭遇。死ぬなよ!

PTL組と遭遇。死ぬなよ!

17:00にホテル前でPTLのスタートを見送る。自分だったらテンションガタ落ちの雨だが、彼らはそんなのを気にしない。
さっさと寝る。
8月25日(火曜)
翌日に備えて4時起き。なんだか食欲がない。納豆もあまり美味しく感じない。
天気はかなり良さそう。街から見上げる山々は怖い位きっちり見える。
シャモニーには何度も来ているけれど、今回初めてMIDIに行く。予約をしていたので8:00にロープウェー駅へ。ついでに駅近くのコインランドリーで洗濯も。
往復で57ユーロ。びっくりするくらいのスピードで頂上へ。寒い。高すぎて、どれくらいの高さなのかよくわからない。
雪山に出て行くアルピニストな皆さんの姿にちょっと感動。
こわいわー。
奥がモンブランか?

奥がモンブランか?

「アルピニスト限定」と書かれた通路から雪山へ踏み出していくみなさん

「アルピニスト限定」と書かれた通路から雪山へ踏み出していくみなさん

2500mくらいまで下りてくると普通のトレイル。地元のアーミーが大会やってた。

2300mくらいまで下りてくると普通のトレイル。地元のアーミーが大会やってた。

さっさと下山。
下山途中のロープウェーの乗換駅は2300mくらいの標高。ここまでは走って上ってくる人も多く、この日はフランス軍の大会が行われていた。
さっさと下山。
午前中の第2イベントはこれ。
新しく出来たスポーツセンターのトラック。山を背景にとても美しい。
なぜか1周300m。
ここで麻美子さんインターバルトレーニング。高地ということで息が苦しいそうです。
受付のスポーツセンター裏の絶景トラック。

受付のスポーツセンター裏の絶景トラック。

同じ時間にUTMBゼッケン1番のSage君もインターバルトレーニングをしていた。さすが2時間10分台のランナー。超速い。
午後はいよいよゼッケン受け取り。
早めに済まして、クールマイユールに移動しなくちゃ。
荷物チェックはトレランやったことなさそうなおじさん。このおじさんに機能面でチェックされると、より詳しいおじさんの所に行ってこまかい審査を受けないといけない。で、モンベルのぺらぺらバーサライトはもちろん追試へ。
今年からメインスポンサーが変わったけど、受付の流れは変わらず 20ユーロデポの制度はなくなっていた

今年からメインスポンサーが変わったけど、受付の流れは変わらず 20ユーロデポの制度はなくなっていた

4度目のエントリー。闘志みなぎるぜ。

4度目のエントリー。闘志みなぎるぜ。

それでもさくっと終わって一安心。
サポーター用のバス乗り放題チケット30ユーロもここで購入。
出口付近で、他の日本人選手発見。がんばりましょう!
TDSに参加のみなさん。暑かったけどがんばりました。

TDSに参加のみなさん。暑かったけどがんばりました。

16:30の公共バス(片道15ユーロ)でいざクールマイユールへ。
40分くらいで到着。当日の朝に無料オフィシャルバスがあるのですが、ぎりぎりまでホテルにいたいので前泊です。これが後ほど大ピンチを招く。
ホテルはスタート地点の目の前。
到着後はすこし散策の予定だったのだけど、スーパーがなかなかみつからなかった。
サポートで移送をお願いする荷物が意外と多くなってしまい、あたらしくザックを購入すべくpatagoniaクールマイユール店へ。手頃なものが見つかって一安心。
夜はさっさとうな丼を食べてねた。
8月26日(水曜)
麻美子さんは4時前に起きて、朝ご飯の準備をしてくれた。感謝。
パスタ、ひじき、ゴーヤチャンプル。これ以上ないメニューでばっちり。
5時30分ごろ、いったんドロップバッグだけ預けにホテルを出る。ついでにスタート地点と、スタート後に次のエイドまで連れて行ってくれるバスの発着所を確認する。久しぶりに岩佐さんに会う。前回、一緒にUTMBレポートをしたのが懐かしい。前回の事故を知っているだけに「無事の完走を!」とのお言葉を頂く。

岩佐さんに会えると安心します

岩佐さんに会えると安心します

Emmaさん 

Emmaさん

余裕こいてスタート地点を偵察

余裕こいてスタート地点を偵察

今年からスタートが早まったのでまだ暗いのだけれど、凄い熱気。
しかし、レースは長丁場。興奮を抑えて5時50分ごろ再びホテルに戻る。
ぎりぎりまで休むぜ。
ん?
ホテルが閉まっている…..
ホテルの入り口ががっちり閉まっている….
一瞬で全身に悪寒が走る。
早朝なので外出は出来るがオートロックだ。
奥に見えるフロントは真っ暗。
そういえば早朝は対応出来ないのでということで、朝食も昨晩部屋に持ってきてくれていた。
部屋に戻れない……
ゼッケンもザックもねぇ…..
まさかの!まさかのDNSか!
麻美子は「なんで!」と半泣きの声。
わたしはとにかくホテルの周りをくまなくまわりどっかの窓は開いていないか捜す。大声で宿泊者を呼んでみるが、そもそもスタート地点目の前なのでかなりうるさいので誰も反応なし。
未だかつて聞いたことのないDNSをかますことになるのか…
従業員用の出入り口とかないのか?
深夜の出入り口とかあるだろ?
真っ暗闇のホテルの裏側を壁をどんどん殴りながら捜す。
ない。
ガラス割るか?
それはないな。
全身から力が抜け気味のそのとき、壁にインターホンを見つける!
押す!
壊れてる!反応なし。
「そもそもこのホテルだっけ?」
麻美子は完全に現実逃避なセリフ。
「あと3分!」スタッフのアナウンスで盛り上がってるランナー達。
俺はここまできてこんな強烈なネタを提供するのか…死にたいわ。
「DNSだわ〜」
と泣きが入ったその時、めちゃくちゃ小さい赤いランプを見つける。
近づくと扉になっている。カギは閉まってるけれど、ゆるめの設定!
ガシガシガシガシやる。刑事ドラマ的にいろいろやる!!バキっ!バコっ!
「あいた!あいたよ!」
すでにヒットポイントは半分くらいになっていた。
部屋にもどって超ダッシュでゼッケン着用、ザックを背負ってスタート。
今回のTDSの最大の山場を見事乗り越えた。ホテルの方、ごめんね。
では。次は本気で走る僕です。

