桜と梅の里山〜松田町

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まだまだ寒い日が続いているが、梅と桜を眺めて春を先取りということで松田町まで行って来た。2月11日から始まった桜祭りと2月12日までの梅祭りがちょうど先週末に重なっていた。桜は早咲きの河津桜、梅はロウバイである。河津桜の本家は伊豆の河津であるが、今年は例年よりも桜の開花が早かったらしく、偶然気象予報ニュースで開花していることを知ったのが松田町を目指したきっかけである。

まずは昼過ぎに着いた小田急線新松田駅近くの西平畑公園の桜祭り。富士山を眺める斜面に満開の河津桜が咲き誇っている。人手もなかなかだった。ロウバイ祭りが行われている寄(やどろぎ)集落まではロードとトレイルでコースタイム4時間ほどのハイキングコースで行く事ができる。

まず桜祭り会場から裏山へと向かい林道を通って最明寺史跡公園へ。ここはまだ花が咲いていなかったが、様々な春の花が咲く場所のようだ。ここからさくさくの残雪が一部残るトレイルを第六天方面へと向かう。一旦集落に下りてからロードの坂を登った峠の第六天付近からは富士山をきれいに眺める事ができる。峠からの下りは虫沢古道という古道がハイキングコースとして整備されていて虫沢集落へとトレイルとロード交互の下り道が続く。他にも花じょろ道というコースもある。

目指す寄集落に行くには里山を越えていくコースもあったが、残念ながら時間の都合でロード経由で向かう。寄バス停から少し登ったところにあるロウバイ園ではピークを過ぎながら黄色い花が一面に咲いていた。ここから鍋割山の方に向かう登山道があり、後沢乗越経由で大倉へ向かう事もできる。今回は時間も遅かったので渋沢駅までロードで向かう事にした。

結局ロード20km+トレイル5kmとロード主体の里山めぐりとなった。例によってDusty Running Back-packに着替え含め全て荷物を詰め込む軽装だったので本格的な山や日没後行動は控えて可能な範囲で楽しんだというところである。日に日に太陽が出てる時間が長くなってきているので春はもうすぐである。

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残雪のさくさくトレイル

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第六天からの富士山

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虫沢古道のふかふかトレイル

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ロウバイ園

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集落外れにたたずむ梅の木


山に行く交通費の節約

身近に山がない東京のトレイルランナーにとって山に行くときの一つの問題は交通費である。ついつい便利なICカードタッチをしてしまいがちであるが、行く方面によってはフリーパスを買う事で節約をすることができる。リッチな人には電車代ごとき関係無いかもしれないが、節約分は水代や行動食代、あるいは温泉入浴代分くらいの金額になる。どうせ同じ電車に乗るなら安い料金で済ますに越したことはない。ちなみに前記事の三十槌の氷柱は普通に料金を支払って行ったので500円以上は損していることになる。自戒の意味も込めて、各社が用意している格安のきっぷと、山行きへの有用度の観点から整理してみた。後半は山行きというよりも、完全に旅行目的になっているが。

■東急西武線丸ごときっぷ◎
適用:副都心線経由小竹向原までの往復+西武線乗り放題
価格:駅による(自由が丘1,650円、横浜1,830円)
参考:自由が丘〜飯能812円(片道) 自由が丘〜芦ケ久保1,060円(片道)
→東急線沿線居住者が西武秩父線沿線の芦ケ久保、秩父に行く場合は単純に往復の電車代よりも安い。奥武蔵、秩父への山行きには必須。途中のエスケープも自在であるし、所沢等の沿線の駅での途中下車も可能。

■南伊豆フリーパス(JR&伊豆急)◎
適用:伊東までのJR往復+伊豆急線及び南伊豆のバス乗り放題
価格:駅に寄る(東京6,160円、横浜:5,850円)
河津以南の伊豆へ行くのに単純な往復よりも安く、バス乗り放題なので便利。修善寺経由でアクセスする天城に河津経由で行くかは考えどころであるが、南伊豆エリアに行くには文句無しにお得。松崎や堂ヶ島などの西伊豆にも行けるが下田経由なので修善寺経由と比べて時間はかかるし本数も限られる。

