悔しさ残るハセツネ

昨年に続き、2度目の挑戦となったハセツネが終わった。

16時間24分で完走を遂げたが、目標のサブ14の達成も昨年の記録更新もできなかった。

第1関門の通過タイムは4時間1分。昨年よりも42分早いペース。

第2関門は8時間43分。昨年よりも21分早いペース。
ペースは落ちたが記録更新の可能性を残していた。

50km地点の大ダワまでは調子は悪くはなかった。
しかし大岳山手前でそれは起きた。
疲労のピークのためか気分が急に悪くなり、足が一歩も前に出なくなったのだ。
前半に突っ込み過ぎて、後半に潰れるパターンに完全にはまった。
休憩したが走る力は全く沸いてこない。
ここでポッキリと走る心が折れた。
ただ、歩いて前進しようという気持ちの炎だけはかろうじて灯すことはできた。

歩き続ける。

55km地点の大岳山山頂にようやくたどり着く。
ここで真剣にリタイアを考える。
とはいっても大岳山山頂ではリタイアは出来ない。
第3関門まで自力でたどり着かなければいけない。
目標ペースを下回っているので補給食も底をつきそうだった。
補給食の残量はジェル3個、固形物1個と1/2個。水分は十分にある。
ハンガーノックを起こさず行動できる時間を3時間半と読んだ。
山頂で固形物を数回に分けて 水と一緒に胃に無理やり流し込み、58km地点の第3関門を目指して、歩き始めた。

第3関門は13時間40分に通過。昨年よりも56分超過するタイム。

リタイヤする気持ちは無かった。タイム云々よりもなんとしてもゴールしたかった。
ここでジェルを1個補給。更に日の出山山頂でジェル1個を補給する。最後のジェルには手を付けず、金比羅尾根でハンガーノックに陥り、行動不能になるという最悪の事態に備えた。

残りは10km。ひたすら歩く。何十人にも抜かれていく。最後の坂を下り、市街地に入る。ゴールはすぐそこ。最後の500mは全力を振り絞り走る。

ゴール!

16時間24分。昨年よりも1時間39分遅いタイムだった。

ゴールでは参加者、応援者含め10人以上のチーム仲間が待っていた。孤独な自分との戦いの後に、仲間のあたたかい出迎え。一人で走っていたわけではなく、チームで走るレースであるという感覚がとても心地よかった。感謝。

ハセツネにはひとつのルールがある。それは必ず生きて帰るというルールだ。
スタートから24時間以内に他人の力を借りず自力でゴールするということであるが、そのルールを守れたことに達成感はあった。

でも目標のサブ14の達成も昨年の記録更新もできなかった。
これは紛れもない事実。
昨年の自分を超えられなかったことが本当に悔しい。
これからの一年この悔しい思いを忘れず過ごすことになるだろう。またエントリーの機会を得られたならば会心のレースとしたいと心から思う。

ハセツネの借りはハセツネで返す!!