2月14日、バレンタインデー。
千葉県で開催された房総丘陵トレイルランレースに参加してきた。
昨年、一昨年とあまりレースには出ていなかったのだが、レースはトレイルランニングの喜びのひとつでもある。今年は初心に戻りつつ、出たことがない大会に参加しようと思っている。人気大会を避ければクリック戦争に参加しなくて済むし、抽選に至っては5連敗だし。
ということで、まずは近場の千葉県。千葉の山は行ったことがないし、30kも距離とほどよく、気軽にエントリーしたのだが。。。
当日は雨(暴風雨→曇り)模様。行きはアクアラインが通行止めで、東京湾をぐるりと回って大会会場へ。10時スタートが30分遅れに変更になったものの、かなり余裕のあるスケジュール。
現地では友人知人と世間話をして、30kを楽しむ気持ちでスタートを迎えたのだが、何故か序盤から体調が悪い。
コース自体は天候で随分と印象が変わるのだろうという印象だった。雨天で一部コース変更になったらしく、ロードが多かったけど、逆に走りやすいとも言えるし、急登、急下りなどテクニカルな場所や沢沿い、トンネルなどロケーションが面白く、低山で距離は短めながらもバリエーション豊か。
体調はどんどん悪くなり、補給をしても身体が動かない。実際は暖かいのに寒気を感じたり、途中からは「いつ止めるか」とずっと考えていた。
そんなネガティブな気持ちをスタッフの方々の「がんばって」の声が踏ん張らせてくれた。おじさん、おばさん、若い人たち、みんなが通り過ぎるランナーに声をかけている。一部超暴風だったり、足場が悪かったり、スタッフの方々も大変だっただろうに。
そんなこんなでヨロヨロと進みながら、最終関門の延長もあり、なんとかゴールしたのは制限時間30分前だった。完走できてよかった。。。
スタート前に美味しそうな香りを漂わせていた地元のおばさま方お手製の里山カレーは残念ながら体調不良で食べられず。。。そもそも楽しみにしていたエイドの「手作りチョコブラウニー」すら食べなかった。。。
自分の体調不良はさておき、全体的にはよい雰囲気のレースで、メジャーレースとは異なった味わいがあった。手作り感といったら失礼かもしれないけど、その分スタッフとランナーの距離が近いように感じた。
と、思っていたらレース後に主催者「Fields」さんのFacebookに下記のような投稿が。
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今回ボランティアとして大会に関わってくれている方からこのようなお話がありました
スタッフの多くはボランティアとして好意で献身してくれている方々ですし、気持よく「楽しかったね!」と仕事を終えて欲しいと思っています
なので、この話を聞いてとても悲しい気持ちになりました
事務局としても今まで以上に選手に対してマナーに対して声を高くしていきたいと思いますが、選手のみなさん、どうかスタッフの気持ちも考えられる余裕を持ってみて下さい
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レース中に、不満や暴言をコース上に立ってるボランティアや、スタッフに吐き捨てて行く人。
エイドに着いて、置いてある物資をわしづかみして、何個か落としても気にもしない人。
ロードのマラソン大会と同じように紙コップを走りながら捨て去る人。
今回は、スタッフがここで飲んで紙コップは置いてってくださいって走りながら2個持ってった人に呼び掛けたら、紙コップを投げつけてきた(´д`|||)
確かにお金払ってレースに出てるんだろうけど・・・
何か違うと思わないだろうか
もちろんそんなことするのは一部の人たちだけでみんながそういう人たちではないし、逆にとても丁寧で礼儀正しい人たちだって沢山いる。少しでも、こういう事が減ってマナーが良くなる事を願っています。
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アプローチのよさやほどよい距離からか、トレイルランニング初心者が参加しているのかもしれない。でも、参加するからにはそのカテゴリーのモラル&マナーを学んでから参加して欲しいと心から思う。野球やサッカーだってルールやモラル&マナーを知らずに参加したら周りの選手やスタッフに迷惑をかけるよね。
Facebookにも書かれているように、そういう人たちは本当に一部だと思う。ぼくの周りにはそんなランナーはいない。多分、自分では悪いと思っていなかったり、もともとそういう気遣いが出来ないのだと思うので、ぼくらも見かけたら注意しましょう。それが長い目で見ればトレイルランニングのため。
自分ひとりが主役ではなく、ランナーもスタッフもお互いリスペクトし合う気持ちが大切。速くてもモラル&マナーがなっていなければ、誰からもリスペクトされない。