■休日おでかけパス(JR)○
適用:首都圏のJR線フリー区間内乗り放題
価格:2,670円
神奈川や千葉、埼玉の人が東京を通り越して移動するにはかなりお得。東京からどこかへ行く場合に元が取れるのは大月や足利くらいだが、何度も乗り降りするのであれば安くなる可能性もあり。ちなみに東京モノレールとりんかい線でも使える。

■丹沢・大山フリーパスB(小田急線)○
価格:駅による(新宿:1,530円、町田:1,080円)
有効区間:本厚木までの小田急線往復+本厚木〜渋沢間の小田急線&バス乗り放題
伊勢原からの大山、渋沢からの塔の岳など、小田急線+バス利用があれば割安となる。秦野〜ヤビツ峠走等、バスを全く使わない場合はかえって割高となるので注意。ちなみに大山ケーブルに乗れるAタイプもあるが、トレイルランナーには不要か。

■箱根フリーパス(小田急線)△
価格:駅による(新宿:5,140円、町田:4,820円)
有効区間:小田原までの小田急線往復+箱根登山鉄道&箱根エリアのバス、ロープウェイ乗り放題
箱根に宿泊してバスに2日間とも乗るのであれば元が取れる。日帰りで電車往復+バス1本程度であれば普通に料金を支払う方が安い。

■青春18きっぷ(JR、春夏冬の長期休暇シーズンのみ)○
適用:国内のJR線全線(特急、新幹線は乗車不可)
価格:11850円(5回・人使用可)
休日おでかけパスよりも1日分の値段は安く、また休日おでかけパスが絶妙に小田原、大月で切れて伊豆や山梨、群馬の大半が範囲外になっているがこちらは気にする必要ない。普通列車に心折れても特急には乗れないが、東海道線ほかの普通列車グリーン車にはグリーン券を買えば乗る事が可能。ちなみにグリーン車は2階建て車両部よりも車両両サイドの1階建て部の席が天井も高くおすすめ。
当然、乗り鉄旅としての正当?の使い方も可能。

■長野行きの新幹線回数券(大宮/川口・戸田公園〜長野)◎
価格:35,460円(6枚、1枚あたり5,910円) 東京〜長野は45,960円(1枚7,660円)
戸田公園or川口まできっぷが有効なため、そこまでの料金を精算すれば使う事が可能。東京発と比べて1枚あたりの料金が2000円近く安いため、川口までの精算分を含めても都内の多くの地域から安く済ますことができる。そもそも東京〜大宮間の新幹線は110km/hでしか運転しないので東京駅及び上野駅以東、特に千葉の人以外は大宮から乗る事に時間的な不都合は無いし、むしろ乗換案内では大宮経由が先に出る場合もある。また指定席回数券なので新幹線部分に関しては座る事ができる。信越五岳など、長野方面で行われている大会に東京から行く場合には有効。

■遠回り買いの普通きっぷ
新幹線が発達してその日のうちに目的地に移動できる今でも、きっぷが100kmを越える毎に有効日数が伸びていくことと途中下車というシステムが残っていることを活用する鉄道マニア&旅マニア以外知らないほぼ裏技的なきっぷの利用方法。複数のエリアに行く際に上手くルートを取ると安くなる。キーポイントは一筆書きでルートをつくることであり、移動時間も考えると有用なのは以下のルートがある。

①東京→金沢→名古屋→横浜12,960円(東京〜金沢は7,340円、金沢〜名古屋は4,420円、名古屋〜横浜は5620円)
単純に金沢往復よりも安い。ついでに富山、福井、名古屋にも立ち寄れる。在来線特急は新幹線と同日乗継ぎすると激安になる。

