濃溝の滝と房総丘陵

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ユーシンブルーに引き続き、SNS発で人気が出た絶景を眺めながらトレイルを走る旅ということで、濃溝の滝に行って来た。濃溝の滝は、房総半島のローカル線である久留里線で終点の上総亀山まで行き、ここから約8kmはオンデマンドタクシーで500円で行く事ができる。予約しているのであれば。予約していなかったので必然と走る事になり、そして鴨川方面への県道に行かなければならないところを間違えて養老の滝方面へと向かう国道に入ってしまい、いきなり大きくコースアウト。上総亀山→濃溝の滝→清澄寺→内浦山県民の森→安房小湊のルートのつもりだったのが最初のコースアウトと通行予定のトレイルが通行止めだったこともあり、上総亀山→清澄寺→金谷ダム→濃溝の滝→上総亀山という、ロード28km+トレイル13kmの41kmコースになってしまった。

コースミスに気がついたのは七里川温泉近くに辿り着いてから、以前に出た房総丘陵トレイルの大会でこの近辺に来た事があり、予定コースでは通るはずないのでコースを間違えていると気付く。かなりの距離を走ってしまっていたので戻る気は起こらず、予定コース中間の清澄寺までとりあえずロードを進む事にした。この時点で既にロードを16km、当初予定のコースの後半に行くか、前半を戻るかの選択となるが、濃溝の滝に行くのが今回の主旨だったので前半に当たる関東ふれあいの道の#23モミ・ツガの道に行く事にした。そして、これは来週予定の房総横断トレイルの第一エイドから第二エイドの区間でもある。

最初の4kmくらいの元清澄の登山道入口まではずっと林道が続くが、東大演習林関係者以外立ち入り禁止のゲートが出てくる横からトレイルが始まる。ふかふかの落ち葉の上を快適にアップダウンも少なく、走れるトレイルと思ったが、元清澄山の付近や金山ダムへの下りの少し手前まで行くと階段の上り下りがひたすら続く。下りについても階段の土がかなり削れてしまっているのでどこに足を置くか悩ましい。フィールズのマーキングが続いていたが、途中で来週の大会準備をしている方達と出会う。激下りの箇所に安全用ロープを設置していたようだ。本格的なトレイルに入ってしばらく走ってから階段が続くというなかなかいやらしいコースである。

今回、元清澄山の先で関東ふれあいの道と分れて濃溝の滝の方へ下るルートが地形図にあったのでそこを探しながら慎重に進んでいた。地形図から明らかにピークと判るピークをいくつか越えた先ということは判っていたのでコンパスも使い間違えない様に慎重に進んだが、見つけた分岐はまさかの通行止めであった。仕方ないので関東ふれあいの道をそのまま金山ダム方面へと進む事にした。金山ダムは当初予定のトレイルの出口よりも5kmも鴨川寄りだったが、気を取り直して濃溝の滝へ。途中の元清澄方面へ登るルートはやはりこちら側にも通行止めとあった。もし、ミスコースせずに朝一にここに来ていたとしたら、柔軟に他のコースと思えていただろうか。。。

濃溝の滝は大型バスもやって来る一大観光地となっていた。不思議で神秘的な空間ではあるが、人の多さにいやはや何とも。。。濃溝の滝から1.5kmほど北の物産館の所のバスは行き先が東京駅と千葉駅とあり、上総亀山よりも滝に近い公共交通機関であった。若干迷ったが、結局上総亀山まで戻り、発車時刻の10分くらい前に何とか辿り着いた。時刻表を見ると本数の少なさに一瞬愕然としたが、偶然増発されていたため助かった。地方に行く場合の一番注意すべきは電車/バスの時刻である。

ミスコース等の影響により予定よりも1、2時間遅くなってしまったが、早朝から行動し、図らずもロード主体ながらフルマラソンくらいの距離を走るという、充実した一日となった。

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太平洋まで望める房総丘陵の眺め
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気持ちよく走れるトレイルと見せかけて階段、階段、階段、、、

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ところどころに灰皿があったが。。。そもそも置かない方がよいのでは。

