前回は↓コチラ。
ロングクラスは7時にスタート。
昨年同様、鏑木さんとハイタッチしてからのんびりとスタートした。街中で声援を送っていただいているおじいちゃんおばあちゃんをiPhoneで撮っていたらビリになっていた(実話)。
今回のテーマは「マイペース」。先は長いので気にしない。
ハセツネの時は柄にもなく(というか来年のCCC完走のため)「18時間で完走するぞ、うっしっし」なんて考えて、自分では意識していなくても序盤はハイペースだったようで、結果的には体調不良になってしまった。今回はなにしろ完走目標。いつもの自分に戻って、マイペースを心がける。
神流のコースは序盤が苦しい。ロングクラスは距離40k、累積高低2976m。25k地点までは登り基調で、特に御荷鉾山までの10kで標高1000mを登る区間は気持ちを削る。
ぼくは走るのは苦手で、さらに登るのも苦手なのだが(ちなみに下りも苦手)、今回も序盤の登りの厳しさに何回も心が折れかける。神流は昨年も汗をかきすぎて寒くてリタイアを考えた悪い記憶があり、なんとなくいや〜な気持ちを拭えない。
序盤から1時間前にスタートしたスーパーロングクラスのランナー達が、ロングクラスの後方のぼくらをパスしていく。こうして各クラスのランナーに会えるのは神流のよいところ。セカマスさん、ちゃんぷ、石井総裁、サラミさん、実力あるラン友たちがさっそうと走って行く。
そんな中、「あ、ブログ読んでます!」と声をかけていただくランナーの方が。しかも一人ではなく、何人も!
え、だってみなさん、スーパーロングをいい感じで走っている実力あるランナーさんじゃないですか。ぼくのブログなんて遅ーいトレイルランナーが好き勝手に書いているだけで、多分参考になることなんてほとんどないと思うのですが。。。
と思いつつも、やっぱり読んでいただいていること、そしてお会いして声をかけていただくことは感涙するほどうれしかった。そして勇気づけられた。自分が好きでやっていることが、同じ趣味を持つみなさまに少しでもお役に立っていることを実感する瞬間だった。
そうだ。今回はブログを読んでいただいているみなさんのために絶対完走しよう、と思った。昨年のSTYはエイドで待ってくれている心折れ部メンバーのため。今年の勝負レースおんたけは家族のため。ぼくにとってトレイルランは自分のためというよりは、誰かのために完走したいと思ったほうが気持ちが持つ。
ツラい序盤の登りを過ぎれば、紅葉の絶景が待っている。写真では表現出来ない色彩。トレイルランニングはただのアクティビティではなく、こうして自然を愛でることが喜びのひとつでもある。
心配された雨も降らなさそうで、晴れ間も見えてきた。トレイル恐怖症もすっかり消えて(気分屋)、あらためて神流のコースの素晴らしさを実感する。ふかふかのトレイル、時には林道。登り、走り、そして下る。やっぱりトレイルランは楽しい。
終盤になると別地点からスタートしたミドルクラス(27k)のランナー達と合流する。ツラそうな方には「頑張りましょう」と声をかける。そんなぼくをハイスピードで抜くスーパーロングのランナー達は「あと少し!」と声をかけてくれる。走るコース、距離は異なれど、声をかけあいゴールを目指す。
そして街に降りれば、神流町のみなさまが手や旗を降って迎えてくれる。もちろん声援には応えないと。今年もハイタッチをして街を抜け、昨年よりちょっとだけ早くゴールした。
二回走ればもういいかなと思っていた神流マウンテンラン&ウォーク。でも、コースを走るというアクテイビティだけが神流の魅力ではない。神流という場所、時間、そして人。トレイルランに迷った時に、トレイルランの喜びを思い出させてくれる原点。そんな大会のような気がする。
もちろん来年もクリック戦争に勝ち抜いて参加しようと思う。でもミドルクラスでもいいかなw
11月10日 神流マウンテンラン&ウォーク(ロングクラス)
距離40k/累積標高約2976m/制限時間9時間
完走(7時間42分51秒)
総合順位 265位
男女別順位 214位
年代別順位 109位
2 コメント
レースお疲れさまでした!
ブログ見てますと声かけた一人です。
今度は「声かけたとブログにコメントした者です」と声かけますね(笑)
komahiroさま
レースの際は声をかけていただきありがとうございました!またスーパーペア完走おめでとうございます!神流はいいレースですね〜。また来年も出たいと思います(ミドルかなw)
また見かけたら声かけてください!