早くも後編です!(笑)
さぁー、後半部のはじまりです!
おむすび山〜高川山〜羽根子山〜近々峠〜丸太クリーンセンターサポートポイント。
鬼門。まさに鬼門のこのセクション。過去2回このルートの高川山でリタイヤしてます。真夏に行い気温が高く体が動かなくなったせいもありますが、とにかく高川山の登りが見事すぎるくらいキツイ(笑)
単に自分に力がなかっただけ!鬼門でもなんでもない(笑)
おむすび山も名前はカワイイもののいやらしい小刻みなアップダウンが続きます。
今回は気温も低く補給もバッチリ!過去にないぐらいのいいペースで進みます。
五味くんと話します。
なんだかんだでやっぱりキツイねと(笑)
そして高川山ピーク手前で応援に来てくれた立田くんと会います。いっしょにピークへ。
立田くんは富士見バーチコーで6位となった実力者!
差入れを頂きました!ドーナツ!口の中のすべての水分持っていかれた!(笑)ウィダーインゼリー持ってこいよ!(笑)
なんてなことは言いません!
立田くん、ありがとね。こういうのは本当に嬉しい。感謝です。。
よし!サポートポイントは目の前だ!行こう!
五味くんと気合いを入れ直します。
がしかーし、ここで痛恨のミスを犯してしまいます。
高川山から羽根子山、そして近々峠を経由して丸田クリーンセンターのルートは今回が初めて。事前にクボヒデが調査をしてくれて写真も撮ってきてくれたのですがボクの確認不足によりロストしてしまいました、、、
サポートクルーと連絡を取り合いながら山の中で行ったり来たりのシャトルランを繰り返します。
しかも今日イチの蜘蛛の巣地獄!
ボクが先頭、蜘蛛の巣避ける。後から来る五味選手、、「うわーー!」蜘蛛の巣引っかかる。ボク、、「わしゃわしゃー!」笑う。「うわっ!」ボクもすぐ蜘蛛の巣引っかかる。
このやり取り30セットぐらい繰り返す。
最終的にクボヒデが逆走してきてくれてなんとか脱出!
1時間ちょっとぐらい彷徨ってたかな、、
そして丸田クリーンセンターで合流。
松井さん必殺のうどーんぬを食べてパワーを充電します。なにせ次のセクションはこのルートの最大の山場でもあります、、
鶴ヶ鳥屋山〜角研山〜本社ヶ丸〜清八峠〜東山梨変電所サポートポイント。
この行程の最初の山、鶴ヶ鳥屋山(ツルガトヤ)。1300m台の山ですが約900upしなければなりません。しかも登り具合もかなりハード!とにかく気合いでクリアしたいセクションです。
ライト装着、ウェアも着替えナイトセクション及び最大の難関にに挑みます。
ロードを少し走りツルガトヤの表示のある林道へ。てかこの林道なげーー(笑)いやらし傾斜ーー(笑)早くもうどーんぬパワーを使い果たします。
そして本登山道へ。ジワジワ上昇していきます。ボクも喋らなければ五味くんも喋りません。いや、喋れません。
キツイ、、キツすぎる、、
そして日が落ち暗闇へ。
ツルガトヤの登りは2段階。最初の登りの終わりはロードに当たります。そこを横断しコンクリートの階段を上がり次の登りが始まります。この階段の傾斜、高さ、どれを取ってもワールドクラス。目眩が止まりません(笑)
そして長すぎて忘れた頃にツルガトヤ山頂(笑)
2人でヤバイ、まじでヤバイよツルガトーーーヤーーー!叫びます(笑)
ヤバイのは登りだけではありません。猛烈なガスにより視界0、、、
慎重に次の山、本社ヶ丸(ホンジャガマル)を目指します。
この区間は過去に昼間に1度来ただけ。一本道の分かりやすいルートというのが印象でしたが、条件が変わるとまったくの別物に変貌します。
ホンジャガマルまでは相当手前の地点でルートを見失います。
あれ?あれ?
ルートがわからない、、、
ボクがここかなと思ったところはとんでもない傾斜の岩場。
ここか、、、?いや、こんなとこなかったよな、、、
すると上の方から五味くんが、こっちにルートがありそうです!ルートを探してくれました。
ここで思いました。そして五味くんにも伝えます。
今回はここの区間で終わろう。
この区間、1度来て分かりやすい印象なのにガスに遮られるとまったくわからない。次の区間に関してはほとんど行ったことないルート。リスクが高すぎる。
無理して行くべきではないと判断しました。
ここで完走を断念しましたが、悔しさなんぞは微塵もなく、それよりもサポートの3人に何かあったらどうしようという怖さと既に時間はスタートから14時間、ここまで付き合ってもらったという感謝の思いしかありませんでした。
とは言うもののまだ途中。五味くんにもとにかく注意して進もうと声をかけます。
ホンジャガマル山頂。
晴れてれば富士山や河口湖が見える場所。ガスってる中でもいい雰囲気を感じさせる山頂です。
やっぱり昼間だなこりゃ(笑)
そして清八峠を目指します。ホンジャガマルと清八峠の間は岩場が多く更に下り基調。滑らないようお互いに声を掛け合い進んでいきます。
清八峠到着。
後は東山梨変電所まで下り。しかしながら距離も結構ありますが相変わらずのガスり具合とツヅラ気味の下りは突っ込んだらアウト。集中します。
長い下りを終え林道からアスファルト、東山梨変電所の側を抜けていきます。
すぐさまここで終わろうと伝えます。
2人とも解放され安心した様子(笑)
ラーメン食べにいこーー!
長い一日が終わりました。
ボクのGPSで距離56k、累積標高は5100m。時間は15時間ほど。
この8月はロード中心でほとんど山には行ってませんでした。久々に来た山は楽しさは勿論ですが、気を許すと簡単に有らぬ方向に行ってしまうことを教えてくれました。
あらためて自然の厳しさを学んだ次第です。
そしてクボヒデ、五味くん、松井さんには本当に感謝してます。
楽しく厳しく素晴らしい一日でした。
これ1人でも欠けたら間違いなくムリでした。
ボクのワガママに付き合ってくれてありがとう。
ムダにしません絶対に。
さーー!もうひと頑張りだ!!