先日我が家に届いた郵便物。
それは出場予定だった「IZU TRAIL Journey」から。
小包を開けてみると、中には参加賞のTシャツ、本来だったら販売予定だったコースマップ、そして中止にいたるまでの経緯が詳細に記された資料、大会パンフレットが入っていた。
手にとって1つ1つ見てみる。
どれも本当に素晴らしいもので、大会運営側がどんなにこの大会に愛情を持っていて、どんなに開催したかったのか、痛いぐらい伝わってきた。
こんな素晴らしいものを、ここまで用意していて、あの大雪の中危険も顧みずコースを確認に行った実行委員の方の熱い思いを考えると、大会中止という決断がどんなに切なくて、悲しくて、辛かっただろうと思う。
トレイルランニング大会とは、
このトレイルを味わって欲しい!という競技者としての思いと、
この地域を盛り上げたい!という地域の思いが重なり合ってピークに達したときにようやく実現するものだと思う。
競技者としての思いだけでは地域理解は深められず、地域や観光といった面だけでは選手は楽しめない。
何度も何度も地域と競技者が話し合い、ぶつかり合い、時には悔しい思いも悲しい思いもしてそれでも参加者に喜んでもらえる最高のものを作り上げたい!そういう思いで、目に見えない苦労を沢山してきたはず。
大会のパンフレットは、ランナーにとっても、そこに滞在しようと思う旅人にとっても、とても素晴らしい作品だった。
普段家族を置いて大会に出かける私も、IZUは家族旅行のつもりで参加する予定だった。
「家族を連れて行きたい」そう素直に思える大会だった。
それは、ほんのささやかなことの積み重ね。
詳細な交通アクセス、会場周辺マップ、おしゃれなHP、昨年走ったランナーの楽しそうな姿。
伊豆を丸ごと楽しんで欲しい!
そんな気持ちがあふれていたような気がする。
今回大雪で中止になってしまったけれど、中止にいたるまでの経緯、そして決定後の対応、どれをとっても素晴らしかった。
やりすぎです、そこまでやらなくていいんです、私のことは心配しないでください。
そう、大会側に言いたくなるほど、素晴らしい対応だったと思う。
スリーピークスも大会開催まであと3ヶ月。
【やらなければならい事】と【やりたい事】が沢山あるが、
いよいよ【やりたい事】を諦めて【やらなければならない事】に集中しなければならない時期に来た。
それは運営側として最初に訪れる悲しい出来事。
もっとこうしたい、もっとああしたい、みんな大きな目標をもって突き進んでいる中で、現実と向き合い進む。
みんなが100%納得するというのはきっと難しいと思う。
でも、みんなの100%に近づけるように。
IZU TRAIL Journeyから学んだことを生かせるように。
来年こそIZU TRAIL Journey走らせてください。
よろしくお願いいたします。
1 コメント
はじめまして。
IZUのこと。まったく同感です。
自分の気持ちを代弁していただいたような気がしてコメントしました。
スリーピークス走らせて頂きます。
よろしくお願いします!
(雪かきは行けそうにないです。すいません。)