ぼくが初めて知ったトレイルランニングのレースは、100マイルだった。
何度か書いたけど、某国営放送のUTMBのドキュメントを観て初めてトレイルランニングの存在を知った。そのドキュメントでは、100マイル(160k)の距離、しかも山岳の中という、当時ランニングもしていない自分にとってはまったく別世界の住人の話だった。ただ画面の中の人たちや景色は、運動歴なしの人間に「これはやらないといけない」という気持ちを起こさせるほどの輝きを放っていた。
最初のトレランレース、というか初めてのトレランは17kだった(死にそうになった)。そこから3年かけて25k、40k、80kと挑戦する距離を伸ばしていき、なんとなく100マイルという距離が(厳しそうだなという面で)視界に入ってきた。
そして今年の4月に初めての100マイルレースにチャレンジ。参加資格があるからという現実的な条件で参加したのだが、見事に惨敗。心身共に、ぼくにとって100マイルレースはまだまだ実力を付けてから挑戦する存在なのだと実感した。
いまのところは当分100マイルレースに参加する予定はないけど、またいつか実力をつけてから再挑戦しようと思っている。
何人かのラン友がFBでリンクしていたPatagoniaサポートランナー、ジェフ・ブラウニングの「100マイル走ることについて知っておくべき10のこと」という短いコラム(?)。転載は出来ないので、興味のある方はリンク先を読んでみてください。
ジェフ・ブラウニングはSHINさんも参加したSAN DIEGO 100Mile Endurance Runで二連覇したウルトラランナー。シンプルながら(経験したことがない人にも感じられる)重要な要素が詰まっているこの文を、100マイルレースに再挑戦する時まで心のどこかに記憶しておこう。
それにしてもアメリカンウルトラランナーは詩的。