ふと気づけばUTMFまで二週間。トレイルランナーに会うともちろんその話題が出る。昨日のOnEdrop cafe.でもUTMFに出るトレラン仲間とがっちり握手。次に会うのは河口湖か。
ぼくもケガによる練習不足は如何ともし難いというのが正直なところだが、やれることはしっかりとやっておこうと思っている。せっかく当選してスタートラインに立つのだから、いまある状況で最善を尽くし、後悔しないようにしておきたい。
ということで(?)、先週月曜日はparkで開催された「ニューハレ×べスパUTMF対策講座」に参加した。
これがまたえらく実用的な講座で、とても参考になった。ブログに書こうと思ったのだが、MMAレポートに書こうとなんとなく思っているので(今週は決算と本業が慌ただしいのでいつアップできるか微妙ですが)、準備編2は補給について。
以前も何回か書いたけど、ぼくはどうにもレース中の補給が下手な上に胃弱で、STYもハセツネもCCC(DNF)も序盤からほとんど補給がとれなくなった。根本的な問題は胃弱という気もするが、STYの時にかなり調子が悪い状態でジェルを補給していたら、ジェルに苦手意識がついてしまった。
先日ドミンゴさんの.:ULTRA LUNCH:.に参加した際に、ドミンゴさんも同様にジェルが苦手で、それでも100マイル走りきったことが.:ULTRA LUNCH:.を立ち上げるきっかけになったという話に感化されて、UTMFはジェルを使わないと決めた。
そもそも「完走する」という目的のために美味しくもないものをストレスためながら身体に入れ続けることが正しいことなのか、というのも最近ぼくがトレランに感じるもやもやのひとつ。もちろん、「レースを速いタイムで完走する」という楽しみ方をするランナーの方を否定するつもりは全然なくて(実際トップトレイルランナーはそういうスタイルだし)、ぼくは「楽しむ」という視点で、そうしたスタイルとは異なるチャレンジが出来るのではないかと思っている。
ただ、そのために完走を優先しないわけではない。完走するために必要な要素と楽しむ気持ち。大切なのはジョー・グラントのフィロソフィーのひとつでもある「Balance」なのである。
補給に関してはparkの講習会でベスパ齋藤さんにお聞きした話がとても勉強になった。とはいえ、上記のようにUTMFはジェルを使用しないと思っているので、アレンジが必要。
トレランで消費するカロリーを距離で計算すると、いつも10kで800キロカロリーくらい消費しているようなので(GARMIN調べ)、160kで16000キロカロリー。カーボローディングで2000キロカロリーを体内に蓄積するとしても、14000キロカロリー。そんなに持って走れないでしょ。。。
エイドが10個あるので、各エイドで300キロカロリー程度補給するとして(完全な仮定)、3000キロカロリー。残り11000キロカロリー。それでもトレランは登りがあるので、さらに多くのカロリー数を必要とすることは間違いなし。現実的にはどれだけその数値に近づけつつ、携帯できる補給をするかというのが課題だと思う。
※ちなみに昨年のSTYの消費カロリーが70k地点で4700キロカロリーだった(GARMIN調べ/途中で電源切れ)。
正直なところ、それだけのカロリー数の補給をバッグに入れるのは無理。だから「ジェルを使わない」という目標は早くもあきらめて「好きなジェルを最低限」に変更。好きなジェルというのはないのだけれど、HONEY STINGERのオーガニック系はそんなに悪い印象がない。
あとは
こんな感じで市販品を探してみよう。あと二週間をきったので、探しつつ、試しつつ。
美味しいものを持って山に行くと楽しいよね。