FunTrails 名栗(FunTrails Round 名栗トレイルランレースin飯能:FTR名栗)に参加。
ご存知おっくんこと奥宮さんがプロデュースする飯能を舞台とした25kのトレイルレース。今年で3回目の開催で、ぼくは初参加。
25kというとトレイルでいえばショートレースの部類だけど、距離だけで判断できないのがトレイルランニング。大切なのが累積高低。FTR名栗は累積高低1900mで、1kあたりの累積高低は
FTR名栗:約76m
単純に比較はできないけど、国内のメジャーレースをみてみると
ハセツネ:約64m
ハセツネ30:約56m
平尾台トレイルランニングレース:約63m
スリーピークス八ヶ岳トレイル38k:約71m
北丹沢12時間山岳耐久レース:約65m
白馬国際トレイルラン:約45m
IZU TRAIL Jurney:約60m
(※累積高低は割りと情報が曖昧で、間違っている可能性もあります)
と、比較してもなかなかの数字。つまり、短いながらも登るレース。
天気もよく、というかよすぎて暑そうな予感。ぼくは推定世界3位の汗かきなので、対策が必要だ。最近のレースでは脚の攣りに悩まされている。
作戦としては、
・スポーツ麦茶
・Meitan 2RUN
・OS-1ゼリー
・心拍を上げすぎず、マイペースで進む
・もうこれ以上登りはないというところまで飛ばさない
で乗り切る。
午前8時に約400人がスタート。制限時間7時間で、あわただしくないのも近郊短距離レースのよいところ。
まずは名栗湖畔のロードを4kほど走る。おそらくトレイルまでにバラつかせるように設定されているのだと思うけど、ぼくはキロ7分ほどで進む。先は長いしマイペースが一番。
それでもトレイルの入り口から白谷沢(絶景!)まで大渋滞。ぼくはかなり後方で(多分しんがりから20人くらい)、予想以上に進まなかった。絶景を愛でながら進むのをのんびり待つ。
渋滞は抜けたが、なんとなくA2有間峠の制限時間が気になってくる。A2有間峠は15k地点で12時30分の関門。日向沢ノ峰(1356m)までずっと登り基調なのでペースが上げにくそう。大丈夫かな。。
登って登って日向沢ノ峰を超えるとようやく下りになるので、そこそこがんばって走る。A2有間峠に到着したのが12時20分。ギリギリだよ!と思ったけど、渋滞が考慮されて13時まで延長になっていた模様。
さて、最高地点が1356mなのに、累積高低が1900m(ぼくのSUUNTOで1954mだった)もあるということは、細かい登り下りが多いということ。下っては登り、また下っては登る。脚が終わるより先に気持ちが折れそう。。。
何度もお会いしたカメラマンさん。重そうな撮影装備を持っていても軽快に登ったり下ったり。さすが!
このコース、トレイルランニングの面白さが詰まっているように感じた。笑っちゃうような急登あり、足場に注意必要なトレイルあり、気持ちよく走れるシングルトラックあり、最後の下りは思いっきり飛ばせるし、なによりも景観が楽しめる。
暑さ対策が功を奏して、マイペースで進みながらもなんとか制限時間20分前に完走。国内レース連敗中だったので、久しぶりの完走で一安心。前日は緊張した!
さて、フィニッシュして車にザックとサンバイザーを置いて風呂に行こうとした時、後半途中で話しながら一緒に進んだランナーさんとバッタリ。声をかけたら「着替えるの早いですね」とのお言葉。いえいえ、この格好で走ったんですよ。
着ていたウェアは2014年に発売したデニムプリントパネルTシャツと、近日発売予定のhuntstored.さんとのコラボランパン。1940年代のヒッコリーをプリントして、ペインターパンツ風にアレンジしている。ハンマーループも付いています(ハンマーはかけないでください)。
さすがMMA。トレイルでも街でもイケることが実証されました。FTR名栗ではMMAを着ていただいているユーザーさんも多く、感謝です。
さて、レースではスタッフさんの応援にも助けられたし(顔馴染み多数)、ぼくの周りのランナーさんたちはハイカーさんにしっかりと気を使っていたし、トレイルランニング好きが集まる大会という印象だった。
トレイルランニングの苦しみも楽しみも味わえる濃縮された25k。まさに小粒でもぴりりと辛い“ピリ辛レース”。オススメです。
フィニッシュ後はおっくんとUTMF二十曲峠エイドでの再会を約束。がんばってくださいね。スタッフのみなさま、参加されたランナーのみなさま、おつかれさまでした。またどこかのトレイルでお会いしましょう。