天城の雪桜、河津の夜桜

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伊豆半島へ出かけ、天城山と河津まで行って来た。雪桜といっても桜が咲いていたわけではないが、天城山の樹氷はまるで白い花の桜のように山に点在していた。そして、下山した先の河津町は桜祭りの期間でありライトアップを行っていた。

ちょっと前の記事で書いた南伊豆フリーパスを買っていたのでスタート/ゴールともにその有効区間内の伊豆急沿線でということになる。伊豆半島最高峰の天城山万三郎岳を通りつつ河津桜を見に河津ゴールでという設定をしていたが、伊豆大川〜箒木山〜万二郎岳〜万三郎岳〜八丁池〜寒天林道〜河津七滝〜河津駅というルートで箒木山〜八丁池間のトレイル12kmと、それ以外のロード30kmという結局40km超のコースとなった。河津七滝で最終バスが5分差で乗れなかったので想定以上に走ることになった。

熱海で乗り換えた伊豆急線は河津桜目当ての人で満員御礼、伊豆大川で降りてまずは箒木山まで10kmくらいのロードを登る。高低差1000mをロードだけで登ることになる。頂上には通信施設があり、裏手から万二郎岳へのトレイルがつながっている。この区間は山と高原地図には破線すら記載がないが、国土地理院の地形図には記載されている。赤テープやロープを目印に急登と激下りの道を進む。コースを見失いやすい上に、雪解けの水分を含んでいるせいか全般的に非常にすべりやすく、落葉の下は石や木の枝が隠れている。そして斜度もきついので進むのに難儀する。冬枯れの時期なのでなんとかなったが、葉が茂る季節は大変だろう。

万二郎岳に辿り着くとここからは天城縦走路でよく踏まれているコースなので格段に進みやすくなる。残雪がそれなりにあったが、シューズでも特に危険な箇所はなかった。頂上からの下り坂で万三郎岳方面を眺めると山の片側に白い樹氷が吉野の山の桜を思わせるかのような、まさに雪桜とでも呼ぶべき風景をつくっていた。風が吹いて雪が風花として舞う様子は桜が散る様子にも似ている。伊豆半島最高峰の万三郎岳を通りつつ、どこで時間がかかってしまったのか、八丁池に着いたときには既に17時近くなっていた。ここから天城峠までのトレイルも気持ちいいが時間もないので、林道で下ることにする。国道に出ると既にバスがない時間だったのでとりあず河津七滝まで走る。七滝の名物ループ橋は見た目に反して1kmの距離があるようで、ぐるぐると下っている最中に真下を河津行きのバスが通過していった。次に乗ればいいやと思っていたらまさかの最終バスだった。

仕方ないので、河津の町までも走る羽目になる。夜空は月がなく星がきれいだった。ちょうど一年前に普通に河津桜を見にきたときに見覚えのある景色が見えてきてようやく辿り着いたことを実感する。道沿いには桜が咲いており、もう少し明るい時間であればきっときれいだったのだろう。河津の街中ではいたる所で桜のライトアップをしていた。河津駅から家まで帰れる電車もあと数本という状況になっていたのできわどかったが、途中の伊東で銭湯に立寄りつつ帰宅。

思いもよらず雪景色から桜、菜の花まで一日の中で冬と春を両方楽しむことができた。伊豆半島は東京近郊の近場と比べると移動時間もお金もかかるが、それ以上に素晴らしい景色があるので何度も訪れたい。
20170225-DSC_9924  箒木山〜万二郎岳のトレイル、テープを目印に進む

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万三郎岳へと向かう斜面の片側に白い樹氷がある風景はまさに雪桜

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実際はブナの樹氷

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万三郎岳が伊豆半島最高峰

20170225-DSC_9981八丁池見晴し台からの眺め

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八丁池の先には富士山が見えた

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落葉のトレイル
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残雪と緑のトレイル

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桜と菜の花のライトアップ


Good Morning TRAIL

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朝早く起きて午前中に山を走り、午後は午後の用事をすれば一日が有効に使える。
たまたま秦野方面に午後から私用があった日の午前中に山へ行くことにした。秦野駅に8時半過ぎに到着してコインロッカーに荷物を預けてスタート。蓑毛までロードを走ってからトレイルに入り、浅間山を目指す。ここからは下り基調の尾根を弘法山経由で秦野駅まで。次の予定までに風呂に入る時間も考えると約3時間ほどで戻ってくる必要があった。もう少し早く家を出れればヤビツ峠まで行って大山山頂経由で帰るということをしたかったが時間が限られていたのでそれは断念。

