さて、前回の続き。
UTMF2018に出た小山田さんをサポートしましたよという話です。
今後UTMFでサポートをする方もいると思うので、覚えている限り詳細に書いていくので、当然長文になります。
私の役目は今回もサポーター。
勿論相手は小山田さん。
小山田さんにとっては14本目の100mile。
今年に入ってからだと2回目の100mileです。
ちなみに小山田さんのレースサポートだと10回目ぐらいで、
レースじゃないものを合わせると20回目ぐらいのサポートになると思います。
毎回サポートはあれこれ頭を悩ますのですが、ここまで一緒にやってると
さすがに準備も楽に・・・・
なーーーんてことは全くなく(笑)悩みだらけの準備です。
結局いつも通り、
1)絶対に必要な物
2)もしかしたら必要なもの
3)いらないかもしれないもの
で、ワンボックスの車内はパンパン。
車内に用意したものを、エイドまで運ぶのがサポートの一番大きな役目。
100mileは気温、天候、本人の体調などなど、状況が刻々と変わるので、念には念をとそろえていくと
着替え、履き替えの靴、ジェル、食料、替えのザック、テーピング、薬、飲み物・・・
ありとあらゆるものが予測され、荷物は増えるばかり。
UTMFはサポーターがエイドの食べ物や飲み物を選手の為に受け取りに行くことができません。
(選手が飲み物を自ら取りに行けばOK)
少しでも選手をエイドで休ませてあげたいので、ほとんどのサポーターが食べ物飲み物はザックに担いで移動します。
私の場合、飲み物だけでも常に9種類用意。
・水
・ポカリスエット
・カルピス
・オレンジジュース
・トマトジュース
・コーヒー牛乳
・温かいお茶
・温かい鯛のだし汁
・お湯
は常に準備。
こんなに必要ないでしょって思うかもしれませんが、
長い距離走ってきた人が何飲みたいか?なんてその時になってみなきゃわからないんです、本当に。
だから、想像するものを準備するとこうなってしまうんです。
勿論補給食や食べ物も持ちます。
・次のサポートエイドまでのジェル
・バナナなどの消化が良い食べ物
・フリーズドライの雑炊やカップラーメン
・ゼリー飲料やVESPAなどの補助食品
UTMFの場合、火気使用禁止のエイドが多く、駐車場でひっそりとお湯を沸かす程度しか出来ないので、
フリーズドライの雑炊やおかゆを持っていくことに。
そうすると、コップが必要で、スプーンが必要で・・・勿論そういうものも全部一緒に運びます。
胃薬、痛み止めなどの常備薬。
着替え、履き替え用の靴も常に携帯。
UTMFではサポーターが持ち込んでいい荷物は30Lまでと決められてるので、
ギューギューに押し込んで、なんとか収めます。
とにかく重い(笑)
肩がちぎれるかと思う(笑)
なぜこんなに重たいものを持ち運ぶのか・・・
それはエイドと駐車場との距離にも関係します。
UTMF2018では、エイドと駐車場の距離が遠い場所が多いのです。
駐車場とエイドが近かったのは最初の「麓」と「精進湖」ぐらいで、その後は基本遠いのです。
(この、「麓」と「精進湖」だって、決して近いわけでもない。駐車位置によっては結構遠いw)
特に、「きらら」と「富士吉田」の遠さ・・・・。
忘れ物したら完全に死ねる(笑)距離なので、念には念をで持っていくものが多くなっていきます。
忘れん坊で有名な私が・・・1回で準備できるわけが無く・・・
結局、早めについて、忘れ物を取りに行き・・・を繰り返しておりました・・・・
そもそも、こんなに荷物が多くなる要因はもう1つあって、
今年のUTMFから、サポートできるエイドの数が、ガクーーーーンと減ったのです。
全部で10個あるエイドのうち、サポートできるのはその半分の5か所のみ。
せめて15~20kmごとに会えれば、様子も見れるし、忘れても次のエイドで挽回!が可能なのですが、
こんだけ少ないとその両方が不可能。
相手の様子をこまめに見れない分、必要なものの予測も難しくなるし、
あまり会えない分、会ったときに渡すものも多くなる・・・
まぁ、サポートをつけずに、一人で走っている方からすれば、贅沢言うなよ・・・という話かもしれません。
それに、サポートをつけた方の中には、事前に指定したもの以外は一切いらない!という方もいるとは思います。
でも、私の周りでサポートになった方は、どのエイドも荷物が多く、どのエイドも悩みが多く、なんとかかんとか間に合わせて準備しているという方が大半だったような気がします。
サポーターあるある①
エイドを巡って行くたびに「だいたい会う人(サポーター)」が決まってきます。
最初は遠慮がちに会釈だけですが、次第にうちとけて最後のエイドあたりになると、変な団結力すら感じます(笑)
サポートエリアを譲り合ったり、お互いの選手の位置を教え合ったり、時には片付けや荷物運びを手伝ったり手伝ってもらったりします。
今回私は、仲間のクボヒデ兄さんと、Answer4のコバくんとずーーと励まし合って進みました。
クボヒデ兄さんとは、サポートしている相手の進み具合で、時に離れたり、時に近づいたりでしたが、
コバ君とは、麓からゴールまでずーーと一緒に行動。
おかげて、孤独感や悲壮感が少ないUTMFでした(笑)
サポーターあるある②
自分のサポートする相手がエイドにいつ来るかなんて、わからないんです。
勿論事前に予測タイムの申告は受けていますが、絶対にずれる。
ランナーズアップデートで次のエイドへの到着時間が出るけど、それだって予測だからずれる。
遅れてくる分には待ってれば良いけど、早く着く場合があるから安心できない。
早く来てほしいと思いつつ、予定より早く来られると慌てる。
いつ来るかな・・・とドキドキ。
来たら嬉しくてホッとするのもつかの間、体調の変化が無いか心配でドキドキ。
サポート内容をスムーズに行えるかドキドキ。
無事にエイドを出ていく姿を見てホッとするのは一瞬で、
ドタバタと片付け、ドタバタと次のエイドに移動、ドタバタと次のサポートの準備、
ドタバタとセッティング、またいつ来るかなーとドキドキ待つ・・・
をひたすら繰り返しているので、これを完全1人でやってると辛い・・・。
でも、仲間がいて、空いた時間話が出来たり、
「まだかなー」なんて話ができたり、ちょっと先まで見てくるよーなんてことをしたり、
ちょっと仮眠も「もし寝過ごしたら起こしてね!」なんてこともできて、心強い。
一緒にサポートしてくれる仲間がいるってこんなに心強いのね!と今年改めて気が付き、感動しました。
コバくん、クボヒデ兄さんありがとう。
さーーーて今回も長くなりました。
ということで第2弾もここで終わり。
第3弾からレース中の話をします。
写真は「山中湖きららエイド」。
サポーターも24時間寝ずの番で、駐車場から重たい荷物を運び、
ちょっと15分寝かせて・・・の状態。
結局気持ちが落ち着かないから、目を閉じても眠れないけど。
でも、トレラン大会って言うか、フェスっぽい(笑)
荷物を片付ける気力もなく、まずは倒れこむという・・・
このぐらいサポートも全力なんです。
1 コメント
[…] た。 今年は昨年度とあまり変化なさそうなので、昨年度のサポートをまとめた「戦う人を支える時間 その2」を参考にしていただきつつ、今回のブログをご覧ください。 また、私が現在 […]