一応昔はレースに頻繁に出ていたのですが
3年?4年?ぐらい前から、レースにはほとんど出ずに、サポート(サポーター)をすることが多くなりました。
理由は前にも言いましたが、自分が走るより、サポートしてる方がずーっと楽しいから。
今や、私がレースに出ていたことを知らない&走っていたことを知らない人の方が多くなった気が。
なので、レース会場に行くと「今日はサポートですか?」「ボラですか?」と聞かれることが多くなりました。
実際今年もUTMF、信越五岳、KOUMI100をサポーターとして回りました。
プライベートでMUJIN100という活動をしてるので(この件はいつか書きます)それが、2月・6月・8月の計3回開催。
これまでレース3本、プライベート3本の合計6本の100mileレースをサポートしてます。
なんで6本とも100mileかと言うと、サポートしてる小山田さんが100mileしか走らないから(笑)
どのレースもそうですが、100mileレースはサポーターの移動距離もとにかく長い。
ランナーは100mileだけど、サポーターはその倍ぐらい移動している気がします。
というのも、車では山を越えられないので、ぐるーーっと遠回りすることになるのです。
100mileじゃないけど、上州武尊とスパトレイルが本当に移動距離が長くて本当に大変でした。
信越五岳はその中で割と移動距離が短い方。
しかも今年から大会側がサポートがスムーズに移動できるよう、googleマップで推奨ルートを公開してくれたんです。
これが、めちゃくちゃ便利!去年はこれが無くて、どこがエイドなのかわからないし、普通に検索するとgoogleさんが最短ルートを示してくれるのですが、すごい細い山道が多く、コンビニ経由がほとんどできない道で、すごい大変だったのです。
それが今年このマップがあることで、コンビニに立ち寄りながらエイドに行くことができ、しかも近くて比較的広い道を教えてくれるので、運転が怖いと思うことが無かったです。
でもって信越のサポートしやすい点はもう1つ。
駐車場からエイドまでの距離が近い。
これ、サポーター目線からすると猛烈にありがたい。
結構な時間をかけて歩いて行かなきゃならないエイドは最初のバンフ1カ所だけ。あとは基本エイドの隣に駐車場があり、おっちょこちょいで忘れ物が多い私にとって、すぐに取りに帰れるのはすごくすごくありがたい(笑)
ただ、基本サポート無しの方優先にエイドが作られています。
机やテーブルが用意されてはいるのですが、自分がサポートする選手がピークゾーンにやってきた場合、ほぼ使うことができません。なので、多くのサポーターが椅子やテーブルを持ち込んでいました。
これも、駐車場が遠ければできない事なんですが、近いからこそできること。
サポーターはとにかく荷物が多いので、荷物が多ければその分大変。
それに、自分がサポートする選手が到着するまでの間、できるだけ休みたいのが本音。
駐車場が近ければぎりぎりまで休んでいられるので安心なのです。
さて、本題。(相変わらず導入までが長いけど、そこはごめんなさい。)
前文に記載した通り、「サポーター無しの人優先」にどのエイドも設営されています。
これ、信越五岳に限らず、国内のほぼすべてのレースが「サポート無し」を前提にエイド設営、動線確保をしています。
理由は色々あるんだと思いますが、私が想像する理由は3つ。
1. 選手がサポート有無で完走率や完走タイムに差が生まれないように
2. サポートクルーの為の場所を確保するのが困難(駐車場含む)
3. そもそもサポートがくるなんて想定してない
他にも理由はあると思うけど、とりあえず私が思うのはこの3つ。で、3はとりあえず仕方ないとして、1と2を考えてみます。
で、実際サポート付けてない人って、サポート付きの人を見て
「なんだよズルいよ!」
って思うんですかね??
確かに1人で色々やるのは大変だと思うんですけど、でもサポート有の人もそんなにスムーズにできてるかと言うと、わたしみたいなポンコツも居るわけで(笑)
本来一人で戦うものだからってことなんでしょうか?
