前回、前々回と、トレイルにおけるトレイルランナーのモラル&マナー問題について書いた。
その記事に、下記のようなコメントをいただいた。
「別にハイカー優先って訳じゃないし、そもそも登らなければ解決。体力無いのに無理して登らなくてもいいのでは?
どうしても登りたいならトレイルランナー見えたらだまって茂みに避けなさいよ。」
かなりビックリした。
トレイルランニングを始めて8年目になるが、いままでこのような意見を持ったトレイルランナーに会ったことがなかったからだ。未知との遭遇!
この方はトレイルのモラル&マナーを知らないわけではなく、必要ない(もしくはトレイルランナー優先のモラル&マナーであるべきと)と思っているらしい。つまり、確信犯。
体力のない人は山に登ってはいけないのですかね?
そもそもトレイルって誰のものなのですかね?
言ってみれば土地所有者(国や自治体かもしれない)のもので、それをぼくらは使わせていただいている。つまり公共の場であり、社会そのもの。だから平等であり、お互いの気遣いとモラル&マナーが必要になる。
と、ぼくは考えている。
みなさんの周りに「トレイルランナーは体力があって速いから優先されるべき」と考えている方はいますか?
そんな人がいたら、ぼくは同類にされたくないですね。
15 コメント
体力に自信(余裕)が、ある方が、譲るのが当然では? 男として情けない発言ですよね。
森様
コメントありがとうございます。ぼくもまったく同じことを考えていました!体力があるからこそ、周りへの気遣いができるべきですよね。なんなら余った体力でトレイル整備とかすればいいのに。
スノボーが流行り始めた頃はスノーボーダーもかなりスキーヤーから嫌われてました。が、今は良い感じで共存できているような気がします。
新参者が嫌われるのは致し方ないでしょうし、ある程度時間が必要なのかも知れません。
自分はハイカー出身のトレイルランナーなので、ハイカーの気持ちもわかります。やはり両方経験してみるのが一番と思います。のんびりと山を登る楽しさも知ってもらえればいいのですけど。
ヤマ大好き様
コメントありがとうございます!ハイカーとトレイルランナーは共存できるんですかねー。問題はずっとあるのに全然解決されず、光明が見えづらいですね。どこかで関わる人たちすべてで取り組まないといけない時期が来ると思います。ぼくものんびりハイキング好きです!
いつも楽しく拝見しています。
この方の理屈だと、私のような遅いトレイルランナーも山には入れなくなりますね。
強くて速い一部のランナー以外は道を譲らなければならない。
ハイカーさんや他のランナーのことは邪魔だと思って走ってらっしゃるんでしょうか。
こんな風に思ってる方も、少なからずいるとゆうことですね。
残念です。
色んな世代の登山の方とお話するのも楽しい時間だと思いますが。
イトウ様。
コメントありがとうございます!一部の方とはいえ(だと思います)、このような考え方の方がいるのにビックリしました。もしかしたら氷山の一角ではないですが、書かれている通り少なからずいるのかもしれません。
ここまで極端な考え方はもはや説得不可能のように思えるので、さっさとトレイルから離れて欲しいです。
凄いコメントですね。
トレイルランから登山で厳冬期3000m
の山へ行くようになった者ですけど、
圧倒的にトレイルランする人の思考に
高重量背負ってトレーニング(歩荷)してる人の視点皆無なんですよね。
自分達も走ってトレーニングしてるのにも
関わらず。。
書き込みされてる人のコメント見ると
登山=ハイキング→体力無いって思考がそもそもありえません 笑
トレランしてる人が30kg位背負って
登山道高速で走ってすれ違う怖さとか体験してくださいと言いたいです
hideaki様
コメントありがとうございます!たしかにコメントされている方は「重い荷物を背負って山を登る」経験はなさそうですね。速く走る、重い荷物を背負って登山を楽しむ、楽しみ方は人それぞれだと思いますが、そこにお互いへの思いやりや守るべきモラル&マナーがなければ、無法地帯、憎みしの集まる場になってしまいますね。解決策が見出しにくいだけに、奥深い問題だと感じています。
