蚊取り線香塾、当日。晴天。
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「都市伝説ならぬ、山伝説。(2014.2.1 蚊取り線香塾前編)」
講習会は武蔵五日市駅前集合で、ハセツネコースを逆走。日出山-御岳山-大岳山-瀬音の湯で、約25㎞ 8時間30分ぐらいを予定。
HOKA ONE ONEの試し履き。これだけ並ぶと壮観!
集合場所で参加者のみなさまにはHOKA ONE ONEに履き替えていただき、まずは蚊取り線香さんのご挨拶。ぼくはシューズを運んでいて聞いていなかったけど、装備の話をされていたらしい。
武蔵五日市から走ってスタート。サポートは蚊取り線香塾出身の100マイラーkyowさん。うるさい現場監督(ぼくw)のもと、木戸修なみにいい仕事してくれました。
トレイルに入り、要所要所で蚊取り線香さんのテクニック講座。足の置き方や疲労を減らすテクニックなど。本当に細かいのだが、ロングレースになればこうした積み重ねがたしかに効いてきそう。
ウェアリングに関しても細かい指示を出す蚊取り線香さん。ぼくは風邪気味でウィンドストッパーを終止着ていたのだが、汗をかきすぎた。蚊取り線香さんが「上着を脱いで」というタイミングで脱いでいたら、違っていたかも。山のウェアリングは奥が深い(汗かきのぼくには長年の課題である)。
Yeti Tracksの圭介さんが撮影クルーとして同行してくれた。相変わらず軽快な走りであちらこちらと移動しながら撮影。そのうち映像で蚊取り線香塾の様子が見られるかも。
HOKA、HOKA、HOKA!
HOKA ONE ONEの川田さんも同行してくださった。トレイルでの会話はテーブルを挟んでの会話とはひと味違う。いろいろとアイデア交換&トレイル世間話。
御岳山から大岳山のトレイルは一部凍結。スタッフが先行して状況を確認しながら進んだ。この後に蚊取り線香さんの凍結路での山岳プチテクニック。なるほどという内容でした。
大岳山からは馬頭刈尾根へ。このトレイルがゆるく登り下りがあり、景色もよく、なかなか楽しい。その割にはあまり人が通らないらしく、道迷いの心配がない方ならかなりオススメのトレイルです。
最後は瀬音の湯へ。離脱者もなく無事終了。距離約26k、累積標高約1700m、時間8時間でほぼ予定通り。参加されたみなさま、おつかれさまでした。今回、初の開催ということもあり一部不手際もありましたが、参加者のみなさまが完走のヒントを何かひとつでもお持ち帰りいただけていれば幸いです。
蚊取り線香塾はおそらく他のトレイルランセミナーとは異なっていると思う。いまトレイルランをやっている方はランニングからはいった方が多いと思われるが、蚊取り線香塾は完全なアルピニスト視点。山での長距離移動をいかにダメージを少なくするかというテクニックやノウハウが中心なので、速さを求められるショート〜ミドルトレイルの大会では有効でないかもしれない。でも、ロングトレイルでは必ず活きるはず。
アスリートのように鍛え上げて、練習に練習を重ねて完走する方法も素晴らしいし、憧れる。でも、元々の資質や練習する環境など100k&100マイルを目指すランナーは様々。その中で「なにはともあれ時間内完走!」という方はおそらくたくさんいて、今回集まっていただいた方々もそうなのだと思う。名もない市民ランナー(というか山好きのおじさん)の講習会に足を運ぶ気持ち。それは本物だ。
講習会に参加していただいていた白馬国際トレイルのプロデューサー窪田さんがおっしゃった。
「渋井さん、これはオレたちの裏チーム100マイルだよ!」
表のチーム100マイルとスタイルは異なるし、実力も全然違うだろう。でも完走を目指す気持ちは同じ。蚊取り線香塾も100マイル完走を目指すチームなのだ!(そんな窪田さんもケガした足で一生懸命進まれていた。トレイルを好きな気持ちが伝わってきます)
トレイルランニングは奥深い。いろいろなスタイルがあっていいじゃない。ぼく、つまりMMAは様々な価値観に対して、常にフラットでいたいと思う。
蚊取り線香塾は蚊取り線香さんの帰国に合わせて不定期開催予定です。次回も是非ご参加ください。
追加オプション。。。
瀬音の湯でお風呂に入らない方はバスで武蔵五日市駅へ移動する予定だったのだが、バスが一時間半もなく(こちらの不手際でした。。。)、4kくらいなので走って戻りましょうと提案したら、結局みなさまが走ることになった。追加オプションの4k走、キツかったけどなんだか楽しかったです。笑顔で終えられてよかった。
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[…] ■後編: https://mountain-ma.com/bunkei/2014/02/02/katorisenko2/ […]
[…] ■前編: https://mountain-ma.com/bunkei/2014/02/02/katorisenko/ ■後編: https://mountain-ma.com/bunkei/2014/02/02/katorisenko2/ […]
[…] その様子は、MMA渋井さんのブログに前編・後編と記載されておりますのでこちらもご覧ください。(上の写真はそちらから拝借しました) ■前編: https://mountain-ma.com/bunkei/2014/02/02/katorisenko/ ■後編: https://mountain-ma.com/bunkei/2014/02/02/katorisenko2/ […]