今日はドミンゴさん主催の.:ULTRA LUNCH:. AID2に参加。
今回のテーマは「脂肪」で、いろいろと興味深い話だった。
細かい話ははしょるが(というか難しくて書くほどの知識がない)、脂肪の中でも安定しない(固形化しない)不飽和脂肪酸のほうが身体にはよいが、活性酸素と結びつきやすいリスクがある。それをスポーツすることで肉体的に、スポーツコミュニティに参加したりすることで精神的に充足させ、リスクを減らしメリットを活かすという提案で、「食事を運動で補完する」という今回のハック(コツ)は、食と肉体と精神のバランスが大切であると解釈した。
.:ULTRA LUNCH:.自体は食がテーマだが、結局は食だけの万能性をうたうわけではなく、正しい知識を得て、生活スタイル全般を見直す必要があることをあらためて気づかせてくれるとともに、ぼくらが望もうとしている100kや100Mのトレイルランニングはそれだけのケアを必要とするカテゴリーだということなのだろう。参加者のみなさまも真剣に聞き、そして考えていた印象だった。
実はぼくもジェルが苦手で、昨年のCCCにしてもハセツネにしても、20k以降はほとんど補給ができなかった。課題だなとは思いつつ、今日の話をお聞きして、走りきるためのエネルギーをつめこみ、身体に無理を効かせて完走を目指すことって、なんとなく自分のやりたいことではないなと思った。
レースを速く走る醍醐味や面白さはあると思う(←自分が遅いのでイマイチリアリティがない)。でも、それがためにジェルで胃腸不調にしてしまったりしては本末転倒。そもそもが身体が受け付けないものをエネルギーのためと無理矢理飲むなら、効率的でなくても自分の好きなものを食べながら進んだほうが精神的にも身体的にも健康だ。世の中はどうも「効率=正解」のように思われるが、無駄と思われる中に喜びがある場合もある。
ということで、UTMFはジェルなしで挑みます!
ドミンゴさんはじめトレイル鳥羽ちゃんのメンバーのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。次回も楽しみにしています。
その後、ビッグサイトに移動して東京マラソンEXPOヘ。東京マラソンは出ないし、そもそもロードはあまり視野にはいっていないのだが、MMAをはじめたことやマラソン大会関連のデザインも担当させていただくこともあり、リサーチの意味も込めて。
なにしろすごく混んでいた。東京マラソン参加者の他、レースに出ないランナー、家族連れなどでにぎわい、すごい人。限定モノを買おうと思えば、レジは20〜30分待ち! 誰がどう見たって、ランニングシーンの盛り上がりを感じずにはいられない。
ブースの傾向としては、サイエンス的な切り口で打ち出しているところが多く(これまた“効率”でしょうか。。。)、これだけ大きなマーケットにインディペンデントな存在が介在する余地はあまりないように感じた。MMAはトレイルランニングというまだ成長過程にあるカテゴリーゆえに成り立っている、と言えなくもない。
ちなみに先日MMAを掲載していただいたWWD RUNも配布されていました。ランナーのみなさま、MMAに要注目でお願いします!(MMAは基本クロススポーツ、アンチカテゴライズなのです)
混雑した会場をぐるっと一周チェックするだけでへろへろな感じだったが(残念ながら芥田さんはご不在)、いくつかヒントや刺激になることもあり、行った甲斐もあった。.:ULTRA LUNCH:.と合わせて、スポーツカルチャーに触れた有意義な一日でした。