 


世界の斜走から(17)Lantau Vertical

   

 香港国際空港のあるランタウ島で開催のLANTAU VERTICALに参戦してきますた。
去年が初めての大会ですが、男子女子とも香港周辺の有名選手が参加していてなかなかのレベル。

連休だし、すぐ終わるしということで前日深夜に香港到着、当日は4時起きで弾丸参戦です。
空港から電車で30分位で中心部の香港島や九龍半島に移動して滞在するのが普通の香港旅行ですが(詳しくは深夜特急をご参照ください)、今回の大会はその空港のあるランタウ島が会場。こちらはトレイルが整備されていて、10月にはランタウ2ピークスというスカイランニングの何やら大きな大会やら、3月にはトランスランタウという長めの大会やら行われています。
日本を出る直前にAirbnbをキャンセルされてしまい、とんでもない値段のホテルに宿泊することに。深夜着なので数時間の睡眠の為に、、、。テンションが落ちる。
朝はホテルの近所に24時間営業のスイカレストランがあったのでそちらで。6時からしか売っていないテイクアウトのパイナップルパン(日本のメロンパンみたいなものでパイナップルは入っていない)をごねて売ってもらう。

   
 
会場の最寄りの東桶駅まで香港中心部から普通列車で40分くらいかな。車内で女性トレイルランナーに話しかけられて、お友達になる(相方が)。
東桶駅はかなり巨大。事前予約が必要なシャトルバスに乗るグループと普通の公共バスを使うグループがいるのだけど、シャトルバスののりばが不明。ウロウロしていると、同じように悩んでいる外国人選手多数。公共バスのターミナルにいると「これだよ!」と叫ぶ声。乗れてよかった。

  
20分位で公園に到着。海外選手は当日受付け可能。ゼッケンと参加賞のバフ&Tシャツをもらい。荷物を預けてゴール(正確にはゴールは山頂なのでゴールから30分程下山したところに設営されたエイド)まで運んでもらう。

   
     
公園では蚊にさされてテンションガタ落ち。

以前UTMFに参加していて知り合ったサロモンのジェレミーさんやらこのレースの直後のSTYで4位に入ることになるブラッドさんやらと戯れてみる。とりあえずジェレミーの奥さんがブラトップ&タトゥーだらけでめちゃくちゃ強そう(結局2位)。
が、期待はやはり「寿司マン」こと日本の川原井さん。普段織田フィールドの練習会でお世話になっているトップクラスのロードランナー。7kmで1000m位の累積だとやっぱりトップクラスのロードランナーが出てきたらあっさり勝っちゃうんだわな。富士登山の松本翔くんみたいに。

   
   
という期待に応えてしっかり優勝されてました。ちなみに前日にトラックの大会にも出場して優勝済み。さすが。
私はTDSの疲れやら、何やらでスタート前からお疲れモード。ただ、バーティカルは相方スーパーまみこの得意分野なのでなんとか上位入賞を目指すべくある程度ペースメイクできればいいな。
前年度の上位&有名選手50人が第一ウェーブでスタートして10分後にそれなりの記録をもっている我々第二ウェーブがスタート。とりあえず渋滞を避けたいので最前列から飛び出す。

   
 
なだらかなトレイルが続くのでかなりのスピードで進む。細かいアップダウンはあるのでトレイル苦手なまみこはいまいちスピードに乗れない&こけそう&苦しそう。あまり飛ばしすぎず、第二ウェーブの女子の一位が視界から消えないような位置で進む。
第一ウェーブの最後尾に追いつく。
5km地点の唯一のエイドに入ると第二ウェーブの女子1位が出て行くところ。我々が出るときに3位がはいってきた。ただ、ここまでの流れでは直登に入れば一気にトップに出られそうな感じ。
タイムも来年第一ウェーブから出走できる1時間30分は間違いない。
エイドを出たら、すぐにラストの階段地獄が始まった。
すぐに女子一位に追いつく。
疲れた。
もういいだろ。

というわけで私のペーサーもここで終わり。

あとは頑張って!

景色を見たりしつつ歩いて行く。

   
    ただ、かなり厳しい登りなのでそれでもあまり抜かれない。

とぼとぼゴール。

頂上で完走メダルと水を一杯だけもらえる。完走メダルはすぐに壊れた。

まみこは男子の第一ウェーブ出走資格でもある1時間15分をぎりぎり切ったようだ。やるな。

ガスっているので結構寒い。

ここから30分下山したところにドロップバッグやら食べ物やらがあるのでさっさと下山開始。

  
下山すると優勝した「寿司マン」が余裕の表情。

   
  

