もうひとつのブログ、文系別館(文系ランナー Annex)を更新しました。
記事の中にも書いたけど、(トレイルランが好きで)「トレイルランに関わる何かがしたい」という方がぼくの周りにはけっこういて、ぼくも同じように思っているひとり。
で、自分の何がトレイルランに役立てるのかと考えた時、やっぱりデザインなのだと思う。
先週末に初開催されたSPA TRAILの参加賞の手ぬぐいをデザインさせていただきました。これはMMAとは関係なく、本業(RASSLIN’&CO.)で承ったデザイン案件です。
ラン系の知人からご紹介いただき、最初は「手ぬぐい。。。」と悩んでいたところ、クライアント様がレースディレクターの鏑木さんとの打ち合わせをセッティングしていただき、いろいろとお話をお伺いしているうちにイメージが湧いてきた。
四万温泉から草津温泉を巡る旅であること。
したがってコース図を入れたい。
野反湖の景色が絶景であること。
いまはない六合村の名前を入れたいこと。
チャツボミゴケを見ていただきたいこと。
etc.
鏑木さんには明確に伝えたいことがあり、それを形にするのがぼくの仕事。コース図をそのまま入れても「線」なのでw 六合村が記載されている古地図をモチーフとして、そこに必要な要素を入れていった。デザインから旅という物語を感じていただけるように。
和風テイストのデザインは自分がディレクションするMMAでは使わない。でも今回は手ぬぐいというアイテム、温泉という舞台と相まって、和風がマッチしていると考えた。上記のように、クライアント様の表現したいことを形にするのが商業デザイナーの仕事なので、個人の作風が表に出すことは優先しない。クライアント様とそれを受け取る参加者のみなさまに喜んでいただけるデザインがベスト。
幸い、参加者のみなさまには好評という話が聞こえてきて一安心です。MMAとは別に、デザインだけのご依頼もお待ちしています。自分が出来る、そして好きなデザインでトレイルランに貢献できるのは楽しい。
ちなみにこちらも以前文系別館に書きましたが、今月開催された柴又100Kのロゴ&イメージビジュアルもデザインを担当させていただきました。
そういえば奇遇にも両方和風だ。前に所属していた会社がなにかと和風好きだったので、実はぼくもこっそりと和風好き。