スリーピークス八ヶ岳トレイルエントリー開始の日をいよいよ迎えました。
エントリーしてくれる人がいるのだろうか・・・いなかったらどうしよう・・・
エントリーは下記2つのサイトよりお申込受け付けていますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
スポーツエントリー http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/40800
エムスポエントリー http://info.mspo.jp/profile/bayue165
さて、現在山梨県甲府市「やまなしプラザ」では、スリーピークス八ヶ岳トレイルの展示会を開催しています。
昨年度の大会の様子と共に、トレイルランニングに必要なギアや食料、そして大会オリジナルアイテムを展示しています。
この展示会、突然開催がきまったので、何をどんなふうに展示するか2日か3日しか考える時間もなく、また展示してあるギアも各メーカーさんに無理言って送っていただき、あわただしくも無事展示開催日を迎えることになりました。
トレイルランニングを知らない多くの方々に、
「どんなことをしているのか?」
「トレイルランニングとはなんなのか?」
「スリーピークス八ヶ岳トレイルってどんな大会なのか?」
をわかりやすく伝えることを目標とし、写真やアイテムの他に、文章の展示もしました。
そのなかで、コースディレクターをしてくれた小山田さんに、
「コースに込めた思い」を語ってもらいました。
昨年一緒に大会を作った間柄ですが、改めてこんな思いだったんだな・・・とか、こんな迷いもあったよな・・・と思い出しました。
そこで、これはぜひ皆さんに伝えたいなと思い、展示させてもらいました。
スリーピークス八ヶ岳トレイルはとっても厳しいコースだと、あちこちから噂は聞いていらっしゃると思いますが、どうしてこのコースになったのか、このコースにどんな思いを込めたのかという話です。
なかなか山梨の展示会会場までお越しになるのは難しいとおもいますので、今回小山田さんに無断(笑)で私のブログに掲載させていただきます。
本日21時にエントリー開始になりますので、その前に見ていただければと思います。
多くの皆様の笑顔に、今年も会えますように。
皆様のエントリーを心よりお待ちしております。
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誰でも走れるような走りやすいコース設定をし、より多くのランナーに楽しんでもらった方が良いのでは?と思いながら、スリーピークス八ヶ岳トレイルのコースを探していました。
でも、コースを探し、あちこち走っているうちに、走りやすいコースを提供するのではなく、この土地の良さが前面にでるようなコースの方が良いのでは?と思えるような場所に沢山出会いました。
そして、三ツ頭を目指し、他のレースにはない、男らしい八ヶ岳を表現したテクニカルなコースと、棒道をはじめとする、新緑の息吹がより感じられる爽やかなコースの2つを考えました。
登山をする方にとって、三ツ頭は八ヶ岳の中ではあまりメジャーな山ではなく、奥の権現岳や赤岳へ行くための通過点というイメージだったと思います。
しかし、鎖場やハシゴといった危険箇所を通過せずに頂上へ向かうことができ、手前の木戸口公園付近では、まるで海外に来ているのではないか?と錯覚するような、山岳景観を目の当たりにすることができます。
また、八ヶ岳横断歩道は、八ヶ岳のすそ野を横断する約10kmの登山道ですが、初めて走った時からトレイルランニングのために造られたのではないか??と思ったほど、厳しさと美しさが備わったトレイルでした。
スタート会場の「三分一湧水」の標高は1000m。
そこから、ピークの「三ツ頭分岐」標高2500m地点まで一気に駆け上がります。
また、大きな岩やガレ場など走るには不向きな下りを終え、またアップダウンが激しい八ヶ岳横断歩道を走り続ける…。しかし、この厳しい三角形のルートを終えた先には、木漏れ日が降りそそぐトレイルや雄大な甲斐駒ケ岳へ飛び込んでいくようなトレイルが出現し、今までの疲れや、苦労を忘れて爽やかにゴールへ向かうことができます。
第1回大会では、厳しさのあまり、当初低い完走率になるのではないか?と思われていましたが、実際の完走率は想像をはるかに越えた97%でした。
「必ずゴールしてもらいたい、ゴールすればこのコースの良さが必ずわかる」という思いがあったので、より多くのランナーの方々にゴールしてもらい、この思いを感じていただけたのではないかと思います。
スリーピークス八ヶ岳トレイル コースディレクター 小山田隆二