何が言いたいかというと、前にブログに書きましたが、トレランが走る人だけのものになったらつまらないなぁと思うわけです。
今や日本で300本ぐらいトレランの大会があるわけですが、100mileはUTMF、ONTAKE100、信越五岳、KOUMI100、彩の国だけですよね?そのどれもがエントリーが大変。ポイントが必要だったり、ポイント足りてても抽選だったり。
トレランを始めたら、100mileを1度は走ってみたいという人は多いわけで、そうすると国内で5つしかないレースに集中してしまいます。
そうすると、出たいけど出られない人の方が、多いのでは?と思うわけです。
それに、やっぱり華やかな100mileレースを1度見てみたい!って方もいますよね?
そういう方々が応援やサポートしてレース会場に気軽に来れれば、もっとトレラン人気って出るんじゃないかな?と思うのです。人気が出るというか、人気が落ちないんじゃないか?という方が正しいでしょうか。
サポート禁止!ってレースありますけど、なぜ?と思ってしまう。
もう物理的にエイドが狭くて、駐車場スペースがなくてって場合ならわかるんです。登山者が多い場所で迷惑をかけないようにとか、エイドじゃないところでのサポートは禁止!っていうのも理解できる。
でも、そうじゃないなら、走らない人が大会に関わる機会を与えてくれてもいいじゃん!って思うんです。
それで、私も大会運営してるもんで、駐車場確保とか大変なのわかります。
現実問題として場所の確保や警備員の配置など、時間もお金かかります。
選手はエントリー費用支払ってますけど、サポーターや応援って好きで来てるだけなので、要するに1円ももらってない人たちのために場所を確保している状態ですよね?
大会はどこもぎりぎりの予算でやってるので、少ない予算は安全確保に使いたいというのはすごく理解できます。
だから私、正直サポーターも有料でもいいのでは?と。
どこに遊びに行っても駐車場代はかかるし、サポーターの為にテントや机を用意して頂いているので、それを利用するのにお金を支払うのは、私はそんなにおかしい事とは感じません。
前に、UTMFがサポーターゼッケンを採用した時、面倒だとか融通が利かないとか色々意見ありました。
確かに当時私も「なんて面倒なんだ」と思いました。(でも今思えば、すごいやりやすかった)
サポートエリアに1人しか入れないとかは、ちょっと厳しすぎるかな?と思いますが、サポーターや応援者は必ず車で移動してるので、車の台数で、有料にしてもいいんじゃないかなぁと思います。
そう考えると、あとはサポーターのマナーの問題かと。
一般的なマナーをしっかり守る。
駐車禁止の場所に停めない、ゴミは持ち帰る、整理整頓する、挨拶をする、選手の邪魔をしない。
例えば1人の選手に4~5人のサポーターがついてる光景、よく見ます。
たぶん仲間が何人か出場していて、それを同じく複数人でサポートをしていると、選手はそれぞれバラバラの時間帯でやってくるので、サポートクルーは何時間も同じ人がエイドに滞在して、1人の選手に対して複数人がサポートする形になってしまうんだと思います。
それを1人で出場してる選手からすれば、邪魔だな、騒がしくていやだなと思うんだとしたら、
無駄にはしゃがないように気を付ける、自分がサポートしていない選手でも困ってそうなら助けてあげる、しっかり応援する、広いエリアを陣取らないとか、とにかくみんなが気持ちよく使えるようにマナーを守ればいいのでは?
