2月14日に降った大雪。
ようやく今日北杜市のスリーピークス八ヶ岳トレイル倉庫まで行ってきました。
小淵沢に行く途中に、甲斐駒の登山口を通過します。
登山道入口はこんな感じ。
登山道入り口の横にある、白州道の駅は、14日の大雪から3日間あまり、避難所となっていただけあり、残された雪が山のよう。
道路も両端に高く雪が積まれていて、国道とはいっても、いつもよりずっと道幅が狭くなっています。
倉庫の手前にある、小淵沢小学校。
ここは私が6年通った思い出深い小学校。
でもグラウンドはすべて雪で埋め尽くされていました。
残された雪の高さがわかりにくいと思いますので
身長130cmの、私の娘をこの前に立たせてみました。
1週間以上たってもまだ、雪かきをしていないところは、これだけの量の雪が残されています。
小淵沢小学校は1週400mのトラックがあったり、屋外プールがあったりと、とにかく広い校庭が自慢なのですが、この校庭が前面使えるのはいつなんだろう・・・。
自然に溶けるのを待っていたら、きっと春が来ますね。
この時期小淵沢の子たちはスピードスケートをするんですが、スケートリンクもこの雪で稼働してるのか心配。
大事な大会がたくさんある時期なだけに、雪で練習がまともにできないとかわいそうだな・・・と思いました。
さて、倉庫の様子は・・・
人が1人通れるだけの通路があったのみで、1mを超す雪に覆われてました。
もちろん屋根の上にも、すごい雪が乗っていたのですが、屋根の上には登れません。
なぜなら、この1週間で、すでに表面の雪が凍ってしまい、固くて重くなってしまい、雪の上に乗るのも危険だったからです。
とりあえず、気合を入れて夫と雪かきを開始します。
とにかく白銀の世界なので、サングラスは必須です。
かっこつけてるとか、顔がばれたくないとかではありません(笑)
目があっという間に痛くなります。
固まってしまった雪をブロック状に切り取って運ぶしかありません。
プラスチックのスコップでは、ばきっとすぐに折れてしまって、役に立ちません。
なので、角スコップという重たいスコップで切り出します。
3mちょっと雪をどけるのに、なんと3時間。
休憩もほぼせず、もくもくと雪運びをしたのに、これっぽっちです。
前回言った通り、この倉庫は私が昔住んでいたお家。
でも住まなくなってからもう20年近くの月日が経っています。
それでも、私が雪かきをしていたら、ご近所の方がぞろぞろと近づいてきてくださって
「誰かと思ったら、ゆみじゃん、どうしたで?わざわざ来ただけ?えらいじゃん」
(訳:わざわざ来たなんて大変だったね)
「手伝ってやりたいだけんど、もう歳でえらいだよ、わりーけんど食えし」
(訳:手伝ってあげたいんだけど、歳がとった体には辛くて手伝えないけど、これ食べてね)
と、栄養ドリンクやら、おせんべいやら、いろいろとくれました。
この久々の田舎のノリ癒されます(笑)
しばし、ご近所の皆さんと、最近の家族の様子について語り合い。
みんな歳をとってあちこち痛いけど元気だそうです。よかったよかった。
北杜市内には、長野や新潟から来た除雪車や、都内から雪かきボランティアに来てくださった方々がたくさんいて、私のトレイルラン仲間も今回たくさん来てくれました。
清里周辺の孤立住宅や、小学校の通学路をせっせと雪かきしてくれたそうです。
本当にありがたいことです。
昨日も甲府市内を「水戸市」という腕章をした方々が雪かきをしてくださっていて、どうしたんですか??と聞くと、
「大震災の時に甲府市から水をいただいたので、そのお礼で雪かきに来ました」と・・・
この助け合い精神というか、困った人を助けよう!と、忙しいのに予定を合わせてきてくれるみなさんの行動の速さ、軽快さ、豊かな心・・・本当に感謝です。
みなさん本当にありがとうございました。
大雪から1週間たって、雪は本当に固く重くなってしまって、
私でも運ぶのがつらくて、腕や肩がパンパンです。
これを70代、80代の方がやれるのか・・・みんな黙々と頑張ってるけど本当に厳しいと思います。
また、最初に言ったように、子供たちが使う、学校の校庭、通学路の歩道、公園などはまったく手が付けられていない状況です。
通学路は特に、除雪車がよけた雪が高く高く積み上げられ、2mの壁があり、歩道に入ることがまず困難で、車道を歩くしかないところがほとんどでした。
まだまだ雪かきが必要で、まだまだ人が足りてません。
もし少しでもお時間がある方はぜひお手伝いください。
(北杜市福祉課までお問い合わせください。
http://www.shakyo.or.jp/hp/news/detail.php?s=842&a=5483)
スリーピークスのコースも大丈夫かな・・・
なんとかこれ以上の雪が降らないように祈るのみです。