 私を見つけるとサロモンとノースの選手たちが「SUSHIMAN」ってやつが優勝してすげー速かった!と話しかけてきた。RDと雑誌社の人が私に「SUSHIMANは日本で有名か?Dai Matsumotoとどっちが速い?」と聞いてきた。日本はロードランナーのレベルが高いからまだまだ速いのいるよ!と答えておいた。寿司マンは「トレイルに転向しろよ!」としきりに勧められていた。
とっても暑かったのでエイドで美味しいオレンジを大量に食べて、エイド前に来た公共バスに飛び乗る。15分ほどで東桶駅にもどれた。
まみこは女子39歳以下で5位、総合で7位の好成績。私は不明(T T).
電車で香港市内にもどり、次の目的地マカオへ。前日のホテル代を取り戻すべく、マカオへ向かうフェリーの中で私の目は獲物を狙う虎のようになっていた。

  
では。明日から本気出します®


さて本気出しますか(13)パリマラソン2015

おひさしぶりです。先日「飲み会でしかお会いしませんよね?」と言われてしまいました。かなしいですが事実です。
そろそろリオに向けて調子をあげていく所存です。
腓骨筋炎、足底筋膜炎を患ってすでに1年ちょい。お忍びで参戦したレースについても呆けないうちに振り返っておくことを誓います。押忍。
というわけで、初フルマラソン以来のパリマラソンに行ってきました。前回は年間走行距離1000m、馬体重90kg超で出走し2kmで撃沈。制限時間を1時間以上超えてゴミの回収車と一緒にゴールしてしまいました。

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今回はUTMFの初代王者ジュリアンショリエも出走ということもあり、相方スーパーまみこと一緒に参戦です。

エントリーは54000人。

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これはすごいな。DNSも結構多いらしいですが。ウェーブスタートでエリートは8:45スタート、最後のウェーブは10:15という凄まじさ。

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エキスポはなかなかの盛り上がり。

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スコットジュレックが来てた。「君たち旅行しまくりだな」とお褒めの言葉を頂いた。

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金曜の到着後から土曜のエキスポ&観光でもう脚はヘロヘロ。COMPEXを使って疲労回復を試みるが効果はいかに!?

キッチン付きのホテルに宿泊したので、当日朝はうどん&近所で購入したバゲット。怪我の状態もいまいちなので今回は完走が目標。まあ、気楽だな。

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スタートは凱旋門ですが、なにせ人数が多いので私のスタートブロックはシャンゼリゼ大通りを2駅分下ったところ。しかし、荷物預けはまさかの凱旋門の遥か向こう側(T T) 余裕をもって到着したはずが、往復5kmちょい走らされて、汗だく&疲労蓄積。スタート前の寒さ対策だった長袖シャツとカッパは早々に廃棄(シャツは拾われて寄付されるシステム)

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スタート2分前にゲート到着。

北海道と同じくらいの緯度で寒い印象の4月のパリですが、明らかに暑い。予報も暑い。大変そうだな。ゲート内でお尻丸出しで座りションしてる女性がいるのはさすが。

というわけでスタート。3時間以内で走る予定のブロックなのでみなさん結構な勢い。かなり広いシャンゼリゼ大通りなので渋滞はないけれど、所々石畳なのでちょっと走りにくいな。

1kmちょい下って、コンコルド広場からRivoli通りへ。ルーブル美術館や市庁舎、バスティーユ広場を通ってヴァンセンヌの森へ。途中スーパーまみこのご両親の応援も。楽しんで頂いているようでよかった。

ただ、足は3kmくらいから痛くて痛くて仕方がなかった。どこでやめて、応援にまわろうかということばかり考えていた。

スーパーまみこも調子は良くなさそうなので3時間30分くらいでいこうと暗黙の同意。

ヴァンセンヌの森の入り口の石畳は強烈。油断すると足首が90度くらいに曲がりそう。

みんな立ちション&座りションしてる。私も記念に合流する。なんとペーサーの旗持ってるのに立ちションしてる人もいた。のどかだ。

パリっ子にとってはかなり暑い天気なので5kmの給水から水浴びしている人多数。途中のシャワーも気持ちがいい。

暑いは足は痛いわで、ハーフくらいからやけに元気になっているスーパーまみこについていくのがやっと。先にいって〜と言うが微妙な距離をキープして引っ張られる。

折り返して市内中心部に帰ってくると、24km地点からセーヌ川沿いの高速道路におりていく。トンネルもありアップダウンがきつい。まみこのご両親2度目の応援ポイント。もう本当につらい。

30kmくらいからは隙をみて歩きまくる。

ジョギング並走になっているまみこに申し訳ない気持ちから、「ほらエッフェル塔」とか「ほら競馬場」とか元気な口だけ動かしてガイドをしてみた。しかし「辛そうな顔してるくせにこいつ元気だな」と思われただけだったようだ。

エイドのたびに立ち止まって補給&水浴び。歯磨き粉みたいな容器のジェルを恐る恐る食べたら普通のコーラ味だった。

41km地点のカメラで撮られた写真が自動的にFBにアップされるサービスに登録してあったので、元気そうに手を振ってみたが、タイミングがずれてへんなポーズになった。

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ラスト2kmくらい頑張って、ぎりぎり3時間30分を切った。「あーよかった」と思ったがまみこはどうでもよさそうだった。

前回はまわりにランナーがいなかったのですが、ゴール付近は大混雑。凱旋門をバックに記念写真。いやー、完走っていいものですね。

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ジュリアンショリエにはわずか55分差で先行されてしまいました。地元はやはり有利ですね。

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レース後は速攻でディズニーランドへ。ヘロヘロですが楽しい旅でした。フランスにはまたTDSでやってきます。

では。8月は本気出します®


さて本気出しますか(11)ゴッサムシティーマラソン

夜明け前が一番暗いですね。SHINです。

2月から悩んでいる短腓骨筋炎に8月初旬から足底筋膜炎も加わり、もはやライジングする気配のない僕です。

6月のSanDiego100mile,7月のおんたけ100k(ただいまレポを絶賛編集中。来春公開!)で2013-2014は終了し、2014-2015シーズンの初戦はゴッサムシティーマラソン(別名Bank of America Chicago Marathon)でした。1年数ヶ月ぶりのフルマラソン完走を目指してきました。

