平日ゆるりと山遊びを楽しむチーム『HOC』
チームと呼ぶほど立派なものでもないのですが(笑)
平日に、日本百名山の1つ『金峰山』へ一人で行こうと計画していたのが、松ポン(夫)にばれまして、
松ぽんは登山を全くしない人で、トレランもようやくデビューしたばかりという状況なので、
『一人で行くなんて危ないからやめなさい!』
と、注意された為、仕方なく(笑)facebookで、誰か一緒に行ける人います?
と、ゆるーく募集したら、あっという間に手を上げてくれた8名で構成されてます。
なぜ8名かというと、当初、登山口と下山口に車をデポする予定だったので、
車に乗り切れる人数ってことで決まったんですが、
このメンバー絶妙で、本当に一緒に行っていてストレスが無い。
ずっと楽しい。
ずっとキャッキャ言って登って走って歩いてご飯食べてビール飲んで・・・
とにかく月に1度リフレッシュできる最高の1日です。
さて、前回のHOCの活動報告は、渋井さんとえまちゃんがしてくれたので、
今回の報告は松井からお届けします。
HOC 2ndの舞台は『瑞牆山』
読み方は『みずがきやま』です。
山梨県民なら当たり前に読めるこの山の名前。
実際「なんて書いてあるのか読めないから検索も出来なかった」との声多数(笑)
たしかに、この漢字、特に「がき」の部分、他で見たことない。
さて、そんな瑞牆山をちょっとご紹介。
せっかくなので、山梨県北杜市のHPから抜粋。
■日本百名山 海抜2,230m
■中級者向き 徒歩往復5時間30分(登り3時間30分ほど)
瑞牆山は秩父連山の西端に位置する標高2,230mの花崗岩山です。 まるでノコギリのような独特のギザギザ頭は今から2万年以上も昔の火山活動の名残で、その大小様々な形の岩が切り立つ山頂は奇峰の名にふさわしく、大小の奇岩にはヤスリ岩、弘法岩、十一面岩などの名前が付けられています。 弘法岩からもわかるように、瑞牆山は弘法大師が修行した山と伝えられ、弘法岩の基部にはカンマンポロン(不動尊大日如来)という梵字のようなものが刻まれているという。 これは弘法大師が彫ったものだとも言われるが、実のところは雨による侵食というのが本当らしい。 いずれにしても山岳信仰の山である。
なるほどーー
弘法大師はほんとどこにでも現れるすごい人ですね(笑)
山梨だけでも何箇所めぐったんだろうってぐらい、弘法大師の名所があります。
さて、前回金峰山に行き、本当は瑞牆山まで行く予定でしたが
『メジャールートではない道をあえて行く』のもHOCの楽しみの1つ!ということで、
荒れた登山道を歩き、のんびり活動していたので、結局瑞牆山にはたどり着かなかったのです。
ということで今回は瑞牆山リベンジ。
そして、分水嶺をリタイアしてしまった私にとっては、
本当はここに来たかったんだよな・・・の、くやしいリベンジでもありました。
登山ベースでも往復5時間半程度の瑞牆山。
わりとお手軽に登れてしまう百名山という印象です。
いつもは、瑞牆山荘→富士見小屋→瑞牆山→富士見小屋→瑞牆山荘のピストンだったり、
富士見小屋を基点にして、金峰山行ったりするのが多いのですが、
今回はぐるっと瑞牆山を楽しもうということで、
瑞牆山荘→富士見小屋→瑞牆山→不動滝→みずがきやま自然公園→瑞牆山荘のルートに決めスタートしました。
瑞牆山や金峰山登山の中で、一番の難所は富士見小屋までなんじゃないか?と私は思います。
ぐるっとゆるく林道を上がるか、わりと急な登山道を登るかの2択なのですが
どっちもあんまり好きになれない(笑)
眺望も無いし、景色も代わり映えしないからだとは思いますが、我慢の登山が続きます。
スタートから30分ほどで、ようやく富士見小屋到着。
平日だというのに、かなりの登山客が富士見小屋周辺で休憩をしていました。
HOCの活動はあくまでもゆるい登山なのですが
スタイルは「トレイルランニング」なので、登山客の方に
「走りに来たの?」なんて声をかけられることもしばしば。
「格好だけで歩いてます」と言うと
「だめじゃん、走りなよ」なんて言われたり(笑)
登山客のみなさん、割とトレイルランニングに好意的な方が多く、一度も嫌な顔をされなかったです。
さて、小休止をへて、瑞牆山へ。
ここから、大きな石や岩がごろごろとしている瑞牆エリア。
やっと楽しくなってきます。
でも、あちこちがすごく滑りやすそうな石ばかりで、ペースを不用意に上げられません。
ざらざらとした小石がゴロゴロしているエリアも多く、足の置き場がなかなか難しい・・・
水は流れていないものの、沢をあがっていくような道なので、
ところどころ、ロープや鎖がついています。
平日なので登山客は割りと少なく、
途中、高校生の40人パーティと出会うのみで、山頂に到着。
瑞牆山荘から約1時間45分程度で到着。
ノーラン&途中おやつ休憩有でもあっという間に山頂です。
休日は大賑わいで立ち止まるのも大変な山頂ですが、さすが平日。
山ごはんを楽しむ女子2名がいたのみ。
それに、強風や霧に包まれていることが多い瑞牆山山頂ですが、
この日は、登っている最中は曇り空だったのに、山頂についた頃には青空が見え
風も無く、ぽかぽか陽気。
山頂でのんびりお昼ごはんを食べたり、写真撮影したり、ひとしきり楽しんで下山です。
下山は、また岩場が多く、大きな石や岩がとにかくかっこいい。
それに、川沿いを歩いていくので、清涼感もあり、とにかく気持ちいいコース。
しかも滝で遊べる!
キャーキャー言いながら滝の水を浴びてクールダウンしたり
女子高生のように水をかけ合ったりとにかく楽しい(笑)
下山で使ったコースは、途中の岩場にクライミングを楽しんでいる方がいただけで、
登山客には1度も出会いませんでした。
途中、広い林道に出てからは、ゆるめに走り、みずがき自然公園へ到着。
本当は富士見小屋まで戻って、富士見小屋オリジナルビールを飲もうという計画でしたが
みずがき自然公園が楽しすぎて、素敵な場所すぎて、ここで一杯に決定。
ビールを買うと、定員のおじ様達が甲州弁丸出しで、ガンガンに話しかけてきてくれます。
そして、缶ビールを買っただけなのに、店員のおば様が、煮物や漬物を次から次へと運んでくれます。
地元のおじ様&おば様にたくさんもてなしを受けて、このままずっとここに居たい気持ちにかられましたが
瑞牆山荘へもどります。
瑞牆山荘まではずーとロードかと思いきや、森林の中を経由して戻れる道を発見!
地図に載っていないこのルートですが、きれいだし、利用者が少ないせいか、
途中の橋が苔むしていて、すごく素敵な雰囲気にうっとり。
瑞牆山荘に着くギリギリまで、楽しくて、気持ちの良いトレイルをずーっと味わうことが出来ました。
HOCメンバーの大半が、UTMBやUTMFに出場するので
しばし活動は休止かな?(笑)
どうかな?動けるメンバーだけで動くのかな?
いずれにしても、
走っても走らなくても
やっぱり山は楽しいよねーの1日でした。
山から下りて、車にのったらゲリラ豪雨で
ワイパーがまったく役に立たないぐらい。
無駄にブレーキかけたら絶対に水没しそうな勢いでしたが、
それもまた夏の思い出ですね。