1300は特別なのである。
こちらは2000年に復刻された1300JP。13年選手だが、ソールを修理して現役で活躍中。
1985年に発売されたnew balance 1300。当時の価格は39,000円、ラルフ・ローレンが絶賛しただの、スニーカーのロールスロイスだの、様々な伝説を生んだスニーカーである。
とはいえ、ぼくはリアル1300世代ではない。1985年にはスニーカーなどまったく興味がなかったのだ。
しかし、1993年にUAに入社した後、BEAMS出身の先輩方が1300の素晴らしさを滔々と語り、気がつくとすっかりと洗脳されてしまっていた。
ぼくと1300の初めての出会いは、当時世の中的に超不評だった1300CLASSIC。それでも「1300」と名のつくスティールブルーのスニーカーは、996や576のグレーとは違う輝きを放っていた。
new balance ML71のスティールブルー、つまり1300カラーが出た。
ML71はフォアフットランナー御用達のvibram製アウトソールを装備したminimusに、クラシカルなアッパーを組み合わせた秀逸なスニーカー。minimusジャンキーも普段からチノパンに合わせて履けるトラッド感が素晴らしい。もちろんぼくも所有している。
昨秋にベージュとネイビーが販売され、それは迷いつつ見送った。しかし今回はぼくの好きな1300のカラーリング。買わない理由はない(買った言い訳)。