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ベルリン、ロッテルダムなどと並んで好記録がよく出るコースとして評判です。参加者45000人!男子は3:15を切っていれば抽選なしです。NY,Bostonと並んでアメリカ3大マラソン。東京、ロンドンも加えて世界6大メジャー。

10月12日ということもあって、練習は真夏に開始。冬のイメージでタイムを設定して練習するととたんに疲労とダメージが来るということを学んだ今年の夏でした。

●備忘的に●
2013の冬の週1ポイント練習
1000mインターバル 3’25/km
5000m走 19’00
10000m走 39’00
30km走 4’15/km

2014の夏の週1ポイント練習
1000mインターバル 3’35/km
5000m走 19’45
10000m走 40’00
30km走 5’00/km(わずか1回)

怪我&暑さで一気にパフォーマンスダウン.
暑い時期はペースを落とすのは普通らしいけど、そんなんで本番いけるのかという不安あり。

というわけでレポ

こうかいぼうローディングをして金曜午後便でDL便で成田発

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相方の強い指示でノースフェイスのシカゴマラソンTシャツを着用。

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9万円の格安航空券ということでデトロイト経由。

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現地には金曜15時ごろ着。

ホテル直行。キッチン付きで捜したらスタートのGrant Parkから200mくらいのユースホステルのプライベートルームが取れた。ユースホステルだけど3泊で500ドルくらい。ランナーだらけ。歓迎のウォーター。

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友人おすすめのシカゴピザのお店はホテルからすぐだったのでよかった。美味しかった。

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土曜日
Trader Joe’s へ買い出し。ハムとか買う。完全に日本と同じ。野菜チップスがお気に入り。

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昼寝&スタート地点偵察&エキスポ再訪(グッズは結構売り切れ)

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夜は有名なスペアリブのお店にがっかり。

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日曜
スタートは7:30ということで4時起き。宿泊者用としてはすごい充実度のキッチンではすでに他のランナー集団がパスタを作っていた。
我々の朝食は銀座の香川県ショップで買った讃岐うどん。鰹節も持参。

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とマミコさんこだわり(というか執着の)ベーグル&成城石井のビスケット

6:30ごろから準備開始。激痛の足底筋膜炎には伸びない白テープを使ってきたが、突如キネシオテープのオリジナル巻きを思いついて試すという暴挙に出る。アホか。

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●ウェアはホグロフス&ノースフェイスのフライトウェイトレーシングパンツ
6:45ごろ出発。東京マラソンみたいな感じでセキュリティチェックで公園内に入って、荷物を預ける。トレランレースでは普通だけれど、まだ暗い。

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ゲート締め切りギリギリ7:18ごろAブロックへ。結構温かい。ゲートに入る前にTシャツ&カッパを寄付ボックスに入れてしまった。友人夫妻を捜してうろうろしていたらブロックの一番前まで来ちゃった。

号砲なしでスタート。アメリカは基本的にネットタイムですので焦らず。だが、Aブロック先頭なのでみんないきなり速い。

すぐにマミコさんと分かれてレッツゴー。

15秒で気付く。テーピングミスった。痛い。

4’10/kmで走っているつもりが4’20/kmを連発する。

とりあえず完走。そして最低でも3:05:00を切ってBostonマラソン資格ゲット。に切り替える。
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ハーフで1:31:45くらい。まあギリギリ3:05で完走出来るかな。

と思ったら30km手前で足の痛みマックス。

こういう時はトレラン仕込みの「歩き」を復活を待つ。

復活しねぇし、遅ぇだけ。

やめたい….でも4人でエントリーしているTeam Competitonがあるのでやめられない。

とりあえず進む。

せめて3:10を切ろう。特に思い入れはないけれど現実的な目標に切り替えて進む。キロ5で進んでも達成可能だ。

残り8km地点 2:30 本当にキロ5になってる。

残り2km地点 3:00 やっぱりキロ5になってる。しかも上り坂登場。

残り1km地点 3:05 まちがいなくキロ5で走ってる。振り絞ってラストスパート。

ゴール 3:09:57 振り絞ってキロ4:57か…

ちょっと待ったらまゆりんさんゴール!遅れて心配したけどまみこゴール!女性陣はちょっとがっかりしてたけど、私は「いや〜タイムはともかく完走っていいな〜」というトレラン的思考で結構満足感。

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ゴール後はスムーズにホテルに戻れたけど、バタン。ひらっとさん&まゆりんさんとのディナーにも行けず、夜遅くにタクシーで中華街におかゆを食べにいった。

月曜
昼の便で帰国なので、朝ラン&Whole Foods Marketでお買い物だけして空港へ。

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シカゴマラソンTシャツ大杉。完走メダルまでかけて歩いてる人いる。機内でも完走メダルしてる人がいた。

修学旅行生に囲まれるという地獄を味わいながら帰国。とりあえず後ろの席の男子は、とある女子のパンツを目撃したらしい。空港で全記録掲載の新聞を買う。

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タイムはなんだかな〜でしたが1年以上完走できなかったフルマラソンを完走出来たし、旅行としては楽しかったし良かった。

11月つくばマラソン
1月勝田マラソン
2月青梅マラソン
3月ソウルマラソン 
4月パリマラソン
5月ThemesPath100mile
6月WesternStates100mile
8月TDS

