第4回スリーピークス八ヶ岳トレイルが終了し、1ヶ月が経とうとしています。
早く参加してくださった皆様、ご支援くださった皆様へお礼の言葉を、、、
と、思ってはいたのですが、この1ヶ月。正直、大会について話をするのが苦しくて、文字にする事も出来ませんでした。
お店のスタッフをしているので、お店に来て下さった方々とは大会の話をするのですが、その時もなんとなく避けてしまう。そんな感じです。
なんで言葉に出来ないかと言うと。。。
大会について思い出すと、いかに自分が無能であったかを、再認識しなければならないからです。
なぜあれが出来なかったんだろう?
なぜもっと気を使えなかったんだろう?
なんでこんなにいい加減なんだろう。
どうしてもっと優しく話せないのだろう。
どうしてこんなにバタバタしてしまうのだろう。
ミスが多くて死にたい。
会場のスタッフが負荷が高すぎて、休憩も満足取らせてあげられず申し訳ない。
ゲストスタッフさんに頼みすぎて、頼んだ割には放置して、申し訳ないし情けない。
もう、反省の言葉をあげたらきりがないほど。
正直、大会が終わったら、関係者の方やゲストスタッフの方から石を投げられても仕方ない、、、と覚悟していた程。。。
それに相反して、大会にご参加くださった方から頂く、称賛の声。
良い大会だった。
楽しかった。
スタッフの皆さんが全員親切だった。
とにかくスリーピークスはすごい!
私が予想もできなかった量の称賛の声を頂き、嬉しくもあり、そんなにたいしたことできていないんだよ、、、と思うと苦しくもあり。。。
そのギャップが埋められずに、苦しくて、胸がギュッとなります。
1つ1つ思い出して、前に進まなきゃなぁと思うのですが、なかなかどうしたもんでしょう。
不器用なもので、まだまだ消化できずにいます。
でも、大きな怪我人が出ることなく、レースが終了したこと、地域の方々が大会開催を喜んで下さっていること、選手の方々のたくさんの笑顔を見れたこと、スタッフの皆さんの優しい心に触れられたこと、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。
第4回スリーピークス八ヶ岳トレイルにご参加いただきありがとうございました。
なんか出来そう!自分で大会開催したら楽しそう!
そのぐらいの思いつきで始めた大会が、年々大きくなり、毎年大会を愛してくださる方が集まってくれる、暖かい大会へ成長しました。
私1人では決して出来ず
沢山の方々の支えがあってこそ。
全国見渡しても、レース開催後、コースにゴミが1つも落ちていない大会は、スリーピークスぐらいではないでしょうか?
これは、選手がゴミを落としていないだけでなく、落ちていたゴミを拾いながら走っていた選手やスタッフがいた事を意味しています。
人のゴミだから関係ない、ゴミは大会関係者が拾ってくれる。
そんな風に思う方は誰もいず、頼まれたわけでもないのに、当たり前のように拾い集めてくれた暖かい気持ちに感謝いたします。
ゴミが1つもなかったことは一例に過ぎず、すべてのスタッフが選手を喜ばせたい、楽しませたい、大会を無事に終えたい、そう自分のためだけでなく、大会を思って行動してくれた事が嬉しくてたまりません。
スリーピークスは人です。
武田信玄も言いました。
人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。
意味は
どれだけ城を強固にしても、人の心が離れてしまえば世の中を収めることができない。 熱い情を持って接すれば、強固な城以上に人は国を守ってくれるし、仇を感じるような振る舞いをすれば、いざという時自分を護るどころか裏切られ窮地にたたされる。
私もスリーピークスで多くの方々に救われました。その恩を少しづつ返していけたらと思っています。
なかなか落ち着かない性格で、お礼も遅く、不義理な対応をしてしまってるとは思いますが、マツイだもんな、しょーがねーな。ぐらいに思っていただければ幸いです。
気がつけば7月。
冒頭に申し上げた通り、まだまだスリーピークスについて話をするのは胸がギュッっとなります。
でも、時が経てば、もっといろんな事が見えてきて、良い面も悪い面も受け止められると思います。
第5回大会を開催するには、9月から準備が始まります。
今は心やすらかに、また前を向いて進めるように、いろんな大会に遊びに行って、いろんな山に行って、パワー充電したいなーと思っています。
沢山のごめんなさいと、
沢山のありがとうの気持ちを込めて。
また八ヶ岳で会える日を夢みて
松井裕美