多数の人が歩いている大山の尾根は荒れた部分がほぼないので走りやすく、エスケープルートがいくつもあるのでさくっと走るには丁度よい。弘法山から大山方面を見返すと自分が走って来た尾根を一望することができ、ちょっとした達成感が得られる。春になれば弘法山は桜の名所でもあるので、その時期に出掛けるのもいいだろう。

朝早く起きるのはつらいところであるが、また都内から近場の山というのは限られてしまうが、早い時間にスタートすればその後の時間を有効に使える。いつもは昼過ぎにスタートして日没と時間の相談をしつつ遅く帰ることが多いので、全てが早く終わるとものすごく効率的に行動できた気分になれる。今後もこういうちょっとした山行きもしていきたい。


桜と梅の里山〜松田町

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まだまだ寒い日が続いているが、梅と桜を眺めて春を先取りということで松田町まで行って来た。2月11日から始まった桜祭りと2月12日までの梅祭りがちょうど先週末に重なっていた。桜は早咲きの河津桜、梅はロウバイである。河津桜の本家は伊豆の河津であるが、今年は例年よりも桜の開花が早かったらしく、偶然気象予報ニュースで開花していることを知ったのが松田町を目指したきっかけである。

まずは昼過ぎに着いた小田急線新松田駅近くの西平畑公園の桜祭り。富士山を眺める斜面に満開の河津桜が咲き誇っている。人手もなかなかだった。ロウバイ祭りが行われている寄(やどろぎ)集落まではロードとトレイルでコースタイム4時間ほどのハイキングコースで行く事ができる。

まず桜祭り会場から裏山へと向かい林道を通って最明寺史跡公園へ。ここはまだ花が咲いていなかったが、様々な春の花が咲く場所のようだ。ここからさくさくの残雪が一部残るトレイルを第六天方面へと向かう。一旦集落に下りてからロードの坂を登った峠の第六天付近からは富士山をきれいに眺める事ができる。峠からの下りは虫沢古道という古道がハイキングコースとして整備されていて虫沢集落へとトレイルとロード交互の下り道が続く。他にも花じょろ道というコースもある。

目指す寄集落に行くには里山を越えていくコースもあったが、残念ながら時間の都合でロード経由で向かう。寄バス停から少し登ったところにあるロウバイ園ではピークを過ぎながら黄色い花が一面に咲いていた。ここから鍋割山の方に向かう登山道があり、後沢乗越経由で大倉へ向かう事もできる。今回は時間も遅かったので渋沢駅までロードで向かう事にした。

結局ロード20km+トレイル5kmとロード主体の里山めぐりとなった。例によってDusty Running Back-packに着替え含め全て荷物を詰め込む軽装だったので本格的な山や日没後行動は控えて可能な範囲で楽しんだというところである。日に日に太陽が出てる時間が長くなってきているので春はもうすぐである。

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残雪のさくさくトレイル

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第六天からの富士山

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虫沢古道のふかふかトレイル

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ロウバイ園

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集落外れにたたずむ梅の木


山に行く交通費の節約

身近に山がない東京のトレイルランナーにとって山に行くときの一つの問題は交通費である。ついつい便利なICカードタッチをしてしまいがちであるが、行く方面によってはフリーパスを買う事で節約をすることができる。リッチな人には電車代ごとき関係無いかもしれないが、節約分は水代や行動食代、あるいは温泉入浴代分くらいの金額になる。どうせ同じ電車に乗るなら安い料金で済ますに越したことはない。ちなみに前記事の三十槌の氷柱は普通に料金を支払って行ったので500円以上は損していることになる。自戒の意味も込めて、各社が用意している格安のきっぷと、山行きへの有用度の観点から整理してみた。後半は山行きというよりも、完全に旅行目的になっているが。