では。明日から本気出します®


さて本気出しますか(10)そこそこ たいへんな 山登り

そろそろほとぼりがさめた頃でしょうか。 STY DNF です。

前日:
ヘッドライトPETZL NAOのバッテリーの劣化が不安になったので急遽予備バッテリーを購入。なかなか見つからず、「3つありますよ!」と電話で確認して向かったL-BREATHでは本体が3つ(T T).2時間ぐらい電話をかけまくって入手。

いざスタート地点の富士山こどもの国へ。スタート地点すぐそばのペンションを予約していて万全の体制。と、その前に富士宮駅へ。ここは麓エイドの最寄り駅。ここに車&ギアを置いておいてレース当日に現地入りするサポートが持ってきてくれる手はず。抜かりないぜ….。駐車場がねぇ….。捜していたらペンションまでの電車がなくなった。タクシーでまさかの1万円….。

当日
9:30
ペンションには宿泊客が私以外は1人だけ。FBでは見たことがあったこの男のダイエットを支えたトレーナーの方だった。朝食しつつ世間話。世界を驚かせようということで合意。
宿のご主人がこどもの国まで送ってくれた。感謝。でも入り口からスタート地点まで遠杉。

10:30
いつもの友人&お久しぶりな友人達と顔を合わせて楽しい。ランブラーさん&小川さんボラお疲れさまです。HURTで一緒だったTimoさんとも再会。
受付でもらったレッドライトを荷物チェックまでの間でなくす。そしてもう一度もらう。ごめんなさい。ポケットに入ってました。

11:00
暑いのか涼しいのかわからない。ねっころがって食べ物を詰め込み続ける。

11:30
タンクトップ&ショートパンツで出陣決定。新たに購入したSFRCのBUFFもつけずにいくことにした。頭から外して1分後に無くなってしまった。意味不明。だれか返して。
鏑木さんが登場。UTMFスタート直後の渋滞&関門変更などの対応でお疲れなはずだが「いや〜なんだか色々悪者になって大変だわ〜」とSTYスタートに向けて気合いみなぎるお言葉を頂く。

興奮のあまりゴミ袋をもったままパシャり。カブラキ元帥のご到着。

興奮のあまりゴミ袋をもったままパシャり。カブラキ元帥のご到着。

11:50
開会式。そっちのけで、スタート地点最前列を確保。

12:00
スタート。普通にすーっと走りだしたら意外と長い時間トップをキープ。88kmいけるか?

最前列から気楽にスタート

最前列から気楽にスタート

意外と引っぱり続ける

意外と引っぱり続ける


12:02
やはり後半に課題。のこり87.5km地点くらいで後半に強い菊嶋さん、TIMOさん、韓国のシンさん、貝瀬さんやら実力者の追い上げに捕まる。

たのしい林道を2時間半くらい走る

14:40ごろ
ちょっとゆっくり目に西富士中に到着。なんだかんだ言って紙コップあると思ったらなかった。UltraSpireの携帯カップは飲みにくいわ〜。5分くらいうだうだして出発。

天子山地を進む。UTMFの皆さんを抜くのも大変。抜かれるのも大変そう。2年前も思ったけど、これはないわ。かなり気温が高くなっている中、ゾンビのようになっている友人たちに声をかけながらパスして進む。完全に戦意喪失しているのりさんを抜いた。

公式HPには西富士中から麓エイドまで速い選手で1:45と書いてあったので3時間くらいでは抜けられるかとおもったけれど、そこはさすがの鏑木測定。全然つかない。4時間かかった。トップも3時間近く。エイド手前は大渋滞。ないわ〜。

19:00ごろ
明るいうちに麓エイドに到着する予定だったのでミニライトのみで到着。ここでPetzlのNAOを受け取って本格的な夜間走へ。
無事に富士宮で車とギアをピックアップしていたサポートと合流…しかし…
「あれ?ライトがない〜」
「!!!???」
駐車場からエイドまでの何百mかの間で神隠しにあったらしい…

1時間30分ほど捜索…

ない…

体冷える。テンション下がる。被害額の大きさに萎える。

20:30ごろ
予備ライトで渋々出発。6月の100マイルに向けての重要な50マイル練の位置づけということで記録よりもしっかり鍛えることが大事と気を取り直していく。100人くらいに抜かれたけれど、世界の増田氏より「抜き返せ」との激励で勢いよく出発する。

5mくらい走ったらあまりの寒さにショック死しそうになりお恥ずかしながらエイドへUターン。送り出して頂いた皆さんに気付かれないように全部着込む。

麓から本栖湖は15km。竜ケ岳まで6.5km平地を走って、登って下って終わり。2時間30分かからないだろう。寒さもあったし、足も元気だったので激走する。「すいませ〜ん。右側ぬきま〜す。」と叫び続けて進む。UTMFなみなさんは恨めしそうに道を譲ってくれた。エイドでライト捜索中に抜き返された戦意喪失中ののりさんを再び抜いた。「あんた どうしたの?」と激励を頂く。

キロ4’30~5’00くらいで進んでいくと、何人かのSTYの選手がついてきたがすぐに置き去りにした。くるぶしの怪我の不安はあったけれど、まあまあ動いている。痛みが出る前に終わりそうだ。この辺りをはしっているランナーはだれもついてこれないスピードが出ている。

と思っていたらコースから外れていた….

