おつかれやまでございます!
先週末にこのブログでも紹介いたしました100mileサブ24を目指すT.D.T、走ってきました。
おさらいになりますがT.D.Tはレースではありません。100mileのファンペース走です。時間のある方は前回のブログをチェックしてみて下さい。
今回、縁があり共にゴールを目指す仲間は26人。初100mileの方もいれば完走すればT.D.Tターキーになる方もいて皆それぞれの思いを胸にこのT.D.Tに参加してます。
スタートは10月31日、11時。
スタート前にトモさんからT.D.Tのブリーフィング。
今回のT.D.Tには新しいルールが追加されました。
【ネガティブなことを言ったら即失格。】
例えば脹脛が攣ってしまったら、、
脹脛が熟成した!
とか、、
寝てしまったら、、、
まぶたの裏側を観察してた。。
T.D.Tは自分から臨んで100mileを走るのだからネガティブな要素はいらないと言う考えです。このルールがベースになりこの後名言が連発することになります。
さて、スタート前。
何があっても自業自得!アーメン!
スタート!
海が遠ざかり多摩川の土手や河川敷のグラウンドを横目に走ります。
最初のエイドは二子玉川のセブンイレブン。
エイドは基本的にコンビニやファミレスなのですが特に今回はあらゆる方々が私設エイドを出してくれたり、会いに来てくれたりして本当に有難かった。
往路では前回走った磯村チエちゃんが手作りパンを出してくれたり、エディさんが一緒に走ってくれたり、それに対して不幸が移るからと一定の距離を置いたり。
ギブミーパンチョーダイ、ギブミーパンチョーダイと人が群がります。
やっぱり嬉しいですね。人に会えるのは嬉しい。
多摩川区間は約53k。まだまだ続きます。
ボクはこの多摩川で唯一の思い出の場所があります。
世田谷通りと小田急が隣接してる場所、、登戸。
人生の中でも濃い4年間を過ごした大学生活思い出の場所のひとつ。
ある夏の暑い日の夜、サッカー部の同級生と後輩1人を連れて原チャリでこの登戸へ涼みにきました。後輩は1人きり。ボクら同級生はその後輩に当時流行ったMCハマーのU Cant touch thisを口ずさみ近づきます。後輩は異変に気づきましたが時すでに遅し。素っ裸にされこれまた当時流行った手足を掴み体を上下に振る蝶々をしそのまま多摩川へ、、、
ドボーン。
更にボクらは原チャリで多摩川に落とした後輩をライトで照らします。
するとその後輩は上流に向かってバタフライを始めました。
お尻が見えては消え、見えては消え。
人魚だー 人魚だー。
その人魚の名は脇田。後のペナルティワッキーであります。
T.D.Tは続きます。
猛者揃いの参加者は話しながら淡々と進みます。
T.D.TプロジェクトメンバーのEJOとユーキがサポートカーで移動してくれてます。サポートカーに会えるのは38k地点のワイズロード。ドロップバッグを預けてあるので夜間走に備えた用意をします。
そしてサポートカーと言えばこちらも!
スーさんアクシデントカー!福生辺りでしょうか、急に現れたエイドに大感謝!
そして、よっちまんさんも朝からサポートし黒豆エイドを出してくれたり。
いろんな方と話しながら進んだので多摩川区間が短く感じました。
一行は羽村の町へ。そしてお馴染み羽村セブンで休憩。
いよいよ青梅高水に入ります。前回はガスが酷く視界がない状態でしたが今回はすべてがグッドコンディション。このアップダウンぼかぁー好きなんだなー、加山雄三風に言葉に出ます。
雷電山を越え榎峠へ。この榎峠で伝説のエイドが登場します。
ブーメランのデザイン&料理担当クボヒデエイド!
榎峠に1人、クボヒデがエイドを出してくれました。距離的にも時間的にもそして場所的にもみんなP-POINTが溜まってくる頃です。P-POINTとはポジティブポイントの事、世間で言う疲労です。
豚汁やら肉まんやら凄すぎて皆さん感激してました。
またクボヒデに助けられました。
ありがとう。
そして往路最後の3段ロケッツ急登をパワー全開で登ります。往路で助けてくれた皆さんが背中を押してくれます。林道を駆け上がりながらトモさんが言います。
ここまで来たら終わったも同然ですね。いや、終わりです。サブ24おめでとうございます。
前回は受け止めることができなかったこの言葉も今は本当に終わったも同然だと純粋に思えました。
高水山常福寺到着。あと半分残り80k、復路を走ります。
UTMBで言えばクールマイユール。ちなみにUTMBは行ったこともなければ行く予定もありません。
折り返して下ります。
ここで登ってくる松井さんと会います。松井さんのペーサーは世界の小川壮太、さらにPTL完走のキャッツシンヤ、そしてT.D.Tを支えるKUGISANがついてくれてます。
レベッカです。もうレベッカのようです。
フレンズを口ずさみさらに進みます。
アップダウンを楽しみ高水山を後に。
青梅デニーズでT.D.Tサポートカーが待機してくれてます。ここでウェアを交換。気持ちも体もサッパリし一度集合の羽村セブンへ向かいます。
ここでKOUMI100の優勝者、原チャリこと田中さんと一緒に走ることに。原チャリとは前回のT.D.Tの時にゴール数キロ前を走る田中さんを見たのですが完全に原チャリぐらいのスピードが出てたので原チャリというあだ名をつけました。
その原チャリ田中さんと並走。もうキロ何分の世界ではありません。キロHONDAです。数字が出ません。
そしてトモさんにも会い羽村セブンに到着。
ボクはキロYAMAHAで走っている最中お腹がみるみる空いてきてセブンに着いたら絶対アレを食べようと決めてたので真っ先にアレの前へ。
そう正解です。グラタン。正確にはドリアでした。しかもひとつだけ残ってたー!食べたい時に食べれる幸せコレ最高!
