Trails Endurance MagのFBページで見つけたこの一枚。
蚊取り線香塾Buffをあたまに巻いたSさん。手に持ったいくつもの日の丸には寄せ書きがいっぱい。そして、そのSさんに拍手を贈る沿道の方々の姿。フィニッシャーを着ている方もいれば、トレイルランナーではなさそうな方もいる。
Live Trailを見たら、Sさんは45時間49分、つまり制限時間11分前での完走だった。
100kだって120kだって100マイルだって、楽に完走できる距離ではない。ましてやモンブランを巡るトレイルである。ランナーは応援してくれる方々の気持ちを背に走り、街に戻ってきたランナーには多くの方々が最後の一人まで敬意の拍手を贈る。トレッキングが文化として根付いているシャモニーでは、トレイルランをしていてもいなくても、このレースが偉大なチャレンジであることを知っているのだろう。
まさに、UTMBの魅力が詰まったいい写真。
今年は心折れ部からはミックスさんとマエダマンがUTMBに参加した。
ミックスさんは2012年にUTMBを完走するも、この年は悪天候でコースが100kに短縮された。「やっぱり本コースを完走したい」。そんな熱い気持ちを抱いて、今年もあらためてUTMBにチャレンジ。
マエダマンは2012年CCC、昨年TDSを完走し、今年いよいよUTMBに挑戦。普段は大きなことを言わないマエダマンだけど、しっかりと目標を決めて黙々と努力する姿は見習わないと、といつも思う。なにしろ心折れ部が出来た頃は「遅い」と言われていたのだ。
ミックスさんはレース前半からチョーケイを痛めていたらしい。マエダマンも疲労と痛みでかなり精神的にツラい状況だったようだが、二人ともふんばって見事フィニッシュ!ミックスさんもマエダマンも仕事が忙しい中、練習もままならなかったと思うけど、完走本当におめでとう!素晴らしい!
UTMB、CCC、TDSには蚊取り線香塾生含めて多くのラン友が参加した。完走した方、出来なかった方、結果はともあれ、今年も多くのドラマと勇気と浪漫をいただいた気がします。
そういえばみんな口を揃えて「ツラい」というレースなのに、FBにあがってくる写真は笑顔が多かった。トレイルランってそんな感じで、その夢の舞台がUTMBなのだなと思う。やっぱりUTMBはいいな。来年はシャモニーに行きたい。