山に行く交通費の節約

身近に山がない東京のトレイルランナーにとって山に行くときの一つの問題は交通費である。ついつい便利なICカードタッチをしてしまいがちであるが、行く方面によってはフリーパスを買う事で節約をすることができる。リッチな人には電車代ごとき関係無いかもしれないが、節約分は水代や行動食代、あるいは温泉入浴代分くらいの金額になる。どうせ同じ電車に乗るなら安い料金で済ますに越したことはない。ちなみに前記事の三十槌の氷柱は普通に料金を支払って行ったので500円以上は損していることになる。自戒の意味も込めて、各社が用意している格安のきっぷと、山行きへの有用度の観点から整理してみた。後半は山行きというよりも、完全に旅行目的になっているが。

■東急西武線丸ごときっぷ◎
適用:副都心線経由小竹向原までの往復+西武線乗り放題
価格:駅による(自由が丘1,650円、横浜1,830円)
参考:自由が丘〜飯能812円(片道) 自由が丘〜芦ケ久保1,060円(片道)
→東急線沿線居住者が西武秩父線沿線の芦ケ久保、秩父に行く場合は単純に往復の電車代よりも安い。奥武蔵、秩父への山行きには必須。途中のエスケープも自在であるし、所沢等の沿線の駅での途中下車も可能。

■南伊豆フリーパス(JR&伊豆急)◎
適用:伊東までのJR往復+伊豆急線及び南伊豆のバス乗り放題
価格:駅に寄る(東京6,160円、横浜:5,850円)
河津以南の伊豆へ行くのに単純な往復よりも安く、バス乗り放題なので便利。修善寺経由でアクセスする天城に河津経由で行くかは考えどころであるが、南伊豆エリアに行くには文句無しにお得。松崎や堂ヶ島などの西伊豆にも行けるが下田経由なので修善寺経由と比べて時間はかかるし本数も限られる。

■休日おでかけパス(JR)○
適用:首都圏のJR線フリー区間内乗り放題
価格:2,670円
神奈川や千葉、埼玉の人が東京を通り越して移動するにはかなりお得。東京からどこかへ行く場合に元が取れるのは大月や足利くらいだが、何度も乗り降りするのであれば安くなる可能性もあり。ちなみに東京モノレールとりんかい線でも使える。

■丹沢・大山フリーパスB(小田急線)○
価格:駅による(新宿:1,530円、町田:1,080円)
有効区間:本厚木までの小田急線往復+本厚木〜渋沢間の小田急線&バス乗り放題
伊勢原からの大山、渋沢からの塔の岳など、小田急線+バス利用があれば割安となる。秦野〜ヤビツ峠走等、バスを全く使わない場合はかえって割高となるので注意。ちなみに大山ケーブルに乗れるAタイプもあるが、トレイルランナーには不要か。

■箱根フリーパス(小田急線)△
価格:駅による(新宿:5,140円、町田:4,820円)
有効区間:小田原までの小田急線往復+箱根登山鉄道&箱根エリアのバス、ロープウェイ乗り放題
箱根に宿泊してバスに2日間とも乗るのであれば元が取れる。日帰りで電車往復+バス1本程度であれば普通に料金を支払う方が安い。

■青春18きっぷ(JR、春夏冬の長期休暇シーズンのみ)○
適用:国内のJR線全線(特急、新幹線は乗車不可)
価格:11850円(5回・人使用可)
休日おでかけパスよりも1日分の値段は安く、また休日おでかけパスが絶妙に小田原、大月で切れて伊豆や山梨、群馬の大半が範囲外になっているがこちらは気にする必要ない。普通列車に心折れても特急には乗れないが、東海道線ほかの普通列車グリーン車にはグリーン券を買えば乗る事が可能。ちなみにグリーン車は2階建て車両部よりも車両両サイドの1階建て部の席が天井も高くおすすめ。
当然、乗り鉄旅としての正当?の使い方も可能。

■長野行きの新幹線回数券(大宮/川口・戸田公園〜長野)◎
価格:35,460円(6枚、1枚あたり5,910円) 東京〜長野は45,960円(1枚7,660円)
戸田公園or川口まできっぷが有効なため、そこまでの料金を精算すれば使う事が可能。東京発と比べて1枚あたりの料金が2000円近く安いため、川口までの精算分を含めても都内の多くの地域から安く済ますことができる。そもそも東京〜大宮間の新幹線は110km/hでしか運転しないので東京駅及び上野駅以東、特に千葉の人以外は大宮から乗る事に時間的な不都合は無いし、むしろ乗換案内では大宮経由が先に出る場合もある。また指定席回数券なので新幹線部分に関しては座る事ができる。信越五岳など、長野方面で行われている大会に東京から行く場合には有効。

■遠回り買いの普通きっぷ
新幹線が発達してその日のうちに目的地に移動できる今でも、きっぷが100kmを越える毎に有効日数が伸びていくことと途中下車というシステムが残っていることを活用する鉄道マニア&旅マニア以外知らないほぼ裏技的なきっぷの利用方法。複数のエリアに行く際に上手くルートを取ると安くなる。キーポイントは一筆書きでルートをつくることであり、移動時間も考えると有用なのは以下のルートがある。

①東京→金沢→名古屋→横浜12,960円(東京〜金沢は7,340円、金沢〜名古屋は4,420円、名古屋〜横浜は5620円)
単純に金沢往復よりも安い。ついでに富山、福井、名古屋にも立ち寄れる。在来線特急は新幹線と同日乗継ぎすると激安になる。

②東京→長野→松本→横浜8,210円(東京〜長野4,000円)
単純な長野往復より若干高いが松本や諏訪にも立ち寄れるし、特急券まで加味すると微妙に安い。長野だけが目的なら大宮発新幹線回数券の方がよいが、せっかくそのエリアまで行くのだからと欲張って複数箇所に行く際には有効。

■富士山世界遺産乗車券(今はない)
適用:大月までのJR往復+富士急全線+河口湖口五合目を含む富士五湖エリアのバス乗り放題
価格:駅による(東京、横浜:4,500円、中央線沿線発は割安)
単純な河口湖往復よりも安く、五合目まで行けるという事で富士山エリアに行くには最強のきっぷであったが、無くなってしまった。。。


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