こんにちは、はじめまして。この議論に関する始めの書き込みを見てから、古くからある議論だし荒れないといいよね。と思っていましたが。ごく個人的にはトレイルは歩くものだと思っていますが、トレイルランを否定する気持ちは無く、向こうから走って来た方が歩いてすれ違って頂けると嬉しいなと思い、逆に向こうは下りなのに勢いのまま走ってすれ違って行かれると、残念な気持ちになる。そんな感じです。引用されていたもとの書き込みも登山者同士のグチみたいな感じでランナーさんの目に触れることを意識して書いた物とも思えず、ああ書かれれば感情のままに今回のようなレスをする方もあるのかなと思いました。
のり様
コメントありがとうございます!自分の経験では、こちら(走る立場)がモラル&マナーを守れば、登山をされている方たちも気持ちよく接してくれることが多いように感じます。お互いに気遣う気持ちを感じれば、気持ちよく山の楽しさを共有できるようになる気もするんですけどね。今は少しでもできることをやっていくしかないですね。
自然に対して、人に対して、謙虚な気持ちを無くしてはならないと思う。山と人に敬意を払えてこそ本当の意味で「強いランナー」だと思います。えてして表題のかたの伸びしろはもう無いんじゃないかな。
Jin様
コメントありがとうございます!本当にそうですよね。速い遅いなんて狭い了見の話だと思います。世の中にはいくらでも速い人はいるし、そういう方たちの中にもハイカーを大切にする方もいる。速い遅いの問題ではなく、個人の資質の問題ですね。多分普段の生活も傲慢で不幸せなんだと思います。
いつも楽しみに拝読させていただいています。
こういったマナーの問題はいつもいつまでなかなかスッキリ解決しないですね。
トレイルは非日常的な空間ですが、日常に照らして考えるとどういう行動をとればいいか自ずとわかるんじゃないでしょうか。
例えば駅やデパートの階段で荷物を持って上っている人に対して急いでいるからといって「どけどけ!!」となりますかね?
歩道を走ってるランナーは歩いている子供たちに「ゆっくり歩いてるならどけどけ!!」となりますかね?
歩道を爆速する自転車に恐怖を感じることはないですか?
個人的な理由で急いでる、走ってる人が優先されるってことはないんじゃないですかね?
山も一緒じゃないですか?
マナーって自分を優先することじゃないと思うんですよね。譲る方も譲られる方も「ありがとう。」があれば解決すると思うんですけどね…
トレラン事情を調べている時、不思議な書き込みに出会いました。どうみても「ツリ」にしか思えないですが、ツリとして元ヤマやからコメントします。
■「別にランナー優先って訳じゃないし、そもそも走らなければ解決。体力あるのに無理して整備された登山道を走らなくてもいいのでは?
どうしても走りたいならだまってハイカーの見えない茂みに突っ込みなさいよ。」
ハイカーで混雑した登山道を走るのが分かりません。そんなに面白いんですかね?
体力あるならブッシュに突っ込んでください。当方の経験では1日4kmが相場だったですね。突破できたら達成感ありますよ。ろくに荷物持たないんだからもっと早く突破できるでしょう。ま、いずれにせよヤマアラシだからおすすめはしませんが。
■2010年ころ初めてトレランランナーに出会いました。狭い道ではなかったけど、止まって道を空けてくれました。当然挨拶も。こちらが恐縮するくらいで、こういうスポーツなら共存できると思いました。ここ1,2年よく出合うようになって、大会にも出合いましたが、押しのけられるようなことはないです。ただ、挨拶する人もいるが、まったく無視の人もいる。これが何故かというのが調査の発端でした。
どうも、山の会などできちんと教育訓練されている人はちゃんと挨拶する。流行やファッションから入った人は挨拶しない(ハイカーもそうです)。あるいはプアイベートなグループで走るひとは挨拶しない。今の所こんな結論ですが、どうでしょう。
コメントに気付くのが遅くて申し訳ございません。こうした問題はずっと続いていて、正直なところ改善しているようには思えません。トレイル専門店やきちんとしたトレーナーはマナーを伝えますが、そうした接点のない方々や理解できない方も常に一定数はいるのが現状だと思います。特効薬的な改善策は見当たらず、地道に広げていくしかないのかなとも思いますし、難しい問題です。