実際、サポートエリアに居ると、選手が来た時に準備万端にしたいという思いが強いあまりに、選手が到着する1時間以上も前から陣取ってる方よく見かけます。私も昔はそうでした。選手が予定通り来ないのがレースなので、予定より早く来てしまったり、遅くなってしまったりする状況に、なんとか対応したいと思うあまり、早めにエイドに入って準備をしておきたい気持ち、すごくわかります。ある程度は仕方ないと思いますが、国内100mileレースの多くはネットでネットで選手の通過を確認することができます。前のエイドの通過タイムを参考にし、そこから距離や標高で計算すれば、よっぽどの場合以外、誤差は1時間以内になるはずです。
エイドに到着するのは何時間前でもいいですが、選手の到着準備はできるだけ直前にしたり、椅子取りゲームじゃないので、他のサポーターの方と譲り合って使うことを意識すれば、トラブルは少ないのでは?と思います。
あとは、サポーター無しの人がかわいそうっていう意見もあると思います。でも上に書いた通り、困ってそうな人がいたら誰でも助けてあげたり、自分の相方じゃなくてもエイドやゴールでいっぱい応援してあげたり、みんなで大会を盛り上げていこう!という気持ちがしっかりあれば、良いのかな・・・と。
サポート無しの方はどういうことで嫌だと思ったり、迷惑だと感じたりするんだろう?
サッカーでも、野球でもバレーでもバスケットボールでも、プレーヤーだけじゃなくて、観客やサポーターが必ずいて、応援するのが楽しいからそのスポーツが好きなんだって人がいます。趣味はスポーツ観戦ですって方多いですよね?
実際私も、高校生のときF1がめちゃくちゃ好きで、鈴鹿まで行きましたし、大人になってからプレミアリーグが好きになったので、さすがにイングランドまでは行けませんでしたが、トヨタカップで来日した時には大阪まで応援に行きました。
そうやって、プレーヤーじゃないけど応援やサポートで大会を楽しむ人が増えないと、走れなくなった途端つまらなくなって、みんなトレランから離れちゃうんじゃないかな?とふと思うのです。
サポーターはデメリットが多いと感じてるかもしれませんが、実はメリットもあって、特にコース上の商店街・コンビニでめちゃくちゃ買い物します。ガソリンも入れます。温泉も入ります。
選手と一緒に宿泊もします。自分の装備を全部持ち込んでレース会場に入る選手より、応援やサポーターの方が、開催地域における経済効果は高いと思います。
それと選手の体調を確認するのもサポーターが行うので、確実に補給させるし、無理なら辞めさせるし、安全確保の観点から考えてもメリットは少なくないと思います。
繰り返しになりますが、物理的にサポートエリアを作るのが無理という場合は仕方ないと思います。
自然や地域理解があってこそのスポーツなので。
でもそうじゃなければ、サポートエリアや応援席なんてものがあったらもっと盛り上がるんじゃないかな?
そんな風に思いました。
だって、100mileレースはほんとすごいんですよ。
めちゃくちゃ感動します。
選手の走りや、スタッフの頑張りや、走る山のすばらしさとか、夜を超えて迎えた朝日とか、色んな所に感動が詰まってます。
この感動を走る人だけじゃなくて、走らない人も味わえたら、もっといいのにって心から思うのです。
特に、本当に苦しい中、それでも前に進もうとがんばってる選手の姿を見れば、自分も頑張って走ろう!レースにでたい!そういう前向きなエネルギーを沢山もらえます。
今年私がサポートするレースはもうありません。
11月にプライベート100mileのMUJIN100を開催する予定なので、年内のサポートはあと1回残ってます。
私が2018年に出たレースは今のところ1つだけ。
でもサポートしたのは3つ。
そのぐらいサポートって楽しいんですよってことが伝わるとうれしいです。
あ、サポートが楽しいってだけで、私のサポートワークが完璧だとかそういう話ではもちろんありません。
小山田さん、マツイがいない方が実は速いんじゃないか?説がだんだん濃厚になってまいりました(笑)
そうなのよねー、忘れ物がねーー多くてねーーーねーーー(笑)
ま、諦めずに(誰が?)がんばります。
あ、そうそう!
8月からランボーイズ!ランガールズ!のスタッフになりました(笑)
とは言いましても、ほとんど店舗にはおりません。ネットワークを駆使しまして、山梨在宅でお仕事してます。
たまーにランボー店舗にもおりますので、その際にはぜひ遊びに来てください。