■東急西武線丸ごときっぷ◎
適用:副都心線経由小竹向原までの往復+西武線乗り放題
価格:駅による(自由が丘1,650円、横浜1,830円)
参考:自由が丘〜飯能812円(片道) 自由が丘〜芦ケ久保1,060円(片道)
→東急線沿線居住者が西武秩父線沿線の芦ケ久保、秩父に行く場合は単純に往復の電車代よりも安い。奥武蔵、秩父への山行きには必須。途中のエスケープも自在であるし、所沢等の沿線の駅での途中下車も可能。

■南伊豆フリーパス(JR&伊豆急)◎
適用:伊東までのJR往復+伊豆急線及び南伊豆のバス乗り放題
価格:駅に寄る(東京6,160円、横浜:5,850円)
河津以南の伊豆へ行くのに単純な往復よりも安く、バス乗り放題なので便利。修善寺経由でアクセスする天城に河津経由で行くかは考えどころであるが、南伊豆エリアに行くには文句無しにお得。松崎や堂ヶ島などの西伊豆にも行けるが下田経由なので修善寺経由と比べて時間はかかるし本数も限られる。

■休日おでかけパス(JR)○
適用:首都圏のJR線フリー区間内乗り放題
価格:2,670円
神奈川や千葉、埼玉の人が東京を通り越して移動するにはかなりお得。東京からどこかへ行く場合に元が取れるのは大月や足利くらいだが、何度も乗り降りするのであれば安くなる可能性もあり。ちなみに東京モノレールとりんかい線でも使える。

■丹沢・大山フリーパスB(小田急線)○
価格:駅による(新宿:1,530円、町田:1,080円)
有効区間:本厚木までの小田急線往復+本厚木〜渋沢間の小田急線&バス乗り放題
伊勢原からの大山、渋沢からの塔の岳など、小田急線+バス利用があれば割安となる。秦野〜ヤビツ峠走等、バスを全く使わない場合はかえって割高となるので注意。ちなみに大山ケーブルに乗れるAタイプもあるが、トレイルランナーには不要か。

■箱根フリーパス(小田急線)△
価格:駅による(新宿:5,140円、町田:4,820円)
有効区間:小田原までの小田急線往復+箱根登山鉄道&箱根エリアのバス、ロープウェイ乗り放題
箱根に宿泊してバスに2日間とも乗るのであれば元が取れる。日帰りで電車往復+バス1本程度であれば普通に料金を支払う方が安い。

■青春18きっぷ(JR、春夏冬の長期休暇シーズンのみ)○
適用:国内のJR線全線(特急、新幹線は乗車不可)
価格:11850円(5回・人使用可)
休日おでかけパスよりも1日分の値段は安く、また休日おでかけパスが絶妙に小田原、大月で切れて伊豆や山梨、群馬の大半が範囲外になっているがこちらは気にする必要ない。普通列車に心折れても特急には乗れないが、東海道線ほかの普通列車グリーン車にはグリーン券を買えば乗る事が可能。ちなみにグリーン車は2階建て車両部よりも車両両サイドの1階建て部の席が天井も高くおすすめ。
当然、乗り鉄旅としての正当?の使い方も可能。

■長野行きの新幹線回数券(大宮/川口・戸田公園〜長野)◎
価格:35,460円(6枚、1枚あたり5,910円) 東京〜長野は45,960円(1枚7,660円)
戸田公園or川口まできっぷが有効なため、そこまでの料金を精算すれば使う事が可能。東京発と比べて1枚あたりの料金が2000円近く安いため、川口までの精算分を含めても都内の多くの地域から安く済ますことができる。そもそも東京〜大宮間の新幹線は110km/hでしか運転しないので東京駅及び上野駅以東、特に千葉の人以外は大宮から乗る事に時間的な不都合は無いし、むしろ乗換案内では大宮経由が先に出る場合もある。また指定席回数券なので新幹線部分に関しては座る事ができる。信越五岳など、長野方面で行われている大会に東京から行く場合には有効。

■遠回り買いの普通きっぷ
新幹線が発達してその日のうちに目的地に移動できる今でも、きっぷが100kmを越える毎に有効日数が伸びていくことと途中下車というシステムが残っていることを活用する鉄道マニア&旅マニア以外知らないほぼ裏技的なきっぷの利用方法。複数のエリアに行く際に上手くルートを取ると安くなる。キーポイントは一筆書きでルートをつくることであり、移動時間も考えると有用なのは以下のルートがある。

