今日、取引先様から電話を頂戴した。
「Denim Run Pantsと7pocket Run Pantsの追加は出来ませんか」という用件で、残念ながら弊社在庫なしだったのだが、せっかくの機会なので「MMAの反応はどうですか?」と営業的なことを聞いてみると、若い方に人気があるとのこと。
おっと、若い方。。。
若い方と言っても、これからトレイルランを始める方や、トレイルランをやっていないけれど興味がある方などにウケがいいらしい。それはブランドのコンセプトのひとつでもあるので、うれしいお返事だった。
先日も某スポーツ会社の方と話していたのだが、スポーツやアウトドアには「かっこいい」というシンプルな切り口が欠けているように思える。
機能、カルチャー、テクニック、etc. 専門誌やサイトを見ればいろいろなネタやうんちくがあるけど、もっとシンプルに「かっこいい」でいいんじゃないの?と最近は思っている。
こだわる人はこだわりの道を勝手に見つけるだろうし、機能好きな方は機能について研究するだろう。でも、それが「はじめるきっかけ」になっているのかというのは個人的には疑問で、「はじめてから」の話なのだろうと思う。
だからカテゴリーに触れるための、もっとライトでハードルの低い入口が必要で、まずは興味を持っていただくことが大切。MMA(というかぼく)は、そのフックのひとつがデザインだと思っている。
ショップでデザインが気に入り手に取ったアイテムがトレイルランニングをテーマにしたブランドで、そこからトレイルランを知ったり興味を持ったり。
そこから先は、まずは試していただいて(山屋さんの「ぷらぷらトレラン」のような初心者イベントもあるし)、そのままライトに楽しんでもいいと思うし(この楽しみ方は意外に受け入れられていない感じがする)、合わなければやめてもいいと思う。そして魅力を感じたなら、よりディープに楽しむ奥深さをトレイルランは秘めている。そうした魅力も蚊取り線香塾や森勝さん地図読みなど、MMAらしい切り口でフォローしていきたい。
アクティビティの楽しさはやってみれば感じることが出来る。だから「トレイルラン(ランニング)ってなんだかかっこいいね。やってみたいね」と、やったことがない方々にMMAを通じて感じていただけるといいな。まずはそこからで充分。
常に初心者の気持ちを忘れず、マニアックな探求心を備える。それはミーハー&オタクであれということ。
あ、自分のことだ。
※今日はMMA Side Mesh B.D+BYのパンツ+NB ML71。ほどよくミーハー、ほどよくマニアック。