先日、ボランティア説明会がありました。
今年もスリーピークス八ヶ岳トレイルには約200人のボランティアスタッフの方々が大会を支えてくれます。
スリーピークス八ヶ岳トレイルは、貧乏な大会なもので、
お手伝いしてくださるボランティアスタッフの方々には、1円も支払えません。
それなのに200名近い方がも交通費をかけまで来てくれる。
このご厚意に心から感謝して、感謝して、感謝してもしつくせない思いです。
そんな想いもあって、ボランティアスタッフとは言わず『ゲストスタッフ』と呼ばせていただいております。
実は、昨年度のゲストスタッフの方々の約8割は
トレイルランニングを知らない、やらない方々でした。
いろんな形で巻き込まれ手伝ってくれた方、地元のイベントだから手伝ってくれた方・・・
きっと大変なことが山のようにあったと思います。
でも、その方々が今年の第2回の大会には
「ぜひ選手で出たい」と言ってきてくれました。
大会としては、せっかく慣れた人を選手ではなく、ゲストスタッフでもう1度お願いしたい・・・
そんな気持ちは正直あります。
でも、その気持ちと同じぐらいかそれ以上に、レースに出たい!と思わせるような大会でよかったなーと心から思いました。
さて、第2回大会。
また新たなメンバーとの顔合わせ。
今年もお願いします。
ぜひ一緒にがんばりましょう。
気持ちは全く変わりません。
でも、そのゲストスタッフ説明会の中で、1人のゲストスタッフが手を挙げてこんなことを言ってくれました。
“去年、スタッフはみんな元気よく、精一杯やっていた。
今年も、その姿勢は変わらずやってほしい、選手を盛り上げてほしい”
こんな言葉が、私たち実行委員から出たのではなく、
昨年度のゲストスタッフの言葉から出たのが驚きであり、感激でした。
スリーピークス八ヶ岳トレイルがみんなから好評をいただいているのだとしたら、
その理由は、ゲストスタッフの方々が素晴らしい応援と、配慮をしてくれたということが大きな要因だと思っています。
その中で、もしも今から開催する第2回大会が
『いまいちだね』って言われたくないんだ!
と、そんな熱い思いをゲストスタッフの方と共有できていたことが感激でした。
私はその説明会の際にも言ったのですが、
今年もきっとゲストスタッフ全員が100%の力で、この大会を支えてくれると確信しています。
でも、もしも、もしも、去年と比べて残念だな・・・
という結果が出てしまったとしたら、それはゲストスタッフの責任ではなく、
ゲストスタッフの方の窓口となっている松井裕美の責任だと思っています。
この大会を開催したいという私の思い。
この大会でみんなが楽しんでほしい、この大会で喜びを見つけてほしい。
また来たいね、そう言ってもらいたい。
誰かの為の大会じゃなく、どんな人でも主役になれる、自分の為になる大会でいてほしい。
精一杯頑張る自分が好きでもかまわない。
誰かの為に頑張れる自分が好きでもかまわない。
コースに楽しみを見つけられた自分が好きでもいい。
弱い自分を見つけられた自分が好きでもいい。
自分の魅力をこの八ヶ岳でさらに深めてほしい。
そういう思いが共感しあえた仲間が、集まる大会でいたい。
確かにマニュアルはあります。
でも現場がすべてだから、現場の人間がその時その時のベストを考えて動いてほしいのです。
そして、そのベストが完璧なものであると、私は信じています。
だから、もしも大会後批判がきても、それはゲストスタッフの方々のせいではないです。
私の、この思いがきちんと伝わっていない、伝える努力を怠った結果だと思います。
大会開催まで1カ月きりました。
選手の皆さん
楽しむ準備はできていますか?
スタッフ一同今年も暑苦しいぐらい熱い気持ちでお迎えします。
一緒に思い出を作ってください。
どうぞよろしくお願いいたします。