時計を見たらすでに竜ケ岳を超えている距離。振り向けば後方に竜ケ岳…
完全に竜ケ岳を巻いてしまった…

がっかり

今日は私の日ではないらしい。

とぼとぼ戻ると抜きさったSTYの選手がパックで向かってきた。「コース間違えたみたいです」と告白すると冷たい視線を頂戴した。

往復10kmちかい増量コースをこなして竜ケ岳を勢いよく登るべく再び「すいませ〜ん。右側ぬきま〜す。」と叫び続けて進むと「は?またお前?」と迷惑そうな視線を頂戴する。なんだか申し訳なくてUTMFのみなさんの後ろについてとぼとぼついていくことにした。

途中で完全に戦意喪失中ののりさんを再び抜いた。「しんさん 何やってんの?」と激励を頂く。完全に戦意喪失した。

本栖湖で断固やめることを決意し、もったいないのでジェルを食べるのもやめた。

本栖湖のまわりのロードを練習最後のWSとしてダッシュ。結構スピード出てるんじゃね?と思ってアンビットをみたらポンコツなので電池が切れた。なんだかくるぶしも痛くなった。

23:40ごろ
山場を超えた地点の本栖湖エイドは熱気ムンムン。UTMFの選手も「ここまで来たらいける!」とぼろぼろながらも元気になっている。サポート陣もUTMFの選手達を興奮気味に迎え入れている。

究極の捻挫を炎の精神力で乗り越えて本栖湖に到着したけいさんの姿は十字架を背負って山をのぼるキリストの様だった。

そんなみんなの頑張る姿を見て、私は何だか燃え上がるような空腹感を覚え、さっさと河口湖のバーミヤンへと車を走らせた。お疲れさまでした。

バーミヤンでは5分差でラストオーダーに間に合いませんでした。

翌日14:00
東京へ戻る前に昨日の熱気が嘘のようななにもなくなった麓エイドに立ち寄ってみた。やっぱり私のPETZL NAO(黒い巾着入り。予備ライト&予備携帯バッテリー同梱)はなかった。

気持ち的に走れなくなるとはなんだか冴えないわ。DNSしたTransvulcaniaの情報を目にしつつしょんぼりしてます…。がここまではあくまで過程。足が痛くなる前に70km走ったということでよし!次は6月7日(土曜)スタートのSanDiego100mile.100マイル第3戦。すべてをカケマス!

では。明日から本気出します

【お願い】
・「SD」というマーク入りの黒い巾着に入ったPETZL NAOと予備バッテリーと携帯用バッテリー
・SanFranciscoRunningCompanyのロゴ入りの黒いバフ(白いストライプ入り)
を発見した方ご連絡を。お礼として私の使用済みキネシオテープにサインを入れてお贈りします。


さて本気出しますか(9)Fun Run in Hawaii

1月17日午前11時30分。飛ばし屋のパイロットのおかげで定刻より1時間早くホノルル空港に降り立った。激戦の抽選を突破してH.U.R.T100mileに出場するためにやってきた。初のハワイ。錦糸町より日本人率が高いね。

予定より早かったのでTomoさんのピックアップをお断りしてバスでホテルまで。事前にネットで購入して手配していたジェルが無事に届いていた。今回はエイドにジェルはなしという事前通達があったのだ。

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ブリーフィングは14:30から。時間を間違えていてご迷惑をおかけしたが無事にTomoさん一家&Isoさんの車にピックアップして頂いて、スタート地点のNatureCenterへ。

ブリーフィングの時点で暑さと虫の多さにビビる。

ブリーフィングの時点で暑さと虫の多さにビビる。

たてのさん&MIKAさん、山本さん&TOMOMIさん、中辻さん、Takuさん、Joさん、MarikoさんのチームJAPAN無事合流。このチームが脅威の完走率でRDならびにHURTコミュニティーを驚かせることになる。

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参加賞のpatagoniaのTシャツの背中にはコースプロフィールが。上りか下りしかない。

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どこかの水にリストバンドを浸すと何だかいいことあるらしい。
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それにしても暑い。ちょっとナーバスになってるぞとIsoさんに指摘される。蚊も凄い。すぐに日焼け止めクリームと虫除けスプレーを買いに行く。

翌日は5時には会場入りなのですぐに解散。ホテルへ。ホテルのすぐそばでシャモニーで消えたサングラスを再度購入する。ホテルではすでに日本で作っておいたドロップバッグ3つにジェルを入れて準備完了。すぐに寝る。寝ようとした。ちょっと目が覚めて携帯を見ると香港100kで奥宮さんが7位。去年のリベンジだ。山屋さんがドロップ。悔しいだろうな。自分のレース前なだけに色々考えてしまいつつ就寝。

3時30分起床。すぐにカレー、納豆、シャケ、みそ汁で朝食。4時20分にTomoさん&Isoさんがピックアップしてくれた。途中セブンイレブンでコーヒーを購入して中辻さんのホテルへ。暗闇の中スタート地点へ向かう。

スタートのNature Centerはすでに選手&サポート&スタッフでかなりの熱気。アメリカのレースは初めてではなく、全く案内なくてもスタッフと話しながら淡々と準備出来るがこれがロシアだったらドキドキだな。ロシア行かないけど。

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SanDiegoのエイドでお会いした夫婦に再会。トレラン界は狭いな。

SanDiegoのエイドでお会いした夫婦に再会。トレラン界は狭いな。


東京とシャモニーで会ったGary Robbinsが覚えていてくれて声をかけてくれた。去年CRを作った彼は今年も優勝。

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スタート直前飯は今回はコッペパン(マーガリン&ジャム)。普段山で練習する時に食べているものを持ってきた。みんなに笑われた。
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ドロップバッグ専用VictoryBagはエイドスタッフに褒められた。

ドロップバッグ専用VictoryBagはエイドスタッフに褒められた。


あっという間にスタート5分前。Isoさんに「とにかくアメリカ人のスタートダッシュに巻き込まれるな」と声をかけられる。そう、今回は完走ギリギリ。プランでは序盤は前から2/3ぐらい80位前後で進み、生き残れば半分がリタイヤするので40位前後でギリギリ完走だ。

