蚊取り線香塾前からひいていた風邪がなかなか治らない。
平日は走れず、仕方がないので週末がっしり走ろうと思っていたら。。。
「20年ぶりの大雪が予想されます・・・」
と大雪予想。
「いっつもそんな予報が出ても、たいしたことないことが多いよね」
と疑っていたが、本当に大雪だった。
朝起きても頭痛がひどく、ロキソニンを飲む。もちろん雪だし頭痛だし、走る気なんてまったくなし。
昼頃になり、なにか食べないとなと思い(奥さん不在)、近所のオリジン弁当に行くと、どうも誰にも踏み荒らされた跡のない雪からワクワク感を感じる。ロキソニンも効いてきて頭痛も少し楽になってきたことから、走る気がわいてきた。
実はSTYに向けて新しいギアも購入していたので、試すいい機会である。冬山に行くのは大変だけど、近所で試せるなんてこんなラッキーなことはない。思い起こせば2012年のCCC(50kでDNF)では吹雪で、足を止めると死ぬかと思った(実話)。
証拠写真。体感温度は-10度ということだった。今年UTMBやCCCに初参加するみなさま、準備は怠らずに。
購入したのはOMM Aether Jacket。ハードシェルはイエローのOMM Cypher Smock(廃盤)を愛用中だが、かぶりなので脱ぎ着がレース時に少々面倒くさい。性能に不便は感じていないけど、STYのような長丁場のレースでは少しでもストレスを減らすため、前開きのAether Jacketを選択。
素材のE-ventはたしかにCypher Smockよりしなやかで軽い感じ。相馬選手がFBで「想像以上に通気するのでAETHERを着る場合、ミッドレイヤーは少し保温力の高いウエアを着ることをおすすめします」と書いていたので、ミッドレイヤーにはCCCでも着用したPatagoniaのR2。ボトムスはヒートテック+OMM Kamleika Race Pants、シューズはALTRA Lone Peakで雪降る街へ出発。
たしかにこんな雪は記憶にない。積もっているだけではなく、横殴りの吹雪。OMMのフードは浅めのため、眼鏡に雪がたまって視界不良になってきたので、いったん帰宅。アークのバイザーを装着し、フリースネックウォーマーはBuffに変えて(少し暑かった)、再度出発。
バイザー、調子いい。普段はヘアバンドかBuffなのでバイザーは使わないけど、悪天候の際にはいろいろと使えそう。かさばらないし、STYに持っていくこと決定。
Aether Jacketはかなりいい感じだった。E-ventの抜けのよさは知っているので風が強い天候では寒いかなと思ったけど、R2との組み合わせでは走っている限りは暑いくらい。やっぱりキャプ4を買って試してみよう。ただFBで金ちゃんがKamleika+キャプ4で少し寒いと書いていたので、走れなくなるSTY後半にどちらがよいのか、要検討。
15kくらい走ろうと思ったけど、思いのほか疲れてきたし、病み上がりということもあり無理せずに10kで終了。STYに向けていいシミュレーションが出来た。なによりもいつもの(つまらない)ご近所コースが、雪が降ることですごく楽しかった!
ちなみにランニング中に雪の中で喜んでいたのは子供と犬だけ。しかし、Facebookでは雪の中で走るトレイルラン仲間の姿が続々とアップされている。
トレイルランナーの精神構造は子供と犬に似ている。