なにやら気が付くと、定期的にネットや新聞にトレイルランニングネガティブニュースが掲載されているうな・・・。
情報というものは、流し手が一方的に流すものであり、
受け取り手もまた、その情報を自由に判断していいものであると思います。
なので、ネガティブキャンペーンか?と思われるような
トレイルランニングニュースに関しては、あえてSNSにリンクを貼ったりせず、シェアとかせず、
するーっと、サラーっと過ごすのが一番です。
メディアにとって、反発より、無関心の方が、よっぽど効果があると思います。
話は変わりますが・・・
私が大会運営をしている
スリーピークス八ヶ岳トレイル。あと4日で第3回目が開催されます。
大会開催地域は、高齢化が進んでいて、小学校も閉鎖となりました。
そんな場所で大会開催しているわけですが
地域の方々がとっても歓迎してくださって、
今年も大会会場で豚汁を振舞ってくれたり、応援に出たくれたり・・・
ありがたいなーうれしいなー幸せだなーという思いでいっぱいです。
1回目の大会が終わり、会場周辺をトレイルランニングスタイルでウロウロしていると
地域の方々に、声をかけていただく機会が増えました。
そんな話の中で
「最初は山を走るなんて、とんでもないことする人たちだと思ったけど
あんたたちは、大会じゃない日も来てるんだね。
大会の練習だっていって来ててびっくりしたよ。
若い人が、いるっていうのはいいね。」
と、言われたことがありました。
どうも、トレイルランニングというものは、
山を走る、すごい大変なスポーツと思われていて、
現実離れした存在に感じていたようです。
でも、大会の日だけでなく、大会前のコース整備や試走などで
地域を訪れる人が、これまでより増えて、目的はどんなものでも
過疎化した地域にとっては、人が集まる、魅力的な場所だということが再認識できて嬉しかったというような話をされて、なんだか私まで嬉しくなりました。
そして思いました。
試走や、大会や、何やらで
いろんな地域に、それこそ過疎地を訪れる機会が多いと思います。
その時に、ぜひ地域の方にあったら
「こんにちは」
という挨拶だけだなく、
会話をしてみましょう。
どんな小さいことでもいいので、
こんにちは、以外に言葉を交わして欲しいのです。
そして、その時に一言
「トレイルランニングをしに来ました」
と言ってみましょう。
最初はなんだそりゃ?という顔をされるかもしれませんが、
いろんな人が色んな時に、季節にそうやって挨拶をしていけば
「なんか、山を走る人たちが最近よく来るなぁ」
なんて、村では噂になり、いつの間にか、帰ってこない息子より可愛がられる存在になるかもしれません(笑)
せっかく地域の方々に会ったのに、ただの挨拶で「さようなら」なんてもったいないです。
トレイルランニングをPR出来る絶好のチャンスです。
たぶん、山を走るという行為をしたことない人にとって
トレイルランニングというスポーツがわからないだけでなく
そのスポーツをしている人が、すごく特別な強靭なマッチョがやるスポーツだと思い込んでいる人も多くて、そいういう「わからない」が、トレイルランニングが誤解されてしまう原因になっているような気がするのです。
だから、山を走るって、そんな特別なものじゃないよ。
特別な人種がやるわけでもないよ。
もちろん登り坂は歩くよ。びっくりするぐらい歩いてるよ。
みたいな話がわかれば、時間はかかるかもしれないけど
理解してくれる人が増えていくような気がします。
マスコミは、民意を動かすことができますけど、
マスコミは、民意に動かされることもあるので、
ロビー活動を地域で行いましょう。
1人1人が、トレイルランニングの営業マンとなって
いろんなところで、
「トレイルランニングにきました」
という挨拶を広めていけば、
きっと、新聞より、テレビより、ずっとずっと宣伝効果があるはず!
なんて、私は思うのです。