①東京→金沢→名古屋→横浜12,960円(東京〜金沢は7,340円、金沢〜名古屋は4,420円、名古屋〜横浜は5620円)
単純に金沢往復よりも安い。ついでに富山、福井、名古屋にも立ち寄れる。在来線特急は新幹線と同日乗継ぎすると激安になる。

②東京→長野→松本→横浜8,210円(東京〜長野4,000円)
単純な長野往復より若干高いが松本や諏訪にも立ち寄れるし、特急券まで加味すると微妙に安い。長野だけが目的なら大宮発新幹線回数券の方がよいが、せっかくそのエリアまで行くのだからと欲張って複数箇所に行く際には有効。

■富士山世界遺産乗車券(今はない)
適用:大月までのJR往復+富士急全線+河口湖口五合目を含む富士五湖エリアのバス乗り放題
価格:駅による(東京、横浜:4,500円、中央線沿線発は割安)
単純な河口湖往復よりも安く、五合目まで行けるという事で富士山エリアに行くには最強のきっぷであったが、無くなってしまった。。。


三十槌の氷柱と秩父御岳山

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絶景とトレイルを巡る旅、この時期限定の絶景ということで秩父の三十槌の氷柱を見に行って来た。秩父鉄道の終点、三峰口駅から国道140号を甲府方面へ進んで10kmほど、旧道に入った所のウッドルーフキャンプ場の敷地内にある。昨年参加した雁坂峠越え秩父往還のコース脇でもある。谷に沿って大きく曲がっている国道を通らずに三峰口近くの登山口から秩父御岳山に登って落合に下りるというルートで近くまで行く事ができる。

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三峰口の駅を出てから少し歩いて贄川宿に入ると、集落の各所に置かれたかかしがお出迎え。そこを通り過ぎると登山口があり、やや急な上りが始まる。途中の眺望スポットでは眼下の宿場町(写真下部中央)や三峰口駅付近、武甲山までを見渡す事ができる。今年は寒かったので積雪の懸念を感じていたが日当りがいいせいなのか、雪はほとんどない。冬晴れの中で山頂まで快適に登る事ができた。

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頂上から落合までの下りは登山道が山崩れのため閉鎖されていて林道を通る事になった。念のためスノースパイクを持っていたが雪や凍結箇所は頂上付近と麓の林道の一部にあった程度なのでトレランシューズでも慎重に進めば問題なかった。下山後は氷柱に直行せずに近くの道の駅の日帰り温泉大滝の湯に行って渓谷を眺めながら汗を流す。

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入浴後、氷柱に向かうとちょうどライトアップ点灯直前だった。駐車場は満車で渋滞していたが、そういうのおかまい無しなのがトレランスタイルのいい所である。よく成長した氷柱と川の青さ、そして水面の反射が美しかった。17時からライトアップが始まってカラフルに照らされる様子もなかなかよかったが、まだ1月というのに比較的日が長くなっていて暗くなりきらない間に時間切れ。17時26分の最終バスに乗り遅れると三峰口までもれなく10km走るはめになる。帰りのバスが早いのは悩ましい所である。ここも含めた秩父三大氷柱の他2つのうちの一つ、芦ケ久保の氷柱を帰りに寄り道してついでに見た。こちらはいかにも人工という感じのテーマパークにありそうなものが置かれた感じで、ある意味、三十槌の氷柱のすばらしさがよくわかる対比であった。

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今回、絶景を撮るため一眼をリュックに入れていたのにまさかのメモリーカード忘れ、途中の駅でも手近にコンビニが見当たらなかったため三峰口に着いてから 買えばいいやと思ったのが大間違いだった。三峰口付近にはコンビニが全く無い。そして、山の頂上で使えなくとも氷柱くらいは、と思って入浴をした道の駅に 期待をしたがこちらにも売っておらず。山に行くための装備もさることながら、カメラにメモリーカード入っているか確認しておかないとただの重りを背負うことになるといういい教訓である。その一眼と温泉の着替えも含め、この日の荷物はMMA Dusty Backpackに全部ぶち込む事ができたが、軽くトレイル走る程度の装備であれば対応可能な収納力がすばらしい。山に登り、絶景を眺め、そして温泉に入って帰る。何とも充実した一日となった。