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ほら貝みたいな「ぷぉーー」という音でスタート。暗闇の中へ消えて行く。すぐに山に入る。
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コースはYの字。とにかく同じところを行ったり来たり。トップ選手ともなんどもすれ違い、そしていつか抜かれる。

2回目の出場で想定タイムがほぼ同じのたてのさんにくっついて行くことにする。走りながら色々とアドバイスをして頂き助かった。現地入りまでコミュニケーションを取れなかった山本さんとも話ながら進む。鎌倉の披露山で35周練を決行したという。ビビった。このレース、やはりレベルがとんでもなく高い。

プランとしては6時間、6時間、夜の2周は8時間、8時間、で最後の1周は明るくなって6〜7時間で34〜35時間でゴール。

最初のエイドまで12km。途中で折り返してくるトップランナーともすれ違ってテンションが上がる。Tomoさんとは「Yes We Can!」を連呼して盛り上げた。ほぼ予定通りの2時間で到着した。

たてのさんの後ろにわたしも見える。このころは元気だったな。

たてのさんの後ろにわたしも見える。このころは元気だったな。


すでに明るくなっていてここでライトを置いていく。Isoさん,Marikoさん他女性サポート陣が総出でお出迎えしてくれた。テンションが上がる。
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同じところを5回通るので通過証明として自分で記名

同じところを5回通るので通過証明として自分で記名


エイドからは来た道を戻っていきます!

エイドからは来た道を戻っていきます!


次のパートは8km。1時間30分。そして最後のパートは再び12kmで2時間15分かかり5時間45分で1周目を終える。脚は大丈夫。いけるかもしれないという感触を得る。
1周目はたてのさんと同時。日本人が一緒というのは本当に心強い。パフォーマンスにも大影響。

1周目はたてのさんと同時。日本人が一緒というのは本当に心強い。パフォーマンスにも大影響。

2周目。一気に気温が上がる。すでに山本さんはかなり前に行ってしまった。たてのさんを視界の中にいれつつ進む。暑い。そりゃそうだ。ここはハワイだ。沖縄で夏にトレランやるやついるか?なんで常夏のハワイで走ってるんだ?低山なので登っても気温はほとんど下がらない。暑いよ。

途中で手がシャツに触れるとビショビショ。「フラスコから水が漏れている!」と思ったら自分の汗だった。やばいよ。たのむ!曇ってくれ!たのむ!雨降ってくれ!太陽さんどっか行ってくれ!

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最初のエイドまで今度は2時間30分、水を飲みまくっているが頭がぼーっとしてきて2つ目のエイドまで1時間45分かかった。2周目にしてピンチ。
途中でTomoさんに出会った。「青梅ターキー思い出せ!」と言われたが、すでに青梅ターキーより疲れた。

第2エイドからスタート地点まで戻る途中から頭がぼーっとしてきた。一気にペースが落ちた。で、途中でまさかの日没withoutライト(T T)

まわりに選手が来ない。足を捻り、転び、もう泣きそうになる。太陽さんゴメン。もう一回、30分だけ戻ってきてくれ….

脱水だろうか、手足の痺れが酷い。そして暗闇の中でひたすらブレーキをかけながら下ったからだろうか、腿がやばい。わずか64kmでこの状態。絶望的な感触でとぼとぼとスタート地点エイドに戻る。結局2周目は6時間30分位かかった。

たてのさんが出発するところだった。たてのさんもかなり予定より遅れているようだ。Isoさんによると去年と比べて格段に暑く、他の選手もかなりグロッキーだとのこと。私はまだ元気な方だと言われた。そういわれるとやる気が出てくる。

Isoビンタを頂戴する。「Tomoさんに食らわしたやつの10分の1位ですよ!」

20分位やすんで13時間経過時点で出発。夜の2周を8時間でこなせばギリギリセーフか。イッテキマス!!地獄のようなコースにエイドスタッフが大きな拍手で送り出してくれる。

3周目。Isoビンタパワーは1時間で効力が切れた。下りで全く踏ん張れない。後傾でブレーキをかけるパワーもなく、かといって前傾で勢いよく走るほど足さばきは上手くないし、もう動かない。斜面でポールを使ってカマキリみたいに進む。

時間がどんどん過ぎて行く。気持ちは前向きなのに足が動かないというあまり経験のない状況。

1つ目のエイドに3時間かかって到着。エイドに入るちょっと前でたてのさんとすれ違う。あまり差がついていないようだがこちらはもう意識朦朧。このエイドでは暗闇の中で海賊のコスプレしたスタッフが迎えてくれる。あまりにテンションが高くて、勢いよく出発してしまった。
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2つ目のエイドに向かってすぐ出発する。下りが長くて急なパート。この辺りから平衡感覚がなくなる。全く平らなところでふらつく。片側が崖のパートではもう這うようにして進まないと落ちてしまいそう。

「すぽるちば〜!!」という叫び声とともに4周目のIsoさん&Tomoさんが追いついてきた。「ねばれ!たてのさんともまだ近い。明るくなるまでねばれ!」と叱咤激励を受ける。抜き去っていったあと、暗闇の中から「シンヒロアキたれ!!!」という声が聞こえた。

脚にとにかく力が入らない。そして意識が朦朧。とりあえず声を出そうと考えて一歩一歩「いーち、にーい」と声を出してみる。効果なし。急な下りで転げ落ちないように体を支えるので精一杯。「神様、抽選だからといって分不相応なレースに出てごめんなさい。もう絶対出ませんから次のエイドまで無事に返して下さい。ごめんなさい。ごめんなさい。」とずーっと謝っていた。

