ようやくMMAとジョー・グラントのAlpine Worksとの新しいライン「MMAW」が発売になった。
ジョーが「ぜひ作って欲しい!」と熱望したジョガーパンツが少し入荷が遅れていて、WEBストアでの発売はその後なので、今週末くらい?
予定が決まったら、いつものようにFBページでご案内させていただきます。もう少々お待ちください。
さて、時間が少し空いたけど、前回の続き。
「自然に囲まれたコロラドに住み、世界中にファンがいる実力派ランナーのジョー・グラントと、東京に住み、ワーカホリック気味ながらトレイルランを愛好する一市民ランナーのぼくが、何故共に新しいラインを始めることになったのか。」
ぼくがジョーを知ったのは2013年4月にRun boys! Run girls!主催、OnEdrop cafe.で開催されたトークショー「badass! #2 Joe Grant」だった。
「フィロソフィー(badass! #2 Joe Grant)」
ジョーに関してすごく詳しかったわけではなく、個性的で雰囲気のあるトレイルランナーという印象を持っていた。
でもイベントでの内容は素晴らしいもので、ジョーのフィロソフィーであるWORDとPHOTOGRAPHを見ながら、ジョー自身がその意味合いを話していくというものだった。
ジョーは当時まだ29歳。自分がその歳の時なんて、フィロソフィーなんて全然考えていなかっただろうな、なんて思いながら、記念写真を撮って終了。
次に会ったのは1年後の2014年4月。UTMF/STYの前に開催されたBuffのイベント「RUN with NON FLAT ATHLETE」。
「走ることは楽しい(RUN with NON FLAT ATHLETE)」
Buff® Pro Teamのトニー(アントン・クルピチカ)、ジョー、ヌリア・ピカスと一緒に西湖近辺を走るというイベントで、ミーハーなぼくは自費で参加w
イベント自体はすごく楽しく、そういえばスリピ松井さん、ランブラーさん、なみねむさん、エマちゃんなどMMAブロガーもけっこういたな。みんなミーハー!(そういうのも楽しい)
その時にまだ発売前のMMA Denim Run Pantsのサンプルを履いていたところ、ジョーが「I like your shorts!」と声をかけてくれた。
MMAの認知度は今に比べると全然なかったのだが、トップランナーのジョーが自分の作ったアイテムに興味を持ってくれたことはとてもうれしく、同時に「やってきたことは間違っていない」と(少し)自信になった。
イベント終了後に、(英語で)「素材は?」「運動できるの?」なんて言葉を交わした。まだサンプルしかなかったので、製品が上がったから贈呈しようとこっそり思っていた。
その年のUTMBにジョーはトニーのサポーターとして参加。サンウエストの川田さんもシャモニーに行くというので、製品として上がってきたデニムランパンを持っていってもらった。川田さん、荷物とお手間増やしてしまいスミマセンw
ふたりはトップランナーでいろいろなブランドからサポートを受けている。もちろんそんなことは承知しているので、ぼくは商売っ気ヌキで(そもそもMMAのやることは「やりたいこと」優先で商売っ気薄め)、自分が楽しいから、ふたりが喜んでくれるからという気持ちからの行動だった。
いい思い出、というやつだ。
それからは自分からジョーに連絡することもなく(そもそも英語ができない)、トレイルのメディア越しに活躍を見ていた。一市民ランナーのぼくにとっては、ジョーは「メディアの向こう側」の人なのだ。
そして2015年10月。Facebookに英語のメッセージが届く。ジョーからだった。
「If you guys do any collaboration work on products?」
!
(続く)