おつかれやまでございます!
今年も終わりに近いづいてまいりました。
実は知ってる方は知ってる、知らない方は知らないコレ当たり前。
ボクは現在東京にいます。週末だけ山梨に帰るいわゆるひとつの単身赴任的な感じです。
9月の初旬からなので丸3ヶ月、4ヶ月目になりました。
東京行きの話は春ぐらいからあったのですが、急に8月終わりにバタバタッと決まりまして、、、東京に出てくる朝、早朝でした。それまで見せることなかった涙を妻が流して見送ってくれたのを思い出します。息子もまだ4歳なので離れるのがとても寂しく辛くそして不安でした。
不安と言えば、、
東京での仕事は実はボクが十数年山梨でやってきたことではなくまったく別の仕事、ややこしいのですが東京でお世話になる会社の仕事を覚えて自社に持ち帰るというミッションでした。
そして9月と言えばUTMF。環境もガラッと変わり本当に出場できるのかなという気持ちが正直ありました。なんとか仕事とランニングを両立させたいという思いで東京生活が始まります。
レオパレス。おっさん2人。そう、ボクは1人ではなく会社の同僚とのワンルームな生活です(笑)
相方の名は金城くん。沖縄出身、見るからに沖縄出身。現在40歳の彼は若くして山梨に出てきて若くして結婚をし息子さんは既に働き娘さんは来年高校を卒業するという家庭の持ち主。沖縄弁と甲州弁を自在に操ります。
ボクはこの東京生活で金城くんに救われることになります。
東京での仕事が始まりメンタル的にも辛い日々が始まりました。知らない事をこの歳で覚えること、正直に書きますがボク自身が望んだものでもなかったので本当にキツかった。
UTMFも待ってくれません。都内のわからない道を、アスファルトをひたすら走りました。何度か道に迷い部屋に戻ることができなかったな(笑)部屋に戻ると金城くんが洗濯をしご飯を作って待っていてくれます。本当に本当にありがたい。これは現在も変わりません。トレイルランの事はまったく知らない彼に熱く話をしました。
金城くん、UTMFは無理かもしれない。
ここまでやってきたのに出ないとかやめましょ。やるしかないっすよ。
毎日励ましてくれて毎日生活のバックアップをしてくれました。
UTMF当日。サポート松井さんにもポロッと言ってしまいます。
地に足が着いてない感じ、スタートするような状況じゃないや。と。
そんな中走り始めます。
やれるとこまでやろう。
河口湖湖畔を無心で飛ばします。そして最初の山、足和田山入口で、、
リュージさん!!
えっ??とその先を見ると、なんと金城くんです。金城くんが応援に来てくれたのです。
マジか、、、わざわざ来てくれたのか、、
言葉にならず涙をこらえるのがキツかった。
そしてボクはここからスイッチが入ります。
…
後に金城くんに話を聞くと、そこに行くのはためらった、リュージさんは仕事で本当に悩んでたから俺を見たら仕事のことを思い出し走りに影響してしまうのではないか。けど東京でも走り続けてたリュージさんを応援したかった。
見ての通り金城くんは大柄です。レオパレスはワンルーム。寝る場所が基本ちょっとしたロフトしかありません。金城くんは気を遣ってボクをロフトに、金城くんは中途半端な広さのクローゼットに寝てます。ニュータイプのドラえもんです。
夢中で頑張る君へエールをーー
どうやらワンルームに2人ではそのエールも届かないようです。
この生活はいつまで?と聞かれたりしますが、なんならボクらが聞きたいと決まって返答します。世間の会社もこうなのかな?いつまでとかいうビジョンはないのかな?
ボクはやはり山梨で家族と一緒に生活したい。
いろいろ考えなければならない時期にきたのかななんてなことを毎日考えています。そして毎日金城くんと話してます。東京での生活はいろんな意味で刺激的ですがやはりベースがしっかりしてなくては心の底から楽しめません。
湿っぽくなりましが、先日行われた青梅ターキーも金城くんは迎えに来てくれました。
ボクはYONA YONA ALEを飲みすべてを任せてしまう酷いやつ(笑)
嫌な顔ひとつしない金城くんに甘えっぱなしではありますが本当に感謝してます。
トレイルラン業界に金城くんのファンが増えることを願います。
ありがとう。