パワーアップし復路の多摩リバーへ。時間は11月1日1時30分、真っ暗の中走り続けます。往路と同じワイズロードにサポートカーとドミンゴさんのULTRA LUNCHが待っていてくれてます。
そして多摩川区間はBoomerung五味くんと走ります。
五味くんは初100mile挑戦。以前膝の全十字靭帯を断裂して今は完治してますが今年の1月に最後の金具を抜くオペをしました。
走れぬ日々が続き目標もしっかりと持てないように見えました。人にすごく気を使う人、人の為に動く人。ボクも言葉に出来ないくらいお世話になってます。
今度は自分の為に、これからも熱く走って行けるようにT.D.Tを目標にと勧めました。
多摩川区間ではボクの方が胃腸がおかしくなり五味くんに励ましてもらいながら走り続けました。本当にありがとう。
気合いで走り続けます。
途中にMMAでもお馴染みエマちゃんが単独でエイドを出してくれてました。真っ暗の中1人で。肝っ玉母さんでもムリな場所です。凄いです、感謝。
そしてワイズロード。122k地点。
温かいULTRA LUNCHのスープが待っていました。ドミンゴさんはいませんでしたがこのスープにドミンゴさんの魂を感じました。
行くぜーー!
朝日が上がってきたよ。素晴らしい朝だ。
完全に朝が来てエディさんも来た!
エディさんがスープとパンを用意してくれてました。凄く美味しかったのですがコップが足りないから早く飲めと優しい煽り付きでした。
エディさん2日間ありがとう!
この後友達の両角さんがいてくれたり悔しい思いがあるだろうDNFした松井さんがいてくれたりPark石井さんも来てくれた。
二子玉川では再度磯村チエちゃんが来てくれてラッパ飲みしやがれとコーラの1.5lを差し出してくれ、直後やっと会えたねドミンゴさん登場、鳥羽ちゃんのキドくんも来てくれた。
スーさんジュンさんのガス橋エイド手前でウルトラポーズの阿部さんが来てくれた。
ボクは自分の力で走れてた訳じゃないんです。明らかに支えてくれた方々の目に見えるパワーがボク、、いや、T.D.Tを走っているみんなの背中を押した。本当に押した。
最後のエイド、ガス橋。残り約10k。
夫婦で100マイラーのスーさんジュンさん、そして本当は今回走るはずだった野口さんがいてくれた。
たくさんたくさん美味しい物とたくさんたくさん優しい言葉をかけてくれました。
最後は走りきる。どんな時でもどんな状況でもここはやりきる。これが大事。
もう残り5kぐらいでしょうか。ボクが何かオーラを感じ振り向くと、、、走る爽やかな青年が、、が知らない人。。
ん?
んん?!んーー!!
カトちゃんばりの2度見をしてしまった先にはトモヤ!STSのトモヤが普段着で追いかけてきてくれた!爽やかー
おー!トモヤ!
トモヤは出勤前に来てくれた。しばらく話しながらいっしょに走った。楽しい時間でした。
トモヤはこの後9時から渋谷で仕事。ここは大田区、時間は8時47分。
アーメン。
トモヤありがとね。
さーーー、いよいよゴールだ!
サロ門が見えてきた。今回もサロ門は眩しかったよトモさん。
そしてゴール。
ベスパサイトーさんがリカバリーを用意してくれて竹谷さんは温かいソーメンを用意してくれてました。
もうお気づきですね皆さん。
T.D.Tは愛のある方々に支えられてます。そして縁が人を繋いでます。また100mileというものが好きになりました。
ありがとう。
来年春のT.D.Tに追加します。
疲れた顔を指摘されたらこう答えて下さい。
冷めた仕草で熱く見てるだけです。
と。
翌日こんな写真とメッセージが。
トモさんからです。
やっぱりあなたは最高ですね。
またファンになりました。