②東京→長野→松本→横浜8,210円(東京〜長野4,000円)
単純な長野往復より若干高いが松本や諏訪にも立ち寄れるし、特急券まで加味すると微妙に安い。長野だけが目的なら大宮発新幹線回数券の方がよいが、せっかくそのエリアまで行くのだからと欲張って複数箇所に行く際には有効。

■富士山世界遺産乗車券(今はない)
適用:大月までのJR往復+富士急全線+河口湖口五合目を含む富士五湖エリアのバス乗り放題
価格:駅による(東京、横浜:4,500円、中央線沿線発は割安)
単純な河口湖往復よりも安く、五合目まで行けるという事で富士山エリアに行くには最強のきっぷであったが、無くなってしまった。。。


三十槌の氷柱と秩父御岳山

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絶景とトレイルを巡る旅、この時期限定の絶景ということで秩父の三十槌の氷柱を見に行って来た。秩父鉄道の終点、三峰口駅から国道140号を甲府方面へ進んで10kmほど、旧道に入った所のウッドルーフキャンプ場の敷地内にある。昨年参加した雁坂峠越え秩父往還のコース脇でもある。谷に沿って大きく曲がっている国道を通らずに三峰口近くの登山口から秩父御岳山に登って落合に下りるというルートで近くまで行く事ができる。

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三峰口の駅を出てから少し歩いて贄川宿に入ると、集落の各所に置かれたかかしがお出迎え。そこを通り過ぎると登山口があり、やや急な上りが始まる。途中の眺望スポットでは眼下の宿場町(写真下部中央)や三峰口駅付近、武甲山までを見渡す事ができる。今年は寒かったので積雪の懸念を感じていたが日当りがいいせいなのか、雪はほとんどない。冬晴れの中で山頂まで快適に登る事ができた。

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頂上から落合までの下りは登山道が山崩れのため閉鎖されていて林道を通る事になった。念のためスノースパイクを持っていたが雪や凍結箇所は頂上付近と麓の林道の一部にあった程度なのでトレランシューズでも慎重に進めば問題なかった。下山後は氷柱に直行せずに近くの道の駅の日帰り温泉大滝の湯に行って渓谷を眺めながら汗を流す。

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入浴後、氷柱に向かうとちょうどライトアップ点灯直前だった。駐車場は満車で渋滞していたが、そういうのおかまい無しなのがトレランスタイルのいい所である。よく成長した氷柱と川の青さ、そして水面の反射が美しかった。17時からライトアップが始まってカラフルに照らされる様子もなかなかよかったが、まだ1月というのに比較的日が長くなっていて暗くなりきらない間に時間切れ。17時26分の最終バスに乗り遅れると三峰口までもれなく10km走るはめになる。帰りのバスが早いのは悩ましい所である。ここも含めた秩父三大氷柱の他2つのうちの一つ、芦ケ久保の氷柱を帰りに寄り道してついでに見た。こちらはいかにも人工という感じのテーマパークにありそうなものが置かれた感じで、ある意味、三十槌の氷柱のすばらしさがよくわかる対比であった。

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今回、絶景を撮るため一眼をリュックに入れていたのにまさかのメモリーカード忘れ、途中の駅でも手近にコンビニが見当たらなかったため三峰口に着いてから 買えばいいやと思ったのが大間違いだった。三峰口付近にはコンビニが全く無い。そして、山の頂上で使えなくとも氷柱くらいは、と思って入浴をした道の駅に 期待をしたがこちらにも売っておらず。山に行くための装備もさることながら、カメラにメモリーカード入っているか確認しておかないとただの重りを背負うことになるといういい教訓である。その一眼と温泉の着替えも含め、この日の荷物はMMA Dusty Backpackに全部ぶち込む事ができたが、軽くトレイル走る程度の装備であれば対応可能な収納力がすばらしい。山に登り、絶景を眺め、そして温泉に入って帰る。何とも充実した一日となった。