先のエイドから折り返してきたIsoさん&Tomoさんがやってきた。Tomoさん曰く、「斜面で生まれたての子鹿みたいになっていた」ようでIsoさんがTomoさんのペーサーから離脱して私の介抱をしてくれた。申し訳ない気持ちと、Isoさんがそのような判断を下すほど自分はヤバい状態なんだという思いで絶望的な気持ちになる。

薬をもらって、シェルを着せてもらって進み始めた。薬の効果か少し進める気がする。前に進みたい一心だろうかいつのまにか「まーえ、まーえ」と唱えていた。

第2エイド到着に3時間かかった。今思うとやってはいけないことだと思うが、ふらっとスタート地点に向けて再び進み始めてしまった。リタイヤというのはかなり明確な判断力がないと出来ないのだろう。エイドスタッフの大きな歓声に後押しされて前へ。

ひたすら「まーえ、まーえ」といいながら進んだ。元気なJoさんとすれ違ったが反応できず。

気を失って、気がついたら病院のベッドの上だったら幸せだな。と考えていた。

斉藤和義の「うちに歩いて帰ろう〜」という曲が頭をまわっていた。

そして相変わらず「トレランの神様ごめんなさい。僕みたいな雑魚は涼しい皇居でも走ってます。もう来ません」と謝っていた。

あまりに時間がかかってペツルNAOの電池も切れ気味。半径20cm位の範囲しか照射されてないのでもう怖くて仕方がない。

ルートを表すテープと細い木の枝の区別がつかなくなって何度も間違えた。

ここで優勝したGaryにpassされた。飛んでいった。「優勝だぞ!」と声をかけると「Yeah!」と返してくれた。
何度もpassされたTimoさんもGaryに次いで飛んでいった。

そして私はこのパートに5時間30分かかってスタート地点に帰ってきた。

椅子に座ったまま動けない。声もでない。30分ぐらいぼーっとしていた。
TomomiさんとMarikoさんの「〜はどう?」にすべて「大丈夫です」と答える。大丈夫なのではなく、動く気力がないのだ。

100km完走まではあと4kmだが、実際は次のエイドまで11km進まないといけない。もう絶対に無理だと感じていた。椅子に呆然と座っていた。

とにかく脚がうごかない。

とにかく脚がうごかない。

気がついたらすぐ後ろでTimoさんがインタビューを受けていた。「おめでとう」と言うと「まだですよ!あきらめないでくださいよ!」と激励を受けた。
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エイドのボランティア、Marikoさん、Tomomiさん、そしてTomoさんのペーサーから離脱してきたIsoさんからも諦めるなと声をかけられた。

最後の判断力を振り絞って、日の出まで待つことにした。

コットで横になった。
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4時間程休んだだろうか。明るくなっていた。

目が覚めて、Marikoさんと目が合った瞬間に「行く?」と聞かれた。反射的に「行きます」と答えた。

4周目(の第1エイドまで)出発!

4周目(の第1エイドまで)出発!

休んでもやはり脚は重く、そして日差しは強かった。5周目を走るランナーに必死についていく。大きな収穫。やはり、歩くにせよ走るにせよ体重移動がスムーズ。こちらはびびって踏み出す一歩に全体重がかかっている感じ。そして、こちらの大きな一歩の間に前のランナーはすたこら3歩ぐらい進む。

もう最後。目に焼き付けておこうと真似をしつつ食らいついた。

そしてエイド直前ラスト1マイルぐらい。なだらかな広いトレイルに出たところでラストダンス。全力で走ってみた。

piratesたちがお出迎えしてくれる第一エイド。4周目で到着したことを告げると「おめでとう。よくやった。」とスタッフがハグしてくれた。5周目だったとしても完走ギリギリの時間だ。私のHURTはここで終わり。

スタッフにエイドの片隅に設置された飛び込み台&ミニプールに連れて行かれた。「ここでドロップだ」多くのスタッフとTEAM JAPANのサポート陣に見守られて飛び込んだ。水の冷たさがただただ気持ちよかった。
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振り返っても、「あそこで踏ん張れば」という点は見当たらない。スタート地点に持ち込んだものでは足りなかったんだと心底思う。
周回と暑さで散漫になりそうな意識をしっかり保ってスムーズな体重移動で下っていく。わずか100kmで今までにないぐらい痛めつけられた脚を引きずりながらトレーニングの構想を練っている。
目標としていたSUB24に届かなかったTomoさんも「本当に難しい。難しい。」とつぶやいていた。激坂じゃなくて、激根っこ探しましょう。青梅高水5周やりましょう。夏休みにハワイまで来て練習会しましょう。などなど。

私は神様にまた謝っている。「ごめんなさい。もう1回だけ走らせて下さい。」

レース終了から24時間後。海の近くのレストランでpostレースパーティーが開催された。完走者、そしてボランティアなどの功績を讃えるこのパーティーで、私は100kmまで辿り着いた他のランナーたちとともに「HURT Fun Run 完走者」として拍手を受けた。今年から100km完走者は「Fun Runner」の称号が与えられることになったのだ。

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Fun Run完走者の面々。

Fun Run完走者の面々。


男女上位3名の表彰

男女上位3名の表彰


100マイラーの皆さん。見事!

100マイラーの皆さん。見事!

レース終了後のTEAM JAPAN HURT2014 最高のTEAMでした。

レース終了後のTEAM JAPON HURT2014
最高のTEAMでした。

30時間、トレイルから「お前はちゃんと俺と向き合ってるのか?」と問われ続けていた気がする。テキトーに走ってねぇか?気を抜いてねえか?ちゃんと練習してきたのか?

アホみたいな周回コースなのですが次回こそ!ゴールにあるこの看板にキスをします!アロハ!
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では。明日から本気出します®