久しぶりに夜走ってみた。
先週末までは賑わっていた目黒川沿いも、そろそろ花見客も減り静かになってきた。ちなみに目黒の桜祭りは今週末。今年の桜は本当に早かった。
23時を過ぎるとぼんぼりも消え、わずかに残っていた花見客も帰宅の途につく。人影もまばらの目黒川沿い、夜桜を眺めながらのランニングは、基本的に走ることが嫌いなぼくも久しぶりに楽しく感じられた。
いつも目黒川沿いから坂道を登り、また下るというコースを走っているのだが、夜の坂道で何故か夜中のハセツネコースがフラッシュバックした。昨年のハセツネの月の明るさと街灯の光の加減が似ていたのだろうか、一瞬奥多摩の山の中にいるように感じられた。
その時、「キングコング」(1976年)を思い出した。マンハッタンに運ばれたキングコングは、摩天楼を自分が生まれ育ったスカル島に重ね合わせる。ぼくもキングコング並み。。。
あまり山に行く機会がないせいか、心のどこかで山を望んでいるのかもしれない。しかも夜の山。ぼくはトレランレースの醍醐味は夜にあると思っているのだが、プライベートで夜の山は怖い。。。
逆に考えれば、23時過ぎても街灯がついている街中は走りやすい環境ではある。今年に入ってから朝ラン派だったけど、これからはたまに夜も走ろう。
考えてみれば、3週間後には天子山地という山が待っているのだ。