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分岐を見落とさない様に気を使っていたら、そもそも濃溝の滝近くへ下る道は通行止め  20161211-dsc_9304
上総亀山からは極めて本数の少ない久留里線であるが、たまたまイベントと重なって増発されていた


ユーシンブルーと鍋割山

20161203-dsc_9139玄倉〜ユーシン渓谷〜雨山橋〜雨山峠〜鍋割山〜大倉のルートで西丹沢から表丹沢へと縦走してきた。今年は白神山地の青池に行ってみたりとする中で遅ればせながら青の絶景の名所としてユーシンブルーの存在を知ったので、じゃあ行くかということと、地図を眺めると鍋割山の方に抜けるのがちょうど良さそうな距離に見えたので下山ルートには丁度いいだろうということでこういうルートを設定した。ぎりぎりで紅葉が残っているかと期待していたが、残念ながら麓近辺の一部の木以外は落葉していた。終始落ち葉の絨毯の中、フカフカを楽しみつつルート探しをするということになった。

天気がいい日だったので道が整備されている玄倉〜ユーシン渓谷間はかなり人がいた。玄倉発電所でユーシンブルーを見に来る人と、ユーシンロッジまで行く人、格好も登山というよりも街歩きのようなコートの人も半数近くという状況で、SNS効果のせいなのだろうか。肝心のユーシンブルーは、青っ!と思ったがまあこんなものか、という印象。もう2、3週間早く紅葉とセットで見れていたら多少感想も違っただろうか。

ユーシン渓谷を離れ鍋割山へ向かう区間は花崗岩の沢筋と稜線を歩くというコースで風化が進んでおり、桟道も崩落して沢筋迂回というところがいくつもあった。足元が滑りやすい上に落ち葉が降り積もっているのでかなり気を使う。ただし、標識は整備されていたのでさほど迷う事はない。悪天候時は通行禁止と書かれていたが、花崗岩の山は雨が降ると一気に流れるので増水には十二分に気を付ける必要がある。雨山峠から鍋割山へと向かう道は鎖場があり、ここも足場が滑りやすいので慎重に通過した。稜線上は完全に落葉した木々の隙間から丹沢主脈を眺めながら進む。この区間は雨山橋の分岐で5〜6人のグループとすれ違った以外は完全に一人旅。時間のせいもあるかもしれないが、人が多い丹沢でもこういうルートもあるものかと思った。

鍋割山に到着すると、自分の通って来た道が経験者向きのコースですと書かれていてびっくりする。確かに、破線ルートではないものの、スリリングなルートではあった。頂上から雲の上に富士山の頭だけ眺めることができた。既に15時半を過ぎていたので暗くならないうちにと下山を急ぐ。鍋割山からの下山では20人くらいの登山者を見かけた。落葉した森に差し込む西日や、一部だけ色づいている木など眺めながら余裕をかましつつ、大倉までギリギリでライト無しで下りれた、と思いきやバス停までもう少し森の中を通る事になったのでたまらずライトを使うはめになった。この時期は日が暮れるのが早いのでとにかく時間管理には気を使う必要がある。基本的に、ライトと雨具はやむを得ない状況の場合に使うものでしかないので、使用を前提とするような山行きはしない。

大倉のバス停で帰りのバスを待つ間、かなり空気が冷え込んでおり冬だという事を実感させられる。冬は冬に楽しめる場所をこれから探していこうと思う。

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雨山沢の沢筋のルート、右側崖に本来ルートの桟道があったいつの頃からか崩落。。。

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花崗岩の岩肌を流れる沢の滝

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雨山峠〜鍋割り山の間の鎖場、花崗岩の風化した路面は滑りやすいため雨の日は要注意だろう

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鍋割山への稜線、木々の隙間から丹沢の山々が見える

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辿り着いた鍋割山にて、雨山峠からのルートは経験者向き。。。

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鍋割山から西の方は雲が出ていたが、富士山の頭だけ。。。

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冬枯れの森に西日が差す

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下山中、一部の紅葉が色づいていた

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これが嫌いで丹沢には春〜夏にはほとんど来ない(会った事ないし、会いたくもない)